JIS B 3000 最新規格 ＦＡ－用語｜JIS規格 一覧｜改正 更新情報｜制定
JIS B 3000 ＦＡ－用語の規格 JISB3000の基本･名称･用語･分類，一般，構成機器，システム技術，知識･JIS最新改正更新情報に関して解説！
JIS B3000：2010の規格は，主として機械工業においてファクトリーオートメーションに用いる主な用語及び定義について規定。
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ＦＡ－用語 規格 一覧表
ＦＡ－用語の一覧
最新 JIS B3000 規格の詳細 更新日 情報
JIS B 3000：2010の最新の詳細や改正，更新日の情報！
JIS 改正 最新情報
| JIS規格番号 | JIS B3000 | JIS改正 最新・更新日 | 2010年03月23日 |
|---|---|---|---|
| 規格名称 | ＦＡ－用語 | ||
| 英語訳 | Factory Automation – Vocabulary | ||
| 対応国際規格 ISO | |||
| 主務大臣 | 経済産業 | 制定 年月日 | 1990年03月01日 |
| 略語・記号 | No | JIS B3000：2010 | |
| ICS | 01.040.25，25.040.40 | JISハンドブック | |
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
適用範囲 [1]
この規格は，主として機械工業においてファクトリーオートメーション（以下，FAという。）に用いる主な用語と定義について規定する。
用語の分類 [2]
用語の分類は，次による。
- a) 一般
- b) 構成機器
- c) システム技術
用語と定義 [3]
用語と定義は，次による。
なお，参考として対応英語を示す。
注記1 番号に関する表記法は，次による。
- 番号は，4けたの数字によって表す。
- 最初の2けたの数字は，この規格における用語の分類の番号を表し，次の2けたの数字は，分類の同一区分における一連番号である。
注記2 用語欄で，コンマで区切って二つ以上の用語が併記してある場合は，その順序に従って優先使用する。
注記3 アルファベットで規定した用語で，読み方があるものについては，その読み方を（ ）内に示す。
a) 一般
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 1001 | FA | FAとは，工場における生産機能の構成要素である生産設備（製造，搬送保管などにかかわる設備）と生産行為（生産計画と生産管を含む。）とを，コンピュータを利用する情報処理システム支援のもとに統合化した工場の総合的な自動化。 | factory automation |
| 1002 | FMS | FMSとは，生産設備の全体をコンピュータで統括的に制御・管理するこによって，混合生産，生産内容の変更などが可能な生産シスム。 | flexible manufacturing system |
| 1003 | FMC | FMCとは，数値制御機械に，ストッカ，自動供給装置，着脱装置などをえ，複数の種類の製品を製造できる機械（JIS B 0105参照）。 | flexible manufacturing cell |
| 1004 | MES（めす） | MESとは，製造プロセスの実行を統制し，生産指示，実績収集，進ちょ（捗）管理などの機能を通して，生産現場での品質・コスト納期の管理を可能にするシステム。生産計画系システムと制系システムとの中間にあって，両者をつなぐことで生産シスム全体の統合を実現するシステム。 | manufacturing execution system |
| 1005 | CIM（しむ） | CIMとは，生産に関係するすべての情報をコンピュータネットワークびデータベースを用いて統括的に制御・管理することによて，生産活動の最適化を図る生産システム。 | computer integrated manufacturing system |
| 1006 | PLM | PLMとは，製品の企画，設計開発，製造，保守と回収（廃棄）といっライフサイクル全体を，製品情報を中心に包括的に管理するえ方とそれを実現するシステムの総称。 | product life cycle management |
| 1007 | サプライチェーマネジメント，SCM | サプライチェーマネジメント，SCMとは，複数の企業間で，開発，生産と流通にかかわるすべてのプセスを効率的にマネジメントする取組み。 | supply chain management |
| 1008 | コンカレントエジニアリング | コンカレントエジニアリングとは，製品のライフサイクル全体を考慮して，これに関連する工程統合化を行い，相互に情報交換することによって，同時，並的に生産活動を実施する技術。 | concurrent engineering |
| 1009 | デジタルエンジアリング | デジタルエンジアリングとは，コンピュータ上の製品設計データを統合的に用いて，生産計，工程設計などの下流工程の効率化を図る技術。 | digital engineering |
| 1010 | デジタルファクリ | デジタルファクリとは，製品の設計開発と製造などにかかわる情報をデジタル化し製造プロセスを仮想化技術と／又はシミュレーション技を使って検証するシステム。 | digital factory |
| 1011 | デジタルマニュァクチャリング | デジタルマニュァクチャリングとは，仮想化技術と／又はシミュレーション技術を用いて生産ステムを検証することによって，品質と生産性を向上させ製品の市場投入までの期間を短縮させる手法。 | digital manufacturing |
| 1012 | 階層構造 | 階層構造とは，一つの機能を実現するシステムを質が異なる層に分け，その層ごとに標準化することによって上下層間と層内の通信標準化・効率化できるシステム構造。 | hierarchical structure |
| 1013 | オープンシステム | オープンシステムとは，利用する側の目的に応じて，システムの構成を適合させられような拡張性をもち，かつ，利用者がこの目的のために，そ基本仕様とインタフェースに関する情報を自由に利用でるシステム。 | open system |
b) 構成機器
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 2001 | 数値制御工作機械NC工作機械 | 数値制御工作機械NC工作機械とは，工具と工作物との相対運動を，位置，速度などの数値情報にって制御し，加工にかかわる一連の動作をプログラムした指によって実行する工作機械（JIS B 0105参照）。 | numerically controlled machine tool |
| 2002 | マシニングセンタ | マシニングセンタとは，主として回転工具を使用し，フライス削り，中ぐり，穴あけびねじ立てを含む複数の切削加工ができ，かつ，加工プログムに従って工具を自動交換できる数値制御工作機械。 機械の構造によって，主軸が水平の横形，と垂直の立て形ある（JIS B 0105参照）。 | machining center |
| 2003 | ターニングセンタ | ターニングセンタとは，回転工具と割出し可能な工作主軸を備え，かつ，タレットは工具マガジンを備え，加工プログラムに従って工具を自動換できる数値制御工作機械。心押し台，第2刃物台，第2主台などを備えた機械がある。 機械の構造によって，主軸が水平の横形，垂直の立て形，及立て形とは主軸の向きが上下逆の倒立形がある（JIS B 0105照）。 | turning center |
| 2004 | グラインディンセンタ | グラインディンセンタとは，研削と（砥）石車の自動交換機能を備え，内外形，端面の研など，様々な研削加工を工作物の段取り替えなしに実行可能数値制御工作機械。複合研削盤ともいう。 機械の構造によって，研削と（砥）石軸が水平の横形，と直の立て形がある（JIS B 0105参照）。 | grinding center |
| 2005 | 多軸制御工作機械 | 多軸制御工作機械とは，5軸以上の制御軸数をもつ数値制御工作機械（JIS B 0105照）。 | multi-axis controlled machine tool |
| 2006 | 複合工作機械 | 複合工作機械とは，工具の自動交換機能（タレット形を含む。）を備え，工作物段取り替えなしに，フライス削り，旋削，研削などの多種類加工のできる数値制御工作機械。 加工機能だけでなく，計測機能を備えた機械もある（JIS B 010参照）。 | multi-tasking machine tool |
| 2007 | 5面加工機 | 5面加工機とは，角物の工作物を加工対象とした場合，テーブルへの取付け面外の5面を段取り替えなしで連続して加工可能な工作機械。 | five-face milling machine |
| 2008 | 門形工作機械 | 門形工作機械とは，鉛直方向に運動可能な主軸頭を搭載した横けた（桁）を2本コラムで支持するとともに，最上部を水平はり（梁）で結合た門形構造の工作機械。特に，門形のコラム全体が移動する式をガントリ形工作機械という。 | portal type machine tool， gantry type machine tool |
| 2009 | トランスファラン | トランスファランとは，異なる機能をもつ数台から数十台の工作機械を等間隔，かつ直線状に配置し，それらを搬送装置で結合した工作機械群でり，材料又は部品を全工程の入口に投入すると一方向，かつ連続的に加工が行われる大量生産向きの生産システム。 | transfer line |
| 2010 | フレキシブルトンスファライン | フレキシブルトンスファラインとは，トランスファマシンを構成するユニットの加工機能をNC機によって可変にした生産システム。 | flexible transfer line |
| 2011 | 加工ステーション | 加工ステーションとは，加工機械とその機械に付帯する機器を含めて一体とした工システムを構成する装置又は場所。 | working station |
| 2012 | 無人搬送車，AGV | 無人搬送車，AGVとは，本体に人手又は自動で荷物を積み込み，指示された場所まで動走行し，人手又は自動で荷降ろしをする有軌道又は無軌道両（JIS D 6801参照）。 | automated guided vehicle |
| 2013 | 自動搬送システム | 自動搬送システムとは，加工工程，組立工程などの間を，製造に関連した物品（工作物部品，半製品など）を積載して所定の場所へ自動で運搬するステム。 | automatic (automated) materials handling system |
| 2014 | 自動工具交換装置ATC | 自動工具交換装置ATCとは，マシニングセンタ，ターニングセンタなどの数値制御工作機において，工具マガジンなどから必要な工具を選択し，自動に交換する装置。 | automatic tool changer |
| 2015 | 自動パレット交装置，APC | 自動パレット交装置，APCとは，マシニングセンタ，ターニングセンタなどの数値制御工作機において，工作物を自動的に供給・排出し，かつ，正確に位決めするために，工作物を取り付けたパレットを自動的に交する装置。 | automatic pallet changer |
| 2016 | 産業用ロボット | 産業用ロボットとは，自動制御によるマニピュレーション機能又は移動機能をもち各種の作業をプログラムによって実行でき，工場などで使用れる機械（JIS B 0134参照）。 | industrial robot |
| 2017 | マニピュレータ | マニピュレータとは，互いに連結された関節で構成し，対象物（部品，工具など）つか（掴）む，又は動かすことを目的とした機械（JIS B 013参照）。 | manipulator |
| 2018 | パーツフィーダ | パーツフィーダとは，加工，組立などに供する部品を整列して所定の場所まで自動に送り出す装置。 | parts feeder |
| 2019 | オートローダ | オートローダとは，工作機械などに，工作物を自動的に取付け，取外しをする装（JIS B 0106参照）。 | automated loader |
| 2020 | キッティング | キッティングとは，パレットなどの上に製造に用いる材料，部品と／又は半製を一定の基準に従って並べる作業。 | kitting |
| 2021 | パレタイジング | パレタイジングとは，パレットなどの上に材料，部品，製品，又はそれらをこん（梱包した箱を一定の基準に従って積み上げる作業（逆に，積みろすのはデパレタイジング）。 | palletizing |
| 2022 | 通いばこ（函） | 通いばことは，材料，部品，製品などを搬送と／又は保管するために，繰返し使用する容器。 | returnable container |
| 2023 | 自動倉庫 | 自動倉庫とは，製造工程とマテリアルハンドリングの中で，一時的に部品び製品を間口・奥行き・高さ方向に配置された棚（ラック）自動的に格納し，その入出庫，保管と管理を行う倉庫。 | automated storage and retrieval warehouse |
| 2024 | 工具ストレージ | 工具ストレージとは，工具を格納する装置又は場所。 | tool storage |
| 2025 | 工具マガジン | 工具マガジンとは，工作機械に取り付けられた工具を保管する装置。 | tool magazine |
| 2026 | バッファステーョン | バッファステーョンとは，装置又はシステムの稼働効率を上げるために，それらを構成るステーションの間に設けられた，搬送物の一時的な滞留所。 | buffer station |
| 2027 | 段取りステーシン | 段取りステーシンとは，加工，組立などの工程において，工作物，工具，ジグなどを要の状態に準備する場所。 | set-up station |
| 2028 | スタッカークレン | スタッカークレンとは，自動倉庫内の格納物を入出庫するための自走式のハンドリグ装置。 | stacker crane |
| 2029 | ツーリングシスム | ツーリングシスムとは，使用目的に合うように，所要の工具と工具保持具とを選択・合せできるようにしたシステム。 | tooling system |
| 2030 | ジグ | ジグとは，加工を容易にし，加工能率又は加工精度を高めることを目に，工具を工作物に正確に誘導するために用いるための道具は装置。 | jig |
| 2031 | 取付具 | 取付具とは，加工又は組立を行う場合に，加工物を工作機械又は作業台にしく取り付けるとともに，容易に取り外しができるようにし支持具。 | fixture |
| 2032 | 検査ステーション | 検査ステーションとは，部品又は製品の検査を行うシステムを構成する装置とそ場所。 | inspection station |
| 2033 | 三次元座標測定機 | 三次元座標測定機とは，測定対象品の測定点の三次元座標値を測定し，部品の形状・法を求める測定機（JIS B 7440-1参照）。 | three dimensional coordinate measuring machine |
| 2034 | インプロセス測定 | インプロセス測定とは，加工・組立などの作業中に行う測定。 | in-process measurement |
| 2035 | ポストプロセス定 | ポストプロセス定とは，加工・組立などの工程の終了後に行う測定。 | post-process measurement |
| 2036 | オンライン測定 | オンライン測定とは，加工作業中に工作物の測定を行うこと。 | on-line measurement |
| 2037 | 機上計測 | 機上計測とは，マシニングセンタなどによって加工した工作物を機械に取付けたまま，機械のもつセンサによって工作物の形状を測定ること。 | on-machine measurement |
| 2038 | センサ | センサとは，対象状態に関する測定量を，測定に適した信号に変換する系最初の要素（JIS Z 8103参照）。 | sensor |
| 2039 | IDタグ | IDタグとは，生産活動にかかわる情報を記録し，識別するために，部品又製品に付けられる媒体で，バーコードのような印刷によるの，磁気，光などの書き込みによるもの，RFIDといわれる導体チップを使った無線IDなどがある。 | identification tag |
| 2040 | バーコードリーダ | バーコードリーダとは，製品の識別情報などを記録したバーコードを媒介として，そ識別情報を解読する装置（JIS X 0012参照）。 | bar code reader |
| 2041 | タグリーダ | タグリーダとは，製品の識別情報などを記録したタグを媒介として，その識別報を解読する装置。 | tag reader |
| 2042 | プログラマブルントローラ | プログラマブルントローラとは，制御手順を一連の命令語の形で記憶するメモリをもち，このモリの内容に従って機械又は工程を制御する電子装置（JIS B 3501参照）。 | programmable controller |
| 2043 | ヒューマンマシインタフェース | ヒューマンマシインタフェースとは，人間の操作と機械の動作とを円滑に結合するために使用すハードウェアとソフトウェア。 | human-machine interface |
c) システム技術
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 3001 | CAE | CAEとは，製品を製造するために必要な情報をコンピュータを用いて合的に処理し，製品品質，製造工程などを解析評価するシスム（JIS B 3401参照）。 | computer aided engineering |
| 3002 | CAD（きゃど） | CADとは，製品の形状その他の属性データからなるモデルを，コンピュタの内部に作成し，解析・処理することによって進める設（JIS B 3401参照）。 | computer aided design |
| 3003 | CAM（きゃむ） | CAMとは，コンピュータの内部に表現されたモデルに基づいて，生産に要な各種情報を作成すること，とそれに基づいて進める生の形式（JIS B 3401参照）。 | computer aided manufacturing |
| 3004 | CAI | CAIとは，生産活動に関連する設備，システムの運用，管理などについてコンピュータの支援のもとで教育又は学習を行う方法。 | computer aided instruction |
| 3005 | CAT（きゃっと） | CATとは，コンピュータを利用して製品を検査すること。 | computer aided testing |
| 3006 | DFM | DFMとは，製品設計をする場合に，組立と検査を容易にすることを考して行う設計手法。 | design for manufacturing |
| 3007 | プロダクトモデング | プロダクトモデングとは，製品の設計と製造に必要な属性（設計情報，製造制御情報生産管理情報など）をコンピュータ処理が可能な形式で生成ること（JIS B 3401参照）。 | product modeling |
| 3008 | デジタルモックップ | デジタルモックップとは，実物による試作に代えて，製品の外見，内部の構成などをコピュータ上で再現し，評価を行う考え方とそれを実現するステム。 | digital mock-up |
| 3009 | 仮想工場 | 仮想工場とは，工場をコンピュータ上で模擬することを目的とした情報構造。 | virtual factory |
| 3010 | 仮想生産 | 仮想生産とは，生産される製品又は製造工程を，コンピュータ上で模擬すると。 | virtual manufacturing |
| 3011 | CNC | CNCとは，コンピュータを組み込んで，基本的な機能の一部又は全部を行する数値制御（JIS B 0181参照）。 | computerized numerical control |
| 3012 | 分散形数値制御，DNC | 分散形数値制御，DNCとは，生産管理コンピュータと数値制御システムとの間でデータ分配する階層システム（JIS B 0181参照）。 | distributed numerical control |
| 3013 | NCデータ | NCデータとは，数値制御機械を作動させるための制御装置に入力するデータ。 | NC data |
| 3014 | NCプログラム | NCプログラムとは，数値制御機械に意図した作業を行わせるための手順の記述。 | NC program |
| 3015 | APT（あぷと） | APTとは，NCプログラムを作るためのプログラム言語。 | automatically programmed tools |
| 3016 | EXAPT（えぐざぷと） | EXAPTとは，APTと同様のプログラムの記述様式に加えて切削用データースをもち，これらに基づいて切削条件を自動的に決定し，Nプログラムを出力することを特徴としたプログラム言語。 | extended APT |
| 3017 | 自動プログラミグ | 自動プログラミグとは，作業情報を記述したプログラムから，制御装置が直接処理可なNCプログラムへのコンピュータ処理による変換（JIS B 018参照）。 | automatic programming (computer part programming) |
| 3018 | LAN（らん） | LANとは，地理的に限定された地域内にあり，利用者の構内に配置されコンピュータ通信網（JIS X 0001参照）。 | local area network |
| 3019 | プロトコル， 通信規約 | プロトコル，通信規約とは，二つ以上の装置間でデータ通信を行うために必要な送信，到確認，再送などの手順とそれを表現するメッセージフォーットに関する規定（JIS X 0009参照）。 | protocol |
| 3020 | インタフェース | インタフェースとは，システムの構成要素間の機能的・物理的な相互関連（JIS Z 811参照）。 | interface |
| 3021 | タクトタイム | タクトタイムとは，各作業工程が同期して作動する時間の最小単位。 | tact time |
| 3022 | アイドルタイム | アイドルタイムとは，動作可能時間のうち，機能単位が動作していない時間（JIS X 0014参照）。 | idle time |
| 3023 | サイクルタイム | サイクルタイムとは，任意の繰り返される生産工程の一部又は全部の完結に要す時間（JIS B 0134参照）。 | cycle time |
| 3024 | ターンアラウンタイム，TAT | ターンアラウンタイム，TATとは，素材を投入し様々な加工を施していく生産方式において，工への原材料の投入から製品完成までの総時間。 | turn around time |
| 3025 | リードタイム，LT | リードタイム，LTとは，生産プロセスに投入されてから作業完了までの総時間。 | lead time |
| 3026 | スループット， 処理能力 | スループット，処理能力とは，与えられた時間内に遂行される仕事の量を示す尺度。 | throughput |
| 3027 | ラインバランシグ | ラインバランシグとは，加工，組立などの各作業工程の負荷をできるだけ平等に割りてること。 注記 | line balancing |
| 3028 | ロットの大きさ， ロットサイズ | ロットの大きさ，ロットサイズとは，ロットに含まれる単位体の数，又は集合体の量（JIS Z 8101-参照）。 注記 | lot size |
| 3029 | スケジュール運転 | スケジュール運転とは，自動運転機能をもつシステムで，あらかじめ決められた予定従って運転すること。 | scheduled operation |
| 3030 | ERP | ERPとは，企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し，営の効率化を図るための手法・概念・ソフトウェア。 | enterprise resource planning |
| 3031 | ダイナミックスジューリング | ダイナミックスジューリングとは，対象とするシステムの状態を常に把握し，与えられた目標を大とするように，そのシステムの運用計画をオンラインで修していく方法。 | dynamic scheduling |
| 3032 | MRP | MRPとは，狭義には資材所要計画システムを指すが，広義では販売計画生産計画・調達・製造・出荷などの生産管理の基本諸機能を合化する情報システム。 | material requirements planning， manufacturing resource planning |
| 3033 | APS | APSとは，工程負荷，資材調達などの制約を考慮し，その中で最適化さた生産スケジュールを立案する，生産計画の考え方とそのステム。 | advanced planning and scheduling |
| 3034 | CAPP（きゃっぷ） | CAPPとは，コンピュータの内部に作成した生産情報を元に，作業手順なの工程設計を行う方式。 | computer aided process planning |
| 3035 | PDM | PDMとは，生産活動を行うための情報を，データベースを使用して統合に管理すること。 | product data management |
| 3036 | BOM（ぼむ） | BOMとは，部品表。製品を構成する部品の一覧であり，用途の違いによて設計BOM，生産BOMなど各種ある。 | bill of material |
| 3037 | 製造管理 | 製造管理とは，生産にかかわる品質，コスト，納期などを管理するための設の運転監視・制御を含む諸管理活動。 | shop floor control |
| 3038 | 在庫管理 | 在庫管理とは，工場内の原材料，部品，仕掛品，製品などの在庫量を適正にかつ，経済的に維持する管理活動。 | inventory control |
| 3039 | 工具・ジグ管理 | 工具・ジグ管理とは，加工，組立などの工程において使用する工具，ジグなどを保し，要求に対して速やかに供給できるような環境を保つこと。 | tool management |
| 3040 | システムシミューション | システムシミューションとは，対象システムの挙動を，数学モデル又は任意のルールに基づて模擬することによって，対象システムの諸特性を推定する法。 | system simulation |
| 3041 | 監視， モニタリング | 監視，モニタリングとは，システムの機能，又は稼働状況の正常性を注視したり，記録たりすること（JIS Z 8116とJIS Z 4005参照）。 | monitoring |
| 3042 | パターン認識 | パターン認識とは，光，超音波，電磁波などを用いて得られた画像，音声データどを自動的な手段によって処理し，形，輪郭又は構成を識別ること。 | pattern recognition |
| 3043 | バッチ生産 | バッチ生産とは，同一品種の一定数量をまとめて加工と／又は組立を行っ後，段取り替えをし，他の品種を一定数量生産する生産方式。 | batch production |
| 3044 | 混合生産 | 混合生産とは，数種の品目を混合して生産すること（JIS Z 8141参照）。 | mixed model production |
| 3045 | ジャストインタム，JIT（じっと） | ジャストインタム，JITとは，必要な品物を，必要なときに，必要な数量だけ作るという考方。 | just-in-time |
| 3046 | POP（ぽっぷ） | POPとは，生産現場で時々刻々に発生する生産情報を，その発生源（械・設備・作業者・工作物など）から直接に採取し，リアルイムに情報を処理して，現場管理者に提供すること，又はそ判断結果を現場に指示すること。 | point of production |
| 3047 | マテリアルハンリング | マテリアルハンリングとは，製造に用いる材料，部品，半製品などの物品の移動，搬送，付け，取出し，仕分けなどの作業とこれに伴う作業。 | materials handling |
| 3048 | マテリアルハンリングシステム | マテリアルハンリングシステムとは，マテリアルハンドリングに関する情報を総合的に制御・管理るシステム。 | materials handling system |
| 3049 | IDシステム | IDシステムとは，生産活動に関連する人・物の固有の情報を記録し識別するシテム。 | identification system |
| 3050 | トレーサビリティ | トレーサビリティとは，記録物によって，その履歴，転用又は所在を追及できるこ（JIS Q 9000参照）。 | traceability |
| 3051 | 見える化 | 見える化とは，生産の状況，品質水準の問題点などをだれにでも見えるようする手段。 | visualization |
| 3052 | プル形生産 | プル形生産とは，次工程の要求に対応して，必要量だけ生産を行う方式。 | pull type production |
| 3053 | 段取り替え | 段取り替えとは，製造する品種又は工程を切り替える場合に，工作物と／又治工具類若しくは機械の交換又は設定変更を行うこと。 | set-up |
| 3054 | 故障診断 | 故障診断とは，対象としている部品，機器，システムなどが故障した場合に症状・徴候を基にして故障箇所を見つけ出し，故障程度を判し，可能であれば故障の原因を見つけ出すこと。 | failure diagnosis |
| 3055 | 自己診断機能 | 自己診断機能とは，異常又は動作状態を自己検知し，その内容を表示し，使用時は保全時の処理を容易にする機能（JIS B 0137参照）。 | self-diagnosis function |
| 3056 | CMMS | CMMSとは，施設又は設備の維持・管理を総合的に行う保全管理システム資産管理，作業管理，調達管理，在庫管理など，保全にかかる業務全般を支援する機能をもつ。 | computerized maintenance management system |
| 3057 | シーケンス制御 | シーケンス制御とは，あらかじめ定められた順序又は手続に従って，制御の各段階逐次進めていく制御方式（JIS Z 8116参照）。 | sequence control， sequential control |
| 3058 | トラッキング制御 | トラッキング制御とは，制御装置が無人搬送車又は被搬送物の位置を追跡することよって，衝突防止と運行制御を行う方式（JIS D 6801参照）。 | tracking control |
| 3059 | 協調制御 | 協調制御とは，複数個の機能又は複数台のロボットによって，一連の作業を調して行う制御方式。 | cooperative control |
| 3060 | 自律分散制御 | 自律分散制御とは，制御対象に分散的に配置された複数の制御装置による協調御のうち，各制御装置が自律的に制御を行いながら全体とし一連の作業を実行できるようにした制御（JIS B 0134参照）。 | autonomous distributed control |
| 3061 | インタロック | インタロックとは，期待した動作を行うために，又は特定の動作を行わせないたに，複数の機器の間で協調を行わせるための機器又は仕組み。 | interlock |
| 3062 | パワーアシストステム | パワーアシストステムとは，機械設備によって人間の力仕事を支援するシステム。 | power assist system |
| 3063 | ラピッドプロトイピング | ラピッドプロトイピングとは，コンピュータ上に作成された製品形状から，短時間で試作品製作すること。 | rapid prototyping |
ＦＡ－用語関連 主なJIS規格 一覧
| 規格番号 | 規格名称 | 規格番号 | 規格名称 |
|---|---|---|---|
| JIS B 3000 | ＦＡ－用語 | JIS Q 9000 | 品質マネジメントシステム－基本と用語 |
| JIS B 3521 | ＦＡコントロールネットワーク標準－プロトコル仕様 | JIS X 0001 | 情報処理用語－基本用語 |
| JIS B 0105 | 工作機械－名称に関する用語 | JIS X 0009 | 情報処理用語（データ通信） |
| JIS B 0106 | 工作機械－部品と工作方法－用語 | JIS X 0012 | 情報処理用語（データ媒体，記憶装置と関連装置） |
| JIS B 0134 | 産業用マニピュレーティングロボット－用語 | JIS X 0014 | 情報処理用語－信頼性，保守性と可用性 |
| JIS B 0137 | 間接静電複写機用語 | JIS Z 4005 | 医用放射線用語 |
| JIS B 0181 | 産業オートメーションシステム－機械の数値制御－用語 | JIS Z 8101-2 | 統計－用語と記号－第2部：統計的品質管理用語 |
| JIS B 3401 | CAD用語 | JIS Z 8103 | 計測用語 |
| JIS B 3501 | プログラマブルコントローラ－一般情報 | JIS Z 8115 | ディペンダビリティ（信頼性）用語 |
| JIS B 7440-1 | 製品の幾何特性仕様（GPS）－座標測定機（CMM）の受入検査と定期検査第1部：用語 | JIS Z 8116 | 自動制御用語－一般 |
| JIS D 6801 | 無人搬送車システム－用語 | JIS Z 8141 | 生産管理用語 |
