JIS A 5308 レディーミクストコンクリート|日本産業規格|最新情報 更新 改正制定

JIS A 5308 レディーミクストコンクリートの日本産業規格 JISA5308の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!

JIS A5308:2019の規格は,荷卸し地点まで配達されるレディーミクストコンクリートについて規定。ただし,配達されてから後の運搬,打込み及び養生については適用しない。

レディーミクストコンクリート 規格 一覧表

JIS A 5308

レディーミクストコンクリートの一覧

最新 JIS A5308 規格の詳細 更新日 情報

JIS A 5308:2019の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS A5308 JIS改正 最新・更新日 2019年03月20日
規格名称 レディーミクストコンクリート
英語訳 Ready-mixed concrete
対応国際規格 ISO
主務大臣 経済産業 制定 年月日 1953年11月07日
略語・記号 No JIS A5308:2019
ICS 91.100.30JISハンドブック 生コンクリート:2019,土木I:2019
改訂 履歴 1953-11-07 (制定),1956-11-07 (確認),1959-10-27 (確認),1962-11-01 (確認),1966-01-01 (確認),1968-05-01 (改正),1971-07-01 (確認),1975-09-01 (改正),1978-06-01 (改正),1983-05-01 (確認),1985-03-01 (改正),1986-10-01 (改正),1989-12-01 (改正),1993-03-01 (改正),1996-03-01 (改正),1998-04-20 (改正),2003-12-20 (改正),2009-03-20 (改正),2011-12-20 (改正),2014-03-20 (改正),2019-03-20 (改正)

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

JIS A5308:2019 目次

  • 序文
  • 1 適用範囲
  • 2 引用規格
  • 3 用語と定義
  • 4 種類,区分と製品の呼び方
  •  4.1 種類と区分
  •  4.2 製品の呼び方
  • 5 品質
  •  5.1 品質項目
  •  5.2 強度
  •  5.3 スランプ
  •  5.4 スランプフロー
  •  5.5 空気量
  •  5.6 塩化物含有量
  • 6 容積
  • 7 配合
  • 8 材料
  •  8.1 セメント
  •  8.2 骨材
  •  8.3 水
  •  8.4 混和材料
  • 9 製造方法
  •  9.1 製造設備
  •  9.2 材料の計量
  •  9.3 練混ぜ
  •  9.4 運搬
  •  9.5 回収した骨材の取扱い
  •  9.6 トラックアジテータのドラム内に付着したモルタルの取扱い
  •  9.7 品質管理
  • 10 試験方法
  •  10.1 試料採取方法
  •  10.2 強度
  •  10.3 スランプ
  •  10.4 スランプフロー
  •  10.5 空気量
  •  10.6 塩化物含有量
  •  10.7 容積
  • 11 検査
  •  11.1 検査項目
  •  11.2 強度
  •  11.3 スランプ又はスランプフロー,と空気量
  •  11.4 塩化物含有量
  •  11.5 指定事項
  • 12 報告
  •  12.1 レディーミクストコンクリート配合計画書と基礎資料
  •  12.2 レディーミクストコンクリート納入書
  • 附属書A(規定)レディーミクストコンクリート用骨材
  • 附属書B(規定)アルカリシリカ反応抑制対策の方法
  • 附属書C(規定)レディーミクストコンクリートの練混ぜに用いる水
  • 附属書D(規定)付着モルタルとスラッジ水に用いる安定剤
  • 附属書E(規定)軽量型枠
  • 附属書F(規定)トラックアジテータのドラム内に付着したモルタルの使用方法
  • 附属書G(規定)安定化スラッジ水の使用方法
  • 附属書H(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表

適用範囲 [1]

この規格は,荷卸し地点まで配達されるレディーミクストコンクリート(以下,レディーミクストコンクリートという。)について規定する。ただし,この規格は,配達されてから後の運搬,打込みと養生については適用しない。

引用規格 [2]

表13に示す規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

用語と定義 [3]

この規格で用いる主な用語と定義は,JIS A 0203 によるほか,次による。

塩化物含有量 [3.1]

レディーミクストコンクリートの製造時に材料からもたらされる塩化物イオン量で,コンクリート1m3 当たりの量(kg/m3 )で表す。

アルカリ総量 [3.2]

レディーミクストコンクリートの製造時に材料からもたらされるナトリウムイオンとカリウムイオンを酸化ナトリウムに等価モル換算した量を累計したもので,コンクリート1m3 当たりの量(kg/m3 )で表す。

回収水 [3.3]

レディーミクストコンクリート工場において,洗浄によって発生する排水のうち,運搬車,プラントのミキサ,ホッパなどに付着したフレッシュモルタルと残留したフレッシュコンクリート,並びに戻りコンクリートのそれぞれの洗浄によって発生する排水(以下,コンクリートの洗浄排水という。)を処理して

得られるスラッジ水と上澄水の総称。

スラッジ水 [3.4]

コンクリートの洗浄排水から,粗骨材と細骨材を取り除いて,回収した懸濁水。

なお,3.11に規定する安定化スラッジ水を含む。

上澄水 [3.5]

スラッジ水から,スラッジ固形分を沈降,その他の方法で取り除いた水。安定化スラッジ水からの水は含めないが,3.9に規定する安定剤の構成成分を指標にした管理方法1) が整備され,表C.2に適合することが確認された安定化スラッジ水からの水も上澄水に含めることができる。

注1) 管理方法には,イオンクロマトグラフィーなどがある。

スラッジ [3.6]

スラッジ水が濃縮され,流動性を失った状態のもの。

スラッジ固形分 [3.7]

スラッジを105~110 °Cで乾燥して得られたもの。

スラッジ固形分率 [3.8]

レディーミクストコンクリートの配合における,単位セメント量に対するスラッジ固形分の質量の割合を分率で表したもの。

安定剤 [3.9]

付着モルタルとスラッジ水にそれぞれ含まれるセメントの水和反応の進行を抑制させて安定化し,再利用するために用いる薬剤。

付着モルタル [3.10]

コンクリートの全量を排出した後,トラックアジテータのドラムの内壁,羽根などに付着しているフレッシュモルタル。

安定化スラッジ水 [3.11]

所定量の安定剤を添加しているコンクリートの洗浄排水から,粗骨材と細骨材を取り除いて,回収した懸濁水。

種類,区分と製品の呼び方 [4]

種類と区分 [4.1]

レディーミクストコンクリートの種類は,普通コンクリート,軽量コンクリート,舗装コンクリートと高強度コンクリートとする。それぞれのコンクリートは,粗骨材の最大寸法,スランプ又はスランプフロー,と呼び強度によって区分し,その組合せを,表1の○印で示す。

ただし,高強度コンクリートは,表1の○印と○印の間の整数,と45を超え50未満の整数を呼び強

コンクリート 関連 主なJIS規格 一覧

コンクリートを含むJIS規格の一覧
規格番号 規格名称 規格番号 規格名称
JIS A 0203コンクリート用語JIS A 1101コンクリートのスランプ試験方法
JIS A 1106コンクリートの曲げ強度試験方法JIS A 1107コンクリートからのコアの採取方法と圧縮強度試験方法
JIS A 1108コンクリートの圧縮強度試験方法JIS A 1112フレッシュコンクリートの洗い分析試験方法
JIS A 1113コンクリートの割裂引張強度試験方法JIS A 1114コンクリートからの角柱供試体の採取方法と強度試験方法
JIS A 1115フレッシュコンクリートの試料採取方法JIS A 1116フレッシュコンクリートの単位容積質量試験方法と空気量の質量による試験方法(質量方法)
JIS A 1118フレッシュコンクリートの空気量の容積による試験方法(容積方法)JIS A 1119ミキサで練り混ぜたコンクリート中のモルタルの差と粗骨材量の差の試験方法
JIS A 1123コンクリートのブリーディング試験方法JIS A 1127共鳴振動によるコンクリートの動弾性係数,動せん断弾性係数と動ポアソン比試験方法
JIS A 1128フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法―空気室圧力方法JIS A 1129-1モルタルとコンクリートの長さ変化測定方法-第1部:コンパレータ方法
JIS A 1129-2モルタルとコンクリートの長さ変化測定方法-第2部:コンタクトゲージ方法JIS A 1129-3モルタルとコンクリートの長さ変化測定方法-第3部:ダイヤルゲージ方法
JIS A 1132コンクリートの強度試験用供試体の作り方JIS A 1136遠心力締固めコンクリートの圧縮強度試験方法
JIS A 1138試験室におけるコンクリートの作り方JIS A 1144フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度試験方法
JIS A 1147コンクリートの凝結時間試験方法JIS A 1148コンクリートの凍結融解試験方法
JIS A 1149コンクリートの静弾性係数試験方法JIS A 1150コンクリートのスランプフロー試験方法
JIS A 1151拘束されたコンクリートの乾燥収縮ひび割れ試験方法JIS A 1152コンクリートの中性化深さの測定方法
JIS A 1153コンクリートの促進中性化試験方法JIS A 1154硬化コンクリート中に含まれる塩化物イオンの試験方法
JIS A 1155コンクリートの反発度の測定方法JIS A 1156フレッシュコンクリートの温度測定方法
JIS A 1157コンクリートの圧縮クリープ試験方法JIS A 1159コンクリートのJリングフロー試験方法
JIS A 1160増粘剤含有高性能AE減水剤を使用した高流動コンクリートのワーカビリティーの評価基準JIS A 1181レジンコンクリートの試験方法
JIS A 1191コンクリート補強用連続繊維シートの引張試験方法JIS A 1192コンクリート用連続繊維補強材の引張試験方法
JIS A 1193コンクリート用連続繊維補強材の耐アルカリ試験方法JIS A 1440-1実験室におけるコンクリート床上の床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法-第1部:標準軽量衝撃源による方法
JIS A 1440-2実験室におけるコンクリート床上の床仕上げ構造の床衝撃音レベル低減量の測定方法-第2部:標準重量衝撃源による方法JIS A 1801コンクリート生産工程管理用試験方法-コンクリート用細骨材の砂当量試験方法
JIS A 1802コンクリート生産工程管理用試験方法-遠心力による細骨材の表面水率試験方法JIS A 1803コンクリート生産工程管理用試験方法-粗骨材の表面水率試験方法
JIS A 1804コンクリート生産工程管理用試験方法-骨材のアルカリシリカ反応性試験方法(迅速法)JIS A 1805コンクリート生産工程管理用試験方法-温水養生法によるコンクリート強度の早期判定試験方法
JIS A 1806コンクリート生産工程管理用試験方法-スラッジ水の濃度試験方法JIS A 5002構造用軽量コンクリート骨材
JIS A 5005コンクリート用砕石と砕砂JIS A 5011-1コンクリート用スラグ骨材-第1部:高炉スラグ骨材
JIS A 5011-2コンクリート用スラグ骨材-第2部:フェロニッケルスラグ骨材JIS A 5011-3コンクリート用スラグ骨材-第3部:銅スラグ骨材
JIS A 5011-4コンクリート用スラグ骨材-第4部:電気炉酸化スラグ骨材JIS A 5021コンクリート用再生骨材H
JIS A 5022再生骨材コンクリートMJIS A 5023再生骨材コンクリートL
JIS A 5031一般廃棄物,下水汚泥又はそれらの焼却灰を溶融固化したコンクリート用溶融スラグ骨材JIS A 5041コンクリート用砕石粉
JIS A 5308レディーミクストコンクリートJIS A 5361プレキャストコンクリート製品-種類,製品の呼び方と表示の通則
JIS A 5362プレキャストコンクリート製品-要求性能とその照査方法JIS A 5363プレキャストコンクリート製品-性能試験方法通則
JIS A 5364プレキャストコンクリート製品-材料と製造方法の通則JIS A 5365プレキャストコンクリート製品-検査方法通則
JIS A 5371プレキャスト無筋コンクリート製品JIS A 5372プレキャスト鉄筋コンクリート製品
JIS A 5373プレキャストプレストレストコンクリート製品JIS A 5390鉄筋コンクリート製品用プラスチックスペーサ
JIS A 5406建築用コンクリートブロックJIS A 5409鉄筋コンクリート組立塀構成材
JIS A 5416軽量気泡コンクリートパネル(ALCパネル)JIS A 6201コンクリート用フライアッシュ
JIS A 6202コンクリート用膨張材JIS A 6204コンクリート用化学混和剤
JIS A 6205鉄筋コンクリート用防せい剤JIS A 6206コンクリート用高炉スラグ微粉末
JIS A 6207コンクリート用シリカフュームJIS A 6208コンクリートとモルタル用合成短繊維
JIS A 6511空胴プレストレストコンクリートパネルJIS A 7201遠心力コンクリートくいの施工標準
JIS A 7502-1下水道構造物のコンクリート腐食対策技術-第1部:基本概念JIS A 7502-2下水道構造物のコンクリート腐食対策技術-第2部:防食設計標準
JIS A 7502-3下水道構造物のコンクリート腐食対策技術-第3部:防食施工標準JIS A 8508-5道路工事機械-安全-第5部:コンクリートカッタの要求事項
JIS A 8603-1コンクリートミキサ-第1部:用語と仕様項目JIS A 8603-2コンクリートミキサ-第2部:練混ぜ性能試験方法
JIS A 8610建設用機械と装置-コンクリート内部振動機JIS A 8611建設用機械と装置-コンクリート外部振動機
JIS A 8612コンクリートとモルタルの圧送ポンプ,吹付機とブーム装置-安全要求事項JIS A 8613コンクリートミキサとコンクリートプラントの安全要求事項
JIS B 7914-1標識くい-第1部:コンクリート製標識くいJIS C 3650ケーブルのコンクリート直接埋設工法
JIS C 9745-2-12手持ち形電動工具-安全性-第2-12部:コンクリートバイブレータの個別要求事項JIS G 3112鉄筋コンクリート用棒鋼
JIS G 3117鉄筋コンクリート用再生棒鋼JIS G 4322鉄筋コンクリート用ステンレス異形棒鋼
JIS Q 1011適合性評価-日本産業規格への適合性の認証-分野別認証指針(レディーミクストコンクリート)JIS Q 1012適合性評価-日本産業規格への適合性の認証-分野別認証指針(プレキャストコンクリート製品)
JIS Q 13315-1コンクリートとコンクリート構造物に関する環境マネジメント-第1部:一般原則JIS Q 13315-2コンクリートとコンクリート構造物に関する環境マネジメント-第2部:システム境界とインベントリデータ

レディーミクストコンクリート、基本、材料、再生骨材コンクリート、設備・器具、試験方法〔材料/フレッシュコンクリート/硬化コンクリート〕、工程管理用試験方法、品質管理、製品認証、マネジメントシステム

基本、製品認証、コンクリート製品、土木資材〔セメント/骨材/混和材/混和剤/鋼材/その他〕、生コンクリート、製造設備・器具、試験方法〔コンクリート/骨材/セメント/工程管理〕、その他

日本産業規格の一覧

日本産業規格のアルファベット分類一覧を参照

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