スライドファスナ 規格 一覧|サイズ・形状・寸法・構造・英語・意味|JIS 更新情報

スライドファスナーの規格をまとめ一覧表 名称の説明とサイズ・種類・構造・特徴・英語・読み方・基本用語・基礎知識に関して解説!スライドファスナーとは,衣料,靴,袋物,靴,鞄類,小銭入などに用いられる一般用の滑り式留金具,線ファスナー,通称ファスナー。スライドファスナ(以下,ファスナという。)について規定する。

スライドファスナー 規格 一覧表

ファスナー

スライドファスナー

最新 JIS S3015 規格の詳細 更新日 情報

JIS規格番号 JISS3015 最新 更新日 改正年月日 2019年01月21日
規格名称 スライドファスナ
英語訳 Slide fasteners
対応国際規格 ISO
主務大臣 経済産業 制定年月日 1958年12月16日
略語・記号 No JIS S3015:1958

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

スライドファスナー 構造と名称

【 表 1 】
用語・名称 説明・詳細
エレメントエレメントとは,テープに取り付けた金属又はプラスチック製のかみ合う部品。エレメントには,単独エレメント及び連続エレメントがある。
エレメント図

図1 エレメントの図

  • ①テープ
  • ②連続エレメント
  • ③単独エレメント
  • ④テープ
  • ⑤ストリンガ
単独エレメント単独エレメントとは,エレメントが一つ一つ独立したもの
連続エレメント連続エレメントとは,エレメントが連続したもの
ストリンガストリンガとは,エレメントを取り付けたテープ。同様のエレメントを取り付けたテープとかみ合うことができる [図1 参照]
チェーンチェーンとは,二つの適合するストリンガをかみ合わせたもの。
止製品図

図2 止製品の図

  • ① 上耳
  • ② 上止
  • ③ スライダー本体
  • ④ スライダー引手
  • ⑤ エレメント
  • ⑥ テープ
  • ⑦ 下止
  • ⑧ 下耳
  • A スライダー
  • B チェーン
  • C チェーン幅
チェーン幅チェーン幅とは,かみ合ったエレメントの幅 [図2 参照]
スライダスライダとは,移動させることによって,チェーンの開閉を行うもの [図2 参照]。通常,スライダ本体とスライダ引手とで構成される。
上止上止とは,スライダの閉じる方向の動きを阻止するために,チェーンの端に取り付けられているスライダ止め具 [図2 参照]
下止下止とは,スライダの開く方向の動きを阻止するために,チェーンの端に取り付けられているスライダ止め具 [図2 参照]
開具開具とは,スライダによって,チェーンが開き切った状態で,ストリンガを分離したり組み合わせたりする部品。開具は,ちょう(蝶)棒及び箱で構成される。
開製品図

図3 開製品 の図

  • ①ちょう棒
  • ②箱
  • ③開具
ちょう棒ちょう棒とは,ストリンガ下端部に設けた,開具を構成する管状の部品で,開具を構成するもう一方の部品である箱の穴に差し込み,ファスナ下端部を結合する部品。
箱とは,ストリンガ下端部に設けた,開具を構成する箱状の部品で,開具を構成するもう一方の部品であるちょう棒が差し込まれ,ファスナ下端部を結合する部品。
スライダロック機構スライダロック機構とは,スライダのチェーン開閉を阻止する機構。

スライドファスナー 種類

種類は,チェーン幅,エレメント種類,スライダ種類及びテープ種類によって区分し,表1による。

【 表 2 】 [単位 mm]
区分 記号 種類
チェーン幅(mm)
2.5以上4.0未満UL級超軽量級
4.0以上5.5未満L級軽量級
5.5以上7.0未満M級中量級
7.0以上8.5未満MH級中重量級
8.5以上12.0未満H級重量級
12.0以上UH級超重量級
エレメント種類 テープ種類単独エレメントa) 化繊テープの場合
補強された化繊テープb)の場合
化繊テープ以外の場合c)
連続エレメント化繊テープの場合
化繊テープ以外の場合c)
スライダ種類金属製スライダ
樹脂製スライダ

a) 単独エレメントの材質がアルミニウム合金の場合は,全て化繊テープ以外の区分を適用する。
b) 化繊テープの中でも,ジーンズなどの高強度要求分野に適用するもの。
c) 化繊テープであってもニットテープの場合は,用途が薄地分野に対応したものとなるため「化繊テープ以外の場合」の区分を適用する

ファスナーの種類【参考】

スライドファスナー 種類

ファスナー 種類

  • ①金属ファスナー
    • エレメントが金属
  • ②樹脂ファスナー
    • エレメントがコイル状の樹脂
  • ③ビスロンファスナー
    • エレメントが樹脂製
名称 説明・詳細
スライダーを下ろした際,下止によってスライダーが止まり,左右のテープ(チェーン)が離れないファスナー全般。ズボン・スカートの前立,ポケット,鞄のほか,さまざまな用途に用いらる。止図

止の図

スライダーを一番下まで下ろすことで,左右のテープ(チェーン)を離すことがでる。主にジャンパーなどの上着の前立に使用される。開図

開の図

逆開スライダー2個付の開製品。下から開くことができ,ファッション性だけではなく機能性にも富む。逆開図

逆開の図

頭合わせスライダー2個付の止製品の一種。主に鞄に使用され,2つのスライダーの頭と頭が向かい合うところから頭合わせと呼ぶ。頭合わせ図

頭合わせの図

尻合わせスライダー2個付の止製品の一種。つなぎに使用される。尻合わせ図

尻合わせの図

ループファスナー片側のチェーンを折り返して閉じた一本のチェーンからなり,フードのほか,寝袋などに使われる。ループファスナー図

ループファスナーの図

トップオープンファスナースライダーを上部に強く引き上げることによってスライダーがはずれ,簡単に分離できます。消防服やスポーツアパレルに使用される。トップオープンファスナー図

トップオープンファスナーの図

YKK製両開きファスナー 68cmバック、かばんに最適

スライダーの種類【参考】

【 表 3 】
自由スライダー引手がどの位置にあってもロック作用をもたないスライダー。自由スライダー図

自由スライダーの図

オートマチックスライダー引手から手を離すと自動的にロックがかかり,引手を引っ張ることによってロックが外れる。オートマチックスライダー図

オートマチックスライダーの図

セミオートマチックスライダー引手を倒した状態でロックがかかり,引手を起こした状態でロックが外れる。セミオートマチックスライダー図

セミオートマチックスライダーの図

ジーンズ用スライダージーンズ専用のセミオートマチックスライダー。ジーンズ用スライダー図

ジーンズ用スライダーの図

ピンロックスライダー引手の爪がエレメントに働きロックがかかる。ピンロックスライダー図

ピンロックスライダーの図

リバーシブルスライダー一枚の引手が回転レールに沿って移動でき,表裏いずれからも開閉できるオートマチックスライダー。リバーシブルスライダー図

リバーシブルスライダーの図

樹脂スライダー(ロックなし)引手がどの位置にあってもロック作用をもたないスライダー。樹脂スライダー(ロックなし)図

樹脂スライダー(ロックなし)の図

樹脂スライダー(ロックあり)ロック機能の部品に金属を使用したオートマチックスライダー。樹脂スライダー(ロックあり)図

樹脂スライダー(ロックあり)の図

参考 YKK(株)

スライドファスナー 材料

ファスナには,色むら,しみ,きず並びに使用上支障となるばり及びエッジがあってはならない。
テープの材料は,通常,化繊又は綿を用いる。
エレメント及びスライダの材質は,金属又は樹脂とする。

スライドファスナー サイズ

  • a) チェーン幅は,表示する種類に応じ,表1のチェーン幅による。
  • b) ファスナの表示長さの許容範囲は,表示する長さに応じ,表による。
製品の長さ

製品の長さの図

【 表 4 】 [単位 cm]
ファスナの表示長さ 許容範囲
30以下±0.5
30を超え60以下±1.0
60を超え120以下±1.5
120を超える±2.0%

スライドファスナー 強度

チェーン横引強度試験 図

チェーン横引強度試験の図

【 表 5 】 チェーン横引強度 [単位 N]
区分 横引強度
UL級 L級 M級 MH級 H級 UH級
単独エレメント化繊テープの場合150230300390490690
補強された化繊テープの場合300400500600700800
化繊テープ以外の場合100150200250300
連続エレメント化繊テープの場合200250450540590
化繊テープ以外の場合150200200300350
上止部縦引強度試験 図

上止部縦引強度試験の図

【 表 6 】 上止部縦引強度 [単位 N]
区分 縦引強度
UL級 L級 M級 MH級 H級 UH級
金属製スライダ405070100120200
樹脂製スライダ30406080100170
【 表 7 】 開製品片側ストリンガ上止部縦引強度a) [単位 N]
適用 縦引強度
乳幼児(6歳未満)用アイテム向け70
注a) 適用するかどうかは,受渡当事者間の協定による。
下止部引裂強度試験 図

下止部引裂強度試験の図

【 表 8 】 下止部引裂強度 [単位 N]
区分 引裂強度
UL級 L級 M級 MH級 H級 UH級
単独エレメントa)化繊テープの場合b)金属製スライダ15405080100150
樹脂製スライダ15304060100150
補強された化繊テープの場合金属製スライダ15405080100150
樹脂製スライダ
化繊テープ以外の場合金属製スライダ15305080100150
樹脂製スライダ15304060100150
連続エレメント全てのテープ金属製スライダ305070120150
樹脂製スライダ20306090120
開部横引強度試験 図

開部横引強度試験の図

【 表 9 】 開部横引強度 [単位 N]
区分 横引強度
UL級 L級 M級 MH級 H級 UH級
単独エレメント507080120150300
連続エレメント5080120150
【 表 10 】 開具箱縦引強度 [単位 N]
区分 UL級 L級 M級 MH級 H級 UH級
縦引強度40506080120200
スライダ総合強度試験 図

スライダ総合強度試験の図

【 表 11 】 スライダ総合強度 [単位 N]
区分 総合強度
UL級 L級 M級 MH級 H級 UH級
金属製スライダ6080150170200300
樹脂製スライダ4050100100150300
【 表 12 】 スライダ引手ねじり強度 [単位 N]
区分 ねじり強度
UL級 L級 M級 MH級 H級 UH級
金属製スライダ0.150.150.450.70.7
樹脂製スライダ0.10.10.350.450.6
【 表 13 】 スライダロック強度 [単位 N]
区分 ロック強度
UL級 L級 M級 MH級 H級 UH級
単独エレメント金属製スライダ1525405060
樹脂製スライダ1020253550
連続エレメント金属製スライダ1010355060
樹脂製スライダ1010253550

スライドファスナー 表示

  • 全ての要求事項に適合するファスナには,一包装ごとに次の事項を表示しなければならない。
  • a) ロット番号
  • b) 種類 表示する種類は,次による。ただし,1) 以外の項目については,受渡当事者間の協定による。
    • 1) チェーン幅(「級」の文字は省略してもよい。)
    • 2) エレメント種類
    • 3) スライダ種類
    • 4) テープ種類
  • c) 製造業者名又はその略号
  • d) ファスナの長さ(cm)

スライドファスナ関連 主なJIS規格 一覧

【 表 14 】
規格番号 規格名称
JISL3416面ファスナ
JISS3015スライドファスナ

スライドファスナー ブランド メーカー

用語、表示・記号、試験方法〔染色堅ろう度試験/繊維混用率試験〕、試験方法〔特性試験〕、衣料のサイズ、衣料品・その他

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