JIS B 4705 最新規格 刃やすり|JIS規格 一覧|改正 更新情報|制定
JIS B 4705 刃やすりの規格 JISB4705の一覧・種類,材料,形状・寸法,目の種類と目数,呼び方,基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!
JIS B4705:1966の規格は,手引キノコギリの目立用の刃ヤスリ,仕上刃ヤスリおよび両刃ヤスリについて規定。
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刃やすり 規格 一覧表

刃やすりの一覧
最新 JIS B4705 規格の詳細 更新日 情報
JIS B 4705:1966の最新の詳細や改正,更新日の情報!
JIS 改正 最新情報
| JIS規格番号 | JIS B4705 | JIS改正 最新・更新日 | 1966年08月01日 |
|---|---|---|---|
| 規格名称 | 刃やすり | ||
| 英語訳 | Saw files | ||
| 対応国際規格 ISO | |||
| 主務大臣 | 経済産業 | 制定 年月日 | 1952年10月23日 |
| 略語・記号 | No | JIS B4705:1966 | |
| ICS | 25.100.60 | JISハンドブック | 工具:2019 |
| 改訂 履歴 | 1952-10-23 (制定),1955-10-23 (改正),1957-10-30 (改正),1960-01-01 (改正),1963-01-01 (確認),1966-08-01 (改正),1969-08-01 (確認),1972-07-01 (確認),1975-06-01 (確認),1978-07-01 (確認),1987-02-01 (確認),1992-10-01 (確認),1997-12-20 (確認),2003-11-20 (確認),2008-10-01 (確認),2013-10-21 (確認),2018-10-22 (確認) | ||
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
適用範囲 [1]
この規格は,手引キノコギリの目立用の刃ヤスリ,仕上刃ヤスリおよび両刃ヤスリについて規定する。
関連規格:JIS G 4404(合金工具鋼)
種類 [2]
種類は,刃ヤスリ,仕上刃ヤスリおよび両刃ヤスリの3種類とする。
材料 [3]
材料は,JIS G 4404のSKS 8またはこれと同等以上の品質のものとする。
形状・寸法 [4]
形状および寸法は,原則として表1による。
刃ヤスリ
| 呼ビ寸法 | A | B | l | l1 | 慣用語 |
|---|---|---|---|---|---|
| 55 | 11 | 1.2 | 55 | 25 | (小ヒキ切リ) |
| 60 | 13 | 1.5 | 60 | 28 | (中ヒキ切リ) |
| 65 | 15 | 1.8 | 65 | 30 | (大ヒキ切リ) |
| 70 | 20 | 3 | 70 | 35 | (相中) |
| 75 | 23 | 3 | 75 | 38 | (本中) |
| 80 | 25 | 3.5 | 80 | 40 | (大刃) |
| 備考 かっこ内の慣用語は,従来の呼び方を参考のために示す。 | |||||
仕上刃ヤスリ
| 呼ビ寸法 | A | B | l | l1 | 慣用語 |
|---|---|---|---|---|---|
| 50 | 8 | 1 | 50 | 25 | (道突キ) |
| 55 | 11 | 1.2 | 55 | 25 | (小ヒキ切リ) |
| 60 | 13 | 1.5 | 60 | 28 | (中ヒキ切リ) |
| 65 | 15 | 1.8 | 65 | 30 | (大ヒキ切リ) |
| 備考 かっこ内の慣用語は,従来の呼び方を参考のために示す。 | |||||
両刃ヤスリ
| 呼ビ寸法 | A | B | l | l1 |
|---|---|---|---|---|
| 75 | 17 | 2.3 | 75 | 35 |
| 100 | 20 | 3 | 100 | 40 |
| 125 | 25 | 3.5 | 125 | 45 |
| 150 | 28 | 4 | 150 | 50 |
| 175 | 28 | 4 | 175 | 50 |
| 200 | 28 | 4 | 200 | 50 |
目の種類および目数 [5]
目の種類 [5.1]
刃ヤスリおよび仕上刃ヤスリは三度切リ目,両刃ヤスリは単目とする。
目数 [5.2]
目数は,25mmの長サにつき,表2による。
| 呼ビ寸法mm | 55 | 60 | 65 | 70 | 75 | 80 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 上目数 | 260 | 240 | 220 | 150 | 135 | 120 | |
| 中目数 | 上目数の約50%とする | ||||||
| 下目数 | 上目数の約37%とする | ||||||
| 目数の許容差 | ±10% | ||||||
| 呼ビ寸法mm | 50 | 55 | 60 | 65 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 上目数 | 340 | 310 | 280 | 260 | |
| 中目数 | 上目数の約50%とする | ||||
| 目数 | 上目数の約37%とする | ||||
| 目数の許容差 | ±10% | ||||
| 呼ビ寸法mm | 75 | 100 | 125 | 150 | 175 | 200 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 目数 | 70 | 65 | 55 | 50 | 48 | 48 | |
| 備考1.上目数の許容差は,±10%とする。 備考2.コバの目数は,ヒシ形平面の目数の15~20%を加える。 | |||||||
6.品質
外観 [6.1]
形状は,曲リ,キズ,ワレ,カエリ,その他の有害な欠点がなく,目は規則正しく,仕上ゲは良好でなければならない。
カタサ [6.2]
目切リ部のカタサは,HRC63以上でなければならない。
切レ味および耐久性 [6.3]
切レ味は,全面にわたりむらがなく,良好であること。また,耐久性は,相当の時間使用しても,良好な切削性を長時間維持し,その低下は漸進的でなければならない。
参考 切レ味および耐久性に対しては,その良否を数値的に確かめることが望ましい。
検査 [7]
外観 [7.1]
外観の検査は,通常目視により行ない,6.1の規定を満足しなければならない。
目の種類および目数 [7.2]
目の種類および目数の検査は,通常目視および所要目数に適応する測定器具を用いて行ない,5.1および5.2の規定を満足しなければならない。
カタサ [7.3]
目切リ部のカタサの検査は,カタサ試験機または試験棒を用いて行ない,6.2の規定を満足しなければならない。なお,試験棒を用いてカタサを測定する場合は,少なくともHRC57~59のカタサをもつ試験棒により行ない,目切リ部のどの面のどの部分もむらなくかかり,スベリを生じてはならない。
製品の呼び方 [8]
刃ヤスリの呼び方は,規格番号または規格名称,種類および呼ビ寸法による。
例: JIS B 4705 仕上刃ヤスリ55mm
刃ヤスリ 仕上刃ヤスリ55mm
表示 [9]
適当な箇所に,製造業者名またはその略号を表示する。
やすり 関連 主なJIS規格 一覧
| 規格番号 | 規格名称 | 規格番号 | 規格名称 |
|---|---|---|---|
| JIS B 4703 | 鉄工やすり | JIS B 4704 | 組やすり |
| JIS B 4705 | 刃やすり | JIS B 4706 | 製材のこやすり |
| JIS B 7762-12 | 手持ち可搬形動力工具-ハンドルにおける振動測定方法-第12部:往復動作ののこぎりとやすり並びに揺動又は回転動作ののこぎり | JIS T 5408 | 歯科用骨やすり |
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