段ボール用語集 用語の説明と定義 種類 英語・読み方|JIS 更新情報

段ボール用語についてのまとめ一覧表、段ボールの規格での種類 名称の説明と定義・英語 単語 読み方・基本用語集・種類・基礎知識に関して解説!

段ボール用語 規格 一覧表

段ボール用語

段ボール用語

段ボール用語の規格は,段ボール工業において用いる主な用語及びその定義について規定する。

最新 JIS Z0104 規格の詳細 更新日 情報

JIS規格番号 JISZ0104 JIS規格名称 段ボール用語
英語訳 Glossary of terms used in corrugated fibreboard industry 略語・記号
主務大臣 経済産業 制定年月日 1969年05月01日
最新 更新日 改正年月日 2013年03月21日 No Z 0104:2013

用語の分類

  • a)
    段ボール及び段ボール箱の種類
  • b)
    材料及び補助材料
  • c)
    形式,寸法及び設計
  • d)
    機械及び装置
  • e)
    性能及び試験方法
  • f)
    製造方法及びその管理

用語の説明と定義

用語及び定義は,次による。なお,参考として対応英語を示す。また,一つの用語欄に二つ以上の用語を併記してある場合は,記載の順位に従って優先的に用いる。
注記1 用語の読み方が紛らわしいものについては,用語の次に括弧書きで読み方を示す。
注記2 平仮名では分かりにくい場合には,平仮名の後に括弧をつけて表外漢字を示す。

段ボール・段ボール箱の種類

【 表 1 】
用語詳細・説明英語(参考)
段ボール とは波形に成形された中芯の片面又は両面にライナを貼り合わせたもの。種類によって片面段ボール,両面段ボール,複両面段ボール,複々両面段ボールがあり,また,用途によって外装用段ボール,内装用段ボールに分類するcorrugated fibreboard, corrugated board
A段, Aフルート とは段ボールの波形部分を構成する段種の一つで,段の数が30 cm当たり34±2段あるもの。AFとも表記するA flute
B段, Bフルート とは段ボールの波形部分を構成する段種の一つで,段の数が30 cm当たり50±2段あるもの。BFとも表記するB flute
C段, Cフルート とは段ボールの波形部分を構成する段種の一つで,段の数が30 cm当たり40±2段あるもの。CFとも表記するC flute
E段, Eフルート とは段ボールの波形部分を構成する段種の一つで,段の数が30 cm当たり93±5段あるもの。EFとも表記するE flute
片面段ボール とは1枚のライナに,波形に成形された中芯を貼り合わせた段ボールsingle face
両面段ボール とは片面段ボールの段頂にライナを貼り合わせた段ボールsingle wall
複両面段ボール とは両面段ボールの片側に片面段ボールの段頂を貼り合わせた段ボールdouble wall
複々両面段ボール とは複両面段ボールの片側に片面段ボールの段頂を貼り合わせた段ボールtriple wall
マイクロフルート とは段ボールの波形部分を構成する段種のうち,段高が 1mmに満たない極めて薄い段の総称microflute
段ボール箱 とは段ボールで作った箱。外装用段ボール箱,内装用段ボール箱の種類があるcorrugated fibreboard box, corrugated box
外装用段ボール箱 とは使用上の区分で,主に輸送用に用いる段ボール箱corrugated fibreboard shipping container
内装用段ボール箱 とは個装をまとめ,それを保護するために用いる段ボール箱interior corrugated fibreboard box
防水段ボール とは水による強度の劣化に抵抗性をもつ段ボールの総称。はっ水段ボール,耐水段ボールの種類がある。また,防水加工法によって,カーテンコート方式,ロールコート方式があるwater proof corrugated fibreboard
はっ水段ボール とは短時間水がかかっても水をはじいて水滴とし,水の浸透を防ぐように表面加工した段ボールwater repellant corrugated fibreboard
耐水段ボール とは長時間浸水しても,強度が劣化しにくくなるように加工した段ボールwater resistant corrugated fibreboard
防水段ボール箱 とは水による強度の劣化に抵抗性をもつ段ボール箱の総称。次の種類がある。 a) はっ水段ボール箱 b) 耐水段ボール箱 water proof corrugated fibreboard box
はっ水段ボール箱 とははっ水加工を施した段ボール箱又ははっ水段ボールを用いて作った段ボール箱water repellant corrugated fibreboard box
耐水段ボール箱 とは長時間浸水しても,強度が劣化しにくくなるように加工した段ボール箱又は耐水段ボールで作った段ボール箱water resistant corrugated fibreboard box

材料と補助材料

【 表 2 】
用語詳細・説明英語(参考)
段ボール原紙 とは段ボールを製造するために用いる巻取り状の板紙の総称。ライナ,中芯の種類がある。単に原紙ともいうcontainerboard
ライナ とは段ボールの表裏及び複両面,複々両面段ボールの波形に成形されない箇所に用いる原紙。用途によって外装用ライナ及び内装用ライナがあるlinerboard
中芯 とは主に段ボールの波形を成形する目的に用いる段ボール原紙。中芯原紙ともいうcorrugating medium
はっ水ライナ とは表面をはっ水剤で加工したライナwater repellant linerboard
貼合(てんごう)用接着剤 とは段ボールの製造に用いられる接着剤。でん粉を用いたものが多く使われるadhesive for corrugated fibreboard
耐水接着剤 とは耐水段ボール及び耐水段ボール箱の製造に用いる耐水性をもった接着剤water resistant glue
カットテープ とは段ボール箱を任意の部分で引き裂くために用いるテープ。プラスチック製,綿製などがある。ティアテープともいうtear tape
段ボール用印刷インキ 段ボール印刷に用いるインキ。次の種類がある。 とはa) 油性インキ b) 速乾性インキ c) フレキソインキ printing ink for corrugated fibreboard
油性インキ とはアマニ油で合成樹脂を溶解し,顔料,添加物などを加えて練り合わせたインキ。他のインキに比べて乾燥時間が長いoil based ink
速乾性インキ とはエチレングリコールに合成樹脂を溶解し,顔料,添加物などを混合したインキquick drying ink
フレキソインキ とは水又はアルコールにアルカリ可溶樹脂を溶解し,顔料,添加物などを加えて練り合わせ,主に吸収と蒸発とによって乾燥するインキflexo graphic ink
印版 とは段ボールの印刷に用いる版。手彫版,鋳造版,感光樹脂版の種類があるprinting die
接合用接着剤 とは段ボール箱のジョイント部の接合及び封かんに用いる主として合成樹脂系の接着剤。グルーともいうadhesive for manufacturer’s joint, glue
ステッチ とは段ボール箱の接合部及び封かんに用いる,主として亜鉛又は銅めっきを施してさび止めをした平鋼線stitch, wire
抜型 とは段ボールの打抜きに用いる型。平板又はわん曲状の合板に,鋼製の切刃及びけい線刃を組み込んだもの cutting die

形式,寸法と設計

【 表 3 】
用語詳細・説明英語(参考)
段 とは波形に成形した中芯の形状。フルートともいうflute
段頂 とは波形に成形された段の先端部flute tip
坪量 とは単位面積当たりの段ボール原紙又は段ボールの質量。1平方メートル当たりのグラム数で表すbasis weight, grammage
紙幅 とは段ボール原紙の幅width of paper
流れ方向 とはコルゲータでの原紙が進行する方向。段ボールでは段に直角の方向となるmachine direction
幅方向 とは段ボールの段に平行な方向。段方向ともいうcross direction
けい線 とは段ボールを折り曲げるために,線状に段を潰した状態。段に直角に入れたけい線をスコア,段に平行に入れたけい線をクリーズというscore, crease
クリーズ とは段ボールを折り曲げるために,段に対して平行な方向に入れたけい線crease
スコア とは段ボールを折り曲げるために,段に対して直角方向に入れたけい線score, score line
内のり寸法 とは箱の内側の寸法inside dimension
外のり寸法 とは箱の外側の寸法outside dimension
加算値 とは段ボール箱を設計する際に,内のり寸法に加算する数値additional value
展開寸法 とは段ボール箱の製造時の加工寸法で,内のり寸法に一定の加算値を加えた寸法。設計寸法ともいうworking dimension
単m2(たんへいべい) とは1個の段ボール箱を製造するために使用される段ボールの面積square meter
スロット とは段ボール箱の各フラップ間の溝切りされた部分slot
長さ面 とは箱の長さと深さとに囲まれた面。側面(がわめん)ともいうside panel
幅面 とは箱の幅と深さとに囲まれた面。単に幅,又はつま面ともいうend panel
角 (かど) とは段ボール箱を組み立てた状態における三つのりょう(稜)の交点corner
りょう(稜) とは段ボール箱を組み立てた状態で,二つの面が交わる線 edge
継ぎ代 とは箱の接合部分。ジョイントともいう joint
手掛け穴 とは段ボール箱の持ち運びを容易にするために開けた穴hand hole
フラップ とは段ボール箱の蓋又は底となる折り曲げ面。外フラップと内フラップとがある。またフラップの長さによって突き合せ,重ね合せなどがあるflap
オーバーラップ とは天面又は底面のフラップが互いに重なりあった状態overlap
封かん(緘) とは物品若しくは包装物品を容器に収め,又は包んだ状態の開口部分を封じて内容品を保護する行為。ステッチを用いる方法,テープを用いる方法及び接着剤を用いる方法があるsealing, seal
段ボール箱の形式 とは段ボール箱の展開図及び立体図による形式分類。4桁のコード番号で示し,上位2桁は基本形式を,下位2桁は個別形式を示すtype of corrugated fibreboard boxes
ボックスブランク とは段ボール箱を接合する前までの加工が終わった平板状の段ボール。単にブランクともいう。けい線に沿って折り曲げ,組み立てると箱になるbox blank
抜箱 とは抜型で打ち抜いて作った箱。ラップアラウンドケース,ブリスボックス,ボトムロックケースなどがこれに含まれるdie cut box
トレイ とは段ボール製で,蓋のない比較的深さの浅い容器tray
スリーブ とは両端面を開放した状態で筒状の形をしたものsleeve
ボトムロックケース とは段ボールの底の部分を組み立てたときに,封かん材を使わないでロックする形式の箱ready glued cases
セットアップケース とは継ぎ代部を接合した溝切り形(コード番号:02)の段ボール箱の一種。筒状に引き起こして側方から集積された内容品を挿入し,両端面を接着剤又はテープで封かんするset up case
ブリスボックス とは両面及び底面に相当する1枚のボックスブランクと幅面に相当する2枚のボックスブランクとを専用機を使って接合する形式の箱rigid type boxes
ラップアラウンドケース とは抜型によって段ボールにけい線,溝切りを施したボックスブランク。内容物を中に置いて折り曲げると箱の形になる。フラップと接合部の封かんは専用機を使って行うwrap around case
附属類 とは段ボール箱の内部で商品を安定させるために使用する仕切り,埋め板,胴枠などの補助材の総称interior fitments
仕切り とは箱の内部を幾つかに区分するための部材。パーティションともいうpartition
埋め板 とは箱の内部の段差を埋めるために用いる部材pad
胴枠 とは箱の内側に用いる筒状の補強枠。中枠(なかわく)ともいうtube, inside liner
パッド とは箱内部の商品の列若しくは層を保護又は分割するために用いる,主として平板状の部材pad
バッグインボックス とは外側は段ボール箱で,その内側に抽出口をもつプラスチック製の袋又は成形容器を装着した二重容器bag in box
安全率 とは段ボール箱は,使用される環境などによって圧縮強さが低下するため,これらの低下をあらかじめ考慮して設計する数値safety factor
ケリカットの式 とは段ボール原紙の圧縮強さなどから段ボール箱の圧縮強さを推定する計算式Kellicutt formula
マッキーの式 とは段ボールのエッジクラッシュ強さから,段ボール箱の圧縮強さを推定する計算式Mckee formula
包装制限 とは段ボール箱を設計する場合の最大総質量(内容品+包装材料)及び内のり寸法の和(長さ,幅,深さ)の最大値restrict of maximum box weight and maximum inside dimension of box, packaging limit
ケアマーク とは貨物の流通過程で正常な荷扱い,貨物の保護及び荷扱い者の安全のため,箱に印刷などで表示するマークinstruction mark for handling
保証マーク とはルール41又はアイテム222に基づいて,段ボール箱の外側に円形又は長方形の枠を用いて,輸送業者が定めた規定に適合していることの証明を,段ボール製造業者の名称とともに記載したマークbox manufacturer’s certificate (BMC)
アイテム222 とはアメリカ国内の貨物輸送に際して,自動車輸送業者が想定した輸送規則の中の,段ボール箱及びソリッドファイバー箱に関する規則Item 222
ルール41 とはアメリカ国内の貨物輸送に際して,鉄道輸送業者が規定した輸送規則の中の,段ボール箱及びソリッドファイバー箱に関する必要条件を定めた規則Rule 41

機械と装置

【 表 4 】
用語詳細・説明英語(参考)
コルゲータ とは段ボールを製造する機械。コルゲートマシン又は貼合機ともいうcorrugator
シングルフェーサ とはコルゲータの一部で,片面段ボールを製造する装置。フィンガー方式とフィンガレス方式があるsingle facer
段ロール とはコルゲータの一部で,中芯を波形に成形するためのロール。上(うえ)ロールと下(した)ロールがあるcorrugating roll
フィンガー方式 とはコルゲータのシングルフェーサで,フィンガープレートを備えた方式finger system
フィンガープレート とはコルゲータのシングルフェーサで,波形に成形された中芯を段ロールから離れないように支える弧状の案内板。単にフィンガともいうfinger plate
フィンガレス方式 とはコルゲータの一種で,シングルフェーサにおいてフィンガープレートを使用しないで,波形に成形された中芯を段ロールから離れないように案内する方式。ノーフィンガー方式ともいうfingerless system
ベルトプレス方式 とはコルゲータの一種で,シングルフェーサにおいて段ロールで成形された中芯とライナとを,プレスロールを用いず耐熱ベルトで圧着して貼り合わせる方式belt press system
スプライサ とはコルゲータの一部で,段ボール原紙を継ぎ合わせる装置splicer
プレコンディショナ とはコルゲータの一部で,中芯の巻きぐせを修正し,正しく波形に成形されるように熱及び蒸気を与えて調湿する装置preconditioner
プレヒータ とはコルゲータの一部で,段ボール原紙及び片面段ボールの片面を連続して予熱する装置preheater
ミルロールスタンド とはコルゲータの一部で,段ボール原紙を支持する装置 mill roll stand
のり(糊)付け部 とはa) コルゲータのシングルフェーサ及びダブルフェーサの一部で,段頂にのり(糊)付けする部分。 b) 製箱機で段ボール箱の継ぎ代に接着剤を転移させる部分glueing part
アプリケーターロール とは波形に成形された中芯の段頂に,貼合用接着剤を直接転移させるためのロール。グルーロール,のり(糊)ロールともいうapplicator roll
テークアップコンベヤ とは片面段ボールをシングルフェーサからブリッジに運び上げるベルトコンベヤtake up conveyer
ダブルフェーサ とはコルゲータの一部で,片面段ボールとライナとを両面段ボール又はそれ以上の多層に貼り合わせる装置。ダブルバッカともいうdouble facer
プレスロール とはコルゲータの一部で,波形に成形された中芯の段頂と,ライナの接触面とを加熱しながら加圧接着させるロールpress roll
グルーイングマシン とはコルゲータの一部で,片面段ボールを予熱して段頂にのり(糊)を付ける装置。グルーマシンともいうgluing machine
ライダーロール とはコルゲータのダブルフェーサののり(糊)付け部を通過する片面段ボールと,アプリケーターロールとの間隔を調整するロール。片面段ボールの振動を防止する役目ももつrider roll
ウェイトロール とはコルゲータのダブルフェーサ部で,上部ベルトの上から段ボールに圧力を加え,接着を促進させるためのロール。バラストロールともいうweight roll
ブリッジ とはコルゲータの一部で,片面段ボールをシングルフェーサからダブルフェーサまで送るコンベヤを付設した架橋状の部分bridge
ヒーティングパート とはコルゲータのダブルフェーサの一部で,段頂にのり(糊)を付けた片面段ボールとライナとを加熱接着する装置heating part
クーリングパート とはコルゲータのダブルフェーサの一部で,ヒーティングパートを通過した段ボールを空冷し,安定した状態でカットオフマシンまで送り出す部分cooling part
熱盤 とはコルゲータのヒーティングパートの一部で,鉄製で中空の箱に蒸気を入れて加熱し,段ボールの接着を完成させる装置heating plate
スリッタースコアラ とは段ボールを幅方向に切断してけい線を入れる装置slitter scorer
カットオフマシン とはコルゲータの一部で,段ボールを流れ(進行)方向に直角に切断する装置。カットオフともいうcut off machine
ロータリーシャ とはコルゲータの一部で,製造ロットを変更するときに,スリッタの前でシートを切り離すために使う回転式切断装置rotary shear
スタッカ とはコルゲータ,印刷機,ダイカッタなどの排出部で,段ボールを積み重ねる装置stacker
製箱機 とは段ボール箱を製造する一連の機械の総称converting machine
スリッタ とは段ボールを幅方向に切断する装置slitter
スロッタ とは段ボールに切り込み溝を入れる装置slotter
グルア とは接合用接着剤を用いて,ボックスブランクを接合する機械gluer
フォルダーグルア とはボックスブランクを折り畳みながら,継ぎしろ部をのり(糊)付けして箱に仕上げる機械folder gluer
ステッチャ とは段ボールの接合部を平鋼線で接合する機械stitcher
プリンタ とは段ボールに印刷する機械。段ボールシートの通し方向によって縦通し印刷機と横通し印刷機とに区分されるprinter
プリンタースロッタ とは段ボールに印刷し,切り込み溝を入れる装置。印刷,断裁,けい線,溝切りなどの加工を連続して行うことができるprinter slotter
フレキソフォルダーグルア とはフレキソインキを用いた印刷とグルー接合とを連続して行う機能を備えた機械flexo folder gluer
フィードロール とは製箱加工する段ボールを,給紙部から次の機構に送り込むロールfeed roll
アニロックスロール とはフレキソインキを印版に均一に転移させるためのロールanilox roll
クリーザ とは段ボールを折り曲げるために,段ボールの段に平行なけい線を施す装置creaser
フォールディング部 とは製箱機で段ボールを折りたたむ部分folding part
ダイカッタ とは刃物,けい線などを組み込んだ抜型を使い,段ボールを打ち抜く機械。ロータリー方式とプラテン方式とがあるdie cutter
プラテンダイカッタ とはダイカッタの一種で,段ボールを平板状の抜型と平板状の受け台との間で打ち抜く機械。平盤ダイカッタともいうplaten die cutter
ロータリーダイカッタ とはダイカッタの一種で,わん曲した抜型と円筒状の受けロールを回転させ,その間に段ボールを送り込んで打抜き加工を行う機械rotary die cutter
ソフトダイカッタ とは抜型の刃を軟質のアンビルシリンダに食い込ませて打ち抜くロータリー方式のダイカッタsoft cut die cutter
ハードダイカッタ とは抜型の刃と硬質のアンビルシリンダとを接触させて打ち抜くロータリー方式のダイカッタhard cut die cutter
フレキソダイカッタ とはフレキソインキを用いた印刷と打抜きとを連続して行う機能を備えた機械flexo die cutter
アンビルシリンダ とは段ボールの打抜きに用いる円筒状の受け台 anvil cylinder

性能と試験方法

【 表 5 】
用語詳細・説明英語(参考)
含水率 とは材料中に含まれている水分を百分率で表した値moisture content
破裂強さ試験 とはライナ又は段ボールを試験機にジグを用いて固定し,これにゴム隔膜を介したグリセリンによって圧力を加え,破裂した際の強度を圧力計によって測定する試験bursting strength test
比破裂強さ とは紙及び板紙の破裂強さをその坪量で除した数値specific bursting strength
リングクラッシュ試験 とはライナ及び中芯の圧縮強さを測定する試験 ring crush test
比圧縮強さ とはリングクラッシュ試験による圧縮強さをその坪量で除した数値specific compression strength
コンコラメジュム試験とは段成形した中芯の平面圧縮強さ試験。Concora medium test
吸水度 とは紙及び板紙が水を吸収する程度water absorptiveness
平滑度 とは紙の表面の平滑さの度合いsmoothness
繊維方向 とは段ボール原紙を製造する工程で,パルプ繊維が縦方向に並ぶ状態。これによって紙の強度,寸法安定性などの特性に縦横差が表れるfiber orientation
厚さ とは段ボールの厚さ。段ボールを定められた測定板で挟んで測定するthickness
水分試験 とは段ボールが含有する水分を測定する試験moisture test
段ボール垂直圧縮強さ試験 とは段ボールの段の垂直方向に圧縮荷重を加え,試験片が完全に座屈するときの強度を測定する試験。エンドクラッシュテスト,エッジクラッシュテスト又はコラムクラッシュテストともいうend crush test, edge crush test, column crush test
段ボール平面圧縮強さ試験 とは段ボールの平面に対して垂直に,かつ,ライナの面が横滑りを生じない状態で圧縮荷重を加え,試験片の波形が完全に圧壊するときの強度を測定する試験flat crush test

一般・共通、試験、紙・板紙、段ボール・箱、袋、紙加工品、紙・パルプ関連ISO規格一覧、紙・板紙及びパルプ用語、クラフト紙袋―用語及び種類、段ボール用語、包装―用語

【 表 6 】
用語詳細・説明英語(参考)
接着力試験 とは段ボール各段種別に用意された一対のくし(櫛)状の試験ジグをライナと中芯との間に差し込んで,圧縮し,ライナと中芯との接着力を測定する試験adhesion test
衝撃あな開け強さ試験 とは直角三角すいの貫通部をもつ振子式アームによって段ボールを貫通させ,それに要する仕事量を測定する試験puncture test
はっ水度試験 とは段ボール表面の水をはじく度合いを測定する試験water repellent test
包装貨物の評価試験方法の通則 とは包装貨物が流通過程における振動,落下衝撃及び圧縮に対する保護の程度を評価する規定general rules of performance testing for packaged freights
包装貨物試験の前処置 とは包装貨物を試験する際,先立って行う前処置の温湿度条件及び方法conditioning of packaged freights for testing
段ボール箱圧縮強さ試験 とは段ボール箱に圧力を加え,箱の圧縮強度を測定する試験compression test
振動試験 とは包装貨物を振動台に載せ,振動を与えることによって,箱及び内容品の強度又は破損度を測定する試験vibration test
落下試験 とは包装貨物を所定の高さから落下させて,箱及び内容品の強度又は破損度を測定する試験drop test
水平衝撃試験 とは包装貨物を載せた台車を,所定の距離から水平滑走又は傾斜滑走させ衝撃板に衝突させて,箱及び内容品の強度又は破損度を測定する試験。傾斜衝撃試験も含まれるhorizontal impact test
散水試験 とは包装貨物に一定量の水を散水して防水性を調べる試験spray test
耐候試験 とは温度,湿度などの相対外気条件による劣化度を測定する試験weather resistant test
耐光試験 とは太陽光線による段ボール及びその印刷面の退色を測定する試験 fading resistant test

製造方法とその管理

【 表 7 】
用語詳細・説明英語(参考)
貼合 (てんごう) とはライナと中芯を使用して段ボールを製造する行為corrugation
段繰り率 とは単位長さのライナに対する中芯の使用率take up factor
スタインホール方式 とはでん粉液をか性ソーダ液でこ(糊)化し,別に水を混ぜたでん粉と混合して接着剤を作る方式。キャリア部とメイン部とからなるStein Hall process
キャリア部 とはスタインホール方式の製こ(糊)過程で,でん粉液をか性ソーダ液でこ(糊)化した部分。のり(糊)液の粘度保持及びメインでん粉を完全膨潤させる役割を担うcarrier part
メイン部 とはスタインホール方式の製こ(糊)過程で,でん粉液を水に混ぜ合わせた部分。キャリア部を受け入れて接着剤が仕上がるmain part
倍水率 とはコルゲータで使用する接着剤の水量をでん粉の倍数で表した値ratio of total water to total starch
テンション とはコルゲータにおけるライナ,中芯及び片面段ボールの張りtension
ニップ圧 とはコルゲータで上(うえ)段ロール及び下(した)段ロールとプレスロールとを密着させる圧力nip pressure
ブレーキ とはコルゲータで,原紙及び片面段ボールに張力を加える行為brake
モイスナ とは段ロールに送り込まれる直前の中芯の表面に湿り蒸気を吹き付け,段の成形を容易にする行為moistener
層間?離 とは板紙のすき合せ層間の強度が弱いため,層間で離れる状態ply separation
表層?離 とはライナの層間?離のうち,特に表層が?離する現象surface delamination
反り とは表裏ライナの水分差などによって生じる段ボールの変形状態warp
ウォッシュボード とは段ボールの表面に,段の方向に細かい凹凸が生じて波板のようになった状態washboard
耳ずれ とは段ボールのライナ及び中芯の両端が不ぞろいになった状態incorrect aligned edge
フィッシュテール とは箱の接合部分の間隔が上下で異なった状態fish tail
不整段 とは段ボールの製造時に生じる異常な形状の段。段つぶれ,段流れなどがあるirregular formed flute
フラッフアウト とは波形に成形された中芯が遠心力で下段ロールから飛び出す現象fluff out
ブリスタ とは貼合後,段ボール表面のライナがちりめん状のしわ又は小さな膨らみになる状態。薄物のライナを貼り合わせた場合に,熱と水分の影響を受けて発生しやすいblister
プレスマーク とはコルゲータでプレスロールの加圧によってライナの表面に現れる線状の痕press mark
プレプリント とは貼合する前のライナにあらかじめ印刷する行為。段ボールに印刷するよりも精度の高い印刷が可能であるpreprinting
フレキソ印刷 とは柔軟な版と速乾性の水性フレキソインキとを用いた印刷方法flexo printing
プロセス印刷 とは網版を使用して4原色を重ね合わせ,様々な色彩を表現する印刷方式process printing
印圧 とは印刷工程で印版によって段ボールに加わる平面圧力printing pressure
むら取り とは印版又は抜型の段ボールに加わる圧力を部分的に微調整する行為die adjustment
断裁 とは段ボールを所定の寸法に切断する行為。スリットともいうslit
粘度 とはインキ及び接着剤の流動性の程度viscosity
ホードカップ とは接着剤の粘度を測定するための器具ford cup
トリム とはトリムは,次による。 a) 段ボールを所定の寸法に仕上げるため切断,印刷及び打ち抜きをするときに必要とする余裕部分。落ち代ともいう。 b) 段ボールの余裕部分を指定寸法に切断する行為trimming
ステッチ止め とはステッチ(平鋼線)を使用して段ボールを接合する行為wire joint
マージナルゾーン とは印刷部の画像境界線に過剰なインキが盛り上がった部分marginal zone
ピッキング とは印刷の際,紙の表面強度が弱い場合に,インキの粘着力によって紙の表面が?がれる現象picking
けい割れ とはけい線加工を施したり又はけい線を折り曲げたとき,ライナに亀裂が入る状態crack
損失厚み とは段ボールが貼合及び製箱工程において損失する厚み caliper loss

段ボール関連 主なJIS規格 一覧

【 表 8 】
規格番号 規格名称
JISP3902段ボール用ライナ
JISP3904段ボール用中しん原紙
JISZ0104段ボール用語
JISZ0402段ボールの接着力試験方法
JISZ0403-1段ボール-第1部:平面圧縮強さ試験方法
JISZ0403-2段ボール-第2部:垂直圧縮強さ試験方法
JISZ1506外装用段ボール箱
JISZ1507段ボール箱の形式
JISZ1516外装用段ボール

用語、一般、材料・容器〔木材/加工紙/段ボール・板紙/紙袋/プラスチック/金属/緩衝材料/結束・封かん材料/防せい材料/その他〕、包装仕様、試験方法〔材料・容器/包装・貨物〕、その他

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