JIS A 5102 最新規格 天然スレート|JIS規格 一覧|改正 更新情報|制定
JIS A 5102 天然スレートの規格 JISA5102の一覧・種類,品質,形状と寸法,数値の換算,基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!
JIS A5102:1995の規格は,粘板岩を加工はく離した屋根ぶき用天然スレートについて規定。
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天然スレート 規格 一覧表

天然スレートの一覧
最新 JIS A5102 規格の詳細 更新日 情報
JIS A 5102:1995の最新の詳細や改正,更新日の情報!
JIS 改正 最新情報
JIS規格番号 | JIS A5102 | JIS改正 最新・更新日 | 1995年02月01日 |
---|---|---|---|
規格名称 | 天然スレート | ||
英語訳 | Slates | ||
対応国際規格 ISO | |||
主務大臣 | 経済産業 | 制定 年月日 | 1953年04月18日 |
略語・記号 | No | JIS A5102:1995 | |
ICS | 91.100.15 | JISハンドブック | |
改訂 履歴 | 1953-04-18 (制定),1956-04-18 (確認),1959-02-18 (確認),1962-02-01 (改正),1965-03-01 (確認),1968-02-01 (確認),1971-02-01 (確認),1974-04-01 (確認),1975-10-01 (改正),1978-10-01 (確認),1983-12-01 (確認),1989-03-01 (確認),1995-02-01 (改正),2000-03-20 (確認),2006-11-20 (確認),2011-10-20 (確認),2016-10-20 (確認) |
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
適用範囲 [1]
この規格は,粘板岩を加工はく離した屋根ぶき用天然スレート(以下,天然スレートという。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS R 5201 セメントの物理試験方法
備考2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位と数値は,従来単位によるもので,参考値である。
種類 [2]
天然スレートはその形状によって,次の2種に区分する【図1参照】。

図1 種類
品質 [3]
天然スレートは,表1の規定に適合しなければならない。
曲げ強さN/cm2 {kgf/cm2} | 衝撃試験 | 吸水率% |
---|---|---|
2,942.0 {300} 以上 | 合格 | 1以下 |
形状と寸法 [4]
天然スレートの呼び方,長さ (A),幅 (B),厚さと厚さの許容差は,表2のとおりとする。ただし,長さ (A) と幅 (B) は,図2のとおりとする。
呼び方 | 長さA cm | 幅B cm | 厚さ mm | 厚さの許容差 mm | |
---|---|---|---|---|---|
12の6 | 36 | 18 | 4.5 | ±1 | |
10の6 | 30 | 18 | 4.5 | ±1 | |
8の5 | 24 | 15 | 4.5 | ±1 | |
備考 厚さは,各辺の中央部付近で縁から2 cmくらいの平らな部分をマイクロメータで測り,それぞれの測定値が表2に示す厚さの許容差内になければならない。 |

図2 形状と寸法
外観 [5]
天然スレートは色が一様であって,異種鉱物を含まず,割れなどがなく,かつ使用上障害となるひずみ,そり,でこぼこなどがあってはならない。
試験方法 [6]
数値の換算 [6.1]
従来単位の試験機又は計測器を用いて試験する場合の国際単位系 (SI) による数値への換算は,次による。
1kgf=9.80N
曲げ試験 [6.2]
試験片は,気乾状態とし,天然スレート全板から長さと幅の両方向に大きさ5×15cmの試験片をそれぞれ3個ずつ切りとり,図3に示す試験装置を用いて試験片の表面から徐々に荷重を加え,その最大荷重を測り,次の式で試験片ごとに曲げ強さを算出し,これらの数値の縦・横各々の平均値のうちいずれか小さい値を製品の曲げ強さとする。

図3 曲げ試験
衝撃試験 [6.3]
試験片は気乾状態として全形のままを砂箱内の砂(JIS R 5201に規定するセメント試験用標準砂とし深さ10cm以上)の上に軽く押しつけて平らに置き,その中央上から図4に示す質量0.5kgのなす形おもりを表3の高さから落として,き裂その他の異常を生じないものを合格とする。
天然スレートの種類 | なす形おもりを落とす高さ cm |
---|---|
12の6 | 30 |
10の6 | 30 |
8の5 | 20 |

図4 衝撃試験
吸水試験 [6.4]
試験片は全形のままを用い,これを空気乾燥器内に入れ,その温度を約110°Cに保ち,約24時間経過した後の質量を乾燥時の質量とする。次にこれを水中に浸し,約24時間経過した後取り出して,手早く各面をふき,直ちに計量したときの質量を吸水時の質量とする。吸水率は次の式で算出する。
検査 [7]
検査は寸法・外観を検査するとともに曲げ試験,衝撃試験と吸水試験の成績によって合否を決定する。
表示 [8]
天然スレートは1包装ごとにその生産地,製造業者名又はその略号,種類と呼び方,寸法を明記しなければならない。
スレート 関連 主なJIS規格 一覧
規格番号 | 規格名称 | 規格番号 | 規格名称 |
---|---|---|---|
JIS A 5102 | 天然スレート | JIS A 5423 | 住宅屋根用化粧スレート |