JIS C 8715-1 産業用リチウム二次電池の単電池及び電池システム-第1部:性能要求事項|日本産業規格|最新情報 更新 改正制定

JIS C 8715-1 産業用リチウム二次電池の単電池と電池システム-第1部:性能要求事項の日本産業規格 JISC8715-1の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!

JIS C8715-1:2018の規格は,据置用途を含む産業用リチウム二次電池の単電池及び電池システムの性能及び表示要求事項について規定。

産業用リチウム二次電池の単電池と電池システム-第1部:性能要求事項 規格 一覧表

JIS C 8715-1

産業用リチウム二次電池の単電池及び電池システム-第1部:性能要求事項の一覧

最新 JIS C8715-1 規格の詳細 更新日 情報

JIS C 8715-1:2018の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS C8715-1 JIS改正 最新・更新日 2018年02月20日
規格名称 産業用リチウム二次電池の単電池と電池システム-第1部:性能要求事項
英語訳 Secondary lithium cells and batteries for use in industrial applications – Part 1: Tests and requirements of performance
対応国際規格 ISO
対応国際規格 IECIEC 62620:2014(MOD)
主務大臣 経済産業 制定 年月日 2012年11月20日
略語・記号 No JIS C8715-1:2018
ICS 29.220.99JISハンドブック
改訂 履歴 2012-11-20 (制定),2018-02-20 (改正)

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

JIS C8715-1:2018 目次

  • 序文
  • 1 適用範囲
  • 2 引用規格
  • 3 用語と定義
  • 4 パラメータの測定許容差
  • 5 表示
  •  5.1 表示
  •  5.2 単電池の呼び方
  •  5.3 電池システムの呼び方
  •  5.4 端子部の呼び方
  • 6 性能試験
  •  6.1 一般事項
  •  6.2 試験を行う前の充電手順
  •  6.3 放電性能
  •  6.4 容量保持率と容量回復率
  •  6.5 内部抵抗
  •  6.6 耐久性
  • 7 形式試験条件
  •  7.1 一般事項
  •  7.2 試験項目と試験順序
  •  7.3 形式認定条件
  • 附属書A(参考)電池システムの構成例
  • 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表

適用範囲 [1]

この規格は,据置用途を含む産業用リチウム二次電池の単電池と電池システム(以下,それぞれ単電池,電池システムという。)の性能と表示要求事項について規定する。

なお,特定用途向けの電池のJIS又はIEC規格が存在する場合,その特定用途向けの規格がこの規格に優先する。例えば,路上走行車駆動用単電池については,IEC 62660の規格群などがある。

この規格は,産業用としての据置用途と移動体用途のリチウム二次電池に適用する。主な用途の具体例を,次に示す。

  • a) 据置用途 電気通信関連,無停電電源(UPS),電力平準化用蓄電,非常用電源,これらに類似した用途。
  • b) 移動体用途 フォークリフト,ゴルフカート,無人搬送車(AGV),鉄道,船舶など。ただし,路上走行車は除く。

注記1 リチウム二次電池には,ポータブル機器用途のものもある。この用途のリチウム二次電池の性能は,JIS C 8711 に規定している。

この規格は,多様な産業用用途の電池を網羅するため,一般的で最小限の要求事項を規定する。

この規格は,単電池と電池システムに適用する。電池システムがより小さな単位に分割可能な場合,その小さな単位を電池システムの代表として試験することができる。製造業者は,実施した試験単位を明確にする。製造業者は,最終の電池システムに搭載される機能を試験単位に付与することができる。

産業用リチウム二次電池の単電池と電池システムの安全性要求事項は,JIS C 8715-2に規定している。

注記2 この規格の対応国際規格とその対応の程度を表す記号を,次に示す。

IEC 62620:2014,Secondary cells and batteries containing alkaline or other non-acid electrolytes-Secondary lithium cells and batteries for use in industrial applications(MOD)

なお,対応の程度を表す記号「MOD」は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,「修正している」ことを示す。

引用規格 [2]

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS C 8715-2 産業用リチウム二次電池の単電池と電池システム-第2部:安全性要求事項

用語と定義 [3]

この規格で使用する主な用語と定義は,次による。

容量回復率(charge recovery,capacity recovery) [3.1]

ある条件で充電した単電池又は電池システムを,ある一定の温度で,一定期間保存し,充電を行った後,単電池又は電池システムが供給できる容量の定格容量に対する割合。単位は,百分率(%)で表す。

注記 容量保持率は,3.2に規定している。

容量保持率(charge retention,capacity retention) [3.2]

ある条件で充電した単電池又は電池システムを,ある一定の温度で,一定期間保存し,充電を行うことなく単電池又は電池システムが供給できる容量の定格容量に対する割合。単位は,百分率(%)で表す。

放電終止電圧(finalvoltage,end-of-discharge voltage) [3.3]

単電池又は電池システムの放電が終了したとする電池電圧。

公称電圧(nominal voltage) [3.4]

単電池又は電池システムの電圧を指定又は選定するために使用する適切な電圧値。

注記1 公称電圧は,単電池又は電池システムの製造業者(以下,製造業者という。)が指定する場合がある。

注記2 単電池,電池モジュール又は電池パックをn個直列に接続した電池システムの場合,それらのn倍の電圧が公称電圧となる。

定格容量(rated capacity) [3.5]

製造業者が指定する,単電池又は電池システムの電気容量Cn(Ah)。

注記 定格電気容量Cnは,単電池又は電池システムを,6.3.1の条件下でn時間の期間で充電と放電したときの供給できる電気容量である。単電池又は電池システムが放電タイプE,MとHの場合,nは5とし,放電タイプSの電池システムの場合,nは8,10,20又は240のいずれかである。

単電池(cell,secondary lithium cell) [3.6]

正極電極と負極電極との間で行われるリチウムイオンの挿入・脱離反応,又はリチウムの酸化・還元反応で電気的エネルギーを供給する充電式の二次電池。

注記 単電池は一般的に,上記に加えてリチウム塩と有機溶媒とからなる液状,ゲル状又は固体状の電解質成分と,金属又はラミネート状の外装材とによって構成される。最終的な電池容器,端子配置と電子制御装置を備えていないため,すぐに使用できる状態にはない。

電池ブロック(cell block) [3.7]

並列接続した単電池群。単電池の試験の代替のための構成要素であり,電池モジュールの一種である。接続部分にPTC(positive temperature coefficient)素子又はヒューズのような保護素子をもっていてもよい。

注記 電池ブロックは,最終的な電池容器,端子配置と電子制御装置を備えていないため,すぐに使用できる状態にはない。

電池モジュール(module) [3.8]

直列と/又は並列接続した単電池群。PTC素子,ヒューズなどの保護素子(保護装置),と監視回路をもっていてもよい。

電池パック(battery pack) [3.9]

一つ以上の単電池又は電池モジュールを組み込んだユニット。

注記 電池パックは最終的な電池容器に収納され,端子構造をもち,保護装置又は保護回路を含み,かつ,単電池の電圧を元に電池システム制御情報(信号)の出力機能をもってもよい。

電池システム(battery system,battery) [3.10]

一つ以上の単電池,電池モジュール又は電池パックを組み込んだシステム。単電池が使用範囲内となるように監視し制御するバッテリーマネジメントシステム(BMS)をもっている。

注記 電池システムは,冷却装置と/又は加温装置をもつ場合もある。複数の電池システムが更に大きな電池システムを構成することもある。電池システムは,組電池ともいう。

バッテリーマネジメントシステム,BMS(battery management system) [3.11]

全ての単電池が使用範囲内となるように,電池システムを監視し制御する電子システム。BMSの機能には,二次的データの計算,データの報告,電池の安全性,性能と/又は使用期間に関する影響の制御,過充電,過電流と過熱の防護などがある。

注記1 BMSの機能は,電池パック内ではなく,電池システムを使用する機器・装置側に割り当てることもできる。その場合,電池システムは,機器・装置側にあるBMSの機能を含む。

注記2 BMSを,バッテリーマネジメントユニット(BMU)という場合もある。

3.11A

サイクル用途

放電,充電を交互に繰り返して使用する用途。

3.11B

スタンバイ用途

不時の使用に備えて,充電状態に保って使用する用途。

パラメータの測定許容差 [4]

特に指定がない場合,パラメータに対する試験装置の制御値又は測定値の許容差は,次による。

  • a) 電圧:±0.5 %
  • b) 電流:±1 %
  • c) 温度:±2 °C
  • d) 時間:±0.1 %
  • e) 寸法:±1 %

これらの許容差は,測定器具,使用する測定技術と試験の手順における,その他全ての誤差の発生源によって生じる総合的な精度である。

試験結果の報告にも,用いた器具類の詳細を記載する。

表示 [5]

表示 [5.1]

表1に規定する表示項目を,単電池又は電池システムの本体,取扱説明書などに表示する。

次に示す条件の場合,表示を省略してもよい。

・ 電池システムに表示がある場合,その電池システムに組み込まれている電池パック,電池モジュールと単電池の表示は省略してもよい。

・ 電池パックに表示がある場合,その電池パックに組み込まれている電池モジュールと単電池の表示は省略してもよい。

・ 電池モジュールに表示がある場合,その電池モジュールに組み込まれている単電池の表示は省略してもよい。

ただし,上記のうち輸送可能な単位(すなわち出荷単位)について,主たる輸送可能な単位又は取扱説明書に表示をする必要がある。さらに,表示に関して受渡当事者間に合意がある場合は,それに従う。 組込目的又は保守が必要な単電池又は電池システムには,次の情報を明瞭かつ容易に消えない方法で表示する。

・ 電池の種類(リチウム二次電池又はリチウムイオン二次電池)

・ 極性(電池製造業者とパック製造業者との間に合意があれば省略できる。) ・ 製造年月(コード化してもよい。)

・ 製造業者若しくは供給業者の名称,又はそれらの特定可能な表示

・ 定格容量

・ 公称電圧

・ 適切な注意事項

型名と製造番号は,単電池又は電池システムの本体に表示する。それ以外の上記項目は,最小こん(梱)包単位に表示してもよいし,単電池又は電池システムと一緒に表示してもよい。

次の情報は,単電池又は電池システムの本体に表示するか,又は単電池又は電池システムと一緒に供給する。

・ 廃棄に関する指示書

・ 推奨する充電方法

5.2に規定する単電池の呼び方の情報は,単電池の本体に表示する。表示する場所がない場合は,取扱説明書に表示する。

リチウム 関連 主なJIS規格 一覧

規格番号 規格名称 規格番号 規格名称
JIS C 62813電気・電子機器用リチウムイオンキャパシタ-電気的特性の試験方法JIS C 8513リチウム一次電池の安全性
JIS C 8711ポータブル機器用リチウム二次電池JIS C 8714携帯電子機器用リチウムイオン蓄電池の単電池と組電池の安全性試験
JIS C 8715-1産業用リチウム二次電池の単電池と電池システム-第1部:性能要求事項JIS C 8715-2産業用リチウム二次電池の単電池と電池システム-第2部:安全性要求事項
JIS F 8102船用電気設備-リチウム二次電池を用いた蓄電池設備JIS F 8103舟艇-電気機器-リチウム二次電池を用いた蓄電池設備
JIS K 8994硫酸リチウム一水和物(試薬)

日本産業規格の一覧

日本産業規格のアルファベット分類一覧を参照

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