JIS C 8513 リチウム一次電池の安全性|日本産業規格|最新情報 更新 改正制定

JIS C 8513 リチウム一次電池の安全性の日本産業規格 JISC8513の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!

JIS C8513:2015の規格は,リチウム一次電池の正常使用時及び誤使用時における安全性を確保するために,必要な要求事項及び試験方法について規定。

リチウム一次電池の安全性 規格 一覧表

JIS C 8513

リチウム一次電池の安全性の一覧

最新 JIS C8513 規格の詳細 更新日 情報

JIS C 8513:2015の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS C8513 JIS改正 最新・更新日 2015年03月20日
規格名称 リチウム一次電池の安全性
英語訳 Safety of primary lithium batteries
対応国際規格 ISO
対応国際規格 IECIEC 60086-4:2014(MOD)
主務大臣 経済産業 制定 年月日 2000年12月20日
略語・記号 No JIS C8513:2015
ICS 13.300,29.220.10JISハンドブック
改訂 履歴 2000-12-20 (制定),2006-06-20 (確認),2010-05-20 (改正),2015-03-20 (改正),2019-10-21 (確認)

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

JIS C8513:2015 目次

  • 序文
  • 1 適用範囲
  • 2 引用規格
  • 3 用語と定義
  • 4 安全性に関する要求事項
  •  4.1 設計
  •  4.2 品質計画書
  • 5 サンプリング
  •  5.1 一般
  •  5.2 試験試料数
  • 6 試験と要求事項
  •  6.1 一般
  •  6.2 試験評価基準
  •  6.3 試験と要求事項-概要
  •  6.4 正常使用試験
  •  6.5 誤使用試験
  •  6.6 他の規格で引用する場合に規定するのがよい情報
  •  6.7 評価と報告
  • 7 安全性に関する情報
  •  7.1 機器の設計における安全性に関する注意事項
  •  7.2 電池取扱いの安全性に関する注意事項
  •  7.3 包装
  •  7.4 電池包装箱の取扱い
  •  7.5 輸送
  •  7.6 陳列と貯蔵
  •  7.7 廃棄
  • 8 使用上の注意事項
  • 9 表示
  •  9.1 通常の電池
  •  9.2 小形電池
  •  9.3 安全図記号
  • 附属書A(参考)高出力リチウム一次電池の安全性に関する設計指針
  • 附属書B(参考)リチウム一次電池を使用する機器設計者への指針
  • 附属書C(参考)陳列と貯蔵についての補足事項
  • 附属書D(参考)安全図記号
  • 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表

適用範囲 [1]

この規格は,リチウム一次電池の正常使用時と誤使用時における安全性を確保するために,必要な要求事項と試験方法について規定する。

注記1 リチウム一次電池とは,JIS C 8500 の表2に示す電池系記号B,C,E,F,G,WとYの7種類の電池系をいう。

注記2 この規格の対応国際規格とその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 60086-4:2014,Primary batteries-Part 4: Safety of lithium batteries(MOD)

なお,対応の程度を表す記号「MOD」は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,「修正している」ことを示す。

引用規格 [2]

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格はその最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 8500一次電池通則

注記 対応国際規格:IEC 60086-1,Primary batteries-Part 1: General(MOD)

JIS C 8515 一次電池個別製品仕様

注記 対応国際規格:IEC 60086-2,Primary batteries-Part 2: Physical and electrical specifications

(MOD)

IEC 62281,Safety of primary and secondary lithium cells and batteries during transport

用語と定義 [3]

この規格で用いる主な用語と定義は,次による。

電池(battery) [3.1]

1個又は電気的に接続した複数個の素電池で構成され,外装,端子,表示,保護素子などを備えたもの

の総称。

(IEV482-01-04:2004,修正)

コイン(素電池又は電池)[coin(cell or battery)] [3.2]

総高が直径未満のコイン形状の円筒形の素電池又は電池。

注記 英語圏では,コイン(素電池又は電池)は,リチウム電池に対して用いられ,ボタン(素電池又は電池)は,リチウム電池以外に用いられる。英語圏以外では,電池系によってこのような区別をしないことが多い。我が国では,英語圏と同様の区別をし,コイン(素電池又は電池)は,リチウム電池に対して用いる。 (IEV482-02-40:2004,修正)

素電池(cell) [3.3]

化学エネルギーの直接変換によって得る電気エネルギー源をいい,電極,電解液,容器,端子とセパレータから構成する基本単位。

(IEV482-01-01:2004)

構成素電池(component cell) [3.4]

電池を構成する素電池。

円筒形(素電池又は電池)[cylindrical(cell or battery)] [3.5]

総高が直径以上の円筒形の素電池又は電池。

(IEV482-02-39:2004,修正)

放電深度(depth of discharge,DOD) [3.6]

製造業者が指定する条件に従って素電池又は電池から放電した放電容量の公称容量に対する割合。

完全放電(fully discharged) [3.7]

素電池又は電池を,放電深度100 %になるまで放電した状態。

危害(harm) [3.8]

人体が受ける物理的傷害,健康障害又は財産若しくは環境が受ける害。

危険源(hazard) [3.9]

危害の潜在的根源。

注記 危険源の用語は,予期される危害の発生源又は性質を定義するために用いることが,一般的に認められている(例えば,感電,押しつぶし,切断,毒性,火災,浸水などの危険源)。

正常使用(intended use) [3.10]

供給者が提供する情報に従った電池の使用。

大形電池(large battery) [3.11]

総質量が12 kgを超える電池。

大形素電池(large cell) [3.12]

総質量が500 gを超える素電池。

リチウム素電池(lithium cell) [3.13]

負極作用物質がリチウムである非水溶液系電解液を用いた素電池。

(IEV482-01-06:2004)

公称電圧(nominal voltage) [3.14]

電池系の固有な電圧に基づいて規定する電池電圧。

(IEV482-03-31:2004)

開路電圧,OCV(open-circuitvoltage,off-load voltage) [3.15]

外部回路へ電流が全く流れていないときの電池端子間の電圧。

(IEV482-03-32:2004,修正)

非円形(素電池又は電池)[prismatic(cell or battery)] [3.16]

JIS C 8515に規定する電池区分6に適合する,断面が円形ではない素電池又は電池。

保護素子(protective devices) [3.17]

ヒューズ,ダイオード又はほかの電気的若しくは電子的に電流制御を行う素子で,電気回路において電流の中断,電流の一方向化又は電流を制限することで電流の流れを阻止するもの。

公称容量(nominal capacity) [3.18]

製造業者が指定する条件に従って測定した素電池又は電池の容量で,製造業者が公表した値。

(IEV482-03-15:2004,修正)

誤使用(reasonably foreseeable misuse) [3.19]

供給者が意図しない方法であり,供給者が容易に予測し得る,使用者の誤った電池の使用方法。

リスク(risk) [3.20]

危害が発生する確率と危害の大きさとの組合せ。

安全(safety) [3.21]

受入不可能なリスクがないこと。

未放電(undischarged) [3.22]

素電池又は電池の放電されていない状態。

安全性に関する要求事項 [4]

設計 [4.1]

リチウム一次電池は,化学組成(正極,負極と電解液)と内部構造(ボビン形とスパイラル形)によって分類する。また,形状には,円筒形,コイン形と非円形がある。リチウム一次電池の安全性への要求事項は,内部構造,形状,容量などによって異なるため,電池の設計段階においてそれら全ての安全面を十分に考慮する必要がある。

リチウム一次電池の安全性に関する設計上の共通指針を,次に示す。

  • a) 製造業者が決めた限界温度を超える異常な温度上昇を阻止する。
  • b) 電流の流れを遮断することによって,電池内部の温度上昇を制御する。
  • c) 電池内部の圧力が極度に上昇した場合に,電池内部のガスを外部に放出する弁などの導入によって,輸送時,正常使用又は誤使用において,激しい破裂を防止する。

詳細は,附属書Aを参照。

品質計画書 [4.2]

製造業者は,材料と部品,素電池,並びに完成電池の検査手順を規定した品質計画書を作成する。その品質計画書は,該当する電池の製造工程全てを網羅しなければならない。

サンプリング [5]

一般 [5.1]

試料は,一般的な統計的手法によって,製造ロットから抜き取る。

試験試料数 [5.2]

試験試料数は,表1による。試験A~試験Eでは,同じ素電池又は電池を繰り返し使用する。試験F~試験Mでは,それぞれの試験ごとに新しい素電池又は電池を使用する。

リチウム 関連 主なJIS規格 一覧

規格番号 規格名称 規格番号 規格名称
JIS C 62813電気・電子機器用リチウムイオンキャパシタ-電気的特性の試験方法JIS C 8513リチウム一次電池の安全性
JIS C 8711ポータブル機器用リチウム二次電池JIS C 8714携帯電子機器用リチウムイオン蓄電池の単電池と組電池の安全性試験
JIS C 8715-1産業用リチウム二次電池の単電池と電池システム-第1部:性能要求事項JIS C 8715-2産業用リチウム二次電池の単電池と電池システム-第2部:安全性要求事項
JIS F 8102船用電気設備-リチウム二次電池を用いた蓄電池設備JIS F 8103舟艇-電気機器-リチウム二次電池を用いた蓄電池設備
JIS K 8994硫酸リチウム一水和物(試薬)

日本産業規格の一覧

日本産業規格のアルファベット分類一覧を参照

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