JIS D 2620 最新規格 自動車用エアブレーキ機器の管接続口の識別記号|JIS規格 一覧|改正 更新情報|制定
JIS D 2620 自動車用エアブレーキ機器の管接続口の識別記号の規格 JISD2620の一覧・構成と意味,使用対象と表示位置,語別記号の使用上の注意,基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!
JIS D2620:1986の規格は,自動車用エアブレーキ機器に表示して,機器の管接続口の機能,又は配管系統を識別する記号について規定。
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自動車用エアブレーキ機器の管接続口の識別記号 規格 一覧表

自動車用エアブレーキ機器の管接続口の識別記号の一覧
最新 JIS D2620 規格の詳細 更新日 情報
JIS D 2620:1986の最新の詳細や改正,更新日の情報!
JIS 改正 最新情報
| JIS規格番号 | JIS D2620 | JIS改正 最新・更新日 | |
|---|---|---|---|
| 規格名称 | 自動車用エアブレーキ機器の管接続口の識別記号 | ||
| 英語訳 | Identification of connections on air brake units for automobiles | ||
| 対応国際規格 ISO | ISO 6786 Road vehicles-Air braking systems-Identification of connections on units | ||
| 主務大臣 | 経済産業 | 制定 年月日 | 1986年08月01日 |
| 略語・記号 | No | JIS D2620:1986 | |
| ICS | 43.040.40 | JISハンドブック | |
| 改訂 履歴 | 1986-08-01 (制定),1992-05-01 (確認),2000-11-20 (確認),2006-01-20 (確認),2010-10-01 (確認),2015-10-20 (確認) | ||
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
適用範囲 [1]
この規格は,自動車用エアブレーキ機器(以下,機器という。)に表示して,機器の管接続口の機能,又は配管系統を識別する記号について規定する。
なお,この記号はエアブレーキ配管系統図などにも表示することができる。
引用規格:
JIS D 0107 自動車ブレーキ用語(部品)
対応国際規格:
ISO 6786:1980,Road vehicles — Air braking systems — Identification of connections on units
用語の意味 [2]
この規格で用いる主な用語の意味は,JIS D 0107[自動車ブレーキ用語(部品)]によるほか次のとおりとする。
(1) エアブレーキ機器 エアブレーキ配管系統に使用するコンプレッサ,各種バルブなどの管接続口をもつ部品。
(2) エネルギー圧 機器によって発生又は制御され,吐き出されて仕事をする圧力。
備考 フィード圧,供給圧,出口圧,作動圧などということもある。
(3) パイロット圧 機器を操作するために与えられる圧力。
備考 信号圧,指示圧,命令圧,制御圧などということもある。
識別記号の構成と意味 [3]
識別記号の構成 [3.1]
識別記号は,1けた又は2けたのアラビア数字で表示する。
1けたの数字又は2けたの数字の第1けたが示す意味 [3.2]
1けたの数字又は2けたの数字の第1けたが示す意味は,次のとおりとする。
0:吸込み口
1:エネルギー圧の入口
2:エネルギー圧の出口(大気への出口の場合は「3」とする。)
3:排気口
4:パイロット圧の入口
5:(予備)
6:(予備)
7:凍結防止液接続口
8:潤滑油接続口(コンプレッサ用)
9:冷却水接続口(コンプレッサ用)
2けたの数字の第2けたが示す意味 [3.3]
2けたの数字の第2けたが示す意味は,次のとおりとする。
(1) 第1けたの数字が7, 8と9以外の場合 第1けたで同じ分類に属する数字が1個の機器に複数あり,これらが機能的に異なる場合に付加する【付図1参照】。
数字は原則として1から始まる連続数とし,特定の機能は示さないが,同じ配管系統については同じ数字を使用する。
(2) 第1けたの数字が7, 8と9の場合 第1けたの数字が7, 8と9の場合には,第2けたの数字の示す意味は,次のとおりとする。
71:凍結防止液入口
72:凍結防止液出口
81:潤滑油入口
82:潤滑油出口
91:冷却水入口
92:冷却水出口
識別記号の使用対象と表示位置 [4]
識別記号は,製品,ブレーキ配管系統図,カタログなどに使用し,これらの管接続口付近に分かりやすく表示する。
語別記号の使用上の注意 [5]
識別記号を使用するときの注意点は,次のとおりとする。
(1) 機能的には全く同じであるが,複数の配管を接続するために複数の接続口を設ける場合は,同じ識別記号を表示する。
例: 付図1に示すリレーバルブ(後軸用)
(2) 機器を一つのシステムに使ったときに,1か所の接続口が3.2で分類される複数の識別記号に属する機能を果たす場合には,それらの記号をダッシュ(-)を挟んで併記する。
例: 付図2に示すリレーエマージェンシバルブ
(3) 機器を使用するシステムが変わると,3.2で分類される識別記号の機能が変わる接続口は,受渡し当事者間の取決めに従って識別記号を付ける。

付図1 デュアルエアブレーキバルブとリレーバルブの例

付図2 リレーエマージェンシバルブ(トレーラ用)の例
エアブレーキ 関連 主なJIS規格 一覧
| 規格番号 | 規格名称 | 規格番号 | 規格名称 |
|---|---|---|---|
| JIS D 2606 | 自動車部品-エアブレーキゴムホースアセンブリ | JIS D 6605 | 自動車部品-トラックトラクタとトレーラのエアブレーキ用ホースカップリング |
| JIS D 2620 | 自動車用エアブレーキ機器の管接続口の識別記号 |
軸関係〔スプライン・キー及びセレーション/軸継手/ボールねじ〕、転がり軸受〔基本/軸受〕、滑り軸受、歯車・チェーン・ベルト〔歯車/ローラチェーン・スプロケット/ベルト車・ベルト〕、ばね、シール

