JIS C 3053 最新規格 巻線通則|JIS規格 一覧|改正 更新情報|制定

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JIS C3053:1988の規格は,電気機器の巻線及び配線に用いるエナメル線と横巻線の構造及び特性など一般的な事項について規定。

巻線通則 規格 一覧表

JIS C 3053

巻線通則の一覧

最新 JIS C3053 規格の詳細 更新日 情報

JIS C 3053:1988の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS C3053 JIS改正 最新・更新日 1988年03月01日
規格名称 巻線通則
英語訳 General rules for winding wires
対応国際規格 ISO
対応国際規格 IEC
主務大臣 経済産業 制定 年月日 1975年08月01日
略語・記号 No JIS C3053:1988
ICS 29.060.10JISハンドブック

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

適用範囲 [1]

この規格は,電気機器の巻線と配線に用いるエナメル線と横巻線の構造と特性など一般的な事項について規定する。

引用規格:

JIS C 2351 エナメル線用ワニス

JIS C 3003 エナメル銅線とエナメルアルミニウム線試験方法

JIS C 3006 横巻銅線と横巻アルミニウム線試験方法

JIS C 3102 電気用軟銅線

JIS C 3103 電気機器巻線用軟銅線

JIS C 3104 平角銅線

JIS C 3202 エナメル線

JIS C 3204 横巻線

JIS C 4003 電気機器絶縁の種類

JIS H 2110 電気用アルミニウム地金

JIS R 3413 ガラス糸

JIS Z 8703 試験場所の標準状態

関連規格
JIS B 8243 圧力容器の構造

JIS K 8271 キシレン(試薬)

JIS Z 3282 はんだ

用語の意味 [2]

この規格と個別規格で用いる主な用語の意味は,次のとおりとする。

(1) 巻線 エナメル線と横巻線の総称。

(2) エナメル線 導体に天然樹脂又は合成樹脂絶縁塗料を焼き付けた線【表参照】。

(3) 横巻線 導体の長さ方向に対して繊維,テープなどをら旋状に巻き付けた線【表参照】。

(4) 絶縁皮膜 エナメル線に施された絶縁の皮膜。

(5) 絶縁被覆 横巻線に施された絶縁の被覆。

(6) 融着皮膜 絶縁皮膜の上にあって,熱又は溶剤で線を融着させるための皮膜。

(7) 0種,1種,2種,3種 エナメル線における皮膜厚さの種類。0種が最も厚く,3種が最も薄いものを示す。

(8) 一重,二重 横巻線における繊維テープなどの重ね巻き回数。一重は1回横巻きしたもの,二重は1回横巻きした上に反対方向に更に1回横巻きしたものを示す。

(9) 温度指数 JIS C 3003(エナメル銅線とエナメルアルミニウム線試験方法)の22.の耐電圧試験で求めた耐熱寿命グラフの20,000時間での温度。

(10) 許容最高温度 JIS C 4003(電気機器絶縁の種類)の規定による継続して使用できる最高の温度で,経験によって規定された値。

分類,種類と記号 [3]

この規格に規定する巻線の分類,種類と記号は,表のとおりとする。

【 表 1 】
分類種類記号導体形状温度指数
C)
許容
最高温度
C)
個別製品
規格番号と
名称
左記規格の
附属書番号
丸線平角線
エナメル線1種油性エナメル銅線1EW105 JIS C 3202
(エナメル線)
1
2種油性エナメル銅線2EW
0種ホルマール銅線0PVF2
1種ホルマール銅線1PVF
2種ホルマール銅線2PVF
0種ホルマールアルミニウム線Al-0PVF3
1種ホルマールアルミニウム線Al-1PVF
ホルマール平角銅線 PVF 4
0種ポリエステル銅線0PEW
1種ポリエステル銅線1PEW
2種ポリエステル銅線2PEW155 5
1種ポリウレタン銅線1UEW120 6
2種ポリウレタン銅線2UEW
3種ポリウレタン銅線3UEW
0種融着性ポリウレタン銅線0SBUEW7
1種融着性ポリウレタン銅線1SBUEW
2種融着性ポリウレタン銅線2SBUEW
0種ポリエステルイミド銅線0EIW180 8
1種ポリエステルイミド銅線1EIW
2種ポリエステルイミド銅線2EIW
横巻線一重綿巻銅線SCC90JIS C 3204
(横巻線)
1
二重綿巻銅線DCC
一重絹巻銅線SSC
二重絹巻銅線DSC
二重綿巻平角銅線 DCC 2
一重ガラス巻銅線 (130℃)BSGC1303
二重ガラス巻銅線 (130℃)BDGC
一重ガラス巻銅線 (155℃)FSGC155
二重ガラス巻銅線 (155℃)FDGC
一重ガラス巻銅線 (180℃)HSGC180
二重ガラス巻銅線 (180℃)HDGC
二重ガラス巻平角銅線 (130℃)BDGC1304
二重ガラス巻平角銅線 (155℃)FDGC155
二重ガラス巻平角銅線 (180℃)HDGC180
備考 Alの記号は,Alとしてもよい。

特性 [4]

特性は,個別規格による。

導体と絶縁 [5]

導体 [5.1]

[5.1.1] 銅線

エナメル線の0種,1種と横巻線の導体は,JIS C 3102(電気用軟銅線)に規定する軟銅線又はこれに準じる軟銅線とし,エナメル線の2種と3種の導体は,JIS C 3103(電気機器巻線用軟銅線)に規定する軟銅線とする。

[5.1.2] 平角銅線

導体は,JIS C 3104(平角銅線)に規定する3号又は4号平角銅線とする。

[5.1.3] アルミニウム線

導体は,JIS H 2110(電気用アルミニウム地金)に規定するアルミニウム地金を伸線して仕上げた軟アルミニウム線とする。

絶縁 [5.2]

[5.2.1] エナメル線

エナメル線の絶縁皮膜は,JIS C 2351(エナメル線用ワニス)に規定するエナメル線用ワニス又はこれと同等以上の品質をもつエナメル線用ワニスを導体表面に一様に焼き付けたもので,きずと汚れがあってはならない。

丸線では,皮膜の厚さによって厚い順に0種,1種,2種と3種に区分する。

[5.2.2] 横巻線

横巻線の絶縁被覆は,次による。

(1) 綿巻線と絹巻線 綿巻線と絹巻線の絶縁被覆は,導体に白色綿糸又は白色絹糸を,むらなく緊密に一重又は相互反対方向に二重に横巻きしたものとする。

(2) ガラス巻線 ガラス巻線の絶縁被覆は,JIS R 3413(ガラス糸)に規定する無アルカリガラス糸,又はこれと同等以上の品質のガラス糸を,一重又は相互反対方向に二重に緊密に横巻きし,許容最高温度が130°C,155°C又は180°Cに適する耐熱性絶縁塗料を均一に塗布焼き付けたもので,導体に対し有害な作用を及ぼさないものでなければならない。

寸法 [6]

寸法は,個別規格による。

製造 [7]

潤滑剤 [7.1]

エナメル線の場合,巻枠と容器に緩み,もつれが生じないようにするため通常皮膜の表面に,皮膜に害がない潤滑剤を塗布するものとする。

導体の接続 [7.2]

導体を接続する場合には,銀ろう付け,圧接などで行うものとする。接続部の表面は,滑らかで絶縁を行うためにふさわしいものとする。絶縁を施された部分は,個別規格を満足するものとする。

試験 [8]

試験方法 [8.1]

試験方法は,JIS C 3003とJIS C 3006(横巻銅線と横巻アルミニウム線試験方法)による。

試験材料の取扱い [8.2]

巻枠よりきず,曲げ,伸びなどを与えないように注意して試料を採取する。

試験状態 [8.3]

試験状態は,特に指定がない限りJIS Z 8703(試験場所の標準状態)に規定する常温,常湿(温度20±15°C,湿度65+20%)とする。

再試験 [8.4]

試験値が規定値に適合しない場合には,個別規格に指定がある場合にだけ再試験をすることができる。再試験の試験値が規定値に適合した場合には,特性を満足するとみなすことができる。

試験条件 [8.5]

[8.5.1] 巻付け 丸線を巻き付けるために用いる丸棒は,表面が滑らかであり,その径は試験片の標準導体径 (d) の整数倍とし,1d,2d……で表す。ただし,1dの巻付けに用いる丸棒は,試験片と同じ巻線を用いてもよい。

[8.5.2] 曲げ

平角線を曲げるために用いる丸棒は,表面が滑らかであり,その径は試験片の標準導体厚さ

(dF) 又は標準導体幅 (dE) の整数倍とする。厚さ方向に曲げる場合をフラットワイズ曲げ【図1参照】と呼び,1dF,2dF……で表し,幅方向に曲げる場合をエッジワイス曲げ【図2参照】と呼び,1dE,2dE……で表す。

試験条件

図1, 図2

検査 [9]

検査 [9.1]

検査は,8.1の試験方法によって個別規格に規定された項目について行い,個別規格の規定に適合しなければならない。ただし,受渡当事者間の協定によってその一部の項目を省くことができる。

検査区分 [9.2]

形式検査と受渡検査に区分する。形式検査とは個別規格に規定する特性全項目にわたって設計,原材料と製造条件の良否を判定するため行う検査であって,通常の受渡しのときには行わない。

受渡検査とは,既に形式検査に合格したものと同じ設計,原材料,製造条件による製品の受渡しに際し,必要と認められる規格の条項を満足しているかどうかを判定するために行う検査をいう。

包装と1巻の正味質量 [10]

包装と1巻の正味質量は,個別規格による。

製品の呼び方 [11]

製品の呼び方は,個別規格による。

表示 [12]

表示は,個別規格による。

製品の保管 [13]

製品の特性を損なわないために,高温場所,高湿場所と直射日光の当たる所には長期保管しないように注意する。

参考 取扱い上の注意 巻線を使用するとき,又は巻線の試験をするときに扱うはく離剤,溶剤と圧力容器などの取扱い上の注意事項は参考表に示す。

参考表
項目 種類 規格・番号と名称 注意事項
はく離剤各種直接皮膚と体に付けないように注意し,付いた場合は直ちに洗浄する。また,使用時は,排気に注意する。
溶剤キシレンJIS K 8271[キシレン(試薬)]火気のある場所での保存,使用は避ける。また,使用時は排気に注意する。
圧力容器フレオンガス用圧力容器JIS B 8243[圧力容器の構造]高温場所と直射日光の当たる所には保存しないように注意する。
はんだはんだJIS Z 3282[はんだ]使用時は排気に注意する。はんだを扱った手で食品,たばこなどを直接つかまない。

巻線 関連 主なJIS規格 一覧

規格番号 規格名称 規格番号 規格名称
JIS C 2528電気抵抗用繊維巻線JIS C 3215-48巻線個別規格-第48部:樹脂又はワニスを含浸させた,温度指数155のガラス巻銅線とエナメルガラス巻銅線
JIS C 2529電気抵抗用エナメル線・油性エナメル絹巻線JIS C 3215-49巻線個別規格-第49部:樹脂又はワニスを含浸させた,温度指数180のガラス巻銅線とエナメルガラス巻銅線
JIS C 3053巻線通則JIS C 3215-54巻線個別規格-第54部:クラス155のポリエステル銅線
JIS C 3103電気機器巻線用軟銅線JIS C 3215-8巻線個別規格-第8部:クラス180のポリエステルイミド銅線
JIS C 3215-0-1巻線共通規格-第0-1部:一般特性-エナメル銅線JIS C 3216-1巻線試験方法-第1部:全般事項
JIS C 3215-0-2巻線共通規格-第0-2部:一般特性-エナメル平角銅線JIS C 3216-2巻線試験方法-第2部:寸法
JIS C 3215-0-3巻線共通規格-第0-3部:一般特性-エナメルアルミニウム線JIS C 3216-3巻線試験方法-第3部:機械的特性
JIS C 3215-0-4巻線共通規格-第0-4部:一般特性-ガラス巻平角銅線とエナメルガラス巻平角銅線JIS C 3216-4巻線試験方法-第4部:化学的特性
JIS C 3215-0-6巻線共通規格-第0-6部:一般特性-樹脂又はワニスを含浸させたガラス巻銅線とエナメルガラス巻銅線JIS C 3216-5巻線試験方法-第5部:電気的特性
JIS C 3215-1巻線個別規格-第1部:クラス105のポリビニルアセタール銅線JIS C 3216-6巻線試験方法-第6部:熱的特性
JIS C 3215-14巻線個別規格-第14部:クラス105のポリビニルアセタールアルミニウム線JIS C 5201-2-1電子機器用固定抵抗器-第2部:ブランク個別規格:低電力非巻線固定抵抗器 評価水準E
JIS C 3215-17巻線個別規格-第17部:クラス105のポリビニルアセタール平角銅線JIS C 5260-5電子機器用可変抵抗器-第5部:品種別通則:単回転低電力形巻線と非巻線可変抵抗器
JIS C 3215-2巻線個別規格-第2部:クラス130の融着層付きはんだ付け可能ポリウレタン銅線JIS C 5260-5-1電子機器用可変抵抗器-第5部:ブランク個別規格:単回転低電力形巻線と非巻線可変抵抗器 評価水準E
JIS C 3215-31巻線個別規格-第31部:樹脂又はワニスを含浸させた,温度指数180のガラス巻平角銅線とエナメルガラス巻平角銅線JIS C 5260-5-2電子機器用可変抵抗器-第5部:ブランク個別規格:単回転低電力形巻線と非巻線可変抵抗器 評価水準F
JIS C 3215-32巻線個別規格-第32部:樹脂又はワニスを含浸させた,温度指数155のガラス巻平角銅線とエナメルガラス巻平角銅線JIS C 6445巻線形可変抵抗器
JIS C 3215-4巻線個別規格-第4部:クラス130のはんだ付け可能ポリウレタン銅線

用語・試験、製品規格、その他〔塗料・塗膜/一般〕

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