JIS Z 3211 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用被覆アーク溶接棒|日本産業規格|最新情報 更新 改正制定

JIS Z 3211 軟鋼,高張力鋼と低温用鋼用被覆アーク溶接棒の日本産業規格 JISZ3211の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!

JIS Z3211:2008の規格は,軟鋼,引張強さが490MPa級~830MPa級の高張力鋼,及び低温用鋼の溶接に使用する被覆アーク溶接棒について規定。

軟鋼,高張力鋼と低温用鋼用被覆アーク溶接棒 規格 一覧表

JIS Z 3211

軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用被覆アーク溶接棒の一覧

最新 JIS Z3211 規格の詳細 更新日 情報

JIS Z 3211:2008の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS Z3211 JIS改正 最新・更新日 2008年12月20日
規格名称 軟鋼,高張力鋼と低温用鋼用被覆アーク溶接棒
英語訳 Covered electrodes for mild steel, high tensile strength steel and low temperature service steel
対応国際規格 ISO ISO 2560:2002,Welding consumables-Covered electrodes for manual metal arc welding of non-alloy and fine grain steels-Classification
ISO 18275:2005,Welding consumables-Covered electrodes for manual metal arc welding of high-strength steels-Classification
主務大臣 経済産業 制定 年月日 1950年06月20日
略語・記号 No JIS Z3211:2008
ICS 25.160.20JISハンドブック 溶接II:2019
改訂 履歴 1950-06-20 (制定),1957-10-30 (改正),1960-09-01 (改正),1964-01-01 (改正),1967-03-01 (改正),1970-03-01 (改正),1972-12-01 (確認),1976-03-01 (改正),1978-03-01 (改正),1980-07-01 (確認),1986-03-25 (改正),1991-03-01 (改正),1996-06-01 (確認),2000-11-20 (改正),2005-07-20 (確認),2008-12-20 (改正),2013-10-21 (確認),2018-10-22 (確認)

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

JIS Z3211:2008 目次

  • 序文
  • 1 適用範囲
  • 2 引用規格
  • 3 用語と定義
  • 4 種類と記号の付け方
  • 5 品質
  •  5.1 溶接棒の寸法と許容差
  •  5.2 製品の状態
  •  5.3 溶着金属の化学成分
  •  5.4 溶着金属の機械的性質
  •  5.5 溶接棒が適用できる溶接姿勢と電流の種類
  •  5.6 溶着金属の水素量
  • 6 試験
  •  6.1 溶着金属の分析試験
  •  6.2 溶着金属の引張試験と衝撃試験
  •  6.3 すみ肉溶接試験
  •  6.4 溶着金属の水素量試験
  •  6.5 再試験
  • 7 検査
  • 8 製品の呼び方
  • 9 表示
  •  9.1 製品の表示
  •  9.2 包装の表示
  • 10 包装
  • 11 検査証明書
  • 附属書A(参考)ISO 2560 System A
  • 附属書B(参考)ISO 18275 System A
  • 附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表

適用範囲 [1]

この規格は,軟鋼,引張強さが490 MPa級~830 MPa級の高張力鋼,と低温用鋼の溶接に使用する被覆アーク溶接棒(以下,溶接棒という。)について規定する。

注記 この規格の対応国際規格とその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 2560:2002,Welding consumables-Covered electrodes for manual metal arc welding of non-alloy and fine grain steels-Classification

ISO 2560:2009,Welding consumables — Covered electrodes for manual metal arc welding of non-alloy and fine grain steels — Classification

ISO 18275:2005,Welding consumables-Covered electrodes for manual metal arc welding of high-strength steels-Classification(全体評価:MOD)

ISO 18275:2018,Welding consumables — Covered electrodes for manual metal arc welding of high-strength steels — Classification

なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示す。

引用規格 [2]

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。

これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS G 0321 鋼材の製品分析方法とその許容変動値

JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材

JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材

JIS G 3126 低温圧力容器用炭素鋼鋼板

JIS G 3127 低温圧力容器用ニッケル鋼鋼板

JIS Z 3001-1溶接用語-第1部:一般

JIS Z 3001-2 溶接用語-第2部:溶接方法

JIS Z 3011 溶接姿勢-傾斜角と回転角による定義

注記 対応国際規格:ISO 6947,Welds-Working positions-Definitions of angles of slope and rotation

(MOD)

JIS Z 3111 溶着金属の引張と衝撃試験方法

注記 対応国際規格:ISO 15792-1,Welding consumables-Test methods-Part 1: Test methods for all-weld metal test specimens in steel, nickel and nickel alloys (MOD)

JIS Z 3118 鋼溶接部の水素量測定方法

注記 対応国際規格:ISO 3690,Welding and allied processes- Determination of hydrogen content in ferritic steel arc weld metal (MOD)

JIS Z 3181 溶接材料のすみ肉溶接試験方法

注記 対応国際規格:ISO 15792-3,Welding consumables-Test methods-Part 3: Classification testing of positional capacity and root penetration of welding consumables in a fillet weld (MOD)

JIS Z 3184 化学分析用溶着金属の作製方法と試料の採取方法

注記 対応国際規格:ISO 6847,Welding consumables-Deposition of a weld metal pad for chemical analysis (MOD)

JIS Z 3200 溶接材料-寸法,許容差,製品の状態,表示と包装

注記 対応国際規格:ISO 544,Welding consumables-Technical delivery conditions for welding filler materials-Type of product, dimensions, tolerances and markings (MOD)

JIS Z 3423 溶接材料の調達指針

注記 対応国際規格:ISO 14344,Welding and allied processes-Flux and gas shielded electrical welding processes-Procurement guidelines for consumables (MOD)

用語と定義 [3]

この規格で用いる主な用語と定義は,JIS Z 3001-1 とJIS Z 3001-2によるほか,次による。

溶着金属 [3.1]

溶接棒の性能試験と区分の目的で,規定された手順の溶接によって,溶融母材の割合を必要なレベルに抑制した溶接金属。

注記 JIS Z 3001-1 の定義を変更している。

種類と記号の付け方 [4]

溶接棒の種類は,溶着金属の引張強さ,被覆剤の種類,溶着金属の主要化学成分,溶接後熱処理の有無と表5に規定する試験温度における溶着金属のシャルピー吸収エネルギーレベルによって区分し,図1による。さらに,溶着金属の水素量による区分と/又はシャルピー衝撃試験温度による区分を追加してもよい。

なお,溶接後熱処理の有無に応じて,溶着金属の引張強さと/又はシャルピー吸収エネルギーレベルの異なる種類に区分してもよい。

必す(須)区分記号

例)JIS Z 3211-E XX ZZ-XXX U L HX

  • JIS Z 3211 = 規格番号
  • E = 被覆アーク溶接棒の記号
  • XX = 溶着金属の引張強さの記号(表1による)
  • ZZ = 被覆剤の種類の記号 [表2による(被覆剤の系統,溶接姿勢と電流の種類を含む)]
  • XXX = 溶着金属の主要化学成分の記号(表3による)
  • X = 溶接後熱処理の有無の記号
  • = 記号なし:溶接のまま,P:溶接後熱処理あり, AP:溶接のままと溶接後熱処理あり
  • U = シャルピー吸収エネルギーレベルの記号 記号なし:規定の試験温度において吸収エネルギーが27 J以上又は衝撃試験を要求されない場合 U:規定の試験温度において吸収エネルギーが47 J以上

  • 追加できる区分記号
    • L = シャルピー衝撃試験温度の記号 L:-40 °C以下,記号なし:-40 °Cを超える
    • HX = 溶着金属の水素量の記号(表6による)

図1-溶接棒の種類の記号の付け方

【 表 1 】 溶着金属の引張強さの記号 【単位 MPa】
記号 引張強さ 記号 引張強さ
43430以上62620以上
49490以上69690以上
55550以上76760以上
57570以上78780以上
57J570以上78J780以上
59590以上83830以上
59J590以上
【 表 2 】 被覆剤の種類の記号
記号 被覆剤の系統 溶接姿勢 a) 電流の種類 b)
03ライムチタニヤ系全姿勢 c)ACと/又はDC(±)
10高セルロース系全姿勢DC(+)
11高セルロース系全姿勢ACと/又はDC(+)
12高酸化チタン系全姿勢 c)ACと/又はDC(-)
13高酸化チタン系全姿勢 c)ACと/又はDC(±)
14鉄粉酸化チタン系全姿勢 c)ACと/又はDC(±)
15低水素系全姿勢 c)DC(+)
16低水素系全姿勢 c)ACと/又はDC(+)
18鉄粉低水素系全姿勢 c)ACと/又はDC(+)
19イルミナイト系全姿勢 c)ACと/又はDC(±)
20酸化鉄系PAとPBACと/又はDC(-)
24鉄粉酸化チタン系PAとPBACと/又はDC(±)
27鉄粉酸化鉄系PAとPBACと/又はDC(-)
28鉄粉低水素系PA,PBとPCACと/又はDC(+)
40特殊系(規定なし)製造業者の推奨
48低水素系全姿勢 d)ACと/又はDC(+)

a) 溶接姿勢は,JIS Z 3011による。PA 下向,PB 水平すみ肉,PC 横向
b) 電流の種類に用いている記号の意味は,次による。
AC:交流,DC(+):棒プラス,DC(-):棒マイナス,DC(±):棒プラスと棒マイナス
c) 立向姿勢は,PF(立向上進)が適用できるものとする。
d) 立向姿勢は,PG(立向下進)が適用できるものとする。
【 表 3 】 溶着金属の主要化学成分の記号 分の記号 【単位 %(質量分率)】
記号 主要化学成分の公称レベル
Mn Ni Cr Mo
記号なし,-1又は-P11
-1M30.5
-3M21.50.4
-3M31.50.5
-N10.5
-N21
-N31.5
-3N31.51.5
-N52.5
-N73.5
-N136.5
-N2M310.5
-4M22.00.4
-N1M10.50.2
-N2M11.00.2
-N3M11.50.2
-N3M21.50.4
-N4M12.00.2
-N4M22.00.4
-N4M32.00.5
-N5M12.50.2
-N5M42.50.6
-N9M34.50.5
-N13L6.5
-N3CM11.50.20.2
-N4CM21.80.30.4
-N4C2M12.00.70.3
-N4C2M22.01.00.4
-N5CM32.50.30.5
-N7CM33.50.30.5
-Ga)
a)受渡当事者間の協定による。

溶接棒 関連 主なJIS規格 一覧

規格番号 規格名称 規格番号 規格名称
JIS C 9300-11アーク溶接装置-第11部:溶接棒ホルダJIS G 3503被覆アーク溶接棒心線用線材
JIS G 3523被覆アーク溶接棒用心線JIS K 6746プラスチック溶接棒
JIS Z 3211軟鋼,高張力鋼と低温用鋼用被覆アーク溶接棒JIS Z 3214耐候性鋼用被覆アーク溶接棒
JIS Z 3221ステンレス鋼被覆アーク溶接棒JIS Z 3223モリブデン鋼とクロムモリブデン鋼用被覆アーク溶接棒
JIS Z 3224ニッケルとニッケル合金被覆アーク溶接棒JIS Z 32259%ニッケル鋼用被覆アーク溶接棒
JIS Z 3227極低温用オーステナイト系ステンレス鋼被覆アーク溶接棒JIS Z 3231銅と銅合金被覆アーク溶接棒
JIS Z 3251硬化肉盛用被覆アーク溶接棒JIS Z 3252鋳鉄用被覆アーク溶接棒,ソリッドワイヤ,溶加棒とフラックス入りワイヤ

材料〔溶接棒・溶加棒・ワイヤ・フラックス/ろう・はんだ/ガス/その他〕、溶接機、ガス溶断、安全用品

日本産業規格の一覧

日本産業規格のアルファベット分類一覧を参照

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