JIS E 2001 最新規格 電車線路用語|JIS規格 一覧|改正 更新情報|制定
JIS E 2001 電車線路用語の規格 JISE2001の一覧・分類,電車線路一般,架空電車線設備,導電レール,帰線路,き電システム,特性,基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!
JIS E2001:2002の規格は,普通鉄道の電車線路に関する用語及び定義について規定。
ページコンテンツ
- 1 電車線路用語 規格 一覧表
- 2 最新 JIS E2001 規格の詳細 更新日 情報
- 3 適用範囲 [1]
- 4 引用規格 [2]
- 5 分類 [3]
- 6 用語と定義 [4]
- 7 a) 電車線路一般 (general terms)
- 8 b) 架空電車線設備 (overhead contact line equipment)
- 9 c) 導電レール (conductor rails)
- 10 d) 帰線路 (return current circuit)
- 11 e) き電システム (electricity supply system)
- 12 f) 特性 (characteristic and test)
- 13 g) その他 (component fittings and other)
- 14 鉄道 線路関連 主なJIS規格 一覧
電車線路用語 規格 一覧表

電車線路用語の一覧
最新 JIS E2001 規格の詳細 更新日 情報
JIS E 2001:2002の最新の詳細や改正,更新日の情報!
JIS 改正 最新情報
| JIS規格番号 | JIS E2001 | JIS改正 最新・更新日 | 2002年01月20日 |
|---|---|---|---|
| 規格名称 | 電車線路用語 | ||
| 英語訳 | Electric traction contact lines – Vocabulary | ||
| 対応国際規格 ISO | |||
| 主務大臣 | 経済産業 | 制定 年月日 | 1963年12月01日 |
| 略語・記号 | No | JIS E2001:2002 | |
| ICS | 01.040.45,45.080 | JISハンドブック | 鉄道:2019 |
| 改訂 履歴 | 1963-12-01 (制定),1966-12-01 (確認),1969-12-01 (確認),1972-03-01 (改正),1975-02-01 (確認),1978-02-01 (確認),1980-11-15 (改正),1985-11-01 (改正),1989-01-01 (改正),1994-04-01 (改正),2002-01-20 (改正),2007-02-20 (確認),2011-10-20 (確認),2016-10-20 (確認) | ||
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
適用範囲 [1]
この規格は,普通鉄道の電車線路に関する主な用語と定義について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。
IEC 60050 (811) : 1991 International Electrotechnical Vocabulary-Chapter 811 : Electric traction
(MOD)
IEC 60913 : 1988 Electric traction overhead lines (MOD)
引用規格 [2]
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 3803 がいしとブッシング用語
JIS E 2101 みぞ付き硬銅トロリ線
JIS E 2201 電車線路用架線金具
JIS E 2219 電車線路用セクションインシュレータ
JIS E 2220 電車線路用より線スリーブ
分類 [3]
用語の分類は,次による。
- a) 電車線路一般
- b) 架空電車線設備
- c) 導電レール
- d) 帰線路
- e) き電システム
- f) 特性
- g) その他
用語と定義 [4]
用語と定義は,次による。
なお,対応英語を参考に示す。
備考1.用語と定義で,( )を付けた部分は,紛らわしくない場合は,省略してもよい。
備考2. 用語欄で,用語の下の( )内のかな書きは,「読み方」を示す。
備考3.用語欄で,用語の下の[ ]内は,別称である。
備考4. 定義欄で,部品名の後に続く[ ]内は,別称である。
備考5. 定義欄で,定義の後に続く( )内は,その用語の参照とする付図又は引用規格番号を示す。
備考6. 対応英語(参考)欄の[ ]内は対応国際規格の用語番号を,次の例によって示す。
例1. [811-33-05] IEC 60050 (811) Section 33-05
例2. [913-1.2.1] IEC 60913-1.2.1
備考7. 電車線路用架線金具については,JIS E 2201を参照するのがよい。
a) 電車線路一般 (general terms)
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 1101 | 電車線路 | 集電装置を通じて車両に電気エネルギーを供給する導体システム。 | contact line [811-33-01] |
| 1102 | 架空電車線路 | 架空電車線,き電線,帰線,支持物,接地線と関係する設備を含むシステムの総称。ただし,線路外に離れたき電線には適用しない。 | electric traction overhead line [913-1.2.1] |
| 1103 | (架空)電車線 | 上部車両限界の上方(又は側方)に設置し,屋根に取り付けられた集電装置を通じて車両に電気エネルギーを供給する電線。 | overhead contact line [811-33-02] |
| 1104 | 架空単線式電車線路 | 1系の架空電車線を設け,走行レールを帰線路とする電車線路【付図1.1参照】。 | single overhead contact line |
b) 架空電車線設備 (overhead contact line equipment)
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 2101 | 直接ちょう架式 [直ちょう式] | 直接ちょう架式[直ちょう式]とは,1本のトロリ線だけからなる架線方式(付図2.1参照)。 | single tramway-type equipment, trolley wire [811-33-03] |
| 2102 | 直ちょう式ダルトロリ | 直ちょう式ダルトロリとは,相近接する同電位の2本のトロリ線からなる直ちょう架線構造。 | double tramway equipment [811-33-04] |
| 2103 | カテナリちょ架式 | カテナリちょ架式とは,1本又は2本のトロリ線が1本以上の(線路方向の)ちう架線からちょう架されているタイプの架線方式。 | overhead contact line with catenary suspension, overhead contact line with longitudinal suspension [811-33-05] |
| 2104 | シンプルカテリ | シンプルカテリとは,1本のちょう架線と,それによって直接ちょう架されてる1本のトロリ線から構成される架線構造(付図2.2照)。 | simple (catenary) equipment with single contact wire [811-33-09] |
| 2105 | ダブルトロリ | ダブルトロリとは,1本のちょう架線と,それによって直接ちょう架されてる2本のトロリ線から構成される架線構造。 | simple (catenaly) equipment with twin contact wires [811-33-10] |
| 2106 | ツインシンプカテナリ | ツインシンプカテナリとは,2本のトロリ線が,2本の同一ち度,レール面上,同一さのちょう架線によってちょう架されているタイプの線構造(付図2.3参照)。 | doulble catenary equipment [811-33-11] twin simple catenary equipment |
| 2107 | コンパウンドテナリ | コンパウンドテナリとは,(主)ちょう架線からちょう架された1本の補助ちょ架線によって1本又は2本のトロリ線がちょう架されいるタイプの架線構造(付図2.4参照)。 | compound catenary equipment [811-33-12] |
| 2108 | 斜ちょう式 | 斜ちょう式とは,1本又はそれ以上のトロリ線が,路線の中心線にほぼ一するような経路をたどるように,傾斜したハンガによてちょう架線からちょう架されているタイプの架線造。 | inclined catenary, skew catenary, curvilinear catenary [811-33-13] |
| 2109 | 多角張り電車線 | 多角張り電車線とは,曲線において隣接支持物間はそれを結ぶ一連の直線で成され,水平面において多角形を形成し,各径間のハガは同一垂直面にある架線構造。 | polygonal equipment [811-33-14] |
| 2110 | 2変形Y形カテリ | 変形Y形カテリとは,トロリ線が支持点付近だけ,短い補助ちょう架線[Y線から1本又はそれ以上のハンガによってちょう架されいるタイプのシンプルカテナリ。 Y線は,(主)ちょう架線支持点の両側でそれぞれ(主ちょう架線に接続されている。 | stiched catenary suspension [811-33-17] |
| 2111 | 剛体ちょう架式 | 上部に剛性導体を設け,その下部にトロリ線を固定す方式。 | overhead rigid conductor equipment |
| 2201 | ちょう架線 | ちょう架線とは,1本又は2本のトロリ線を直接又は間接にちょう架す(線路方向の)より線。 | catenary, messenger wire (USA) [811-33-06] |
| 2202 | (主)ちょう線 | ちょう線とは,補助ちょう架線をドロッパによって支持するちょう線。 | main catenary, principal carrier [811-33-07] |
| 2203 | 補助ちょう架線 | 補助ちょう架線とは,主ちょう架線からちょう架され,1本又は2本のトロリをハンガによって直接ちょう架するちょう架線。 | auxiliary catenary, auxiliary carrier [811-33-08] |
| 2204 | トロリ線 | トロリ線とは,架空電車線において集電装置が接触する電気導体(JIS E 2101参照)。 | conact wire, trolley wire (USA) [811-33-15] |
| 2205 | 剛体電車線形材 | 剛体電車線形材とは,導線性と剛性をもつトロリ線架設用形材。 | trolley bar |
| 2206 | Y線 | Y線とは,変形Y形カテナリ式電車線に用いる短い補助ちょう線。 | stitch wire [811-33-18] |
| 2207 | バイパスき電線 | バイパスき電線とは,駅構内の電車線がその両端にあるセクションによって気的に絶縁されている場合,その二つのセクションの方どうしを接続する電気導体。 | by-pass feeder [811-33-16] |
| 2208 | 架空地線 | 架空地線とは,雷に対して架空電車線を防護するために,その上方に設された接地金属電線。 | lightning protection cable (in electric traction) [811-33-58] |
| 2301 | 支持物 | 支持物とは,架空電車線の導体とがいし連を支持する部品。 | supports (in electric traction), structures [811-33-19] |
| 2302 | 電柱 | 電柱とは,かた(堅)木,コンクリート又は鋼鉄(鋼ラチス構造含む。)の主支持物。 | pole (in electric traction), mast [811-33-20] |
| 2303 | 基礎 | 基礎とは,支持物を建植するための構造物。一般的にはコンクリト構造で安全性を確保するために全部又は一部を地中埋めてある。 | foundation [913-1.2.18] |
| 2304 | 支線 | 支線とは,電柱又はブラケットを安定させるために用いられる(力調整装置又は電線の張力によって)張力のかかった棒単線又はより線。 | stay (in electric traction), tie, guy [811-33-47] |
| 2305 | ブラケット | ブラケットとは,電柱から線路直角の方向に突き出た1本又はそれ以上部材からなる支持物。 | cantilever (in electric traction) [811-33-30] |
| 2306 | 可動ブラケット | 可動ブラケットとは,架空電車線の線路方向の動きを許し,限定的ではある上下方向の移動調節も可能とするブラケット。それはに取り付ける(付図2.5参照)。 | hinged cantilever [811-33-31] |
| 2307 | スパン線 | スパン線とは,通常は電気的に絶縁され,線路に交差して架設された線又はより線。 - 1本又はそれ以上の架空電車線を支持するもの(スン線ビーム)。 - 横張力を受け止めるもの(振止めスパン線)。 | cross-span, span wire [811-33-34] |
| 2308 | 門形支持物 | 門形支持物とは,線路を横断するビームと線路の両側に建植された柱かなる支持物。 | portal stracture (in electric traction) [811-33-38] |
| 2309 | スパン線ビーム | スパン線ビームとは,ビームがスパン線に置き換えられた支持物。 | head-span suspension [811-33-39] |
| 2310 | 張力調整装置 | 張力調整装置とは,電線の張力を調整できる装置。 | tensioning equipment, tensioning device, tensioner [811-33-45] |
| 2311 | 自動張力調整置[テンショバランサ] | 自動張力調整置[テンショバランサ]とは,ある温度の範囲内では,自動的に電線の張力を一定に持する張力調整に用いられる装置(付図2.6参照)。 | automatic tensioner [811-33-46] |
| 2312 | 重錘式自動張調整装置 | 重錘式自動張調整装置とは,釣合い錘によって電線の張力を一定に保つ,電柱に取付けられた自動張力調整装置。 | balance weight tensioner [811-33-48] |
| 2320 | 自動張力調整き電線 | 自動張力調整き電線とは,自動張力調整装置によって張力が調整されるトロリ線はちょう架線。 | auto-tensioned conductor [811-33-49] |
| 2321 | 固定引留式電線 | 固定引留式電線とは,張力の調整が自動張力調整装置によって行われない線。 | fixed termination conductor, fixed equipment [811-33-50] |
| 2322 | わたり線 | わたり線とは,トロリ線がある角度で交差する場所に使用され,いずのトロリ線に沿っても集電装置がしゅう動できるようなっている装置。 | overhead crossing [811-33-41] |
| 2323 | フロッグ | フロッグとは,二つの架空電車線の分岐点で用いられ,集電装置が通できるようになっている装置(付図2.7参照)。 | frog (for tramway or trolleybus) [811-33-42] |
| 2324 | クロッシング | クロッシングとは,トロリ線の交差箇所において,交差するトロリ線の相位置を保持する金具(付図2.8参照)。 | crossing (for tramway or trolleybus) |
| 2325 | 交差分岐 | 交差分岐とは,架空電車線の分岐点のタイプの一種で分岐線路のトロ線が主線路のトロリ線の上を乗り越える分岐。 | cross-over junction (for tramway or trolleybus) [811-33-43] |
| 2326 | 無交差分岐 | 無交差分岐とは,分岐点における架空電車線の一形式で,分岐線路のトリ線が主線路のトロリ線に接近した後は,両者が互い平行して設置されている分岐。 | tangential junction (for tramway or trolleybus) [811-33-44] |
| 2401 | ちょう架金具 | ちょう架金具とは,ちょう架線又はトロリ線と支持金具との間の機械的接を行う金具。 | suspension clamp [811-33-24] |
| 2402 | ドロッパ,ハガ | ドロッパ,ハガとは,スパン線から振止スパン線を,ちょう架線から補助ちう架線又はトロリ線を,補助ちょう架線からトロリ線ちょう架するために用いられる部品。 トロリ線を直接ちょう架するのに用いる金具をハンガいう(付図2.9~付図2.11参照)。 | dropper, hanger (USA) [811-33-22] |
| 2403 | 長イヤー | 長イヤーとは,トロリ線を剛体電車線形材に,連続して保持する金具。 | long ear |
| 2404 | 合成(架線)子 | 合成子とは,トロリ線又は補助ちょう架線をちょう架線につるため引上げ・制振機能をもった金具(付図2.12参照)。 | composite element |
| 2405 | (トロリ線の)接続金具 | (トロリ線の)接続金具とは,2本のトロリ線を長さ方向に機械的と電気的に接続る金具。 | conact wire splice [811-33-23] |
| 2406 | スプライサ | スプライサとは,トロリ線とトロリ線とを突き合わせて接続する金具(図2.13参照)。 | splicer |
| 2407 | ダブルイヤー | ダブルイヤーとは,トロリ線とトロリ線とを添わせて接続する金具(付2.14参照)。 | connecting fittings for conact wire, double ear |
| 2408 | トリプルイヤー | トリプルイヤーとは,トロリ線を3本添わせて接続する金具(付図2.15参照)。 | triple ear |
| 2409 | 曲線引装置 | 曲線引装置とは,曲線又は分岐器箇所において,電線を正規の位置に保するために用いる装置。 | pull-off [811-33-35] |
| 2410 | 曲線引金具 | 曲線引金具とは,曲線引装置のうち,トロリ線に取り付けるイヤーとヤーに連結するアーム(付図2.16参照)。 | pull-off arm |
| 2411 | カーブイヤー | カーブイヤーとは,曲線箇所のトロリ線を保持する金具(付図2.17参照)。 | curve ear |
| 2412 | カーブハンガ | カーブハンガとは,曲線箇所においてカーブイヤーを保持する金具(付2.18参照)。 | curve hanger |
| 2413 | 振止金具 (ふれどめかぐ) | 振止金具とは,トロリ線を正しい偏位に保持するのに用いる金具。常横張力がかけられるように振止めパイプに固定され(付図2.19参照)。 | steady arm [811-33-37] |
| 2414 | 振止パイプ | 振止パイプとは,振止金具を装着する曲がりにくい物質でできた部品。 支持物から電気的に絶縁され,トロリ線が線路方向又垂直方向に移動できるようになっている場合が多い。 | registration arm [811-33-36] |
| 2415 | コネクタ | コネクタとは,二つの電気導体間を電気的に接続する金具(付図2.20び付図2.21参照)。 | electrical connector |
| 2416 | 引留金具 | 引留金具とは,単線又はより線を引き留めるためにその端末に取り付る金貝。 | termination fittings [81-33-26] |
| 2417 | 引留クランプ | 引留クランプとは,単線又はより線を折り返さないで圧縮,ボルト又はくびによって固定し,引留め又は連結する金具(付図2.と付図2.23参照)。 | strain clamp,anchor clamp |
| 2418 | ワイヤターミル | ワイヤターミルとは,単線又はより線を折り返して,くさびで固定し,引留又は連結する金具(付図2.24参照)。 | wire terminal |
| 2419 | アンカイヤー | アンカイヤーとは,トロリ線の流れを防止する金具(付図2.25参照)。 | anchor ear |
| 2420 | スリーブ | スリーブとは,単線又はより線を圧縮して接続する金具(付図2.26及付図2.27参照)(JIS E 2220参照)。 | sleeve |
| 2421 | 連結金具 | 連結金具とは,がいし,電車線金具などを連結する金具(付図2.28参照)。 | link |
| 2422 | ワイヤクリップ | ワイヤクリップとは,単線又はより線を重ね合わせて接続する金具(付図2.参照)。 | wire clip |
| 2423 | セパレータ | セパレータとは,トロリ線相互の間隔を一定に保つ金具(付図2.30参照)。 | separator, spacer |
| 2424 | 交差金具 | 交差金具とは,わたり線装置におけるトロリ線相互の高低差を制限す金具(付図2.31参照)。 | crossing clamp |
| 2425 | ヨーク | ヨークとは,2本の電線又はワイヤを一定の間隔を保って引き留め金具(付図2.32参照)。 | yoke |
| 2426 | ワイヤターンックル | ワイヤターンックルとは,単線又はより線の張力をねじで調整する金具(付図2.参照)。 | wire turnbuckle |
| 2427 | 保護カバー | 保護カバーとは,電線の支持点などにおける損傷を防止するカバー(付2.34と付図2.35参照)。 | wire protector |
| 2428 | がいし金具 | がいし金具とは,がいしを支持物に取り付ける金具(付図2.36参照)。 | fittings for insulator |
| 2429 | 電柱バンド | 電柱バンドとは,ワイヤ,電車線金具などを,電柱に取り付ける金具(図2.37参照)。 | pole band |
| 2430 | 接続金具 | 接続金具とは,二つの電気導体間を機械的に接続する金具。 | connector [811-33-25] |
| 2431 | ピンがいし | ピンがいしとは,心棒の上に堅く固定されたがいし。 | pin insulator (in electric traction) [811-33-27] |
| 2432 | 懸垂がいし | 懸垂がいしとは,張力をかけ得るがいし連の構成要素,又は支持物から垂して使用する絶縁体が円盤形のがいし。 | suspension insulator (in electric traction), disc insulator [811-33-28] |
| 2433 | 井形がいし | 井形がいしとは,絶縁材に圧縮荷重がかけられるように,互いに垂直に差する二つの孔が貫通し,縦方向に溝が付けてあるがし。 | strain insulator (in electric traction) [811-33-29] |
| 2434 | 長幹がいし | 長幹がいしとは,絶縁体の両端にキャップを備えた中実円柱形がいし(JIS C 3803参照)。 | long rod insulator (in electric traction) |
| 2501 | ジグザグ偏位 | ジグザグ偏位とは,パンタグラフすり板の局部磨耗を避けるため,連続し支持点に線路中心に対して水平方向にジグザグ状にトリ線を偏位させること。 | stagger [811-33-21] |
| 2502 | 固定支持 | 固定支持とは,架空電車線が,移動しないようにその支持物に取り付る方法。 | rigid support [811-33-32] |
| 2503 | 可動支持 | 可動支持とは,架空電車線をスパン線又はフレッキシブルな装置を介てその支持物に取り付ける方法。 | flexible support [811-33-33] |
| 2504 | 径間 | 径間とは,支持点から次の支持点までの架空電車線の区間。 | span [811-33-40] |
| 2505 | 架高 | 架高とは,支持点で測定された(主)ちょう架線とトロリ線とのの垂直距離。 | system height, encumbrance [811-33-52] |
| 2506 | 横方向弾性 | 横方向弾性とは,線路直角水平方向への単位荷重に対するトロリ線の変量。 | lateral elasticity, lateral resilience [811-33-53] |
| 2507 | 上下方向弾性 | 上下方向弾性とは,垂直面内における単位荷重に対するトロリ線の変位量。 | vertical elasticity, vertical resilience [811-33-54] |
| 2508 | 硬点 | 硬点とは,振止パイプ付近などで,架空電車線における上下方向性が低い点。 | hard spot [811-33-51] |
| 2509 | ち度 | ち度とは,ちょう架線の支持点の高さと最低点の高さの差。 | catenary sag [811-33-55] |
| 2510 | (トロリ線の)サグ | (トロリ線の)サグとは,トロリ線の支持点の高さと径間中央点の高さとの差。 | contact wire sag [811-33-56] |
| 2511 | (トロリ線の)プレサグ | (トロリ線の)プレサグ とは,建設中にトロリ線に計画的に与えられたサグの初期値。 | contact wire presag [811-33-57] |
| 2512 | (トロリ線の)高さ | (トロリ線の)高さ とは,トロリ線のレール面に対する垂直な高さ。 | contact wire height |
| 2513 | (トロリ線の)こう(勾)配 | こう(勾)配 とは,隣接する二つの支持点において,レール面から測ったロリ線の高さの差と径間長との比率。 | gradient (of an overhead contact line) [913-1.2.24] |
| 2514 | (トロリ線の)偏位 | (トロリ線の)偏位 とは,トロリ線の軌道中心面からの偏りの寸法。 | conact wire deviation |
| 2515 | (トロリ線の)流れ | (トロリ線の)流れ とは,パンタグラフ通過時の摩擦力,線路のこう配,電車線横張力などによるトロリ線の線路方向の移動。 | creeping move (of contact wire) |
| 2516 | (トロリ線の)しゅう面 | (トロリ線の)しゅう面 とは,パンタグラフがしゅう動するトロリ線の面。 | contact surface |
| 2517 | 引き角度 | 引き角度とは,曲線引金具,振止金具などのアーム端部穴の中心とトリ線の中心とを結ぶ線と,トロリ線の中心を通る水平とがなす角度。 | pull angle |
c) 導電レール (conductor rails)
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 3101 | 導電レール[サードレル][第三軌条] | 導電レール[サードレル][第三軌条]とは,がいし上に据え付けられ,架空導体の形態をしているか又は走行レール付近に設置された形鋼などの金属体又レール。 | conductor rail, third rail [811-34-01] |
| 3102 | 中央導電レール | 中央導電レールとは,2本の走行レールの間に設置された導電レール。 | centre conductor rail [811-34-02] |
| 3103 | 側方導電ルール | 側方導電ルールとは,走行レールの側方に設置された導電レール。 | side conductor rail [811-34-03] |
| 3104 | ピット導電レル | ピット導電レルとは,走行レールよりも低いレベルのピット内に設置された方導電レール又は中央導電レール。 | conduit conductor rail [811-34-04] |
| 3105 | 架空剛体電車線 | 架空剛体電車線とは,架空電車線を形成する圧延剛体。 | overhead conductor rail [811-34-05] |
| 3201 | 帰線レール | 帰線レールとは,走行レールを帰線回路として使わずに,別途帰線電流流すために用いられる導電レール。 | return conductor rail, return current rail [811-34-10] |
| 3301 | 導電レール遊間 | 導電レール遊間とは,連続する2本の導電レールの間に存在する空げき(隙)。 | conductor rail gap[811-34-06] |
| 3302 | エンドアプロチ | エンドアプロチとは,セクションの各端末にある導電レールのこう(勾)配で集電靴の端末(迎入口)への進入又は端末(送出口)らの進出を容易にするためのもの。 | ramp [811-34-07] |
| 3401 | ジャンパ線 | ジャンパ線とは,導電レール遊間において,その導電性を維持するため絶縁電線。 | (track) jumper cable [811-34-09] |
| 3402 | アンカリング | アンカリングとは,導電レールの線路方向への動きを阻止するために,導レールを固定する装置。 | conductor rail anchor [811-34-08] |
d) 帰線路 (return current circuit)
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 4101 | 帰線路 | 帰線路とは,走行レール又は帰線レール,それらの電気的接続と電所引込帰線からなる電気回路。 | return circuit [811-35-01] |
| 4102 | 単線方式 | 単線方式とは,走行レールが電気運転用電流の帰路の一部を形成するステム。 | track return system [811-35-02] |
| 4103 | 複線方式 | 複線方式とは,帰線路を形成する導体が線路から絶縁されているシスム。 | insulated return system [811-35-03] |
| 4201 | 帰線ケーブル | 帰線ケーブルとは,走行レール又は帰線レールから分岐して変電所に接続る電線。 | return cable, track negative cable [811-35-04] |
| 4202 | 接地線 | 接地線とは,絶縁破壊時に人と設備を保護するために,支持物を地又はレールに接続している金属電線。それは帰線とても使用できる。 | earth wire, ground wire (USA) [811-35-12] |
| 4301 | 吸上変圧器 | 吸上変圧器とは,巻線の一つは電車線に直列に接続され,他の巻線は絶された帰線に直列に接続される,巻線比が1 : 1の変圧器。 - 吸上変圧器は,迷走電流を減らす目的で,レールび大地から電流を強制的に帰線へ吸い上げるべく線路に沿って一定間隔ごとに設置される。 | booster transformer [811-35-06] |
| 4302 | レール電気接続 | レール電気接続とは,機械的なレール接続で,帰線路として電気的連続性も保されているもの。 | electrical rail joint, bonded rail joint [811-35-10] |
| 4303 | レール絶縁接続 | レール絶縁接続とは,機械的なレール接続で,両方のレールが互いに電気的絶縁されているもの。 | insulated rail joint [811-35-11] |
| 4401 | レールボンド | レールボンドとは,レール継目箇所で,電気的連続性を確保するための電線。 | rail joint bond[811-35-07] |
| 4402 | 溶接ボンド | 溶接ボンドとは,レール継目箇所でその両端がレール端部に溶接されてる電気的接続線。 | welded bond [811-35-08] |
| 4403 | かしめボンド | かしめボンドとは,レール継目箇所で,その両端がレール端部に摩擦によて装着している電気的接続線。 | pin type bond [811-35-09] |
| 4501 | 迷走電流 [もれ電流] | 迷走電流[もれ電流]とは,帰線電流の一部で,少なくともその回路の一部におい帰線路以外の経路(例えば,水道管又は電話ケーブルを通るもの。 | stray currents [811-35-05] |
e) き電システム (electricity supply system)
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 5101 | き電システム | き電システムとは,外部から動力用電気エネルギーを電気車に供給するシテム。き電システムは,電車線に供給される電力の公特性,すなわち,交流では電圧,相数と周波数,直では電圧だけによって定義される。 | feeding system [811-36-01] |
| 5102 | 独立複線方式 | 独立複線方式とは,一つの線路の事故が他の線路に影響を与えないように線路が相互に機械的と電気的に独立性を備えた設備。 | independence of tracks [811-36-17] |
| 5103 | 複き電方式 | 複き電方式とは,電車(線)が2種の電化方式からの電気エネルギーを切替えによってき電できるようになっている線路。 | dual system track [811-36-19] |
| 5201 | 引出き電線 | 引出き電線とは,電車と変電所との間を電気的に接続する電線。 | feeder cable, feeder [811-36-08] |
| 5202 | き電線 | き電線とは,電車線に平行して架設されるか,又はそれと並列接続設置され,き電分岐点で給電したり,又は電車線の有断面積を増大させるための架空電線。 | line feeder [811-36-09] |
| 5203 | き電分岐 | き電分岐とは,き電線からトロリ線に電気を供給するための,き電線トロリ線との間の接続箇所。 | feeding branch |
| 5211 | 電気的区分 | 電気的区分とは,電車線を区分するための設備。 - その隣接する区間は互いに,例えば,負荷開閉器どで電気的に絶縁することができる。 | sectioning [811-36-10] |
| 5212 | 区分装置 | 区分装置とは,電車線の隣接部分間を絶縁はするが,集電は連続してえるような,一連の電車線設備。 | sectioning point [811-36-11] |
| 5213 | エアセクション | エアセクションとは,電車線の隣接区間の端末をしかるべき長さでオーバーップさせて形成された区分点。 パンタグラフは両電車線下を短絡走行でき,絶縁は二の電車線設備間の適切な間げき(隙)のエアギャップよって確保される。 | insulated overlap [811-36-14] |
| 5214 | ニュートラルクション | ニュートラルクションとは,電圧と位相の異なる隣接区間が集電装置の通過によて互いに短絡されないようにした両端にき電区分点をえた電車線の一区間。 | neutral section [811-36-16] |
| 5301 | き電用変電所 | き電用変電所とは,電気運転システムに給電することを主機能とする変所。 | (traction) substation [811-36-02] |
| 5302 | 交流き電用変所 | 交流き電用変所とは,電源網の電気エネルギーを電車線電圧に変換する変所。 | transformer substation [811-36-03] |
| 5303 | 直流き電用変所 | 直流き電用変所とは,一般に交流電源は三相であるが,それを直流に変換し電車線に供給する変電所。 | rectifier substation [811-36-04] |
| 5304 | 移動変電所 | 移動変電所とは,電源網への接続設備があるところへ運び,そこで電車にき電するために,鉄道又は道路上を走行できる車両積載された変電所。 | mobile substation, movable substation [811-36-05] |
| 5305 | 電力回生変電所 | 電力回生変電所とは,列車の回生制動によって送り返された電力を電源網へ還することができる変電所。 | receptive substation [811-36-06] |
| 5306 | き電所 | き電所とは,変電所(線路から離れている)からのき電線が電車線接続されている箇所。 | feeder station [811-36-07] |
| 5307 | ATポスト | ATポストとは,き電線によって電車線電圧の2倍で給電する単巻変圧を備えた変電所。 - このポストには,この他に,区分所又はタイポスの機能を部分的に又は全面的にもたせることがでる。 | auto-transformer substation (in electric traction) [811-36-12] |
| 5308 | き電区分所 | き電区分所とは,平行する電車線を区分と接続する機能の幾つか又はべてを備えた,母線と遮断機を装備した変電所。 場合によっては,そこに集中してくるすべてのき電線包含することもある。 | track sectioning cabin (in electric traction) , track paralleling cabin (in electric traction) [811-36-13] |
| 5401 | セクションイシュレータ | セクションイシュレータとは,連続している電車線に挿入された絶縁物によって構成れた区分点で,連続した集電しゅう(摺)動が確保でるようなスライダ又はそれに類似の装置が付いたも(付図5.1と付図5.2参照)(JIS E 2219参照)。 | section insulator [811-36-15] |
| 5402 | き電分岐用金具 | き電分岐用金具とは,電車線のトロリ線とき電線との間を電気的に接続する電性金具。 | feeder clamp [811-36-18] |
| 5403 | フィードイヤー | フィードイヤーとは,電気を供給するため導線とトロリ線とを接続する金(付図5.3参照)。 | feeding fittings |
| 5404 | 均圧クリップ | 均圧クリップとは,同電位のき電線相互を束ねて,電圧を均一にする金具(図5.4参照)。 | equalizing clip |
f) 特性 (characteristic and test)
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 6101 | 締付トルク試験 | 締付トルク試験とは,金具のボルト,ナット,袋ねじ,押しねじなどを,トクレンチなどによって徐々に締め付け,金具各部の変形破壊,ひずみなどを調べる試験。 | clamping torque test |
| 6102 | 最大締付トルク | 最大締付トルクとは,締付トルク試験の経過中,金具が耐えた最大締付トルク。 | maximum clamping torque |
| 6103 | 引張荷重試験 | 引張荷重試験とは,引張試験機などを用いて,金具を徐々に引っ張り,金各部の変形破壊,ひずみ,滑りなどを調べる試験。 | tensile load test |
| 6104 | 最大引張荷重 | 最大引張荷重とは,引張荷重試験で,金具が永久変形,離脱,破壊などにるまでの最大荷重。 | maximum tensile load |
| 6105 | 耐引張荷重 | 耐引張荷重とは,引張荷重試験で,金具を一定時間引っ張り,金具各部ひずみ,伸び,永久変形,脱落,破壊などの異状を生ない荷重。 | endurable tensile load |
| 6106 | 圧縮荷重試験 | 圧縮荷重試験とは,圧縮試験機などを用いて,金具を徐々に圧縮し,金具部の変形,破壊,ひずみ,たわみなどを調べる試験。 | compressive load test |
| 6107 | 最大圧縮荷重 | 最大圧縮荷重とは,圧縮荷重試験で,金具が永久変形,離脱,破壊などにるまでの最大荷重。 | maximum compressive load |
| 6108 | 耐圧縮荷重 | 耐圧縮荷重とは,圧縮荷重試験で,金具を一定時間圧縮し,金具各部にずみ,たわみ,脱落,破壊などの異状を生じない荷重。 | endurable compressive load |
| 6109 | ねじり試験 | ねじり試験とは,ねじり試験機などを用いて,金具を徐々にねじり,金各部の変形破壊,たわみ,電線のつかみ状況などを調る試験。 | torsional test |
| 6110 | 最大ねじり荷重 | 最大ねじり荷重とは,ねじり試験で,金具が永久変形,離脱,破壊などに至までの最大荷重。 | maximum torsional load |
| 6111 | 耐ねじり荷重 | 耐ねじり荷重とは,ねじり試験で,金具を一定時間ねじり,金具各部にひみ,伸び,永久変形,脱落,破壊などの異状を生じな荷重。 | endurable torsional load |
| 6112 | 滑り試験 | 滑り試験とは,金具を電線に取り付け,引張試験機などを用いて,電の長手方向に,金具に荷重を徐々に加え,金具の保持力滑り,変形・破壊などを調べる試験。 | sliding test |
| 6113 | 最大滑り荷重 | 最大滑り荷重とは,滑り試験で,金具が滑り始めるまでの最大荷重。 | maximum sliding load |
| 6114 | 耐滑り荷重 | 耐滑り荷重とは,滑り試験で,金具に一定時間力を加えて,滑りを生じい荷重。 | endurable sliding load |
| 6115 | 振動試験 | 振動試験とは,金具を電線に取り付け,振動試験機などを用いて振動せ,金具の保持力,変形,破壊などを調べる試験。 | vibration test |
| 6116 | 耐加振回数 | 耐加振回数とは,振動試験で,金具に規定の方向,複振幅と周期の振を多数回加えた場合,保持力の低下,金具各部の変形破壊などを生じない回数。 | endurable number of cycles on vibration test |
| 6117 | 調整トルク試験 | 調整トルク試験とは,金具に張力を加え,トルク測定器などを用いて,金具調整ねじの締付トルク又は戻しトルクを調べる試験。 | adjusting torque test |
| 6118 | 調整トルク | 調整トルクとは,調整トルク試験で,規定の張力を加えたときの締付トク又は戻しトルク。 | adjusting torque |
| 6119 | 繰返し曲げ試験 | 繰返し曲げ試験とは,丸線などを,同一平面内で,交互に反対方向に屈曲して試料の破断,割れなどを調べる試験。 | reverse bend test |
| 6120 | 耐屈曲回数 | 耐屈曲回数とは,繰返し曲げ試験で試料の破断,割れなどを生じない回数。 備考 丸線の中心線を含む一つの平面内で,試料を90°曲げ(これを曲げ1回とする。),次に元状態に戻し(これを曲げ2回とする。),次に対の方向に約90°曲げ(これを曲げ3回とる。),次に元の状態に戻す(これを曲げ4回する。)。 | endurable number of cycles on bend test |
| 6201 | 絶縁試験 | 絶縁試験とは,金具の絶縁部に対して,絶縁抵抗耐電圧,漏れ電流,壊電圧などを調べる試験。 | insulation test |
| 6202 | 絶縁抵抗 | 絶縁抵抗とは,金具の絶縁部を,絶縁抵抗計などによって測定した電抵抗。 | insulated resistance |
| 6203 | 耐電圧 | 耐電圧とは,金具の絶縁部に電圧を一定時間加え,規定を超える漏電流,せん絡,絶縁破壊などを生じない電圧。 | withstand voltage |
| 6204 | 破壊電圧 | 破壊電圧とは,金具の絶縁部に電圧を徐々に加え絶縁部が破壊したとの電圧。 | puncture voltage |
| 6206 | 接続部抵抗試験 | 接続部抵抗試験とは,電流計,電圧計又はダブルブリッジを用いて,金具の気的接続部分の電気抵抗を調べる試験。 | test of joint resistance |
| 6207 | 接続部抵抗 | 接続部抵抗とは,金具の電気的接続部分における導体抵抗と接触抵抗と含めた全電気抵抗。 | resistance of joint |
| 6208 | 温度上昇試験 | 温度上昇試験とは,金具の電気的接続部分に電流を通じ,金具各部の発熱態,温度上昇などを調べる試験。 | temperature rise test |
| 6209 | 温度上昇 | 温度上昇とは,温度上昇試験で,一定の電流を一定時間通じたときの具各部の測定温度と周囲温度との差。 | differential temperature in the temperature rise test |
| 6210 | 過電流試験 | 過電流試験とは,金具の通電部分に所定の過電流を通じ,金具各部の発熱溶損などを調べる試験。 | overcurrent test |
| 6211 | 耐過電流 | 耐過電流とは,金具に一定条件のもとに過電流を通じ,異常発熱,溶などが生じない電流。 | withstand current in the over current test |
| 6213 | 吸湿試験 | 吸湿試験とは,フクシン,アストラゾンなどの試薬をメタノールに溶した液に試料を浸し,規定時間と規定圧力を加え試に液の浸透程度を調べる試験(JIS C 3803参照)。 | porosity test |
| 6301 | 試験用トルク | 試験用トルクとは,金具の機械試験又は電気試験をボルト,ナット,袋ねじ押しねじなどを締め付けるトルク。 | testing torque |
g) その他 (component fittings and other)
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 7001 | コッタ | コッタとは,クレビスとアイとを連結するために用いる棒状の金具。 | cotter |
| 7002 | コッタボルト | コッタボルトとは,先端付近にねじ加工したコッタ。 | cotter bolt |
| 7003 | 袋ねじ | 袋ねじとは,頭部に棒スパナを差し込む穴を設けたボルト。 | socket head cap screw |
| 7004 | 押しねじ | 押しねじとは,先端でトロリ線などを押さえて止めるねじ。 | set screw |
| 7005 | イヤー | イヤーとは,トロリ線を,パンタグラフのしゅう動に支障なく挟持る架線金具又はその部分。 | ear |
鉄道 線路関連 主なJIS規格 一覧
| 規格番号 | 規格名称 | 規格番号 | 規格名称 |
|---|---|---|---|
| JIS C 3801-1 | がいし試験方法-第1部:架空線路用がいし | JIS E 2201 | 電車線路用架線金具 |
| JIS E 1001 | 鉄道-線路用語 | JIS E 2219 | 電車線路用セクションインシュレータ |
| JIS E 1505 | 線路用片口スパナ | JIS E 2220 | 電車線路用より線スリーブ |
| JIS E 2001 | 電車線路用語 | JIS E 2301 | 電車線路用がいし |
| JIS E 2002 | 電車線路用金具試験方法 |
