JIS A 5008 最新規格 舗装用石灰石粉|JIS規格 一覧|改正 更新情報|制定
JIS A 5008 舗装用石灰石粉の規格 JISA5008の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!
JIS A5008:2008の規格は,歴青舗装に用いる石灰石の石粉について規定。
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舗装用石灰石粉 規格 一覧表

舗装用石灰石粉の一覧
最新 JIS A5008 規格の詳細 更新日 情報
JIS A 5008:2008の最新の詳細や改正,更新日の情報!
JIS 改正 最新情報
| JIS規格番号 | JIS A5008 | JIS改正 最新・更新日 | 2008年03月20日 |
|---|---|---|---|
| 規格名称 | 舗装用石灰石粉 | ||
| 英語訳 | Limestone filler for bituminous paving mixtures | ||
| 対応国際規格 ISO | |||
| 主務大臣 | 経済産業 | 制定 年月日 | 1969年08月01日 |
| 略語・記号 | No | JIS A5008:2008 | |
| ICS | 93.080.20 | JISハンドブック | 土木I:2019 |
| 改訂 履歴 | 1969-08-01 (制定),1973-02-01 (確認),1976-03-01 (改正),1979-05-01 (確認),1984-11-01 (確認),1990-08-01 (確認),1995-11-01 (改正),2001-01-20 (確認),2008-03-20 (改正),2012-10-22 (確認),2017-10-20 (確認) | ||
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
適用範囲 [1]
この規格は,主として歴青舗装に用いる石灰石(1)の石粉について規定する。
注(1) ドロマイトを含む。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS A 1202 土粒子の密度試験方法
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
JIS Z 8401数値の丸め方
JIS Z 8801 試験用ふるい
品質 [2]
2.1 石灰石粉は,石灰石を粉砕したもので,ごみ・どろ・有機物・微粒子の団粒などの有害量を含んでいてはならない。
2.2 水分は,1.0%以下でなければならない。
2.3 粒度は,表1の規定に適合しなければならない。
2.4 比重は,2.60以上とする。
| ふるいの呼び寸法 (2)μm | ふるいの通過質量百分率% | |
|---|---|---|
| 600 | 100 | |
| 150 | 90以上 | |
| 75 | 70以上 | |
| 注(2) ふるいの呼び寸法は,それぞれJIS Z 8801に規定する網ふるいの呼び寸法 | ||
試験 [3]
数値の丸め方 [3.1]
数値の丸め方は,JIS Z 8401 による。
試料 [3.2]
試料は,その平均品質を表すように採取し,よく混合して,円すい四分法などによって約500gに縮分する。
採取した試料は,外気の影響を受けない気密の容器に保存する。
試験方法 [3.3]
[3.3.1] 水分
試料約100gを0.1gまで正しく量りとり,試料が均等の厚さになるように広げ,恒温乾燥器に入れ105~110°Cで恒量になるまで乾燥した後,デシケータ中で室温まで冷却後,質量を量る。
水分は,次の式によって算出し,小数点以下1けたに丸める。
A = (1- M2/M1)×100
A: 水分 (%)
M2: 乾燥後の質量 (g)
M1: 試料の質量 (g)
[3.3.2] 粒度
ふるい分けは,JIS Z 8801に規定する標準網ふるい600m,150mと75mのふるいを用いる。
試料は,105~110°Cで恒量となるまで乾燥した後,デシケータ中で室温まで冷却後,約50gを0.1gまで正しく量りとる。
次に,静かにふるいを回しながら微粉末を通過させた後,片手で10秒間約25回の速さでふるい枠をたたく。25回たたくごとにふるいを約61回転させる。
粉末の凝集したものは,指,毛ばけなどで枠に軽くすりつけてつぶす。
このようにして1分間の各ふるい通過量が0.1g以下となったとき,ふるうのをやめて,ふるい上残分の質量を量る。
各ふるいの通過質量百分率は,次の式によって算出し整数に丸める。
P = (1- M2/M1)×100
P: ふるい通過質量百分率 (%)
M2: ふるい上残分の質量 (g)
M1: 試料の質量 (g)
なお,機械ふるい方法又は水ふるい方法(3)をもって,手ふるい方法に代用してもよいが,機械ふるい方法による場合,ふるい終わりは,手ふるい方法によらなければならない。
注(3) 試料50gを0.1gまで正しく量りとり,ふるいに入れ,清浄な水で洗いながら流す。流れ出す水が透明になった後,105~110°Cで恒量となるまで乾燥し,ふるい上残分を取り出して質量を量る。各ふるいの通過質量百分率を,算出する。
[3.3.3] 比重
JIS R 5201に規定するルシャテリエ比重瓶(以下,比重瓶という。)を使用する。
水は蒸留水又は煮沸した水を使用する。
比重瓶の目盛0~1mlの間まで水をつぎ,比重瓶を恒温の水槽中に静置して,比重瓶の中の水の温度がほとんど変化しないようになったとき,水面の目盛を0.02mlまで読む。
試料は105~110°Cで恒量となるまで乾燥し,約80gを0.1gまで正しく量りとり,少しずつ静かに比重瓶に入れる。全部の試料を入れ終わったならば,適当に振動して空気を十分追い出し,再び,比重瓶を恒温の水槽中に静置して水面の目盛を読み,次の式によって比重を算出する。比重試験は2回以上行い,その平均値を小数点以下2けたに丸める。
f = M/V
f: 試料の比重
M: 試料の質量 (g)
V: 比重瓶の読みの差 (ml)
備考1.比重試験中の水の温度差は,1.0°Cを超えてはならない。
備考2. 比重試験の精度は,0.01以内で一致しなければならない。
備考3.比重試験は,JIS A 1202によってもよい。
検査 [4]
検査は,3.によって試験を行い,2.の規定に適合すれば合格とする。ただし,水分,比重の検査は注文者の承認があれば省略することができる。
表示 [5]
石灰石粉は袋入りの場合,袋の外面には,次の事項を表示する。
(1) 製品名称
(2) 正味質量
(3) 製造業社名又はその略号
石灰 関連 主なJIS規格 一覧
| 規格番号 | 規格名称 | 規格番号 | 規格名称 |
|---|---|---|---|
| JIS A 5008 | 舗装用石灰石粉 | JIS A 6902 | 左官用消石灰 |
| JIS K 8603 | ソーダ石灰(試薬) | JIS M 1003 | 石灰石鉱量計算基準 |
| JIS M 8850 | 石灰石分析方法 | JIS R 0305 | 石灰焼成用窯炉の熱勘定方式 |
| JIS R 3101 | ソーダ石灰ガラスの分析方法 | JIS R 9001 | 工業用石灰 |
| JIS R 9011 | 石灰の試験方法 | JIS R 9200 | せっこうと石灰に関する用語 |
基本、製品認証、コンクリート製品、土木資材〔セメント/骨材/混和材/混和剤/鋼材/その他〕、生コンクリート、製造設備・器具、試験方法〔コンクリート/骨材/セメント/工程管理〕、その他

