超硬丸(丸鋸) 規格 一覧 サイズ・外径・厚み・内径・刃数|JIS 更新情報|形状・寸法・英語

超硬丸のこ規格の一覧表 超硬丸ノコ刃の規格でのサイズ 寸法●外径や厚み●穴径(内径)●歯数・刃数や公差・許容差●種類・基礎知識に関して解説!

超硬丸ノコ 規格 一覧表

超硬丸のこ 一覧

超硬丸丸鋸

最新 JIS B4805 規格の詳細 更新日 情報

JIS B 4805の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS B4805 JIS改正 最新・更新日
規格名称 超硬丸のこ
英語訳 Circular Saws with Cemented Carbide Tips
対応国際規格 ISO
主務大臣 経済産業 制定 年月日 1989年03月01日
略語・記号 No JISB4805:1989

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

超硬丸ノコとは,主に木材の加工に使用する超硬チップが付いた丸ノコ刃。この規格は,超硬丸ノコについて規定する。超硬丸ノコの規格で用いる主な用語の意味は,JIS B 0172(フライス用語)による。

超硬丸ノコの種類

超硬丸のこの種類は,刃形で区分し,下図のA,B,CとDの4種類並びにこれらを組み合わせたものとする。

超硬丸ノコ種類

超硬丸のこ 刃形

超硬丸ノコ 名称と記号

超硬丸ノコの名称と記号は,下図と表

超硬丸ノコ名称

超硬丸のこ 名称と記号

番号 名称 記号(参考) 番号 名称 記号(参考)
1本体5本体の厚さT2
2チップ6穴径d
3スリット*7外径D
4刃厚T1
注*
超硬丸のこには,スリットがないもの又はスリットが複数付いているものがある。

超硬丸ノコ刃 名称と記号

超硬丸ノコ刃先の名称と記号は,下図と表

超硬丸ノコ刃先

超硬丸のこ 刃の名称と記号

番号 名称 記号(参考) 番号 名称 記号(参考)
1本体7本体の厚さT2
2チップ8あさりS1
3歯底(はぞこ)9あさりS2
4逃げ面A歯の高さh
5すくい面Bピッチp
6歯室C刃厚T1
超硬丸のこ種類

超硬丸のこ 刃形

【 表 1 】
番号 名称 記号(参考) 番号 名称 記号(参考)
1すくい角γ (gamma)5側面向心角ε (epsilon)
2切削角δ (delta)6先端傾き角χ(chi)
3刃先角β (beta )7横すくい角λ (lambda)
4先端逃げ角α (alpha)8側面逃げ角θ (theta)

超硬丸ノコ 寸法,サイズ 公差・許容差

超硬丸ノコの寸法と外径●厚み●刃厚●穴径(内径)●公差・許容差●刃数・歯数は下表による。

【 表 2 】 寸法 【単位 mm】
外径D 穴径d 刃厚T1 本体の厚さ
T2
基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 基準寸法 許容差 (参考)
歯数(個)
205
255
305
355
±225.4
30
60
85
H81.8
2
2.4
2.8
3
3.2
3.5
±0.11.0
1.2
1.4
1.6
1.8
2.0
2.2
2.5
±0.0824, 32, 40
48, 60, 72
80, 96, 100
120
405
455
510
560
610
3.0
3.2
3.5
4.0
4.5
5.0
2.0
2.2
2.5
3.0
3.2
3.5
4.0
32, 40
48, 60
72, 80
96, 100
120, 140
備考 穴径の基準寸法は,受渡当事者間の協定によって,他の寸法を決めることができる。

超硬丸ノコ 材料

超硬丸のこの材料は,下表による。

【 表 3 】
部品名称材料
チップ JIS B 4104(超硬チップ)に規定するK10,K20とK30又は使用上これと同等以上の性能をもつもの。
本体 JIS G 4401(炭素工具鋼鋼材)のSK5又は使用上これと同等以上の性能をもつ鋼材。

超硬丸ノコ 外観と品質

超硬丸のこの外観は,下表による。

【 表 4 】
外観 条件
チップ有害な地きず,欠け,割れなどの欠点がないこと。
接合部有害なすきま,気泡などの欠点がないこと。
刃の仕上げ有害なだれ,刃こぼれがなく,表面粗さは3.2Sより良好であること。
本体表面は平滑であって,割れ,裂け,まくれ,有害なきず,さびなどの欠点がなく,仕上程度は良好であること。

超硬丸ノコ 振れ

超硬丸のこの外周刃の振れと刃先側面の振れの許容値は,規定する試験を行ったとき,下表による。

超硬丸ノコ振れ

超硬丸のこ 外周刃,刃先側面の振れの測定

  • ①ダイヤルゲージ
  • ②刃先側面の振れの測定位置
  • ③外周刃の振れの測定位置
  • ④刃底
  • ⑤フランジ
  • ⑥超硬丸鋸
  • ⑦試験軸
【 表 5 】 振れ 【単位 mm】
外径 外周刃の振れの
許容値(最大)
刃先側面の振れの
許容値(最小)
2050.080.15
255
3050.100.20
355
4050.150.25
4550.30
5100.200.35
560
備考
腰入れ (tensioning) ひき(挽)材によってのこぎり本体に発生する有害な変形を防止するため,それを打ち消すような変形を,あらかじめのこぎり本体に与える処理をいう。

超硬丸ノコの振れは,下図に示すように,超硬丸ノコを,つば付き試験軸に両側から同じ外径のフランジで挟んで,ナットで確実に締め付けて測定する。使用するフランジの外径は,下表による。
また,測定に使用するダイヤルゲージは,JIS B 7503(0.01mm目盛ダイヤルゲージ)に規定するダイヤルゲージに必要に応じて平座形の接触子を取り付けて使用する。

超硬丸ノコ振れの測定

超硬丸のこ 万能投影器による外周刃の振れの測定

  • ⑧超硬丸鋸
  • ⑨投影機スクリーン

刃先側面の振れ

超硬丸鋸の刃先側面の振れは,ダイヤルゲージを試験軸に平行な方向から刃先部に当てて,超硬丸のこを静かに回してその値を読み取り,その最大値と最小値との差を測定値とする。
これを両側について行う。

腰入れ状態

超硬丸鋸の腰入れを施したものは腰入れ効果が両面について均等であって,ひき材に及ぼす有害なねじれ又はひずみがあってはならない。

切れ味

超硬丸のこの切れ味は良好でなければならない。

本体硬さ

本体硬さは,JIS B 7726(ロックウェル硬さ試験機)に規定するロックウェル硬さ試験機を用いてJIS Z 2245(ロックウェル硬さ試験方法)の試験方法によって測定する。本体の硬さは,HRC35以上とする。

超硬丸ノコ 検査

超硬丸鋸の検査は,形状・寸法,外観,振れ,腰入れ状態,切れ味と硬さについて行い,寸法と品質に適合しなければならない。

超硬丸ノコの呼び方

超硬丸のこの呼び方は,規格番号又は規格名称,外径,刃厚,本体の厚さ,穴径,歯数と刃形とする。
備考 組み合わせた刃形の呼び方は,受渡当事者間の協定による。

  • 例:
    • JIS B 4805 205×1.8×1.0×25.4×60×A
    • 超硬丸のこ 305×3.0×2.0×30×80×B

超硬丸ノコ 製品の表示事項

超硬丸のこには,製品の表面に次の事項を表示する。

  • (1) 寸法 外径×刃厚×本体の厚さ×穴径 (D×T1×T2×d)
  • (2) 歯数
  • (3) 刃形
  • (4) 製造業者名又はその略号

木材などの切断(充電丸ノコ用)薄刃設計で切削抵抗が少ない充電丸ノコ用チップソー・充電丸ノコ用・1.2mmの薄刃設計で切断抵抗が少なく、バッテリーが長持ちする・0.8mm厚軽量台金と窓抜き付で、モーターにかかる負荷が少ない仕様・金色電着塗装なので現場で使用していても目立つ仕様・軽量合金使用で軽い

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超硬丸のこ関連 主なJIS規格 一覧

【 表 6 】
規格番号 規格名称 規格番号 規格名称
JISB4802木工用丸のこの規格JISB4805超硬丸のこの規格
JISB6508-1木材加工機械-丸のこ盤-第1部:丸のこ盤の試験と検査方法JISB6508-2木材加工機械-丸のこ盤-第2部:ラジアル丸のこ盤の名称と検査方法
JISB6508-3木材加工機械-丸のこ盤-第3部:走行丸のこ盤の名称と検査方法JISB6508-4木材加工機械-丸のこ盤-第4部:テーブル移動丸のこ盤の名称と検査方法
JISB6508-5木材加工機械-丸のこ盤-第5部:ギャングリッパの名称と検査方法JISC9029-2-1可搬形電動工具の安全性-第2-1部:丸のこ盤の個別要求事項
JISC9745-2-5手持ち形電動工具-安全性-第2-5部:丸のこの個別要求事項

超硬丸ノコメーカー

超硬丸ノコ ホームセンター 価格(参考)

切削工具〔用語/工具材料/バイト/ドリル/フライス/リーマ/歯切工具/ブローチ/ねじ加工工具(転造ダイスを含む)/刃先交換工具/ダイヤモンド/CBN工具/ハクソー/機械刃物/木工用のこ/やすり〕、研削工具〔一般/研削といし/研磨布紙〕、作業工具〔スパナ及びレンチ/ペンチ等/ねじ回し/万力/その他〕、保持具等〔ジグ/シャンク及びアーバ/チャック等〕、関連規格

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