JIS D 0012 最新規格 自動車 変速機のシフトパターン|JIS規格 一覧|改正 更新情報|制定
JIS D 0012 自動車 変速機のシフトパターンの規格 JISD0012の基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!
JIS D0012:2001の規格は,自動車に用いる変速機(歯車式手動変速機及び自動変速機)のフロアシフト式,コラムシフト式及びインストルメントパネルシフト式のシフトパターン,シフトの阻止装置,及びシフトパターンの表示について規定。二輪自動車には適用しない。
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自動車 変速機のシフトパターン 規格 一覧表

自動車 変速機のシフトパターンの一覧
最新 JIS D0012 規格の詳細 更新日 情報
JIS D 0012:2001の最新の詳細や改正,更新日の情報!
JIS 改正 最新情報
JIS規格番号 | JIS D0012 | JIS改正 最新・更新日 | 2001年04月20日 |
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規格名称 | 自動車-変速機のシフトパターン | ||
英語訳 | Road vehicle – Transmission sift positions | ||
対応国際規格 ISO | |||
主務大臣 | 経済産業 | 制定 年月日 | 1987年07月01日 |
略語・記号 | No | JIS D0012:2001 |
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
適用範囲 [1]
この規格は,自動車(1)に用いる変速機(歯車式手動変速機と自動変速機)のフロアシフト式,コラムシフト式とインストルメントパネルシフト式のシフトパターン,シフトの阻止装置,とシフトパターンの表示について規定する。ただし,二輪自動車には適用しない。
注(1) JIS D 0101に規定する定義による。
引用規格 [2]
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版を適用する。
JIS D 0101 自動車の種類に関する用語
定義 [3]
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
- a) シフトパターン 変速機の各変速段に対応する変速レバーノブの位置の並び方
シフトパターン [4]
- a) 手動変速機 手動変速機のシフトパターンは,付図1による。
- b) 自動変速機 自動変速機のシフトパターンは,次の条件を満たすものとし,付図2に例を示す。
- 1) 中立位置がある場合には,前進位置と後退位置との間になければならない。
- 2) 中立位置から前進位置への操作における変速レバーノブの移動方向は,フロアシフト式の場合には,自動車の前進方向に見て後方とし,コラムシフトとインストルメントパネル式の場合には,下方とする。
- 3) 駐車位置がある場合には,シフトパターンの最も端にあり,かつ後退位置と隣接していなければならない。
阻止装置 [5]
変速レバーの誤操作を防止するための阻止装置は,次に示す位置と方向で変速レバーを操作するときに作動するものでなければならない。
- a) 手動変速機については,次のいずれかの位置,方向とする。
- 1) 後退位置だけをもつ位置がある場合には,その列と隣接する前進列との間の位置で,前進列からその列に向かう方向。
- 2) 同一列に前進位置と後退位置をもつ場合には,その位置と隣接する前進列との間の位置で,前進列からその列に向かう方向,又はその列の前進位置と後退位置との間の位置で,前進位置から後退位置に向かう方向。
- b) 自動変速機については,次の各位置と方向とする。
- 1) 中立位置と後退位置との間の位置で,中立位置から後退位置に向かう方向。
- 2) 後退位置と駐車位置との間の位置で,後退位置から駐車位置に向かう方向。
- 3) 駐車位置と後退位置との間の位置で,駐車位置から後退位置に向かう方向。
表示 [6]
シフトパターンは,運転者から容易に見える位置に表示する。さらに,自動変速機では,変速レバーがどの位置に入っているかが分かるようになっていなければならない。

図1 手動変速機のシフトパターン
注(2) 図中の矢印は,車両の前方向又は上方向を示す。
(3) 図中の矢印は,車両の前方向を示す。
備考1. 図中のRは後退,①~⑥は前進位置を示す。前進位置を示す数値が大きいほど,小さい変速比である。
備考2. 表示の記号は,この図示によらなくてもよい。
備考3. フロアシフト式,インストルメントパネルシフト式における,図中の(B)タイプのRの位置は,どちらかを選択する。
備考4. 変速段が7段以上のシフトパターンは,(A),(B),(C)によって付図1と同じ法則で増加させる。
備考5. 後退位置を微小量だけセレクト方向にオフセットしたものは,図示したシフトパターンの変形として,この規格を満足するものとみなす。

備考1. 図中のPは,駐車,Rは後退,Nは中立,D~Lは前進位置を示す。前進位置については,Nに近いほど小さい変速比まで変速可能とする。 なお,Pがない場合もある。

図2 自動変速機のシフトパターン
①フロアシフト,インストルメントパネルシフト式 ②コラムシフト式
備考2. 変速レバーノブの位置の数が図示と異なる場合は,前進位置の間で増減する。
備考3. 表示の記号は,この図示によらなくてもよい。
備考4. 阻止装置として車両横方向や車両前後方向(コラムシフト式)にオフセットしたものは,図示したシフトパターンの変形として,この規格を満足するものとみなす。
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