JIS B 1603 インボリュートスプライン-歯面合わせ-一般事項,諸元及び検査|日本産業規格|最新情報 更新 改正制定
JIS B 1603 インボリュートスプライン-歯面合わせ-一般事項,諸元と検査の日本産業規格 JISB1603の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!
JIS B1603:1995の規格は,歯面合わせで使用するねじれのないインボリュートスプラインで,モジュール0.25~10,圧力角30゜,及37.5゜及び45゜のものについて規定。
ページコンテンツ
- 1 インボリュートスプライン-歯面合わせ-一般事項,諸元と検査 規格 一覧表
- 2 最新 JIS B1603 規格の詳細 更新日 情報
- 3 適用範囲 [1]
- 4 用語の定義 [2]
- 4.1 スプライン継手 (spline joint) [2.1]
- 4.2 インポリュートスプライン (involute spline) [2.2]
- 4.3 スプライン穴 (internal spline) [2.3]
- 4.4 スプライン軸 (external spline) [2.4]
- 4.5 隅肉部 (fillet) [2.5]
- 4.6 丸底スプライン (fillet root spline) [2.6]
- 4.7 平底スプライン (flat root spline) [2.7]
- 4.8 モジュール (module) [2.8]
- 4.9 ピッチ円 (pitch circle) [2.9]
- 4.10 ピッチ円径 (pitch diameter) [2.10]
- 4.11 ピッチ点 (pitch point) [2.11]
- 4.12 円ピッチ (circular pitch) [2.12]
- 4.13 圧力角 (pressure angle) [2.13]
- 4.14 基準圧力角 (standard pressure angle) [2.14]
- 4.15 基礎円 (base circle) [2.15]
- 4.16 基礎円径 (base diameter) [2.16]
- 4.17 基礎円ピッチ (base pitch) [2.17]
- 4.18 大径円 (major circle) [2.18]
- 4.19 大径 (major diameter) [2.19]
- 4.20 小径円 (minor circle) [2.20]
- 4.21 小径 (minor diameter) [2.21]
- 4.22 歯形限界円 (form circle) [2.22]
- 4.23 歯形限界径 (form diameter) [2.23]
- 4.24 かみ合い歯たけ (depth of engagement) [2.24]
- 5 スプライン 関連 主なJIS規格 一覧
インボリュートスプライン-歯面合わせ-一般事項,諸元と検査 規格 一覧表

インボリュートスプライン-歯面合わせ-一般事項,諸元及び検査の一覧
最新 JIS B1603 規格の詳細 更新日 情報
JIS B 1603:1995の最新の詳細や改正,更新日の情報!
JIS 改正 最新情報
| JIS規格番号 | JIS B1603 | JIS改正 最新・更新日 | |
|---|---|---|---|
| 規格名称 | インボリュートスプライン-歯面合わせ-一般事項,諸元と検査 | ||
| 英語訳 | Straight cylindrical involute splines – side fit – Generalities, dimensions and inspection | ||
| 対応国際規格 ISO | ISO 4156:1981(MOD)、ISO 4156:1981/AMENDMENT 1:1992(MOD)、ISO 4156:1981/AMENDMENT 1 | ||
| 主務大臣 | 経済産業 | 制定 年月日 | 1995年03月01日 |
| 略語・記号 | No | JIS B1603:1995 | |
| ICS | 21.200 | JISハンドブック | 機械要素(ねじを除く):2019 |
| 改訂 履歴 | 1995-03-01 (制定),2001-09-20 (確認),2005-07-20 (確認),2010-10-01 (確認),2015-10-20 (確認) | ||
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
適用範囲 [1]
この規格は,歯面合わせで使用するねじれのないインポリュートスプライン(以下,スプラインという。)で,モジュールO.25~10,圧力角30°,37.5°と45°のものについて規定する。(コンピュータによるデータ処理のために,37°30’の代わりに「37.5°」と表記する。)
許容限界寸法,公差,加工誤差とそれらかスプラインのはめあいに与える影響について明確にし,更にそれらの値を表に示した。長さ寸法は,ミリメートルの単位で,角度寸法は,度の単位で表示する。
参考 この規格か参照している規格を,次に示す。
ISO 3 Preferred numbers-Series of preferred numbers JIS Z 8601-1954(標準数)が,この国際規格と同等である。
ISO/R286 ISO system of limits and fits-Part 1 : General, tolerances and deviations JIS B 0401-1986(寸法公差とはめあい)が,この国際規格と同等である。
ISO 286 ISO system of limits and fits JIS B 0401-1986(寸法公差とはめあい)が,この国際規格と同等である。
ISO 1328 Parallel involute gears-ISO system of accuracy ISO/R1938 ISO system of limits and fits-Part 2 : Inspection of plain workpieces ISO 3670 Blanks for plug gauges and handles (taper lock and trilock) and ring gauges-Design and general dimensions
用語の定義 [2]
スプライン継手 (spline joint) [2.1]
円筒軸の外周に等間隔に設けた歯を,円筒側の内周に同じように設けた歯溝とかみ合わせることによってトルクを伝達する,同軸上の機械要素の結合体。
インポリュートスプライン (involute spline) [2.2]
歯又は歯溝の歯形がインポリュート曲線であるスプライン継手の,いすれか方の要素。
スプライン穴 (internal spline) [2.3]
円筒の内面に歯溝か形成されているスプライン。
スプライン軸 (external spline) [2.4]
円筒の外面に歯溝か形成されているスプライン。
隅肉部 (fillet) [2.5]
歯又は歯溝の歯底円とインポリュート歯面とを結ぶ凹曲面の部分。この曲面は複雑であり,一定の半径で正しく表現することはできない【図12参照】。
丸底スプライン (fillet root spline) [2.6]
相対するインポリュート歯面が,歯底円【Dei又はDie】に,一つの隅肉曲面で結ばれる歯又は歯溝をもつスプライン【図13参照】。
平底スプライン (flat root spline) [2.7]
相対するインポリュート歯面か,歯底円【Dei又はDie】に,それぞれ別の隅肉曲面で結ばれる歯又は歯溝をもつスプライン【図12参照】。
モジュール (module) [2.8]
, m ミリメートル単位で表した円ピンチを円周率で除した値(又はピンチ円径を歯数で除した値)。
ピッチ円 (pitch circle) [2.9]
スプライン寸法を定義する基準となる円。また,圧力角か呼びの値となる円でもある。
ピッチ円径 (pitch diameter) [2.10]
, D ピノチ円の直径。歯数にモジュールを乗じた値に等しい【図12参照】。
ピッチ点 (pitch point) [2.11]
ピッチ円とスプライン歯形曲線との交点【参考図1参照】。
円ピッチ (circular pitch) [2.12]
, p 隣り合った歯の左【又は右】歯面上のピンチ点間の,ピンチ円上の円弧長さ。円周率にモジュールを乗した値【図12参照】。
圧力角 (pressure angle) [2.13]
, a 歯面の一点において,その半径線と歯形への接線とのなす鋭角。
基準圧力角 (standard pressure angle) [2.14]
, aD ピンチ点における圧力角【参考図1参照】。
基礎円 (base circle) [2.15]
インポリュートスプラインの歯形を形成するインポリュート曲線群の基礎となっている円。
基礎円径 (base diameter) [2.16]
, Db 基礎円の直径。
基礎円ピッチ (base pitch) [2.17]
, Pb 隣り合った対応する歯面の間の基礎円上の円弧長さ。
大径円 (major circle) [2.18]
スプラインの最も外側の面を通る円。スプライン軸では歯先円,スプライン穴では歯底円に当たる。
大径 (major diameter) [2.19]
, Dee【軸】, Dei【穴】 太径円の直径(図12参照】。
小径円 (minor circle) [2.20]
スプラインの最も内側の面を通る円。スプライン軸では歯底円,スプライン穴では歯先円に当たる。
小径 (minor diameter) [2.21]
, Die【軸】, Dii【穴】 小径円の直径(図12参照】。
歯形限界円 (form circle) [2.22]
歯形かインポリュート曲線であるべき限界点を通る円。この円は,歯先円(又は面取りの起点)と相まって歯形を保証する限界点を決める。この円は,スプライン穴の大径の近辺,とスプライン軸の小径の近辺に位置する。
歯形限界径 (form diameter) [2.23]
, DFe【軸】, DFi【穴】 歯形限界円の直径(図12参照】。
かみ合い歯たけ (depth of engagement) [2.24]
スプライン穴の小径円からスプライン軸の大径円までの半径方向の距離で,隅の逃げと面取り部を除いた値【参考図2参照】。
スプライン 関連 主なJIS規格 一覧
| 規格番号 | 規格名称 | 規格番号 | 規格名称 |
|---|---|---|---|
| JIS B 0006 | 製図-スプラインとセレーションの表し方 | JIS B 1193-1 | ボールスプライン-第1部:一般特性と要求事項 |
| JIS B 1193-2 | ボールスプライン-第2部:動定格荷重,静定格荷重と定格寿命 | JIS B 1601 | 角形スプライン-小径合わせ-寸法,公差と検証方法 |
| JIS B 1603 | インボリュートスプライン-歯面合わせ-一般事項,諸元と検査 | JIS B 4239 | インボリュートスプラインブローチ |
軸関係〔スプライン・キー及びセレーション/軸継手/ボールねじ〕、転がり軸受〔基本/軸受〕、滑り軸受、歯車・チェーン・ベルト〔歯車/ローラチェーン・スプロケット/ベルト車・ベルト〕、ばね、シール
