JIS W 0109 最新規格 航空用語(エンジン)|JIS規格一覧|更新改正情報|制定
JIS W 0109の規格 航空用語(エンジン)の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!
JISW0109:1977の規格は,航空機のエンジンに用いる用語について規定。
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航空用語(エンジン) 規格 一覧表

航空用語(エンジン)の一覧
最新 JISW0109:1977の更新 情報詳細
JIS W 0109:1977の最新の詳細や改正,更新日の情報!
JIS 改正 最新情報
| JIS規格番号 | JIS W 0109 | JIS改正 最新・更新日 | |
|---|---|---|---|
| 規格名称 | 航空用語(エンジン) | ||
| 英語訳 | Glossary of terms for aircraft (Engine) | ||
| 対応国際規格 ISO | |||
| 主務大臣 | 経済産業 | 制定 年月日 | 1977/6/1 |
| 略語・記号 | No | JIS W 0109:1977 | |
| ICS | 01.040.49,49.050 | JISハンドブック | |
| 改訂 履歴 | 1977-06-01(制定),1983-03-01(確認),1988-06-01(確認),1993-06-01(確認),2000-11-20(確認),2005-09-20(確認),2010-10-01(確認),2015-10-20(確認) | ||
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
標準、規格の分類
航空 > 総論,用語,標準化,ドキュメンテーション,航空宇宙工学 > 航空機及び宇宙機工学(用語集),航空宇宙機エンジン及び推進システム
航空用語(エンジン)
Glossary of Terms for Aircraft (Engine)
1. 適用範囲
この日本産業規格は,航空機のエンジンに用いる主な用語について規定します。
2. 分類
分類は次の通りとします。
(1) 形式・種類に関する用語
(2) エンジンに関する一般用語
(3) ガスタービンエンジンに関する用語
(4) ピストンエンジンに関する用語
3. 番号・用語・読み方及び意味
番号,用語,読み方及び意味は,次の通りとします。
なお,対応英語を参考として示します。
(1) 形式・種類に関する用語
| 番号 | 用語・名称 | 読み方 (参考) | 定義・説明・意味 | 対応英語 (参考) |
|---|---|---|---|---|
| 101 | 航空エンジン | こうくうえんじん | 航空機の推進力又は揚力を発生させる動力を得るために使用するエンジン。 | aero-engine, aircraft engine |
| 102 | ガスタービンエンジン | ― | 気体を連続的に圧縮・加熱・膨張させて, その保有する熱エネルギーを機械的エネルギー又はジェットエネルギーとして使用するエンジン。 ※備考 通常圧縮機, 燃焼器, タービンなどから構成されています。 | gas-turbine engine |
| 103 | ピストンエンジン | ― | 気体を断続的に圧縮・加熱・膨張させて, その保有する熱エネルギーを機械的エネルギーとして使用するエンジン。 ※備考 通常シリンダ, ピストン, クランク, クランク軸などから構成されています。 | piston engine, reciprocating engine |
| 104 | ラムジェットエンジン | ― | 前進速度によるラム圧力を利用してダクトの中で圧縮された気体の中で燃料を燃焼させ, ノズルで膨張させることによりスラストを得るエンジン。 | ramjet engine |
| 105 | ロケットエンジン | ― | システムの中に持っている推進剤の燃焼などで得たガスの噴射でスラストを得るエンジン。 | rocket engine (motor) |
| 106 | リフトエンジン | ― | スラストの方向が航空機の進行方向とほぼ直交し, 主に機体を浮上させるために使用するエンジン。 ※備考 VTOL機又はSTOL機に使用されます。 | lift engine |
| 107 | ベクタード スラスト エンジン | ― | スラストの方向を連続的に変えるためのベクタード スラスト ノズルを持つエンジン。 | vectored thrust engine |
| 108 | 補助動力装置 | ほじょどうりょくそうち | 推進エンジンとは独立で航空機の油圧源, 動力源, 空気源などを駆動する動力を供給する装置。 | auxiliary power unit (APU) |
(2) エンジンに関する一般用語
| 番号 | 用語・名称 | 読み方 (参考) | 定義・説明・意味 | 対応英語 (参考) |
|---|---|---|---|---|
| 201 | スラスト | ― | 航空エンジンが発生する推す力。 | thrust |
| 202 | 軸出力 | じくしゅつりょく | 航空エンジンが発生する軸動力。 | brake horsepower, shaft horsepower |
| 203 | エンジン定格 | えんじんていかく | 決められた条件でエンジンを運転する場合, 保証されている性能特性値。 | engine rating |
| 204 | 離陸定格 | りりくていかく | 地上又は飛行状態において, エンジンに決められた時間, 連続して出すことが保証されている最大の性能特性値。 | take-off rating |
| 205 | 最大連続定格 | さいだいれんぞくていかく | 地上又は飛行状態において, エンジンに連続して出すことが保証されている最大の性能特性値。 | maximum continuous rating |
| 206 | 最大上昇定格 | さいだいじょうしょうていかく | 上昇時に保証されているエンジンの最大の性能特性値。 | maximum climb rating |
| 207 | 最大巡航定格 | さいだいじゅんこうていかく | 巡航時に保証されているエンジンの最大の性能特性値。 | maximum cruising rating |
| 208 | アイドル | ― | 地上又は飛行状態において, エンジンの決められた運転可能な最小の状態。 | idle |
| 209 | 緊急定格 | きんきゅうていかく | 緊急時にエンジンに連続又は決められた時間出すことが保証されている最大の性能特性値。 | contingency rating |
| 210 | 燃料消費率 | ねんりょうしょうひりつ | 単位正味スラスト又は軸出力につき単位時間当たりエンジンで消費される燃料の量。 | specific fuel consumption |
| 211 | 修正燃料消費率 | しゅうせいねんりょうしょうひりつ | 任意の大気状態での燃料消費率を標準大気状態又は所定条件に修正した値。備考 ガスタービンエンジンの場合には次の式で表す。 ![]() sfc* : 修正燃料消費率 sfc : 計測時の燃料消費率 T* : 標準状態又は所定条件での絶対温度 T : 計測時の熱力学温度の量。 | corrected specific fuel consumption |
| 212 | 燃料消費量 | ねんりょうしょうひりょう | 単位時間にエンジンで消費される燃料の量。 | fuel consumption rate |
| 213 | 滑油消費率 | かつゆしょうひりつ | 単位正味スラスト又は軸出力につき単位時間当たりエンジンで消費される潤滑油の量。 | specific oil consumption |
| 214 | 滑油消費量 | かつゆしょうひりょう | 単位時間にエンジンで消費される潤滑油の量。 | oil consumption rate |
| 215 | 乾燥質量 | かんそうしつりょう | 燃料及び潤滑油などの液体を含まないエンジンの質量。 | dry mass |
| 216 | スラスト質量比 | すらすとしつりょうひ | エンジンスラストとエンジン質量との比を言います。 ※備考 これはエンジン単位質量当たりのエンジンスラストの値。 | thrust mass ratio |
| 217 | 出力質量比 | しゅつりょくしつりょうひ | エンジン軸出力とエンジン質量との比を言います。 ※備考 これはエンジン単位質量当たりのエンジン軸出力の値。 | power mass ratio |
| 218 | 修正スラスト | しゅうせいすらすと | 任意の大気状態で得られたスラストを標準大気状態又は所定条件に修正した値。 備考 ガスタービンエンジンの場合には次の式で表す。 ![]() ここに F* : 修正スラスト F : 計測スラスト p* : 標準状態又は所定条件での絶対圧力 p : 計測時の絶対圧力 | corrected thrust |
| 219 | 静止スラスト | せいしすらすと | エンジンが静止した状態で発生するスラスト。 | static thrust |
| 220 | 修正静止スラスト | しゅうせいせいしすらすと | 任意の大気状態で得られた静止スラストを標準大気状態又は所定条件に修正した値。 ※備考 ガスタービンエンジンの場合には修正式は218の備考に準ずる。 | corrected static thrust |
| 221 | 正味スラスト | しょうみすらすと | エンジンが発生する有効なスラスト。 | net thrust |
| 222 | 修正正味スラスト | しゅうせいしょうみすらすと | 任意の大気状態で得られた正味スラストを標準大気状態又は所定条件に修正した値。 備考 ガスタービンエンジンの場合には次の式で表す。 ![]() ここに Fm* : 修正正味スラスト Fm : 計測正味スラスト p* : 標準状態又は所定条件での絶対圧力 p : 計測時の絶対圧力 | corrected net thrust |
| 223 | 比スラスト | ひすらすと | 作動流体の単位質量流量当たり得られるスラスト。 | specific thrust |
| 224 | 修正軸出力 | しゅうせいじくしゅつりょく | 任意の大気状態で得られた軸出力を標準大気状態又は所定条件に修正した値。 備考 ガスタービンエンジンの場合には次の式で表す。 ![]() ここに shp*: 修正軸出力 shp : 計測時の軸出力 p* : 標準状態又は所定条件での絶対圧力 p : 計測時の絶対圧力 T* : 標準状態又は所定条件での絶対温度 T :計測時の熱力学温度 | corrected brake (horse) power, corrected shaft (horse) power |
| 225 | 相当軸出力 | そうとうじくしゅつりょく | プロペラを駆動する軸出力のほか排気によるスラストが得られる場合には, このスラストを軸出力に換算してプロペラ軸出力に加算した値。 | (total)equivalent brake (horse)power, equivalent shaft (horse)power |
| 226 | 総合効率 | そうごうこうりつ | 機体の推進に用いられた有効推進仕事とエンジンに供給された燃料エネルギーとの比で, 次の式で表します。 総合効率(ηo) =有効推進仕事/供給燃料エネルギー =有効推進仕事/エンジン出力エネルギー ×エンジン出力エネルギー/供給燃料エネルギー =推進効率(ηp)×熱効率(ηtH) | overall efficiency |
| 227 | 推進効率 | すいしんこうりつ | 機体の推進に用いられた有効推進仕事とエンジン出力エネルギーとの比で, 次の式で表します。 推進効率(ηp) =有効推進仕事/エンジン出力エネルギー | propulsion efficiency |
| 228 | 熱効率 | ねつこうりつ | エンジン出力エネルギーと供給燃料エネルギーとの比で, 次の式で表します。 熱効率(ηtH) =エンジン出力エネルギー/供給燃料エネルギー | thermal efficiency |
| 229 | 機械効率 | きかいこうりつ | 機械の有効仕事と作動流体の発生する仕事との比。 | mechanical efficiency |
| 230 | 空燃比 | くうねんひ | 燃焼に関与する空気流量と燃料流量との比。 | air-fuel ratio |
| 231 | エンジン回転速度 | えんじんかいてんそくど | エンジンの単位時間当たりの回転数。 | engine speed |
| 232 | 修正エンジン回転速度 | しゅうせいえんじんかいてんそくど | 任意の大気状態におけるエンジン回転速度を標準大気状態又は所定条件に修正した値。 備考 ガスタービンエンジンの場合には次の式で表す。 ![]() ここに N* : 修正エンジン回転速度 N : 計測時のエンジン回転速度 T* : 標準状態又は所定条件での絶体温度 T : 計測時の熱力学温度 | corrected engine speed |
| 233 | エンジン圧力比 | えんじんあつりょくひ | タービン出口全圧と, エンジン入口全圧との比。 ※備考 スラストの大きさを表すパラメータとして使用します。 | engine pressure ratio |
| 234 | 軸トルク | じくとるく | エンジンの出力軸で得られるトルク。 | engine torque |
| 番号 | 用語・名称 | 読み方 (参考) | 定義・説明・意味 | 対応英語 (参考) |
| 235 | 吸気系統 | きゅうきけいとう | エンジンに空気を吸入するための一連の装置。 ※備考 空気取入口, 空気取入ダクト, エアフィルタ, 空気取入スクリーンなどから構成されています。 | induction system, inlet system |
| 236 | 空気取入口 | くうきとりいれぐち | 空気のエンジンへの取入口。 | air intake |
| 237 | エア フィルタ | ― | 空気中の浮遊物や空気中に巻き上げられた異物がエンジン内に吸い込まれるのを防ぐためのフィルタ。 | air filter |
| 238 | 空気取入口スクリーン | くうきとりいれぐちすくりーん | 空気取入口から異物を吸い込むのを防止するための金網。 ※備考 固定式のものと地上運転中とか離陸中だけ用い, 飛行中は引き込めてしまう引込み式のものとがあります。 | intake screen |
| 239 | 防氷装置 | ぼうひょうそうち | 氷がエンジンの空気取入口部に付着するのを防止する装置。 ※備考 圧縮機からの抽気を利用したものと電熱を利用したものとがあります。 | anti-ice system |
| 240 | 吸入空気流量 | きゅうにゅう くうきりゅうりょう | エンジンに吸い込まれる空気の流量で, 単位時間当たりの量で表します。 | intake air flow |
| 241 | 修正吸入空気流量 | しゅうせいきゅうにゅう くうきりゅうりょう | 任意の大気状態における吸入空気流量を標準大気状態又は所定条件に修正した値。 備考 ガスタービンエンジンの場合には次の式で表す。 ![]() ここに wα* : 修正吸入空気流量 wα : 計測時の吸入空気流量 p* : 標準状態又は所定条件での絶対圧力 p : 計測時の絶対圧力 T* : 標準状態又は所定条件での絶対温度 T : 計測時の熱力学温度 | corrected intake air flow |
| 242 | 吸気温度 | きゅうきおんど | 指定された点で測定した吸入空気温度。 | intake air temperature |
| 243 | ラム圧力 | らむあつりょく | 飛行速度によって生ずる圧力。 | ram pressure |
| 244 | 燃料系統 | ねんりょうけいとう | 燃料を燃焼器に供給するための一連の装置で, 主燃料, 点火用燃料, 非常用燃料及び再熱用燃料の各系統があります。 ※備考 フィルタ, ポンプ, 各種弁, 燃料制御装置, 燃料噴射ノズル, これらを結ぶ配管などで構成され, 機体側の燃料系統に接続されます。 | fuel system |
| 245 | 燃料ポンプ | ねんりょうぽんぷ | 燃料を加圧して送るもので, 用途別では主ポンプ, 非常用ポンプ, ブースタポンプなどがあり, また形式別では歯車式, プランジャ式, 遠心式などがあります。 | fuel pump |
| 246 | 燃料制御装置 | ねんりょうせいぎょそうち | スロットルレバーの位置, 大気条件, エンジン圧力,温度, 回転速度などの値に従って燃焼器に供給する燃料を制御する装置。 | fuel control unit |
| 247 | 燃料しゃ断弁 | ねんりょうしゃだんべん | 燃料の流れをしゃ断する弁。 | fuel shut-off valve |
| 248 | 燃料フィルタ | ねんりょうふぃるた | 燃料中に混入した異物などをろ過するもの。 | fuel filter |
| 249 | 燃料加熱器 | ねんりょうかねつき | 燃料を加熱する装置。 | fuel heater |
| 250 | 滑油系統 | かつゆけいとう | 軸受, 歯車などを潤滑及び冷却するための一連の装置。 ※備考 滑油タンク, ブースタポンプ, 主ポンプ, フィルタ, 調圧弁, 冷却器, 空気分離器, 排油ポンプなどで構成されています。 | (lubricating)oil system |
| 251 | 滑油タンク | かつゆたんく | 滑油を貯蔵する容器。 ※備考 滑油はこの容器からエンジンに供給され, エンジンの滑油系統を一巡してこの容器にもどる。 | (lubricating)oil tank |
| 252 | 滑油ポンプ | かつゆぽんぷ | 軸受, 歯車などに滑油を加圧して送り出すためのポンプ。 | (lubricating)oil pump, pressure pump |
| 253 | 排油ポンプ | はいゆぽんぷ | 軸受, 歯車などを潤滑及び冷却した後の滑油を吸引し, 滑油タンクにもどすためのポンプ。 | scavenge pump |
| 254 | 滑油フィルタ | かつゆふぃるた | 滑油中に混入した異物などをろ過するもの。 | (lubricating)oil filter |
| 255 | 滑油冷却器 | かつゆれいきゃくき | 滑油を冷却するためのもの。 | (lubricating)oil cooler |
| 256 | 排気系統 | はいきけいとう | 排気ガスをエンジン外部へ排出するための一連の装置。 | exhaust system |
| 257 | 冷却系統 | れいきゃくけいとう | エンジンの各部を冷却するための一連の装置。 | cooling system |
| 番号 | 用語・名称 | 読み方 (参考) | 定義・説明・意味 | 対応英語 (参考) |
| 258 | 電気系統 | でんきけいとう | 始動,点火, 弁作動, 火災報知などに必要な電気回路を構成する一連の装置。 | electric system |
| 259 | 点火系統 | てんかけいとう | 燃料と空気の混合気に着火するための一連の装置。 | ignition system |
| 260 | 始動系統 | しどうけいとう | エンジンを始動させるための一連の装置。 | starting system |
| 261 | スタータ | ― | エンジンを始動させ, 自立運転できるまで駆動する装置。 | starter |
| 262 | 減速装置 | げんそくそうち | 回転速度を減速して動力を伝達する装置。 | speed decreasing gear, reduction gear |
| 263 | プロペラ軸 | ぷろぺらじく | プロペラを駆動する軸。 | propeller shaft |
| 264 | 補機歯車装置 | ほきはぐるまそうち | エンジン及び機体用補機類を駆動するための歯車装置。 | accessory gearbox |
| 265 | 補機 | ほき | エンジンを作動するための各種の機能品。 ※備考 燃料制御装置, 燃料ポンプ, 滑油ポンプ, 排油ポンプ, スタータなどが主なものです。 | accessories, auxiliaries |
| 266 | 抽出動力 | ちゅうしゅつどうりょく | 機体用補機等を駆動するために, エンジンより抽出する動力で, 空気動力も含みます。 | power extraction |
| 267 | 抽気量 | ちゅうきりょう | 圧縮機部より機体の防氷, 空調等の目的で抽出する空気の流量。 | bleed air flow |
| 268 | 水噴射 | みずふんしゃ | エンジンのスラスト又は出力増強のために, エンジン内部へ水などを噴射すること。 | water injection |
| 269 | エンジンマウント | ― | エンジンを機体に取り付け, エンジンを支えスラストを機体に伝達する装置。 | engine mount |
| 270 | 使用時間 | しようじかん | エンジン, 装備品及び部品が作動した時間をいうが, 時間記録管理上, これらが作動していなくても装備されていた間の, 番号272に規定された飛行時間をもってその使用時間とします。 ※ただし補助動力装置は, 作動時間記録計を有しているのでその作動時間をもって使用時間とします。 | time, operating time |
| 271 | 総使用時間 | そうしようじかん | 新品製造時からの使用時間の総計。 | total time (TT) |
| 272 | 飛行時間 | ひこうじかん | 航空機が浮揚してから接地するまでの時間。 | flight time |
| 273 | ブロックタイム | ― | 飛行のために自力で動き始めた時点から着陸後静止するまでの時間。 | block time |
| 274 | オーバホール | ― | 予防整備の考え方に基づき, エンジンなどを分解して各部分をくまなく検査し, 不良箇所は交換又は修理して, 再び組み立てるような分解手入れ作業。 | (engine)overhaul (OH) |
| 275 | エンジン ヘビーメンテナンス | ― | エンジンの信頼性を総合的に常時監視し, 必要な故障対策を機能的にとり得る信頼性管理が行われていることを前提として, エンジンを定期的に機体から取り卸し, 各構成単位ごとに定められた検査, 交換及び修理要目に従い分解して行う重整備で, これにサンプリング・インスペクション・プログラムが組み合わされて構成されます。 | engine heavy maintenance (EHM) |
| 276 | スレッシュホールドサンプリング | ― | 新たに開発された機材の設計上の問題点を発見し, 今後の整備方式を決めるために, 初期の一定使用時間の後に行うサンプリング検査。 | threshold sampling |
| 277 | オン コンディションメンテナンス | ― | 定期的な分解検査やオーバホールを行わずに, 機上で定期的に目視検査,計測, 機能試験などを実施し, その結果に基づいて整備を行う方式。 ※備考 当該装備品の信頼性管理が行われていること, 装備品の構造が機上での検査, 計測, 試験などが可能な設計になっていることが前提条件となります。 | on condition maintenance |
| 278 | コンディション モニタリングメンテナンス | ― | 予防整備とは異なり, 信頼性管理体制の下に故障データや機材の品質に関するデータを監視分析して問題領域を発見し, これに基づいて処理対策を講ずるような整備方式。 | condition monitoring maintenance |
| 279 | モジュールメンテナンス | ― | エンジンが幾つかのモジュールに分割できるような設計の場合に, 問題のあるモジュール又は検査の必要項目のある部分のモジュールを交換することによりエンジンを使用可能状態にするためモジュール単位で管理を行う整備方式。 ※備考 モジュールとはメンテナンスに利便を図るため分割された単位。 | module maintenance |
| 280 | 高温部点検 | こうおんぶてんけん | 燃焼器やタービンなど高温部分の検査。 | hot section inspection (HSI) |
| 281 | 経年抜取検査 | けいねんぬきとりけんさ | 使用時間と劣化の傾向の関係をつかむため, 所定の使用時間に達したグループからサンプルを取って行う検査。 | age sampling (inspection) (AS) |
| 282 | 滑油分光分析検査 | かつゆぶんこうぶんせきけんさ | エンジンの不具合を故障の初期の段階で検知するため, 定期的に滑油の分光分析を行い, 滑油の中に含まれる金属元素の種類と量を求め, 損傷箇所の推定を行う検査。 | spectrometric oil analysis program (SOAP) |
| 283 | オーバホール後使用時間 | おーばほーるごしようじかん | 前回のオーバホールからの使用時間の累計。 | time since overhaul (TSO) |
| 番号 | 用語・名称 | 読み方 (参考) | 定義・説明・意味 | 対応英語 (参考) |
| 284 | ヘビーメンテナンス後使用時間 | へびーめんてなんすごしようじかん | 前回のヘビーメンテナンスからの使用時間の累計。 | time since heavy maintenance |
| 285 | 装着後使用時間 | そうちゃくごしようじかん | 最後に機体に取り付けられてからの使用時間の累計。 | time since installation |
| 286 | 整備時間限界 | せいびじかんげんかい | 前回の整備から次の整備までの間に許される最大使用時間。 | maintenance time limit, maintenance period |
| 287 | オーバホール時間限界 | おーばほーるじかんげんかい | 前回のオーバホールから, 次のオーバホールまでの間に許される最大使用時間。 | time between overhaul (TBO), overhaul period |
| 288 | 廃棄限界 | はいきげんかい | 部品の使用可能限界。 ※備考 各部品に定められた所定の使用時間, 使用サイクル, ランディングサイクルなどを超えないうちに, その部品を廃棄しなければなりません。 | life limit, service life limit |
| 289 | 部品総使用時間 | ぶひんそうしようじかん | 部品の新品からの使用時間の累計。 | parts total time (PTT) |
| 290 | エンジン監視システム | えんじんかんししすてむ | エンジンの作動状態, 滑油消費率, 滑油分光分析検査及びエンジン内部検査結果などを総合的に監視し, 不具合を早期に発見し, 又は事前に予測し, 対策を講じるシステム。 | engine monitoring system |
| 291 | ハードタイムメンテナンス | ― | 整備時間限界, 廃棄限界などを定めて行う予防整備の一方式。 | hard time maintenance |
| 292 | エンジンオペレイティングサイクル | ― | 離陸定格出力を出した回数。 ※備考 着陸復行や整備の目的で離陸定格出力を使用した場合には, 記録の便宜上考慮しない場合もります。 | engine operating cycle |
| 293 | 飛行中エンジン停止率 | ひこうちゅうえんじんていしりつ | 飛行中, 不具合のためにエンジンが止まったり, 又は止めることを余儀なくされた場合のエンジンの使用時間の累計に対する発生率。 ※備考 通常1000使用時間当たりの発生回数で表します。 | in-flight (engine) shutdown rate (IFSDR) |
| 294 | エンジン計画外取卸率 | えんじんけいかくがいとりおろしりつ | エンジンの使用時間の累計に対するエンジンの故障に起因した整備時間限界到達以前の取り卸しの発生率。 ※備考 通常1000使用時間当たりの発生回数で表します。 | unscheduled engine removal rate (URR), (UER) |
| 295 | 平均故障間隔 | へいきんこしょうかんかく | 故障するまでの平均使用時間。 ※備考 同一グループに属する装備品, 部品などのある期間の総使用時間を, 同一期間内でそのグループに発生した故障数で除して表します。 | mean time between failure (MTBF) |
(3) ガスタービンエンジンに関する用語
| 番号 | 用語・名称 | 読み方 (参考) | 定義・説明・意味 | 対応英語 (参考) |
|---|---|---|---|---|
| 301 | ターボジェットエンジン | ― | 作動流体の保有する熱エネルギーを推進ノズルからのジェットエネルギーとしてスラストを発生するガスタービンエンジン。 | turbojet engine |
| 302 | ターボファンエンジン | ― | ターボジュットのうち, 作動流体の保有する熱エネルギーの一部でファンを駆動して得られるファンジェット流を, 残りのエネルギーで発生する高温ジェットと分離又は混合して噴出し, スラストを発生するガスタービンエンジン。 | turbofan engine |
| 303 | ターボシャフトエンジン | ― | 作動流体の保有する熱エネルギーを機械的エネルギーに変換して, 出力軸から取り出すガスタービンエンジン。 | turboshaft engine |
| 304 | ターボプロップエンジン | ― | ターボシャフトエンジンのうち主にプロペラを駆動するために使用するガスタービンエンジン。 | turboprop engine |
| 305 | 一軸エンジン | いちじくえんじん | 圧縮機ロータとタービンロータが機械的に結合されて一軸上にあり, それ以外に主回転軸を持たないガスタービンエンジン。 | single spool (shaft) engine |
| 306 | 多軸エンジン | たじくえんじん | 圧縮機ロータ及びタービンロータの組合せが, 互いに機械的に独立した2軸以上からなるガスタービンエンジン。 ※備考 フリータービン軸を有する場合も含みます。 | multi spool (shaft) engine |
| 307 | フリータービンエンジン | ― | 圧縮機を駆動しない出力タービンを持つガスタービンエンジン。 | free turbine engine |
| 308 | ガスジェネレータ | ― | 圧縮機, 燃焼器及びタービンからなる高温, 高圧ガスを発生するガスタービンの主要構成部分。 | gas generator |
| 309 | コア エンジン | ― | ターボファンエンジンの中心をなす部分で, 圧縮機, 燃焼器及び圧縮機タービンから構成されます。 | core engine |
| 310 | バイパス比 | ばいぱすひ | ターボファンエンジンにおいてコアエンジンをバイパスする空気流量とコア エンジンを通る空気流量との比。 | bypass ratio |
| 311 | ファン | ― | ターボファンエンジンで, 主にバイパス側の空気を圧縮するために使用する軸流ファン。 | fan |
| 312 | 圧縮機 | あっしゅくき | 作動流体を圧縮し, 高圧空気を得るための回転機械で, 軸流式及び遠心式があります。 | compressor |
| 313 | 燃焼器 | ねんしょうき | ガスタービンにおいて, 圧縮過程の後で作動流体を加熱する目的で, 燃料を噴射し, 燃焼させ, 高温ガスを発生する装置。 | combustor |
| 314 | タービン | ― | 作動流体を膨張させ, その熱エネルギーを機械仕事として取り出す回転機械。 | turbine |
| 315 | アフタ バーナ | ― | ターボジェットエンジンの排ガスの中に燃料を追加噴射し, 燃焼させ, スラストの増強を行う装置。 | after-burner |
| 316 | スラスト リバーサ | ― | 推進ノズルに装着され, スラストの方向を逆向きに変更するか, 又はほとんど零にする装置。 | thrust reverser |
| 317 | 消音装置 | しょうおんそうち | エンジンの吸排気部に装着され, エンジンの騒音を低減させる装置。 | noise suppressor |
| 318 | ファン動翼 | ふぁんどうよく | ファンディスクに取り付ける翼。 | fan rotor blade |
| 319 | ファン静翼 | ふぁんせいよく | ファンケーシングに取り付ける翼。 | fan stator blade, fan stator vane |
| 320 | 軸流圧縮機 | じくりゅうあっしゅくき | 回転軸方向の流路をもつ圧縮機。 | axial (flow) compressor |
| 321 | 遠心圧縮機 | えんしんあっしゅくき | 主に遠心力により昇圧する半径方向への流路をもつ圧縮機。 | centrifugal compressor |
| 322 | 圧縮機動翼 | あっしゅくきどうよく | 軸流圧縮機ディスク又はロータに取り付ける翼。 | compressor rotor blade |
| 323 | 圧縮機静翼 | あっしゅくきせいよく | 軸流圧縮機ケーシングに取り付ける翼。 | compressor stator blade, compressor stator vane |
| 324 | ファンケーシング | ― | ファンの外形を構成し, ファン静翼などを支持するもの。 | fan casing |
| 325 | 圧縮機ケーシング | あっしゅくきけーしんぐ | 圧縮機の外形を構成し, 軸流圧縮機では静翼を支持するもの。 | compressor casing |
| 326 | ファンロータ | ― | ファンの回転部分の総称。 ※備考 動翼が取り付けられていない組立軸をロータということもあります。 | fan rotor |
| 327 | 圧縮機ロータ | あっしゅくきろーた | 圧縮機の回転部分の総称。 ※備考 軸流圧縮機で動翼が取り付けられていない組立軸をロータということもあります。 | compressor rotor |
| 328 | ファンディスク | ― | ファン動翼を保持して回転する円板状のもの。 | fan disk (disc) |
| 329 | 圧縮機ディスク | あっしゅくきでぃすく | 軸流圧縮機動翼を保持して回転する円板状のもの。 | compressor disk (disc) |
| 330 | 圧縮機ホイール | あっしゅくきほいーる | 軸流圧縮機のディスクに動翼が取り付けられたもの。 ※備考 通常一体のものをいうことが多い。 | compresser wheel |
| 331 | 入口案内翼 | いりぐちあんないよく | 圧縮機の1段目動翼の前にある静翼で, 一般に軸方向の流れに旋回を与えるもの。 | inlet guide vane |
| 332 | 可変静翼 | かへんせいよく | 取付角を変化させる事が出来る圧縮機静翼。 | variable stator (vane) |
| 333 | インペラ | ― | 遠心圧縮機で羽根を有する回転体。 | impeller |
| 334 | インデューサ | ― | 遠心圧縮機でインペラ入口の流れに回転速度を与える部分で, インペラと一体のものと, 分離したものとがあります。 | inducer |
| 番号 | 用語・名称 | 読み方 (参考) | 定義・説明・意味 | 対応英語 (参考) |
|---|---|---|---|---|
| 335 | ディフューザ | ― | 流れを減速し, 運動エネルギーを静圧に変換することを目的とした流路形状部。 | diffuser |
| 336 | ファン圧力比 | ふぁんあつりょくひ | ファンの出口の圧力を入口の圧力で割った値。 ※絶対圧力で示した全圧を用います。 | fan pressure ratio |
| 337 | 圧縮機圧力比 | あっしゅくきあつりょくひ | 圧縮機の出口の圧力を入口の圧力で割った値。 ※絶対圧力で示した全圧を用います。 | compressor pressure ratio |
| 338 | 抽気 | ちゅうき | 圧縮機の中間段又は出口から空気を抜き出すこと。 ※備考 ほかに空気を使用する目的の場合と圧縮機のサージングを防止する目的の場合とがあります。 | bleed |
| 339 | 旋回失速 | せんかいしっそく | 軸流圧縮機で, 円環状の翼列の一部が失速し, この失速領域が回転方向に伝ぱんし, 旋回する現象。 | rotating stall |
| 340 | サージング | ― | 圧縮機を含めた流路内で, 気体が自励振動を起こし, 特定の周期で流量及び圧力が大きく変動する現象。 | surging |
| 341 | インレット ディストーション | ― | ファンや圧縮機の入口の流れが一様でないことで, 流れの速度,方向, 圧力及び温度のいずれの分布に対してもいう。 | inlet distortion |
| 342 | 直流形燃焼器 | ちょくりゅうがたねんしょうき | 燃焼器に入って来る空気と出て行くガスの流れの方向が同じ燃焼器。 | straight-flow combustor |
| 343 | 逆流形燃焼器 | ぎゃくりゅうがたねんしょうき | 燃焼器に入って来る空気と出て行くガスの流れの方向が逆の燃焼器。 | reverse (retun)-flow combustor |
| 344 | 環状燃焼器 | かんじょうねんしょうき | エンジンの軸と同心に燃焼器ケーシングの内壁と外壁があり, その間に環状の燃焼空間を形成する燃焼器ライナをもつ燃焼器。 | annular-type combustor |
| 345 | 筒形燃焼器 | つつがたねんしょうき | 筒形の燃焼器ケーシングの中に, それと同心に燃焼器ライナがある燃焼器。 | can-type combustor |
| 346 | 環状多筒形燃焼器 | かんじょうたとうがたねんしょうき | 環状燃焼器と筒形燃焼器の中間の型のもので, エンジンの回転軸と同心に内側及び外側ケーシングがあり, その中に数個の筒形燃焼器ライナが配列されている燃焼器。 | cannular-type combustor |
| 347 | 燃焼器ケーシング | ねんしょうきけーしんぐ | 燃焼器の外壁を構成し, 内部の圧力に耐えるもの。 | combustor casing |
| 348 | 燃焼器ライナ | ねんしょうきらいな | 燃焼器の内筒で, 燃焼領域, 混合領域及びタービン入口に向かう燃焼ガス流路を形成するもの。 | combustor liner, flame tube |
| 349 | 燃料ノズル | ねんりょうのずる | 燃料を燃焼器に噴射する装置。 | fuel nozzle |
| 350 | 燃料マニホールド | ねんりょうまにほーるど | 燃料を燃料ノズルに分配する分岐管。 | fuel manifold |
| 351 | フレームアウト | ― | 燃焼が不意に停止すること。 | flame-out |
| 352 | 燃焼効率 | ねんしょうこうりつ | 燃焼器における実際の全エンタルピ増加と燃料が等圧完全燃焼した場合のエンタルピ増加の比。 | combustion efficiency |
| 353 | 軸流タービン | じくりゅうたーびん | 回転軸方向の流路をもつタービン。 | axial (flow)turbine |
| 354 | ラジアル タービン | ― | 主に半径方向に流路をもつタービン。 | radial (flow)turbine |
| 355 | 圧縮機タービン | あっしゅくきたーびん | 多軸式のエンジンで圧縮機を駆動するタービン。 | compressor turbine |
| 356 | フリータービン | ― | 多軸式のエンジンで圧縮機と連結していない出力タービン。 | free turbine |
| 357 | 出力タービン | しゅつりょくたーびん | 有効動力を取り出すタービン。 | power turbine |
| 358 | タービン動翼 | たーびんどうよく | 軸流タービンでタービンディスクに取り付ける翼。 | turbine rotor blade, turbine bucket |
| 359 | タービンノズル翼 | たーびんのずるよく | タービンケーシングに取り付けタービンノズルを形成する翼。 | turbine nozzle blade, turbine stator vane |
| 360 | タービンノズル | ― | タービン動翼に対し有効に速度エネルギーを与えるための噴出口で, ノズル翼を環状に並べたもの。 | turbine nozzle |
| 361 | タービンロータ | ― | タービンの回転部の総称。 ※備考 動翼が取り付けられていない組立軸をロータということもあります。 | torbine rotor |
| 362 | タービンケーシング | ― | タービンの外形を構成し, タービンノズルなどを支持するもの。 | turbine casing |
| 363 | タービンディスク | ― | 軸流タービンでタービン動翼を保持して回転する円板状のもの。 | turbine disk (disc) |
| 364 | タービンホイール | ― | 軸流タービンではタービンディスクに動翼が取り付けられたもので, 通常は一体のものをいうことが多い。 ※また, ラジアルタービンでは羽根を有する回転体を言います。 | turbine wheel |
| 365 | タービン軸 | たーびんじく | タービンディスクを支持する軸。 | turbine shaft |
| 366 | タービン膨張比 | たーびんぼうちょうひ | タービン入口全圧と出口全圧との比。 | turbine expansion ratio |
| 367 | 排気コーン | はいきこーん | 排気ガスをタービンの出口から排気ダクトに導く部分で円すい状のもの。 | exhaust cone, tail cone |
| 368 | 排気ダクト | はいきだくと | 排気ガスを導くためのダクト。 | exhaust duct, jet pipe |
| 369 | ジェットノズル | ― | 排気ダクト又はエンジンの後端に取り付けられ, ガスを噴出するノズル。 | jet nozzle, exhaust nozzle |
| 370 | 可変面積ノズル | かへんめんせきのずる | 流路面積を変えることのできるジェットノズル。 | variable-area jet nozzle |
(4) ピストンエンジンに関する用語
| 番号 | 用語・名称 | 読み方 (参考) | 定義・説明・意味 | 対応英語 (参考) |
|---|---|---|---|---|
| 401 | 対向形エンジン | たいこうがたえんじん | シリンダがクランク軸に対して1対ずつ (少しずれて)向かい合って配置されたエンジンで, その1対のピストンは対称的な運動をします。 | opposed engine |
| 402 | 星形エンジン | ほしがたえんじん | シリンダがククランク軸に対し, 直角な面内に放射状に配置されたエンジン。 | radial engine |
| 403 | 直列形エンジン | ちょくれつがたえんじん | シリンダがクランク軸を含む面内に直列に配置されたエンジン。 | inline engine |
| 404 | 空冷エンジン | くうれいえんじん | シリンダの冷却を空気流によって行うエンジン。 | air cooled engine |
| 405 | 液冷エンジン | えきれいえんじん | シリンダの冷却を水などの液体によって行うエンジン。 | liquid cooled engine |
| 406 | ピストン | ― | シリンダ内で運動して作動流体を圧縮し, また爆発膨張による力を受ける部品。 | piston |
| 407 | シリンダ | ― | ピストンと共に作動流体を密閉する部品で, ふた状の部分 (ヘッド)と円筒状の部分(バレル)から成ります。 | cylinder |
| 408 | コネクチングロッド | ― | ピストンのピストンピンとクランク軸のクランクピンとをリンクとして連結する棒状の部品。 | connecting rod |
| 409 | クランク軸 | くらんくじく | 主軸受で支えられて回転する軸と偏心したクランクピンを持ち, ピストンとコネクチングロッドによりつながってエンジンの軸出力を取り出す部品。 | crankshaft |
| 410 | クランクケース | ― | クランク軸を入れて, その主軸受及びシリンダを固定し, エンジンの軸出力を取り出す時にその反力を支える部品。 | crankcase |
| 411 | 弁機構 | べんきこう | シリンダの吸気弁, 排気弁をクランク軸の回転と同調させて開閉する機構。 | valve system (mechanism) |
| 412 | カム軸 | かむじく | クランク軸と同調して回転するカム部分を持ち, 弁機構を動かす部品。 | cam shaft |
| 413 | タペット | ― | カムに従って動き, 弁に運動を伝える弁機構の部品。 | tappet |
| 414 | プッシュロッド | ― | タペットに従って動き, 弁に運動を伝える棒状の弁機構の部品。 | push rod |
| 415 | ロッカーアーム | ― | 一端をプッシュロッドで動かされると, 他端で弁を動かす弁機構の部品。 | rocker arm |
| 416 | 吸気弁 | きゅうきべん | シリンダに未燃焼の新気を導入する弁。 | intake valve |
| 417 | 排気弁 | はいきべん | シリンダから燃焼済みの排気を排出する弁。 | exhaust valve |
| 418 | 吸気マニホールド | きゅうきまにほーるど | シリンダの吸気弁に新気を導く管で枝分れしたもの。 | intake manifold (tube) |
| 419 | 排気マニホールド | はいきまにほーるど | シリンダの排気弁から排気を導く管で枝分れしたもの。 | exhaust manifold (tube) |
| 420 | 気化器 | きかき | シリンダに吸入する空気に燃料を気化させて混合する装置。 | carburettor |
| 421 | スロットルバルブ | ― | シリンダに吸入する新気の流量を制限することにより, エンジンの軸出力を制御する弁。 | throttle valve |
| 422 | ミックスチャコントロール | ― | シリンダに吸入する空気と燃料との混合比を制御する装置。 | mixture control (MC) |
| 423 | 過給器 | かきゅうき | 自然吸入でなく, 大気を圧縮加圧してシリンダに供給するための圧縮機。 | supercharger |
| 424 | ホットエアマフラ | ― | 排気管又は排気マニホールドの周囲を包んだ形で, 空気を加熱するための熱交換器。 | hot-air muffler |
| 425 | マグネト | ― | 永久磁石で励磁された交流発電機で, クランク軸と同調回転させ, 点火用電流を発生させるもの。 ※備考 点火用磁石発電機。 | magneto |
| 426 | スパークプラグ | ― | シリンダヘッドにねじ込まれ, 絶縁された中心電極と接地された周囲電極との間に火花放電させて未燃焼の新気に点火する装置。 | spark plug |
| 427 | 行程容積 | こうていようせき | ピストンが下死点にある時と上死点にある時とのシリンダ内容積の差。 | stroke volume |
| 428 | 圧縮比 | あっしゅくひ | ピストンが下死点にある時と上死点にある時とのシリンダ内容積の比。 | compression ratio |
| 429 | 吸気圧力 | きゅうきあつりょく | 吸気弁の上流における吸入管又はマニホールド内の一定の場所の絶対圧力。 | manifold (air)pressure (MAP) |
| 430 | シリンダ温度 | しりんだおんど | シリンダヘッドの指定の場所の温度。 | cylinder temperature |
| 431 | オクタン価 | おくたんか | ガソリンのアンチノック性を評価する数値で, ノッキング強さを検出する装置を持った標準試験エンジンでイソオクタンとノルマルヘプタンを混合した標準燃料と比較試験をして, 試料と同じノッキング状態となるような標準燃料のイソオクタンの成分百分比をオクタン価数値とします。 | octane number |
| 432 | パーフォマンス価 | ぱーふぉまんすか | ガソリンのアンチノック性を評価する数値で, 過給圧を変えて出力を計測できる標準試験エンジンで, 希薄混合気の場合と濃混合気の場合につき運転状態を標準燃料と比較し, 同じ出力状態を示す標準燃料の二つの数値で示します。数値100以下の標準燃料はオクタン価と同じ。 ※100以上の標準燃料はイソオクタンに四エチル鉛を加えたもので, 純イソオクタンに対する出力百分比を数値とします。 | performance number |
| 433 | 臨界高度 | りんかいこうど | クランク軸から歯車により駆動する遠心式過給機を持つエンジンで, 吸気圧力が制限されているため, 地上付近では, スロットルバルブが全開できない場合, それが全開できる高度をいい, ここで出力は最大となり, 高度が上がっても下がっても出力は低下します。 | critical height (altitude) |
