JIS A 2102-2 最新規格 窓及びドアの熱性能-熱貫流率の計算-第2部:フレームの数値計算方法|JIS規格 一覧|改正 更新情報|制定

JIS A 2102-2 窓とドアの熱性能-熱貫流率の計算-第2部:フレームの数値計算方法の規格 JISA2102-2の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!

JIS A2102-2:2011の規格は,フレーム形材の熱貫流率,グレージング又は不透明パネルとフレーム形材との結合部の線熱貫流率及び錠又はポスト口の点熱貫流率に関する計算方法並びに計算の入力データについて規定。

窓とドアの熱性能-熱貫流率の計算-第2部:フレームの数値計算方法 規格 一覧表

JIS A 2102-2

窓及びドアの熱性能-熱貫流率の計算-第2部:フレームの数値計算方法の一覧

最新 JIS A2102-2 規格の詳細 更新日 情報

JIS A 2102-2:2011の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS A2102-2 JIS改正 最新・更新日
規格名称 窓とドアの熱性能-熱貫流率の計算-第2部:フレームの数値計算方法
英語訳 Thermal performance of windows and doors – Calculation of thermal transmittance – Part 2: Numerical method for frames
対応国際規格 ISO ISO/FDIS 10077-2:2010,Thermal performance of windows, doors and shutters-Calculation of thermal transmittance-Part 2: Numerical method for frames(MOD)
主務大臣 経済産業 制定 年月日 2011年03月22日
略語・記号 No JIS A2102-2:2011
ICS 91.060.50,91.120.10JISハンドブック 建築II:2019
改訂 履歴 2011-03-22 (制定),2015-10-20 (確認)

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

JIS A2102-2:2011 目次

  • 序文
  • 1 適用範囲
  • 2 引用規格
  • 3 用語,定義,記号と単位
  • 4 計算方法
  •  4.1 一般原理
  •  4.2 計算プログラムの検証
  •  4.3 熱貫流率の決定
  • 5 材料と境界の扱い
  •  5.1 材料
  •  5.2 表面の放射率
  •  5.3 境界
  • 6 キャビティの扱い
  •  6.1 概要
  •  6.2 グレージング内の中空層
  •  6.3 フレーム内部の密閉キャビティ
  •  6.4 換気のあるキャビティ
  • 7 報告書
  •  7.1 概要
  •  7.2 形状寸法データ
  •  7.3 熱物性値
  •  7.4 結果
  • 附属書A(参考)各種材料の熱伝導率
  • 附属書B(規定)表面熱伝達抵抗
  • 附属書C(規定)熱貫流率の算定
  • 附属書D(規定)計算プログラムの検証例題
  • 附属書E(参考)参考文献
  • 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表

適用範囲 [1]

この規格は,フレーム形材の熱貫流率,グレージング又は不透明パネルとフレーム形材との結合部の線熱貫流率と錠又はポスト口の点熱貫流率に関する計算方法並びに計算の入力データについて規定する。また,この規格は計算に用いる数値計算方法の検証の基準を与える。

この規格は,日射と漏気による熱移動並びに断面のごく小さい金属結合部における3次元熱伝導の影響は含まない。フレームと建築構造との間の熱橋の影響は含まない。

この規格における計算方法は,基本的に垂直のフレーム形材に適用するが水平のフレーム形材(例:窓の下枠と上枠断面)と傾斜して使用される製品(例えば,天窓)のフレーム形材へも近似的に適用可能である。グレージングが取り付けられている場合,フレーム内部の熱流パターンと温度分布を副次的に得ることができる。

この規格は,建物ファサードとカーテンウォールには適用しない。

注記 この規格の対応国際規格とその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/FDIS 10077-2:2010,Thermal performance of windows, doors and shutters-Calculation of thermal transmittance-Part 2: Numerical method for frames(MOD)

ISO 10077-2:2017,Thermal performance of windows, doors and shutters — Calculation of thermal transmittance — Part 2: Numerical method for frames

なお,対応の程度を表す記号「MOD」は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,「修正している」ことを示す。

引用規格 [2]

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS A 0202断熱用語

注記 対応国際規格:ISO 7345,Thermal insulation-Physical quantities and definitions,ISO 9229,

Thermal insulation-Materials, products and systems-Vocabulary,ISO 9251,Thermal insulation-Heat transfer conditions and properties of materials-Vocabulary,ISO 9288,Thermal insulation-Heat transfer by radiation-Physical quantities and definitionとISO 9346,Thermal insulation-Mass transfer-Physical quantities and definitions(全体評価:MOD)

JIS Q 17025 試験所と校正機関の能力に関する一般要求事項

注記 対応国際規格:ISO/IEC 17025,General requirements for the competence of testing and calibration laboratories(IDT)

JIS R 3107 板ガラス類の熱抵抗と建築における熱貫流率の算定方法

ISO 10211,Thermal bridges in building construction-Heat flows and surface temperatures-Detailed calculations ISO 10456,Building materials and products-Hygrothermal properties-Tabulated design values and procedures for determining declared and design thermal values ISO 12567-2:2005,Thermal performance of windows and doors-Determination of thermal transmittance by hot box method-Part 2: Roof windows and other projecting windows

用語,定義,記号と単位 [3]

この規格で用いる主な用語と定義は,JIS A 0202 による。記号と単位を表1に,また,添え字を表2に示す。

【 表 1 】 記号と【単位 】
記号 記号の意味 単位
A面積m2
b幅:熱流方向に垂直m
d距離,厚さ:熱流方向に平行m
E表面間の放射係数
F形態係数
h熱伝達係数又は熱コンダクタンスW/(m2・K)
L2D2次元熱コンダクタンスW/(m・K)
L3D3次元熱コンダクタンスW/K
l長さm
q熱流密度W/m2
R熱抵抗m2・K/W
T絶対温度K
U熱貫流率W/(m2・K)
σステファン-ボルツマン定数W/(m2・K4)
ε放射率
λ熱伝導率W/(m・K)
Ψ線熱貫流率W/(m・K)
χ点熱貫流率W/K
【 表 2 】 添え字
a対流(面から面へ)
e屋外側
gグレージング
eq等価
fフレーム
i室内側
pパネル(不透明)
r放射
s空間(空気又はガスの)
se屋外側表面
si室内側表面
edge屋根部又は底部

計算方法 [4]

一般原理 [4.1]

この計算は,ISO 10211に適合する2次元数値計算方法を用いる。要素は,更なる分割が計算結果を大きく変化させないように細分割しなければならない。ISO 10211には,十分な分割が行われたかどうかを判断する基準が与えられている。

この規格による計算では,フレーム部材とキャビティは垂直方向にあると見なして等価熱伝導率を定めることとする【6.3参照】。これは,天窓を含め実際の窓の設置角度とは無関係に適用する。

計算プログラムの検証 [4.2]

使用する計算プログラムの適合性を保証するため,附属書Dの例題を計算しなければならない。計算で得られた2次元熱コンダクタンス(L2D)は,表D.3に与えられる各例題の値より±3 %を超えてはならない。これによって,熱貫流率(U)と線熱貫流率(Ψ)の精度は約5 %となる。

注記 表D.3と表D.4における±の偏差は,ラウンドロビンからの標準偏差であり,上記に規定した±3 %と混同してはならない。

熱貫流率の決定 [4.3]

フレームの熱貫流率は,附属書Bにおける屋外側表面熱伝達抵抗と室内側表面熱伝達抵抗を用いて,附属書Cに従ってグレージングを断熱パネルで置き換えて決定しなければならない。線熱貫流率に関するフレームとグレージングとの間の相互の影響は,グレージングを配置した場合の計算とグレージングを断熱パネルで置き換えた場合の計算の両方を用いて決定しなければならない。

材料(例えば,断熱材)がフレーム又は窓と恒久的に固定されない場合,これらの材料はフレームの一部とはしない。

注記1 フレームと建築構造との相互の影響は,個別に建築全体として考慮するのがよい。

これはフレームの熱貫流率の一部ではない。

注記2 フレームと壁の一部とが重なる場合,線熱貫流率は負となる可能性がある。

材料と境界の扱い [5]

材料 [5.1]

この規格において材料に用いる熱伝導率は,次のいずれかの値を用いなければならない。

- この規格の表A.1

- ISO 10456に与えられる表の値

- 製品規格値

- 認定実施機関による技術承認値

- 適切な国際規格に従った測定値

測定値は,上記規格内に作表されたデータがなく,かつ,関連製品規格又は技術承認に従うデータがない場合に限り使用するものとする。測定に際しては23 °C,相対湿度50 %で,恒量(24時間以上の0.1 %以下の質量の変化)のサンプルで,熱伝導率測定の認定実施機関(JIS Q 17025に規定)によって,適切な方法を用いて平均温度10 °Cにおいて実施されなければならない。熱伝導率の値が当該材料の代表値であること(すなわち,材料の変わりやすさと測定の不確かさを反映した値であること)を保証するため,計算に用いる熱伝導率を測定データによって得るためには,次のいずれかの方法を用いなければならない。

- 熱伝導率はISO 10456の附属書C(90 %のフラクタイル値)に従う統計評価された測定データ[普通の製品変化を代表するロット違いからの少なくとも三つの異なる試料(経年変化を考慮に入れた)]から得られる宣言値である。

- 試料数が3以下の場合は,熱伝導率は1.25を乗じた平均値を使用する。

表面の放射率 [5.2]

通常,空気のある空間と境を接する表面の放射率は,0.9としなければならない。アルミニウム合金製フレーム,スチール補強材とその他の金属又は合金のような金属表面は,より低い放射率をもつ。金属表面の典型的な放射率の値を表A.3に示す。表A.3から引用する場合又は放射率測定の認定実施機関(JIS Q

17025に規定)で適切な規格を用いて測定する場合に限り,0.9より小さい値を使用できる。

測定値による場合,少なくとも三つの試料をISO 10456に規定する統計処置によって評価しなければならない。

境界 [5.3]

屋外側表面と室内側表面熱伝達抵抗は,屋外側と室内側環境への対流と放射による伝熱に依存する。屋外側表面が通常の風状態にさらされなければ,端部又は2平面のつくる隅角部で,対流成分は減少するであろう。水平の熱流に関する表面熱伝達抵抗は附属書Bに与えられる。この規格の計算では,天窓も含め実際の窓の設置角度とは無関係にこの値を使用しなければならない。表面結露は,附属書Bの表面抵抗を使用して計算する最も低い室内側表面温度に基づいて評価する。

充塡材の切断面と周囲の材料との切断面は断熱条件【境界】としなければならない【図1と附属書D参照】。

基準温度条件は,室内側は20 °C,屋外側は0 °Cとしなければならない。

キャビティの扱い [6]

概要 [6.1]

キャビティにおける熱流は,等価熱伝導率(λeq)を用いて表さなければならない。この等価熱伝導率は,伝導,対流と放射による熱流を含み,キャビティの幾何学的形状と隣接する材料に依存する。

グレージング内の中空層 [6.2]

グレージングの板ガラス間にある換気のない中空層(複層ガラスの密閉中空層)の等価熱伝導率は,JIS R 3107に従って決定しなければならない。結果として得られる等価熱伝導率は,端部を含む中空層全体で使用するものとする。

注記 アスペクト比の大きいキャビティに対して,JIS R 3107で使用された相関関係では,等価熱伝導率に対して低い値を与える傾向がある。より正確な相関関係はISO 15099を参照。

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progress

設計・計画・一般、試験・測定〔コンクリート試験/セメント・混和剤試験/ガラス試験/金属試験/木材試験/シーリング材試験/パネル・ボード試験/浴槽試験/建具試験/防火・耐火試験/建築材料の基礎物性測定/室内空気のサンプリング及び分析/遮音・吸音測定/耐候性試験/省エネルギー/その他〕

日本産業規格の一覧

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