JIS F 4323 最新規格 舟艇-スタート-イン-ギヤ-プロテクション-装備基準|JIS規格 一覧|改正 更新情報|制定
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JIS F4323:1994の規格は,全長24m未満の舟艇に装着する船外機関の急発進を防止するための,スタート-イン-ギヤ-プロテクション装備基準について規定。
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舟艇-スタート-イン-ギヤ-プロテクション-装備基準 規格 一覧表

舟艇-スタート-イン-ギヤ-プロテクション-装備基準の一覧
最新 JIS F4323 規格の詳細 更新日 情報
JIS F 4323:1994の最新の詳細や改正,更新日の情報!
JIS 改正 最新情報
JIS規格番号 | JIS F4323 | JIS改正 最新・更新日 | |
---|---|---|---|
規格名称 | 舟艇-スタート-イン-ギヤ-プロテクション-装備基準 | ||
英語訳 | Small craft – Start-in-gear protection | ||
対応国際規格 ISO | ISO/DIS 8666 Small craft-Definition-Hull-length ISO/DIS 11547 Small craft-Start-in-gear protection ISO 11192 Small craft-Graphical symbols | ||
主務大臣 | 国土交通 | 制定 年月日 | 1994年04月01日 |
略語・記号 | No | JIS F4323:1994 | |
ICS | 47.080 | JISハンドブック | |
改訂 履歴 | 1994-04-01 (制定),2000-03-01 (確認),2006-08-10 (確認),2012-02-24 (確認),2016-10-25 (確認) |
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
適用範囲 [1]
この規格は,全長24m未満の舟艇に装着する船外機関(以下,船外機という。)の急発進を防止するための,スタート-イン-ギヤ-プロテクション(1)装備基準について規定する。
注(1) クラッチが中立以外のとき,機関が始動しないようにする始動防止装置。
備考1. この規格の引用規格と対応国際規格を,次に示す。
- ISO/DIS 8666 Small craft-Definition-Hull-length
- ISO 11547:1994,Small craft — Start-in-gear protection
- ISO 11192:2005,Small craft — Graphical symbols
備考2. この規格の内容は,補足したもの以外は,大部分ISO/DIS 11547と同等である。
備考3. 「全長」は,ISO/DIS 8666の規定による。
用語の定義 [2]
この規格で用いる主な用語の定義を次に示す。
(1) 静止スラスト 停船状態で船外機の推進ユニットによって,発生される前進又は後進の推力。
(2) 遠隔操作 船外機から離れた位置で,機関の出力,始動,停止,舟艇の前後進などを制御すること。
装備基準 [3]
船外機製造業者が供給するプロペラ又はジェットアタッチメントを用いて,500N以上の静止スラストが発生する船外機には,スタート-イン-ギヤ-プロテクションを,次のとおり装備しなければならない。
備考 プロペラ又はジェットアタッチメントが複数ある場合は,その中で最大の静止スラストが発生するものを用いる。
(1) 始動操作装置を機関に装備した船外機は,機関にスタート-イン-ギヤ-プロテクションを装備する。
(2) 遠隔始動操作装置を装備した船外機は,機関本体又は遠隔操作装置内にスタート-イン-ギヤ-プロテクションを装備する。
遠隔操作装置に装備した場合には,図1に示すISO 11192による警告とオーナー用マニュアル通読の図記号を機関上の遠隔操作装置接続部の近くに表示しなければならない。

図1 表示する図記号
(3) 通常使用される始動装置以外に,手動の非常用始動装置も装備している船外機については,その非常用始動装置にスタート-イン-ギヤ-プロテクションを取り付ける必要はない。ただし,その場合にも,図2に示すISO 11192による警告とオーナー用マニュアル通読などの図記号を船外機上に表示する。
この図記号は,非常用始動装置を操作する人に見えるよう,目立つ位置に表示する。

図2 表示する図記号
オーナー用マニュアル [4]
4.1 スタート-イン-ギヤ-プロテクションの装備を必要とするが,機関本体内に装備されていないものは,船外機にぎ装される遠隔操作装置にスタート-イン-ギヤ-プロテクションが必要である旨をオーナー用マニュアルに明記しなければならない。
4.2 通常は遠隔操作装置によって始動するが,手動の非常用始動装置も装備している船外機については,オーナー用マニュアルにその装置の正しい使用方法を明記しておかなければならない。
舟艇 関連 主なJIS規格 一覧
規格番号 | 規格名称 | 規格番号 | 規格名称 |
---|---|---|---|
JIS F 0043 | 舟艇用語(舟艇の種類と運航者) | JIS F 1032-1 | 舟艇-海水コックと船体貫通金物 第1部:金属製 |
JIS F 0044 | 舟艇用語-帆装 | JIS F 1032-2 | 舟艇-海水コックと船体貫通金物-第2部:非金属製 |
JIS F 0045 | 舟艇用語-船体 | JIS F 1033 | 舟艇-ガソリン機関区画とガソリンタンク区画の換気 |
JIS F 0046 | 舟艇用語-ぎ装品 | JIS F 1034-1 | 舟艇-船体構造-スカントリング 第1部:材料:熱硬化性樹脂,ガラス繊維強化材,基準積層材 |
JIS F 0047 | 舟艇用語-計器 | JIS F 1034-2 | 舟艇-船体構造-スカントリング-第2部:材料:サンドイッチ構造用心材と補強材 |
JIS F 0048 | 舟艇用語-帆走 | JIS F 1034-3 | 舟艇-船体構造-スカントリング-第3部:材料:鋼,アルミニウム合金,木材とその他の材料 |
JIS F 0049 | 舟艇用語-機関と推進装置 | JIS F 1034-4 | 舟艇-船体構造-スカントリング-第4部:製造所と製造 |
JIS F 0054 | 舟艇用語-運航技術 | JIS F 1034-5 | 舟艇-船体構造-スカントリング-第5部:単胴艇の設計圧力,設計応力,材料寸法の決定 |
JIS F 0080 | 舟艇-舟艇の識別-番号付与システム | JIS F 1035 | 舟艇-トイレ汚水貯留システム |
JIS F 0081 | 舟艇-主要データ | JIS F 1036 | 舟艇-最大推進出力値の決定:船体の長さ8m未満の舟艇 |
JIS F 0101 | 舟艇-ワイヤロープの使用基準 | JIS F 1037 | 舟艇-ガソリン用船内機と船内外機-機関据付形の燃料系と電気系コンポーネント |
JIS F 0102 | 舟艇-オーナ用マニュアル | JIS F 1038 | 舟艇-水密コクピットと急速排水コクピット |
JIS F 0103 | 舟艇-海上試運転方法 | JIS F 1039 | 舟艇-低電圧直流電気装置 |
JIS F 0303 | 舟艇-電気装置-避雷 | JIS F 1040 | 舟艇-開口要件-窓,ポートライト,ハッチ,デッドライトとドア-強度と水密性に関する要求基準 |
JIS F 0405 | 舟艇-推進機関と装置-出力測定と出力表示 | JIS F 1041 | 舟艇-最大搭載量 |
JIS F 0811 | 舟艇-電気機器-周囲の可燃性ガスへの引火防止 | JIS F 1042 | 舟艇-船内ディーゼル機関-機関据付形の燃料系と電気系コンポーネント |
JIS F 1010 | 舟艇-投揚びょう,係留とえい航-ストロングポイント | JIS F 4323 | 舟艇-スタート-イン-ギヤ-プロテクション-装備基準 |
JIS F 1021 | 舟艇-乗員の落水防止と再乗艇に関する要求事項 | JIS F 4324 | 舟艇-船外機関-静止スラストの測定方法 |
JIS F 1024 | 舟艇-油圧操だ装置 | JIS F 4325 | 舟艇-プッシュプルコントロールケーブル |
JIS F 1026 | 舟艇用フローティングジャケット | JIS F 4326 | 舟艇-推進機遠隔操作装置 |
JIS F 1027 | 舟艇-燃料給油系ホースのはめあい部 | JIS F 4327 | 舟艇-船外機関-携帯用燃料装置 |
JIS F 1028 | 舟艇-陸電装置 | JIS F 4328 | 舟艇-ガソリン機関の火炎逆流制御 |
JIS F 1029 | 舟艇-交流電気設備 | JIS F 7150 | 舟艇-非耐火性燃料ホース |
JIS F 1030 | 舟艇-パーソナルウォータークラフト(PWC)-構造とシステム搭載時の要求事項 | JIS F 7151 | 舟艇-耐火性燃料ホース |
JIS F 1031 | 舟艇-遠隔操だ装置 | JIS F 8103 | 舟艇-電気機器-リチウム二次電池を用いた蓄電池設備 |
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