木 箱|規格|構造|作り方|組み方|サイズ|種類|強度|基本寸法|一覧|図面 CAD

木 箱の「構造・作り方・組立方法・種類・サイズ」についての一覧表「木箱」の基本・基礎知識から板の厚さや幅・JIS・規格・強度・木材・材質・釘や金物・蝶番・木箱のリメイクや蓋付き木箱のDIYなどに関してもCAD図面で解説!

木箱 一覧表

木箱

木箱の一覧

木箱 部材の名称

左) I・A-5形:右) I・A-5形(胴桟付き)

木箱 図面
左) I・A-5形:右) I・A-5形(胴桟付き)

木箱 図面
左) I・B-5形:右) I・B-5形(胴桟付き)

左) I・C-5形:右) I・C-5形(胴桟付き)

木箱 図面
左) I・C-5形:右) I・C-5形(胴桟付き)

木箱の部材の名称 「普通木箱の例」
帯鋼つま木箱 蓋
つま縦桟かど金
木箱 底板つま横桟木箱 合板
a) II・A形(密閉)

木箱 図面
a) II・A形(密閉)

木箱の部材の名称 「腰下付木箱の例」
II・A形(密閉) II・B形(すかし)
木箱 天井板すり材滑材
かど金側板つま剣桟
側桟つま縦桟つま横桟
側剣桟つま板
b) II・B形(すかし)

木箱 図面
b) II・B形(すかし)

c) II・C形(密閉合板)

木箱 図面
c) II・C形(密閉合板)

木箱の部材の名称 「腰下付木箱の例」
II・C形(密閉合板)
木箱 天井板すり材そえ柱
かど金つま縦桟はり受け
側横桟つま板はり
側桟滑材防水材料
側板つま横桟

木箱の種類

箱の種類は、内容品質量,構造と外板の使い方によって種類・分類する。

木箱の木材の種類
木箱 種類の呼び名 分類
内容品質量 構造 外板 つま及び
つま桟の構造
I・A形0.2 t以下普通木箱(I形)a) 密閉(A形)1形・2形・3形
4形・5形
I・B形すかし(B形)
I・C形0.15 t以下 密閉合板(C形)5形
II・A形1.5 t以下腰下付木箱 (II形)b)密閉(A形)
II・B形すかし(B形)
II・C形密閉合板(C形)
選定基準1) A形及びC形は内容品が防水,防湿などの保護を必要とするとき又は内容品の脱落の防止を必要とする場合。
2) B形は内容品が防水を必要とせず,また,局部的に保護すれば足りる場合。
注:
a) 普通木箱(I形)については、体積1 m3以下とする。
b) 腰下付木箱(II形)については、設計要素としてクラス1,クラス2の区分がある。

木箱 木材の強さ

木箱に用いる木材の許容強さは、

木材の許容強さ (単位 MPa)
長さに直角な曲げ強さ 長さ方向の
圧縮強さ
長さ方向の
引張強さ
平方向 木端方向
10.58.16 15
木材の許容強さは、木箱の木材の種類(表13)のうち一般に用いられるラジアタ松の許容強さを採用したものである。

■内容物による荷重条件の分類

普通木箱の設計に当たっては、通常,木箱が受ける荷重条件によって,2種類に分ける、①等分布荷重の場合,②中荷重の場合 。ただし,等分布荷重,集中荷重の区分は、内容品の性質,流通条件及び包装方法(個装,内装,固定,緩衝など)によって,区分を変更することができる。

■木箱の上部荷重

腰下付木箱の通常予想される上部荷重は、

  • 天井荷重 はりにかかる天井荷重は、クラス1は4.0 kPaとし,クラス2は2.7 kPaとする。
  • 積上げ荷重 積上げ荷重は内容品質量によらず,クラス1は10.0 kPaとし,クラス2は6.7 kPaとする。
    注記 この規格では、天井荷重は、主としてはりで支える上部荷重をいい,積上げ荷重は、主として側で支える上部荷重をいう。したがって,天井の幅より小さい貨物を直接載せるときは、天井荷重及び積上げ荷重が働き,また,同じ幅の貨物又は幅の大小に関係なく,天井幅以上の長さの適切な台木を用いて積み重ねるときは、積上げ荷重が主として働く。

■木箱の隙間

内容物が,木箱の内面に接触することによって損傷を起こすおそれのあるものは、その間に緩衝材を用いるか,又は必要に応じて隙間を設ける。

木箱の木材の寸法

木材の呼び寸法に対する最小寸法

木材の厚さと幅の最小寸法(単位 cm)
呼び寸法 最小寸法 呼び寸法 最小寸法
1.21 6 5.55
1.51.257.57
1.81.559 8.45
2.11.8510 9.45
2.42.1512 11.4
3 2.715 14.35
4 3.6518 17.3
4.54.1521 20.2
5 4.621.0を超えるもの(呼び寸法)-0.80

■木箱の寸法の呼び方

内のり寸法は、

  • 長さ 両つま板の内面間寸法
  • 幅 両側板の内面間寸法
  • 高さ (I形)蓋板と底板との内面間寸法
    (II形)天井板と無負荷床材との内面間寸法

外のり寸法は、

  • 長さ 内のり長さ+(つま板の厚さ+つま桟の厚さ)×2
  • 幅 内のり幅+(側板の厚さ+側桟の厚さ)×2
  • 高さ (I形) 内のり高さ+蓋板の厚さ+蓋桟の厚さ+底板の厚さ+底桟の厚さ
    (II形) 内のり高さ+天井板の厚さ+無負荷床材の厚さ+滑材の厚さ+すり材の厚さ

普通木箱(I形)の構造と種類

普通木箱は、側,つま,底及び蓋からなり,つまに側を取り付け,つま及び側に底及び蓋を取り付けて組み立てる。
普通木箱は、つま板及びつま桟の構造によって,次の種類に分ける。

■桟なし木箱(1形)

つまが1枚板の木箱で,内容品質量20 kg以下,内容品による荷重条件が,等分布荷重の場合に用いる。ただし,内のり寸法の合計(長さ+幅+高さ)は130 cmを,高さは25 cmを超えてはならない。

桟なし木箱(1形)

木箱 図面
1) 桟なし木箱(1形)

■つま縦桟木箱(2形)

つまが縦桟で補強された木箱で,内容品質量150 kg以下の場合に用いる。

つま縦桟木箱(2形)

木箱 図面
2) つま縦桟木箱(2形)

■つま横桟木箱(3形)

つまが横桟で補強された木箱で,内容品質量150 kg以下の場合に用いる。

つま横桟木箱(3形)

木箱 図面
3) つま横桟木箱(3形)

■内桟木箱(4形)

つまが内側にある縦桟で補強された木箱で,内容品質量150 kg以下の場合に用いる。つま縦桟の断面は、三角形のものを用いてもよい。

内桟木箱(4形)

木箱 図面
4) 内桟木箱(4形)

■べた額桟木箱(5形)

つまが横桟と縦桟とで補強された木箱で,内容品質量200 kg以下に用いる。ただし,C形は150 kg以下に用いる。

べた額桟木箱(5形)

木箱 図面
5) べた額桟木箱(5形)
①必要に応じて「中そえ桟」を取付ける。②合板

木箱 材料の寸法

木箱の部材の寸法は、1) I・A形とI・C形、I・A形と・C形の構造に必要な木箱の各部材は、木箱のI・A形及びI・C形の部材の寸法表(表4)による。

木箱のI・A形及びI・C形の部材の寸法表(単位 cm)(表4)
内容品質量(kg) 木箱の種類 等分布荷重 集中荷重
側・蓋・
底の厚さ
つまの厚さ桟の
厚さ×幅
側・蓋・
底の厚さ
つまの厚さ桟の
厚さ×幅
20以下1形・2形・3形・4形1.21.51.5×4.5I形は適用外
40以下2形・3形・4形1.21.81.8×6.01.21.81.8×7.5
5形 1.2(0.9)1.5(0.9)1.2(0.9)1.5(0.9)
100以下2形・3形・4形1.5(0.9) 1.8(0.9) 1.8×7.5 1.5
(0.9)
1.8
(0.9)
1.8×9
5形 1.5(0.9) 1.5×7.5 1.8×7.5
150以下2形・3形・4形1.8
(0.9)
1.8
(0.9)
1.8×7.5 2形・3形・4形は適用外
5形 1.8(0.9) 1.8(0.9) 2.1×9
200以下5形1.81.81.8×91.82.12.4×9
注記1 ( ) 内は、合板の厚さを示す。
注記2 フォーク荷役の便のため,底桟を厚くしてもよい。

2) I・B形 I・B形に必要な木箱の板の厚さは、次のいずれかによる。

すかし比率による板厚の増加。各面の総幅に占める「すかし比率」に応じ,木箱のI・B形の板厚寸法表(表5)によってI・A形の板厚を増やさなければならない。

木箱のI・B形の板厚寸法表(単位 cm)(表5)
木箱のI・A形の板厚 各面総幅のすかし比率(%) 木箱のII・B形の板厚
1.235以下1.5
35を超え56以下1.8
1.530以下1.8
30を超え49以下2.1
1.826以下2.1
26を超え43以下2.4
2.124以下2.4
24を超え39以下2.7
I・B形の板厚が,木箱のI・A形及びI・C形の部材の寸法表の桟の厚さを超えるときは、その桟も,この表と同じ厚さのものを用いる。

■木箱の板幅

  • I・A形及びI・B形 I・A形及びI・B形の側,蓋,底及びつま板の各1枚の板幅は6 cm以上とし,3枚はぎ以上は、平均板幅1) を10.5 cm以上とする。
    注1) 平均板幅とは、木箱各面の板の合計幅を総板数で除したものをいう。
  • I・C形 I・C形の合板の最小板幅は15 cmとし,平均板幅は、25 cm以上とする。

■木箱の板の接合(はぎ合せ)

つき合せはぎを標準とし,必要に応じ相互はぎによって接合する。

板の接合

木箱 図面 板の接合

①-②突合せはぎ・②-③相互はぎ

■木箱の補強

普通木箱(I形)の補強は、補強桟 図)補強桟に示す支持されない間隔が,支持されない間隔(表6)の数値を超えるときは、補強桟(胴桟,中桟,剣桟)を用いる。ただし,荷重条件が等分布荷重で板厚1.5 cm以下の場合には、胴桟の代わりに帯鋼を用いてもよい。補強桟は、木箱のI・A形及びI・C形の部材の寸法表(表4)の桟と同じ寸法のものを用いる。

a) 側・底・蓋の補強桟(胴桟)

木箱 図面 補強桟
a) 側・底・蓋の補強桟(胴桟)

b) つまの補強桟

木箱 図面 補強桟
b) つまの補強桟

a:支持されない長さ方向間隔, b:支持されない幅方向間隔, c:両端からの位置。箱の長さの61以下で,15 cm以内

支持されない間隔(単位 cm)(表6)
各面の板の厚さ 等分布荷重 集中荷重
長さ方向a 幅方向b 長さ方向a 幅方向b
1.280 64
1.596 64 80 64
1.8112 80 96 80
2.1100
合板0.960 60 50 50
I・B形で各面の板厚を表)木箱のI・A形及びI・C形の部材の寸法表と同一とする場合,“支持されない間隔”は、この表に示された値を,各面の総幅とすかしとの比率で縮小して用いる。

●桐箱は、軽量で収縮率が少ない。腐食に強く防虫効果がある。燃えにくく恒湿作用(湿度を一定に保つ)が高いという特徴があり、物の保管に適しています。 ●桐箱には、上面板・底板が厚みが薄い桐以外の木材や合板で仕上げた廉価なものもありますが、この桐箱は側面9mm厚、天板・底板6mm厚の桐材で仕上げた総桐箱です。(ふた側面内側板は4mm厚) ●仕様は、側板を凹凸に切込みを入れたものを組み合せたアリ組で高級感があり、箱の蓋側面が二重になるやろう式ですので、丈夫で密閉性が高く外気の影響を受けにくくなっています。 ●湿気を嫌う精密機器(カメラ等)や大切な品、書類の保管にも最適です。

木箱 帯鋼のサイズ

帯鋼は、木箱の各りょうに十分くい込むように締める。

注記)帯鋼以外の素材であっても同等以上の強度があれば使用してもよい。

帯鋼の寸法は、木箱の帯鋼の寸法(表7)による。ただし,この寸法以外でも,その断面積が規定以上のものであれば用いてもよい。

木箱の帯鋼の寸法(表7)
内容品質量
kg
厚さ
mm

mm
断面積
mm2
50以下0.416 6.4
50を超え200以下0.519 9.5

■帯鋼の数と位置

    帯鋼の数及び位置は

  • 帯鋼の間隔は、60 cm以下とし,両端の位置は、長さの61以下で15 cm以内とする。
  • 荷重条件が等分布荷重で,帯鋼を胴桟の代わりに用いる場合,板厚が1.5 cm以下又は合板のときは、間隔を45 cm以内とし,その両端は長さの61以下で15 cm以内とする。
  • 荷重条件が等分布荷重の場合で,内容品質量25 kg以下で,かつ,長さ30 cm以下の場合は、木箱の中央に1本用いることができる。
  • 胴桟を用いる場合には、胴桟と胴桟との中央に締める。ただし,胴桟の間隔がe) 1) の補強桟の規定よりも70 %以下の場合には、帯鋼を締めなくてもよい。

木箱のかど金

かど金の幅は、胴桟の幅の2/3以上のものを用いる

かど金

木箱 図面
かど金

胴桟側板
かど金木箱 蓋、底
胴桟

腰下付木箱(II形)の構造と種類

腰下付木箱は、腰下,側,つま及び天井からなり,腰下に側及びつまを取り付け,側及びつまに天井を取り付けて組み立てる[図II・A形(腰下付木箱)参照]。なお,腰下形式の特例は、木箱 腰下形式と組立方法の特例を参照。

II・A形(腰下付木箱)

木箱 図面
II・A形(腰下付木箱)

木箱の部材の名称 「腰下付木箱の例」
II・A形(腰下付木箱)
木箱 天井板側剣桟つま横桟
かど金つま剣桟はり受け
側桟滑材そえ柱
側板つま板はり
すり材つま縦桟防水材料

■滑材の寸法

滑材は、腰下基部の長さ方向の部材で,負荷床材及び側とともに内容品の質量を支える働きをする。 滑材の寸法は、内容品の質量及び内のり長さ(又はロープ掛けの支点間の距離)に対し,腰下付木箱の部材一覧表 (表8)による。

腰下付木箱の部材一覧表 (表8)
内容物
質量 (t)
滑材 ヘッダ すり材の厚さ
c)
負荷 床材 側の形式側桟及びそえ柱はり受け 剣桟
最大内 のり長さ a)寸法(幅×厚さ)寸法(幅×厚さ) ボルトの
径(mm)
0.2以下100 9×39×3又は4.5×4.5 9 b)1.8以上表9
表10
による
[図16],
[図17]
による
表11,
表12
による
9×1.8 側桟と同じ
0.5以下150 9×4.59×4.5又は6×6
0.6以下200 6×6
0.8以下200 10×56×6
1.0以下200 9×69×62.4以上
1.2以下250 7.5×7.57.5×7.5
1.5以下200
200を超えるもの9×9
内容物
質量 (t)
A形 B形 C形
無負荷
床材
外板 天井板 無負荷
床材
外板 天井板 無負荷
床材
外板 天井板
幅×厚さ厚さ 厚さ 幅×厚さ厚さ 厚さ 幅×厚さ厚さ 厚さ
0.2以下12×1.5
以上
又は
15×0.55
(合板)
以上
1.51.8[1.5]
又は
0.9
(合板)
15×1.5
以上
1.52.1
[1.8]
15×0.55
以上
又は20×1.5
(板材)
以上
0.550.9
又は
1.8[1.5]
(板材)
0.5以下
0.6以下1.8
[1.5]
1.8
[1.5]
0.9
0.8以下
1.0以下
1.2以下
1.5以下
注記 [ ] の中で示した数値は、クラス2に対するものである。

a) 最大内のり長さを超える場合は、滑材は1段大きい寸法のものを用いるか,つり上げロープの支点間の距離を最大内のり長さより短くする。ただし,内容品が長さの方向に一体の剛性のある物の場合を除く。
b) ヘッダの厚さが4.5 cm以下のときは、ボルトの代わりにラグスクリュー又はくぎを用いてもよい。
c) フォークの差込口又はすり材の中間部にロープ掛け口を設けるときは、厚さ4.5 cm以上とする[図 フォークの差込口及び中間のロープ掛け口]参照。
左) A形及びC形 右) B形

木箱 腰下 図面
左) A形及びC形 右) B形

床材の変形でA形・B形に共通

木箱 腰下 図面
床材の変形でA形・B形に共通

C形・無負荷床材(合板)(全体の1/3の範囲内で、中間滑材の上で繋いでも良い)ロープ掛け口
ヘッダつま桟+つま板の厚さ
すり材A形・無負荷床材(板)(全体の1/3の範囲内で、中間滑材の上で繋いでも良い)
滑材無負荷床材(全体の1/3の範囲内で、中間滑材の上で繋いでも良い)
負荷床材負荷床材(内容品の寸法によって適切な間需にして用いる。)
標準として15cm、又は、長さの10%以下負荷床板(内容品が小形でヘッダが邪魔になるときは、負荷床材の上に縦張りして用い.会体のをの範囲内で、負荷床材のよでつないでもよい。)
フォークの差込口

木箱 図面
フォークの差込口

中間のロープ掛け口

木箱 図面
中間のロープ掛け口

70cm以上台木4.5cm以上
4.5cm以上65cm以下30cm以上
30cm釣合の中心
すり材長さの1/2以上

■木箱 滑材の本数

腰下の幅(内のり幅)が100 cmを超えるときは、中間に同じ寸法の滑材を用いる。

■木箱 滑材のつなぎ

滑材は、1本の通し材を用いるのが望ましいが,7.5 cm×7.5 cm以上で長物材のない場合は、[図 滑材のつなぎ]に示すようにつないでもよい。ただし,長さの中心を避け,左右交互にずらした位置でつなぐ。なお,滑材のつなぎを,つき合せつぎをしたいときは、補強材の長さを80 cm以上とし,ボルトは左右に2本以上用いるものとする。

滑材のつなぎ

木箱 図面
滑材のつなぎ

補強材③/3以上(片側だけの場合は③/2以上)
傾斜(テーパ)を付けてもよい10cm長さの1/2以上
厚み⑦/3

■木箱 すり材

すり材は、ロープ掛けと,重心の釣り合いを調節するために,滑材の下面にくぎ打ちして取り付ける(図 木箱 腰下 図面 及び木箱 腰下 図面 床材の変形でA形・B形に共通 参照)。くぎは、2列に千鳥打ちし,1列のくぎ間隔は、30 cm以下とする。すり材の厚さは、腰下付木箱の部材一覧表 (表8)による。幅は滑材の幅の80 %以上とする。また,長さの方向につき合せつぎをしてもよい。すり材の長さは、滑材の両端から15 cm又は長さの10 %以下の短いものとするが,内容品底部の形状又は重心の位置によっては、これによらなくてもよい。フォークリフト荷役を行うときは、図 フォークの差込口 のようにすり材又は台木を用いて,フォークの差込口を設けることが望ましい。長い箱でロープ掛けを中間で行うときは、図 中間のロープ掛け口のように中間にロープ掛け口を設ける。

■木箱 ヘッダ

ヘッダは、滑材を横につなぐ部材で,これにつまを取り付ける。ヘッダは、滑材の両端から,つま板及びつま桟の厚さだけ内側に,ボルト,ラグスクリュー又はくぎを用いて取り付ける(図 木箱 腰下 図面 及び木箱 腰下 図面 床材の変形でA形・B形に共通 参照)。ヘッダの寸法及び取付けに用いるボルトの径は、腰下付木箱の部材一覧表 (表8)による。

■木箱 無負荷床板

  • 無負荷床材の厚さ 無負荷床材の厚さ,幅は、腰下付木箱の部材一覧表 (表8)による。
  • 無負荷床材の取付方法 無負荷床材の取付けは、くぎを用い,次の方法による。
    • A形及びC形 通気及び排水のために,0.5~1.0 cmの隙間のある,すのこ張りにするか,又はつき合せ張りとして,内容品の接しない箇所に直径1.2 cmの穴を4個ずつ2か所以上に設ける。C形の合板は、ヘッダの下まで取り付けることが望ましい。なお,C形にA形の無負荷床材を用いてもよい。
    • B形 内容品の形状・品質によって,隙間を20 cmまで設けてもよい。
      注記 無負荷床材総幅の31以下であれば,中間滑材の上でつき合せつぎをしてもよい。

木箱 アンティーク 積み重ねができる。※底板の裏側に桟が2本付いており、積み重ねが出来ます。底面の桟が下の箱に、はまり込むのでずれません。・ヴィンテージ調仕上げの為、傷、節部分の補修、接着剤のはみ出し跡、 塗装ムラがあります。

■木箱 負荷床板

負荷床材は、内容物を支える働きをし,寸法は、外側滑材の内のり間隔,並びに内容品の質量及び形状によって決める。

負荷床材の幅1 cm当たりの許容曲げ荷重(等分布荷重)(表9)(単位 N)
外側滑材の 内のり間隔 (cm) 負荷床材の厚さ (cm)
1.2 1.5 1.8 2.1 2.4 3 4 4.5 5 6 7.5
30 67.2105.0151.2205.8268.8420.0746.7945.0
40 50.478.8113.4154.4201.6315.0560.0708.8875.0
50 40.363.090.7123.5161.3252.0448.0567.0700.01008.0
60 33.652.575.6102.9134.4210.0373.3472.5583.3840.01312.5
70 28.845.064.888.2115.2180.0320.0405.0500.0720.01125.0
80 25.239.456.777.2100.8157.5280.0354.4437.5630.0984.4
90 22.435.050.468.689.6140.0248.9315.0388.9560.0875.0
100 20.231.545.461.780.6126.0224.0283.5350.0504.0787.5
110 28.641.256.173.3114.5203.6257.7318.2458.2715.9
120 37.851.567.2105.0186.7236.3291.7420.0656.3
130 47.562.096.9172.3218.1269.2387.7605.8
140 57.690.0160.0202.5250.0360.0562.5
表の許容荷重に,負荷床材の必要な総幅を乗じた値が,内容品荷重(N)以上になるよう負荷床材の厚さを決める。この場合,負荷床材の総幅寸法は、内容品底部の接触する長さ以下でなければならない。内容品荷重(N)は、内容品質量に9.8を乗じた値である。
注記1 負荷床材を重ねて使用するときは、それぞれの厚さの許容荷重の和として用いる。
注記2 外側滑材の内のり間隔が,表の中間になるときの許容荷重は、式(A.1)によって算出してもよい。
注記3 表は、木材の許容曲げ強さ(fb)が10.5 MPaによるものである。したがって,使用する樹種の(fb)によって,表の許容曲げ荷重に(fb/10.5)の割合を乗じて用いてもよい。
負荷床材1本当たりの許容曲げ荷重(等分布荷重)(表10)(単位 N)
外側滑材の 内のり間隔 (cm) 負荷床材の断面寸法(幅×厚さ) (cm)
9×1.5 9×1.8 9×2.4 9×3 9×4 9×4.5 6×6 10×5 9×6 7.5×7.5 12×6
30 945 1361 2419 3780 6720 8505
40 709 1021 1814 2835 5040 6379 7560
50 567 817 1452 2268 4032 5103 6048 7000
60 473 680 1210 1890 3360 4253 5040 5833 7560
70 405 583 1037 1620 2880 3645 4320 5000 6480 8438
80 354 510 907 1418 2520 3189 3780 4375 5670 7383 7560
90 315 454 806 1260 2240 2835 3360 3889 5040 6563 6720
100 284 408 726 1134 2016 2552 3024 3500 4536 5906 6048
110 371 660 1031 1833 2320 2749 3182 4124 5369 5498
120 605 945 1680 2126 2520 2917 3780 4922 5040
130 872 1551 1963 2326 2692 3489 4543 4652
140 1440 1823 2160 2500 3240 4219 4320
内容品荷重(N)を表の許容荷重で除して,適切な負荷床材の本数を選択する。
注記1 負荷床材を重ねて使用するときは、それぞれの厚さの許容荷重の和として用いる。
注記2 外側滑材の内のり間隔が,表の中間になるときの許容荷重は、式(A.1)によって算出してもよい。
注記3 表は、木材の許容曲げ強さ(fb)が10.5 MPaによるものである。したがって,使用する樹種の(fb)によって,表の許容曲げ荷重に(fb/10.5)の割合を乗じて用いてもよい。

■木箱 負荷床材の取付方法

負荷床材の取付方法は、

  • 負荷床材の厚さが6 cm以下の場合はくぎ付けとし,6 cmを超える場合は、径9 mmのボルト締めとする。
  • ボルト締めとする場合は、負荷床材の幅15 cm以下は外側滑材との接触部に各々1本,幅15 cmを超える場合は、各々2本を用いる。ただし,中間滑材に対しては1本でよい。
  • 内容品をボルトで固定する負荷床材を除いては、ラグスクリューを用いて取り付けてもよい。
  • 負荷床材は、無負荷床材の上に取り付けてもよい。
  • 床材を全て負荷床材として用いるときは、無負荷床材のときと同じ通気方法を適用する。
  • 小形の内容品を床面全体に詰合せするときは、ヘッダ及び負荷床材の凹凸を避けるため,[図 床材の変形でA形・B形に共通]のように,負荷床材及びヘッダの上に負荷床板を縦張りして用いてもよい。この場合,ヘッダ及び負荷床材の厚さは同じとし,負荷床板の厚さは負荷床材の中心間隔を長さとして,負荷床材の幅1 cm当たりの許容曲げ荷重(等分布荷重)(表9)による。ただし,内容品の両端が負荷床材にかかるときは、負荷床板の厚さは、1.2 cm又は0.55 cm(合板)を用いてもよい。
  • フォークリフト荷役で,つま面からフォークを差し込む必要があるときは、フォークの先端位置になるような負荷床材を取り付けるか,それに代わる補強床材を取り付けて腰下床面の破損のおそれを防止する構造が必要である。

■木箱 側

A形・B形の側の構造は、側桟,剣桟,そえ柱,はり受け及び側板からなり,その形式は、[図)側の形式] 及び 図)側桟及び剣桟 による。

側の形式

木箱 図面
側の形式
(A形,B形の場合でK,Nは [図 側桟及び剣桟] を参照)

■木箱 側桟及びそえ柱

桟の中心間隔は、120 cm以下とし,外側にある側桟の中心位置は、両端から20cm以下とする。C形は側桟の中心間隔を90 cm以下とし,両端に必ず側桟を用い,次による[図c) II・C形(密閉合板)] 参照。

  • そえ柱は、側桟にそい,側板の内側に取り付け,側桟の補強及びはり受けを支える働きをする。
  • そえ柱の長さは側桟の長さの32以上とする。
  • 側桟及びそえ柱の寸法は、組合せ符号による側つま部材表(表11)の組合せ符号と側つま部材の組合せ符号選択表 (表12)の選択表とによる。
  • 外のり長さが100 cm未満でも,内側中央に,そえ柱を用いることが望ましい。ただし,流通条件がクラス2の場合は、(表12)の箱の外のり幅又は側桟の中心間隔のいずれかを32として,符号を選択してもよい。

■木箱 剣桟

剣桟の寸法は、側桟と同じものを用いる。ただし,C形には用いなくてもよい。

■木箱 はり受け

はり受けは、天井はりを受ける働きをし,内のり幅60 cm以上の場合は、[図 II・A形(腰下付木箱)] 及び 腰下付木箱の部材一覧表 (表8)に示す1.8 cm×9 cmのものを用いる。

1) 側桟だけ

木箱 側桟及び剣桟 図面
1) 側桟だけ

a) A形及びB形

木箱 側桟及び剣桟 図面
a) A形及びB形

a) A形及びB形

木箱 側桟及び剣桟 図面
b) C形(合板箱)

木箱の組合せ符号による側つま部材表(表11)(単位 cm)
符号 部材 符号 部材
側桟 そえ柱 つま桟 側桟 そえ柱 つま桟
1 1.8×7.52.4×7.56 1.8×91.8×93×9
2 1.8×92.4×97 2.4×91.8×93×9
3 2.4×7.53×98 2.4×92.4×93×9
4 2.4×93×99 3×91.8×94.5×9
5 3×93×910 3×92.4×94.5×9
木箱の側つま部材の組合せ符号選択表(表12)
側桟の中心
間隔
外のり幅
50 75 100
側桟の長さ
50 75 100 125 150 50 75 100 125 150 50 75 100 125 150
60以下1 2 3 5 5 1 3 5 5 6 1 3 5 6 6
75以下1 3 4 5 5 1 3 5 6 6 2 4 5 6 7
90以下1 3 5 5 6 2 4 5 6 7 3 5 6 6 7
105以下1 3 5 5 6 3 4 5 6 7 3 5 6 7 7
120以下1 3 5 6 6 3 5 6 6 7 3 5 6 7 8
側桟の中心
間隔
外のり幅
125 150
側桟の長さ
50 75 100 125 150 50 75 100 125 150
60以下2 4 5 6 7 3 5 6 6 7
75以下3 5 6 6 7 3 5 6 7 9
90以下3 5 6 7 8 4 5 6 7 9
105以下4 5 6 7 8 5 6 7 9 9
120以下4 5 6 7 8 5 6 7 9 10

■木箱 側板

側板は、

  • II・A形(密閉) 側板の厚さは、内容品質量と箱の内のり長さとによって,腰下付木箱の部材一覧表 (表8)による。板の接合はつき合せとし,必要に応じ相互はぎとする。張り方は横張りとし,側の上下端の板幅は15 cm以上,その他は9 cm以上とする。
  • II・B形(すかし) II・B形の板の厚さは、(表8)による。板幅はII・A形(密閉)と同じとし,すかし比率は40 %以下とする。
  • II・C形(密閉合板) II・C形の合板の厚さは、内容品質量と箱の内のり長さとによって,(表8)による。通常,合板は、1枚張りとするが,接合して用いるときは、合板の幅は平均40 cm以上とし,最小は15 cmとする。合板の接合は、側桟の中心線上にて又は補強材を用いて行う。
合板の接合

木箱 図面
合板の接合

補強材(板又は合板)合板の厚さ以上9cm以上合板

■木箱 防水方法

木箱の防水方法は、形の外板の内面には、防水材料を内張りする。防水材料を継ぎ足す場合は、6 cm以上重ね合わせる。

木箱に用いる防水材料は、次による。ただし,防水性がこれと同等以上のものであれば他の材料を用いてもよい。防水紙又はプラスチックフィルム 防水紙はJISZ1514に規定する厚さ0.05 mm以上のもの,又はこれと同等以上の性能をもつプラスチックフィルムを用いる。

■木箱 つま

つまの構造は、つま桟(縦桟,横桟,中桟,及び剣桟),水平補強材及びつま板からなり,その形式は[図 つまの形式及び構造]による。つま桟の寸法は、木箱の組合せ符号による側つま部材表(表11)による。つま板の厚さ及び幅並びに防水方法は、側と同じとし,水平補強材は12 cm×1.8 cm以上のものを用いる。ただし,C形には、剣桟及び水平補強材を用いなくてよい。なお,つまの形式は[図 II形の各部の組立方法 d)] のように,下げつま形式を用いてもよい。

つまの形式

木箱 図面
つまの形式

内のり幅100 cm以下(滑材2本)の場合

木箱 つまの構造 図面
内のり幅100 cm以下(滑材2本)の場合

つま横桟つま縦桟剣桟水平 補強材
内のり幅100 cmを超える(滑材3本)の場合

木箱 つまの構造 図面
内のり幅100 cmを超える(滑材3本)の場合

■木箱 天井とはり

天井は、側と「つま」とに取り付け,天井荷重を支える。はりは、天井荷重を支えるとともにつり上げロープによる圧縮に耐える働きをする。はりの寸法は、はりの長さと中心間隔とによって[図 はりの寸法(幅×厚さ)]による。はりの中心間隔は60 cm以下とし,通常,はりは側桟の位置に用いることが望ましい。

はりの寸法(幅×厚さ)

木箱 図面
はりの寸法(幅×厚さ)(単位 mm)

■木箱 天井板

天井板の厚さは、内容品質量と箱の内のり幅とに応じて,腰下付木箱の部材一覧表 (表8)による。板の張り方は、箱の長さ方向に用いる。B形の側に接した両端の板は、幅18 cm以上(2枚つき合せはぎでもよい。)とし,すかしの限度は6 cmとする。C形は、はりの上でつき合せはぎをしてもよい。

■木箱 防水方法

天井板とはりとの間に,天井板と同寸法の防水材料を用いる。防水材料の寸法が足りないときは、9 cm以上重ね合わせて継ぎ足してもよい。この場合,その間に耐水性接着剤又は防水テープを用いる。なお,はりとはりとの間に防水材料がたれて水がたまるおそれがあるので,防水材料の下に,はりに直角に帯鋼又はひも類を30 cm以下の間隔で張るか,若しくは合板(0.23 cm以上)を下張りして,防水材料を支えることが望ましい。ただし,C形で合板の1枚板を用いるときは、防水材料を用いなくてもよい。

木箱 腰下形式と組立方法の特例

腰下形式の特例は、

  • a) すり材を側板の厚さ分だけ外側に伸ばす。
  • b) 台木を側板の厚さ分だけ外側に伸ばす。
II・A形(腰下付木箱)

木箱 図面 II・A形(腰下付木箱)
a) すり材を側板の厚さ分だけ外側に伸ばす。

II・A形(腰下付木箱)

木箱 図面 II・A形(腰下付木箱)
b) 台木を側板の厚さ分だけ外側に伸ばす。

木箱の部材の名称 「腰下形式と組立方法の特例」
II・A形(腰下付木箱)
木箱 天井板つま剣桟そえ柱
かど金滑材はり
側桟つま板防水材料
側板つま縦桟台木
すり材つま横桟ヘッダ
側剣桟はり受け

木箱の材料・木材・合板の種類

木箱に使用する木材の種類は木箱の木材の種類(表13)

木箱の木材の種類(表13)
種類もみ,とど松,杉,えぞ松,ラジアタ松,赤ラワン,つが,ひのき,米つが,から松,米松,
黒松,赤松,ぶな,シベリアから松,アピトン,又はこれらに類するもの a)。
注 a) これらに類するものには、日本農林規格(JAS)で規定された構造用単板積層材(LVL)も含む。

■木箱 木材の欠陥

木箱の木材には、次のような欠陥があってはならない。

  • 板材及び平割材の木節又は木節群の幅方向の径が,幅の1/3を超えるもの,又はくぎ付け箇所及び両端に木節のあるもの。
    • 1) 幅の2倍を超えて離れている木節は、個々の径を測る。木節及び木節群の径の測り方(a)

      木箱 図面 木節及び木節群の径の測り方(a)

    • 2) 幅の2倍以内にある二つ以上の木節で,木理の方向に重なりのないときには、個々の径の合計とする。木節及び木節群の径の測り方(b)

      木箱 図面 木節及び木節群の径の測り方(b)

    • 3) 木節群は、単一の木節とみなし,外径を測る。木節及び木節群の径の測り方(c)

      木箱 図面 木節及び木節群の径の測り方(c)

  • 角材の木節又は木節群の幅方向の径が,幅の1/3を超え,2面を貫くもの。
  • 応力部材として用いる木材の丸み,皮付きの大きさが,厚さの1/2及び幅に対しては2 cmを超えるもの。ただし,これが部材の中央部にあるときは、その欠陥の大きさを除いた寸法が,限定された部材の断面寸法以上でなければならない。 丸みの限度

    木箱 図面 丸みの限度

  • 板材に,1.2 cm以上の節穴,虫穴,死節,ゆるみ節などがあるもの。ただし,補修されたものを除く。
  • 割れ,くされ,くるいなどがあるもの。ただし,補修されたものを除く。

■木箱 木理

桟・滑材,ヘッダ,負荷床材,はりなどの応力部材については、木理の傾斜度は1/10を超えてはならない。[傾斜角=X/l]

a) 角材

木箱 木理の傾斜度の測り方 図面
a) 角材の場合

b) 板材

木箱 木理の傾斜度の測り方 図面
b) 板材の場合

■木箱の合板

木箱 I・C形・II・C形に用いる合板(コンパネ)は

  • I・C形・C形の外板並びにII・C形の外板及び天井上板に対しては、日本農林規格(JAS)普通合板の2類以上,2等以上,又は日本農林規格(JAS)構造用合板の1類以上,2級以上とする。ただし,これと強さが同等以上の他の木質系の人造板を用いてもよい。
  • II・C形の無負荷床材及びII形の天井下板に対しては、日本農林規格(JAS)普通合板の2類以上,2等以上とする。

木箱の金属材料の種類

木箱の金属材料の種類
くぎ鉄丸くぎは、セメントコーテッドボックスネイル,セメントコーテッドネイル,ケミカルエッチドネイル,自動くぎ打機用くぎ,ステープルなどを用いてもよい。
ラグスクリュー(コーチスクリュー)及び座金呼び径径9 mm以上のラグスクリューを用い,座金は、使用するラグスクリューに適合したものを用いる。
ボルト,ナット及び座金1) ボルト 呼び径9 mm以上のボルトを用いる。
2) ナット 呼び径9 mm以上のナットを用いる。
3) 座金 使用するボルトに適合した,木材用座金を用いる。
帯鋼及びシール 一般用のSPCCを用い,必要に応じ,さび止めしたものを用いる。
かど金1) 材質 帯鋼と同じものとし,必要に応じ,さび止めしたものを用いる。
2) 形状及び寸法 幅50 mm以上,厚さ0.4 mm以上及び折曲げ長さは30 mm以上とする[図 かど金]参照。
通気孔カバー通気孔構造の代わりに,金属製又はプラスチック製通気孔カバーを用いてもよい。
かど金

木箱 図面
かど金

木箱の釘の打ち方

木箱のくぎ打ち方法は

  • くぎは、打ち付ける板の厚さの中央部に打ち付ける。つま板と桟との間に打ったり,くぎの先端が箱の内側又は外側にそれて結合の効果を減ずるようなくぎ打ちがあってはならない。くぎ打ち

    釘の打ち方

  • 部材を重ねてくぎ打ちするときは、くぎの長さの32以上を保持材に打ち込むものとする。
  • 桟から板に打つくぎは、木箱の内側で先端を0.3 cm以上打ち曲げる。ただし,内容品によって木箱の外側で打ち曲げてもよい。
  • くぎ打ちのとき割れるおそれのある部材に対しては、あらかじめくぎの径より小さい下穴をあけて打ち込むか,又はくぎの間隔を41詰めて一段下の寸法のものを用いてもよい。
  • くぎの頭が残ったり,先端が突き出ていたり,又はくぎの頭を打ち込み過ぎてはならない。
  • 部材が交差するときのくぎの配置及び打ち方は、a) 木箱 部材のくぎ付け方法に示すように,何列かに分け,板割れを防ぐため中心を交互にずらしてくぎ打ちし,くぎの本数は、木箱の部材が交差するときのくぎ付け本数(表) 木箱の部材が交差するときのくぎ付け本数による。 部材のくぎ付け方法

    a) 木箱 部材のくぎ付け方法

木箱の部材が交差するときのくぎ付け本数(表)
板の幅(cm) 4.5 6 7.5 9 10 12 13.5 15 18 21 24
4.51 2 2 2 2 2 2 2 3 3 4
6 2 2 2 2 2 2 2 3 3 4 4
7.52 2 2 2 2 3 3 3 4 4 5
9 2 2 2 3 3 3 3 4 5 5 5
10 2 2 2 3 3 3 4 4 5 5 6
12 2 2 3 3 3 4 4 5 5 6 6
13.52 2 3 3 4 4 5 5 6 6 7
15 2 3 3 4 4 5 5 5 6 7 7
18 3 3 4 5 5 5 6 6 7 7 8
21 3 4 4 5 5 6 6 7 7 8 8
24 4 4 5 5 6 6 7 7 8 8 9

木箱 I形「つま」の釘の打ち方

つまの各形式に対するくぎ打ちは

I形 木箱の側,底及び木箱の蓋から「つま」へのくぎ打ち方と打付け間隔の寸法は、[図 つまのくぎ打ち]1形木箱及び木箱のくぎ打ち間隔(表16)によって,その寸法はI形 木箱の側,底及び蓋からつまへ打つくぎの寸法 (表14)による。

I形 木箱の側,底及び蓋からつまへ打つくぎの寸法 (表14)
板厚 cmくぎの長さmm くぎの呼び a)
合板
1.20.945 N45
1.50.950 N50
1.80.965 N65
a) くぎの呼び方。

I形 木箱の底及び蓋から側板へのくぎ打ち方と打付け間隔の寸法は、木口から6~9 cmの位置から打ちはじめて,24 cm以内とする。また,側板の厚さ1.2 cm以下のときは、くぎ打ちを省き帯鋼を用いる。

木箱 II形の釘の打ち方

II形木箱のくぎ打ち方法は、「木箱 釘の打ち方 」と「I形のくぎの打ち方」による。ただし,側及びつまを腰下に組み立てるため,側を滑材に,「つま」をヘッダに打ち付けるくぎの合計の最少数量は,内容品質量500 kg当たりに必要なくぎの最少本数(表15)によって,間隔は8 cm以下,4 cm以上とする。

内容品質量500 kg当たりに必要なくぎの最少本数(単位 本)(表15)
くぎの呼び 最少本数
N6530
N7524
N9020
N10016
側桟から滑材に打つくぎは、内容品質量1.0 t以下のときは側桟の厚さの3倍の長さのものを2本以上打ち,1.0 tを超えるときは3本以上打つ。
a) 1形木箱

木箱 つまのくぎ打ち 図面
a) 1形木箱
d:15~21 mm, L:くぎの長さ, S:表16による。

b) 2形木箱(3形もこれに準じる。)

木箱 つまのくぎ打ち 図面
b) 2形木箱(3形もこれに準じる。)
D:表16による。, S:表16による。 ,C:表16による。

木箱のくぎ打ち間隔(表16)
記号 条件 間隔
Dつま桟の厚さが1.5の場合
つま桟の厚さが1.5を超える場合
1.5~2.2
1.8~2.5
C桟の幅(W)が4.5以下の場合
桟の幅(W)が4.5を超える場合
0.6~1.2
1~1.5
S a) 蓋・底からつま及びつま桟
に,また,つま桟よりつま
に打つ場合
くぎの長さ5以下の場合
くぎの長さ6.5の場合
くぎの長さ7.5の場合
くぎの長さ9の場合 8.5
6.5
7.5
8.5
側からつま及びつま桟に
打つ場合
くぎの長さ5以下の場合
くぎの長さ6.5の場合
くぎの長さ7.5の場合
くぎの長さ9の場合
4.5
6
7
8
注a) この間隔は平均間隔とし,くぎ打ちの場所に木節,板と板とのはぎ目又はその他の打ちにくいところなどがあって,くぎが打てない場合には、この間隔の±50 %の範囲内で打ってもよい。
c) 4形木箱

木箱 つまのくぎ打ち図面
c) 4形木箱 ①く形桟の厚み,②三角桟
D:表16による。, S:表16による。 ,d :桟が三角形のときは、桟の幅約1/3の箇所に打つ。

d) A-5形木箱

木箱 つまのくぎ打ち図面
d) A-5形木箱
D:表16による。, S:表16による。 ,C:表16による。

e) C-5形木箱

木箱 つまのくぎ打ち図面
e) C-5形木箱 ①中そえ桟,②合板
D:表16による。, S:表16による。 ,C:表16による。

木箱のII・C形へ合板のくぎの打ち方と配置の寸法は

e) C-5形木箱

木箱 くぎ打ち図面
合板のくぎ付け

合板のくぎの打ち方と配置の寸法
6mm最小1.5mm16mm側横桟(つま横桟も同じ)
12mm最小1.2mm8mm側桟(つま縦桟も同じ)

木箱 ボルト締め方

ボルト締め方法は

  • ボルト,ナット及びラグスクリューには、座金を用いなければならない。
  • ボルトは、部材にその径と同じか又は小さい孔をあけ,打ち込んで締め付ける。
  • ナットを締めて余ったボルトのねじは、ナットの先端から2ねじ以上とし,締め付けた後,適切な方法でナットの緩みを防ぐ。
  • 滑材及びすり材の下面などに用いるボルトは、沈頭しなければならない。
  • 径9 mmのラグスクリューは、部材に径6 mmの下穴をあけてねじ込む。
  • ラグスクリューは、通常,保持材にねじの部分が全部入る以上の長さのものを用いる。

木箱 組立方法

I形の組立方法は、「つま」に「側」を取り付けた後,「つま側」に木箱の底及び木箱の蓋を取り付けて組み立てる。

II形の組立方法は、「腰下」に「側」及び「つま」を取り付けた後,「側」及び「つま」に木箱の天井を取り付けて組み立てる。

木箱の各部の組立方法 II形の各部の組立方法

木箱 各部の組立方法 図面

木箱の部材 ホームセンター 販売 価格

木箱のJIS規格 JISZ1402・用語、一般、材料・容器〔木材/加工紙/段ボール・板紙/紙袋/プラスチック/金属/緩衝材料/結束・封かん材料/防せい材料/その他〕、包装仕様、試験方法〔材料・容器/包装・貨物〕、その他

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