JIS T 7404 最新規格 インプラント用チタン-ニッケル(Ti-Ni)合金|JIS規格 一覧|改正 更新情報|制定

JIS T 7404 インプラント用チタン-ニッケル(Ti-Ni)合金の規格 JIST7404の基本・品質 ,試験方法 ,検査 ,表示 ,報告書 ,機械的性質 ,種類と化学成分・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!

JIS T7404:2013の規格は,インプラント及びその部材を製造するために使用するチタン-ニッケル合金について規定。

インプラント用チタン-ニッケル(Ti-Ni)合金 規格 一覧表

JIS T 7404

インプラント用チタン-ニッケル(Ti-Ni)合金の一覧

最新 JIS T7404 規格の詳細 更新日 情報

JIS T 7404:2013の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS T7404 JIS改正 最新・更新日
規格名称 インプラント用チタン-ニッケル(Ti-Ni)合金
英語訳 Ti-Ni alloy for implantable applications
対応国際規格 ISO
主務大臣 経済産業, 厚生労働 制定 年月日 2013年03月01日
略語・記号 No JIS T7404:2013
ICS 11.040.40JISハンドブック 医療機器II:2018

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

適用範囲 [1]

この規格は,インプラントとその部材を製造するために使用するチタン-ニッケル合金(以下,Ti-Ni合金という。)について規定する。

引用規格 [2]

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 7502 マイクロメータ

JIS G 1256 鉄と鋼-蛍光X線分析方法

JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則

JIS H 1610 チタンとチタン合金-サンプリング方法

JIS H 1611 チタンとチタン合金-分析方法通則

JIS H 1612 チタンとチタン合金中の窒素定量方法

JIS H 1614 チタンとチタン合金中の鉄定量方法

JIS H 1617 チタンとチタン合金中の炭素定量方法

JIS H 1619 チタンとチタン合金-水素定量方法

JIS H 1620 チタンとチタン合金中の酸素定量方法

JIS H 1630 チタンの発光分光分析方法

JIS H 7001 形状記憶合金用語

JIS H 7101 形状記憶合金の変態点測定方法

JIS H 7001形状記憶合金用語

用語と定義 [3]

この規格で用いる主な用語と定義は,JIS H 7001によるほか,次による。

プラトーストレス(plateau stress) [3.1]

超弾性応力で,引張荷重-伸び曲線における,プラトー(平たん)部の応力。母相降伏応力ともいう。

弾性ひずみ限界(elastic strain limit) [3.2]

引張荷重-伸び曲線において,応力微増部が終了する時点での伸び。

品質 [4]

種類と化学成分 [4.1]

Ti-Ni合金の種類は,化学成分によってAとBとする【表1参照】。Ti-Ni合金の化学成分は,5.1によって試験したとき,表1による。

注記 種類の選択は,使用部位,使用期間などを考慮して決定するのがよい。

【 表 1 】 化学成分 【単位 質量分率 %】
種類 Ni C O N H Fe Co Ti
A 53.5~57.5 46.5~42.5
B 53.5~57.5 0.08以下 0.08以下 0.05以下 0.005以下 0.05以下 0.05以下 残部
注記1 形状記憶効果などを目的にCuを添加した合金では,Ni+Cuの量が,53.5~57.5 %で,そのときのCuの範囲は,3 %以上,10 %以下とする。
注記2 上記以外の化学成分については,受渡当事者間の協定による。

金属組織 [4.2]

Ti-Ni合金の金属組織は,5.2によって観察を行ったとき,300倍以上で観察し,Ti4Ni2Ox,TiCとTi(C,N,O)などの介在物を使用上有害となる形状と大きさで有害となる量以上を含んではならない。

機械的性質 [4.3]

Ti-Ni合金の機械的性質は,5.3によって試験を行ったとき,表2とする。

【 表 2 】 機械的性質
引張強さ(σB)MPa破断伸び %プラトーストレス (母相降伏応力) MPa弾性ひずみ限界 %
800以上 8以上 300以上 5以上
規定範囲外の機械的性質は,受渡当事者間の協定による。

逆変態終了温度(Af温度) [4.4]

Ti-Ni合金の逆変態終了温度(Af温度)は,5.4によって測定を行ったとき,37.0 °C以下とする。

外観 [4.5]

外観は,受渡当事者間の協定による。

試験方法 [5]

化学分析試験 [5.1]

化学成分の分析試験は,次による。

JIS G 1256,JIS H 0321,JIS H 1610,JIS H 1611,JIS H 1612,JIS H 1614,JIS H 1617,JIS H 1619,JIS H 1620又はJIS H 1630。

水素については,熱処理後の分析値とし,水素以外の成分は,鋳塊の分析値で代替することができる。

なお,ニッケル(Ni)の分析値においては,示差走査熱量測定(DSC)で代用してもよい。このときの測定は,JIS H 7101による。

上記以外でもバリデーションされた方法であれば,その方法によって行ってもよい。

金属組織観察 [5.2]

光学顕微鏡などを用いて,300倍以上の倍率で観察する。必要に応じて走査電子顕微鏡などを用いてもよい。

引張試験 [5.3]

引張試験は,JIS H 7103によって試験する。試験片の本数は,2本以上とする。また,引張試験温度は,室温とする。プラトーストレスの測定は,JIS H 7103 の図2に示す引張応力-伸び曲線でのAresに相当する応力(母相降伏応力)とする。通常,3 %の伸びひずみ(歪)のときの応力とし,それ以外は,受渡当事者間の協定による。弾性ひずみ限界は,JIS H 7103 の図2の応力微増部終了点での伸び(%)とする。

逆変態終了温度(Af温度)測定 [5.4]

逆変態終了温度(Af温度)の測定は,JIS H 7101による。このときの試験回数は,別の試料で2回以上とする。

寸法測定 [5.5]

寸法は,JIS B 7502又はこれと同等以上の精度をもつ測定器によって測定する。

検査 [6]

検査は,JIS H 0321によるほか,次による。

  • a) 溶解と加工条件の同じ材料を一組とし,その一組から任意に抜き取り,これから試験片を2個以上作製する。
  • b) 外観と寸法を検査するとともに,箇条5によって試験を行い,箇条4の規定に適合しなければならない。

表示 [7]

Ti-Ni合金には,1製品ごと,1巻ごと又は1包装ごとに,適切な方法で,次の事項を表示する。

  • a) この規格番号と種類
  • b) 寸法
  • c) 製造番号又は製造年月日
  • d) 製造業者名又はその略号

報告書 [8]

製造業者は,規定又は指定された試験の成績と必要によって,寸法,数量,納入状態などを記載した報告書を注文者に提出しなければならない。

インプラント 関連 主なJIS規格 一覧

【 表 3 】
規格番号 規格名称 規格番号 規格名称
JIST0301金属系インプラント材料の細胞適合性評価方法JIST7401-6外科インプラント用チタン材料-第6部:チタン 15-モリブデン 5-ジルコニウム 3-アルミニウム合金展伸材
JIST6005歯科用骨内インプラントの動的疲労試験方法JIST7402-1外科インプラント用コバルト基合金-第1部:コバルト-クロム-モリブデン合金鋳造材
JIST6541歯科用インプラントシステムの技術文書JIST7402-2外科インプラント用コバルト基合金-第2部:コバルト-クロム-モリブデン合金展伸材
JIST7401-1外科インプラント用チタン材料-第1部:チタンJIST7402-3外科インプラント用コバルト基合金-第3部:コバルト-クロム-タングステン-ニッケル合金展伸材
JIST7401-2外科インプラント用チタン材料-第2部:チタン 6-アルミニウム 4-バナジウム合金展伸材JIST7402-4外科インプラント用コバルト基合金-第4部:コバルト-クロム-ニッケル-モリブデン-鉄合金展伸材
JIST7401-3外科インプラント用チタン材料-第3部:チタン 6-アルミニウム 2-ニオブ 1-タンタル合金展伸材JIST7403-1外科インプラント用鉄基合金-第1部:ステンレス鋼
JIST7401-4外科インプラント用チタン材料-第4部:チタン 15-ジルコニウム 4-ニオブ 4-タンタル合金展伸材JIST7403-2外科インプラント用鉄基合金-第2部:高窒素ステンレス鋼
JIST7401-5外科インプラント用チタン材料-第5部:チタン 6-アルミニウム 7-ニオブ合金展伸材JIST7404インプラント用チタン-ニッケル(Ti-Ni)合金

医療器具・材料〔評価方法/針類及び関連器具/チューブ,カテーテル及び関連機器/人工心肺及び人工腎臓関連/ライン及び関連器具/インプラント関係〕、ヘルスケア製品の滅菌、試験方法

共通、電気めっき、化学めっき、真空めっき、溶射、遮熱・耐酸化金属コーティング、溶融めっき、陽極酸化皮膜〔アルミニウム/マグネシウム〕、鋼材の素地調整

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