JIS K 4800 火薬用語|日本産業規格|最新情報 更新 改正制定

JIS K 4800 火薬用語の日本産業規格 JISK4800の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!

JIS K4800:2000の規格は,火薬関係で用いる用語とその定義について規定。

火薬用語 規格 一覧表

JIS K 4800

火薬用語の一覧

最新 JIS K4800 規格の詳細 更新日 情報

JIS K 4800:2000の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS K4800 JIS改正 最新・更新日 2000年12月20日
規格名称 火薬用語
英語訳 Technical terms for explosives
対応国際規格 ISO
主務大臣 経済産業 制定 年月日 1985年07月01日
略語・記号 No JIS K4800:2000
ICS 01.040.71,71.100.30JISハンドブック
改訂 履歴 1985-07-01 (制定),1991-02-01 (確認),2000-12-20 (改正),2006-10-20 (確認),2011-10-20 (確認),2016-10-20 (確認)

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

適用範囲 [1]

この規格は,火薬関係で用いる主な用語とその定義について規定する。

引用規格 [2]

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS K 4806 工業雷管と電気雷管

JIS K 4828-1 火薬類危険区分判定試験方法-第1部 試験シリーズ5

JIS K 4828-3 火薬類危険区分判定試験方法-第3部 試験シリーズ7

JIS K 4829火薬類の容器包装性能試験方法

分類 [3]

用語の分類は,次による。

  • a) 種類・名称
  • 1) 一般
  • 2) 火薬・爆薬
  • 3) 火工品
  • b) 製造
  • 1) 原料・半成品
  • 2) 製造技術・製造方法・製造装置
  • c) 性能・試験方法
  • 1) 性能
  • 2) 試験方法
  • d) 保安
  • e) 消費
  • 1) 発破
  • 2) 爆発加工
  • 3) 発射・推進
  • f) 煙火(花火)

番号,用語と定義 [4]

番号,用語と定義は,次による。

なお,参考のために,対応英語と同義語(又は慣用語)を示す。

備考 用語の一部に大括弧「[ ]」を付けてあるものは,大括弧の中の用字を含めた用語と,大括弧の中の用字を省略した用語の二通りの用語を用いてよいことを示している。

a) 種類・名称

一般 1)

【 表 1 】
番号用語詳細・説明参考
英語(参考)同義語
11001 爆発物 爆発物とは,打撃,摩擦,熱などの外的刺激によって爆発反応をこし得る単一物質又は混合物。 explosive substance
11002 爆発性物質 爆発性物質とは,a) 爆発物と同義語。 b) 危険物の輸送に関する国連勧告の用語explosive substanceの和訳で,火薬,爆薬と火工剤を総する用語。爆発性物品に対する用語。 explosive substance 爆発物, 爆発物質
11003 爆発性物品 爆発性物品とは,危険物の輸送に関する国連勧告の用語explosive articlの和訳で,火工品と同義語。 爆発性物質に対する用語。 explosive article 火工品
11004 危険物 危険物とは,危害を生じるおそれのある物質で,日本では消防法指定されているものをいう。 危険物の輸送に関する国連勧告では,危険物として分類のものが示されているが,これは消防法の規定りも範囲が広い。 dangerous goods, hazardous material
11005 火薬類 火薬類とは,利用価値のある爆発物で,火薬,爆薬と火工品にけられる。 explosives火薬
11006 化合火薬類 化合火薬類とは,単一化合物である火薬類。 混合火薬類に対する用語。 explosive compounds
11007 混合火薬類 混合火薬類とは,二種以上の物質を混合して製造された火薬類。 化合火薬類に対する用語。 explosive mixtures
11008 産業火薬類 産業火薬類とは,建設業,鉱業,採石業などで使用される火薬類。 武器用火薬類に対する用語。 industrial explosives, commercial explosives
11009 武器用火薬類 武器用火薬類とは,武器用の火薬類のことで弾薬ともいう。 産業火薬類に対する用語。 military explosives 軍用火薬類, 弾薬
11010 火薬 火薬とは,a) 火薬類のうち燃焼反応を利用するもの。 爆薬に対する用語。 b) 広く火薬類の同義語として用いられることもる。 a) low explosive, deflagrating explosive b) explosives b)火薬類
11011 爆薬 爆薬とは,火薬類のうち爆ごう(轟)反応を利用するもの。火に対する用語。 high explosive, detonating explosive
11012 火工品 火工品とは,火薬又は爆薬を使用目的に応じて加工したもの。 explosive article, pyrotechnics, explosive device 爆発性物品
11013 EIDS(いーあいでぃえす) EIDSとは,「危険物の輸送に関する国連勧告」の附属書「試験法と判定基準のマニュアル第2改訂版」並びにこを元に作成されたJIS K 4828-3において用いられ用語であって,極度に鈍感な物質のことをいう。 extremely insensitive detonatingsubstance
11014 発射薬 発射薬とは,燃焼によって発生するガス圧で物体を発射するたの火薬。 固体発射薬,液体発射薬,ハイブリッド発射薬などある。 火薬類取締法の火薬類でない物質で,同じ目的に使するものもこれに含めることがある。 gun powder, gun propellant,propellant
11015 液体発射薬 液体発射薬とは,液体状の発射薬で,戦車砲やりゅう(榴)弾砲に使される。 代表的なものとして,ヒドロキシルアンモニウムナトレート (HAN) やトリエタノールアンモニウムナトレート (TEAN) の水溶液があるが,これらは火薬取締法の火薬類ではない。 liquid gun powder, liquid gun propellant
11016 ハイブリッド発薬 ハイブリッド発薬とは,液体[ヒドロキシルアンモニウムナイトレート (HAN) 水溶液など]と固体(シングルベース発射薬など)混合した発射薬。 hybrid gun powder, hybrid gun propellant
11017 推進薬 推進薬とは,燃焼によって発生するガスをロケットノズルから射させ,その反動を利用して物体を推進するための薬。 固体,液体と両者の組み合わせがあり,一般にはケット推進のために用いられる。 火薬類取締法の火薬類でない物質で,同じ目的に使するものもこれに含めることがある。 propellant, rocket propellant ロケット推薬, 推薬
11018 固体推進薬 固体推進薬とは,酸化剤と燃料成分が一体となった固体状の推進薬。ブルベース推進薬のような均質系のものと,コンポット推進薬のような不均質系のものがある。 solid propellant
11019 液体推進薬 液体推進薬とは,液体状の推進薬。 一元推進薬(無水ヒドラジンのようにそれ自体で分して,又はニトロメタンのように燃焼して高温・高ガスを発生する推進薬),二元推進薬(液体酸素,酸化二窒素などの液体酸化剤と液体水素,ケロシンどの液体燃料との組み合わせで用いられる推進薬)三元推進薬(二元推進薬の燃料成分に金属粉,金属素化物などを添加した推進薬)などがある。 なお,ここに例示したものは火薬類取締法の火薬ではない。 liquid propellant
11020 ハイブリッド推薬 ハイブリッド推薬とは,固体燃料と液体酸化剤から構成される推進薬。 hybrid propellant
11021 産業爆薬 産業爆薬とは,建設業,鉱業,採石業などで使用される爆薬。武器爆薬に対する用語。 industrial explosive, commercial explosive 工業爆薬, 産業火薬類
11022 武器用爆薬 武器用爆薬とは,武器用の爆薬。 産業爆薬に対する用語。 military explosive 軍用爆薬
11023 さく(炸)薬 さく薬とは,砲弾,地雷,爆弾などに充てんされた爆薬。 bursting charge
11024 液体爆薬 液体爆薬とは,ニトログリセリン,ニトログリコールなど常温で液状の爆薬。 liquid explosive
11025 気体爆薬 気体爆薬とは,常温で気体状の爆薬。 gas explosive
11026 可塑性爆薬 可塑性爆薬とは,HMX,ペンスリット,RDXその他の爆薬(摂氏25で蒸気圧が0.000 1Pa未満のものに限る。)のうち,種類以上の爆薬とその爆薬を結合させるための物との混合物であって,室温で展性又は可とう性をももの。 plastic explosives
11027 起爆薬 起爆薬とは,わずかな打撃,摩擦,熱などの外的刺激で容易に爆う(轟)する爆薬。 primary explosive, initiating explosive 一次爆薬
11028 二次爆薬 二次爆薬とは,雷管で起爆できる爆薬。 secondary explosive
11029 三次爆薬 三次爆薬とは,硝安油剤爆薬のように伝爆薬を用いなければ起爆きない爆薬。 tertiary explosive
11030 爆破薬 爆破薬とは,発破作業に用いる火薬又は爆薬。 blasting explosive
11031 爆破剤 爆破剤とは,blasting agentの和訳で,鈍感な爆破薬。 blasting agent
11032 火工剤 火工剤とは,照明,信号,えい(曳)光,延期,標示,発音など目的に使用する薬剤で,酸化剤,可燃剤,添加剤なを配合した混合物。 pyrotechnics, pyrotechnic substance, pyrotechnic material 火工物質, 料薬
11033 検定爆薬 検定爆薬とは,鉱山坑内用品検定規則の種類別検定試験に合格し爆破薬で,可燃性の坑内ガス又は炭じん(塵)の存する炭鉱坑内において使用できるもの。 検定爆薬の安全度による区分は,次のとおり。 a) 400g 検定爆薬 b) 600g 検定爆薬 c) EqS-I 爆薬 d) EqS-II爆薬 permitted explosive
11034 検定火工品 検定火工品とは,鉱山坑内用品検定規則の型式検定試験に合格した工品で,可燃性の坑内ガス又は炭じん(塵)の存在る炭鉱坑内において使用できるもの。 検定火工品の種類は,a)導火線,b)電気導火線,c)業雷管,d)電気雷管,e)導爆線となっているが現在用されているのは,電気雷管だけである。 permitted explosive article
11035 検定雷管 検定雷管とは,鉱山坑内用品検定規則の型式検定試験に合格した管で,可燃性の坑内ガス又は炭じん(塵)の存在す炭鉱坑内において使用できるもの。 現在使用されているのは,電気雷管だけである。 permitted blasting cap, permitted detonator
11036 点火薬 点火薬とは,火薬類に点火するための薬剤。 ignition charge
11037 伝火薬 伝火薬とは,本体の火薬類の着火を確実にするため,点火薬と本火薬類との中間に配置される薬剤。 transfer charge
11038 点火系列 点火系列とは,発射薬又は推進薬に点火し,弾丸若しくはロケット発射するための系列。 発射薬に対する点火系列としては, a) 小火器弾薬:雷管→発射薬 b) 固定弾と半固定弾:火管(雷管→点火薬)→射薬 c) 大口径火砲弾薬:火管(雷管→点火薬)→点火包→発射薬 推進薬に対する点火系列としては, a) 小型ロケット:イグナイタ(スクイブ→点火薬→推進薬 b) 大型ロケット:イニシエータ→パイロダインイナイタ→推進薬 なお,信号弾,照明弾などの場合には,燃焼系列呼ばれることもある。 igniter train, burning train
11039 火薬系列 火薬系列とは,発射薬,推進薬,爆破薬,さく(炸)薬を確実に点又は点爆するために,その性能に応じて順次配列し火薬類の系列。発射薬,推進薬に対する系列は点火列ともいう。 爆破薬に対する系列としては, a) 導火線→工業雷管(起爆薬→添装薬)→[伝爆薬→爆破薬 b) 電気雷管(点火薬→[延時薬]→起爆薬→添装薬→[伝爆薬]→爆破薬 さく薬に対する系列としては, 起爆筒(起爆薬→添装薬)→伝爆薬→さく薬 explosive train
11040 プライマ プライマとは,a) 点火雷管 b) 火管 c) 発破における親ダイ(管付薬包) primer
11041 伝爆薬 伝爆薬とは,本体の爆薬を確実に爆ごう(轟)させるため,起爆の雷管類と本体爆薬との中間に配置される爆薬。 boosterブースタ
11042 ブースタ ブースタとは,a) 伝爆薬と同義語。 b) ロケット発射時に大推力を発生させるためにいられるロケットモータ,又は同一ロケットモタ内に組み込まれた大推力発生用推進薬。 boostera)伝爆薬
11043 装薬 装薬とは,a) 発破孔などに詰めた火薬類。 b) 火薬類を発破孔などに詰めること。 c) 薬きょう(莢)又は薬のう(嚢)に収納されてる発射薬。 a) charge, load b) charging,loadingc) charge
11044 薬包 薬包とは,産業爆薬を薬包紙で巻き,又は紙筒,合成樹脂など充てんしたもの。 cartridge
11045 危険物の輸送にする国連勧告 危険物の輸送にする国連勧告とは,国連経済社会理事会・危険物輸送専門家委員会によて策定された勧告。 各種危険物の国際的輸送に対する規制の世界的な合を図ることを目的として,その分類,包装,標示どに関する基本的事項について勧告したもので,火類はその中でクラス1に分類されている。 この勧告は,国連から 「Recommendations on the Transport of Dangerous Goods」 として刊行されていが,その表紙がオレンジ色であることからこれをオンジブック (Orange Book) とも呼ぶ。また,この勧をもとに,火薬類取締法においては火薬類の容器包基準が定められており,火薬類危険区分判定方法及火薬類の容器包装性能試験方法に関するJIS K 482が制定されている。 UN Recommendations on the Transport of Dangerous Goods

火薬・爆薬2)

【 表 2 】
番号用語詳細・説明参考
英語(参考)同義語
12001 黒色火薬 黒色火薬とは,硝酸カリウム,硫黄と木炭の3種混合の火薬。 黒色鉱山火薬,黒色小粒火薬,黒色粉火薬などがある。 black powder, gun powder
12002 黒色鉱山火薬 黒色鉱山火薬とは,球状に造粒して粒径を2~6mmとし,黒鉛光沢を行た黒色火薬。 石材採取に用いられる。 blasting powder

火薬 関連 主なJIS規格 一覧

規格番号 規格名称 規格番号 規格名称
JIS K 4800火薬用語JIS K 4805黒色火薬
JIS K 4809火薬類分析試験方法JIS K 4810火薬類性能試験方法
JIS K 4817散弾銃用火薬JIS K 4822火薬類安定度試験用試薬類
JIS K 4828-1火薬類危険区分判定試験方法-第1部 試験シリーズ5JIS K 4828-2火薬類危険区分判定試験方法-第2部:試験シリーズ6
JIS K 4828-3火薬類危険区分判定試験方法-第3部 試験シリーズ7JIS K 4828-4火薬類危険区分判定試験方法-第4部:試験シリーズ8
JIS K 4829火薬類の容器包装性能試験方法JIS K 4831移動式火薬庫の要求事項
JIS K 4832火薬類の盗難防止設備の要求事項

日本産業規格の一覧

日本産業規格のアルファベット分類一覧を参照

一般、電線・ケーブル、配線器具、電気機械器具、電気応用機械器具、電子応用機械器具

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