JIS K 3610 生体工学用語(生体化学部門)|日本産業規格|最新情報 更新 改正制定
JIS K 3610 生体工学用語(生体化学部門)の日本産業規格 JISK3610の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!
JIS K3610:1992の規格は,生体工学分野で用いる用語のうち,生体化学部門で用いる用語について規定。
ページコンテンツ
生体工学用語(生体化学部門) 規格 一覧表

生体工学用語(生体化学部門)の一覧
最新 JIS K3610 規格の詳細 更新日 情報
JIS K 3610:1992の最新の詳細や改正,更新日の情報!
JIS 改正 最新情報
| JIS規格番号 | JIS K3610 | JIS改正 最新・更新日 | |
|---|---|---|---|
| 規格名称 | 生体工学用語(生体化学部門) | ||
| 英語訳 | Technical terms for biological engineering (biochemistry) | ||
| 対応国際規格 ISO | |||
| 主務大臣 | 経済産業 | 制定 年月日 | 1992年11月01日 |
| 略語・記号 | No | JIS K3610:1992 | |
| ICS | 01.040.07,07.080 | JISハンドブック | |
| 改訂 履歴 | 1992-11-01 (制定),2002-05-20 (確認),2006-10-20 (確認),2011-10-20 (確認),2016-10-20 (確認) | ||
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
適用範囲 [1]
この規格は,生体工学分野で用いる用語のうち,生体化学部門で用いる主な用語について規定する。
分類 [2]
用語は,次のとおり分類する。
(1) 細胞工学 (1.1) 基礎・共通事項 (1.2) 遺伝情報 (1.3) 動物細胞
(1.4) 植物細胞 (1.5) 微生物 (1.6) 操作,手法と技術 (2) たん白質工学
(2.1) 基礎事項 (2.2) たん白質の合成,修飾と分解 (2.3) たん白質の構造,状態と物性 (2.4) たん白質とその集合体の機能
(2.5) 実験技術と実験装置など(たん白質工学) (3) 生体反応工学 (3.1) 基礎・共通事項 (3.2) 微生物工学
(3.3) 酵素工学 (3.4) 培養工学 (3.5) バイオリアクター (3.6) 環境保全
(3.7) 操作,手法と技術
用語と定義 [3]
用語と定義は,次のとおりとする。
なお,参考のために対応英語を示す。
細胞工学(1)
基礎・共通事項(1.1)
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 1101 | アイソシゾマー | アイソシゾマーとは,異なる菌株から単離され,認識塩基配列が互いに同じ制限酵素。 備考 イン制限酵素ともいう | isoschizomer |
| 1102 | 悪性転換 | 悪性転換とは,細胞が本来の組織内の制御を離れて無限増殖をし,動物にしゅよう(腫瘍)形成性を示すようになる遺伝子と細胞質の変化 | malignant transformation |
| 1103 | アロ抗原, 同種(異系)抗原 | アロ抗原,同種抗原とは,同種間の個体の間で遺伝的に異なる多型性抗原 | alloantigen |
| 1104 | 異質3倍体(4倍体) | 異質3倍体とは,異種ゲノムが組み合わさって生じた倍数体 | allotriploid (allotetraploid) |
| 1105 | 遺伝形質 | 遺伝形質とは,遺伝子によって規定されている生物各個体に固有の性質 | genetic character |
| 1106 | 遺伝子 | 遺伝子とは,DNA(一部のウィルスではRNA)分子内の塩基配列で規定され,生物の形質を決定している遺伝の基本単位 | gene |
| 1107 | 遺伝子地図 | 遺伝子地図とは,染色体にある遺伝子の種類,配列順序と相対的位置関係を示した地図 | genetic map |
| 1108 | 遺伝子治療 | 遺伝子治療とは,人体に遺伝子を導入して行う治療法 | gene therapy |
| 1109 | 遺伝的不活化(精子の) | 遺伝的不活化とは,精子の染色体だけを破壊し,遺伝情報の伝達を不能にさせる操作 | genetical inactivation ofsperm |
| 1110 | 遺伝子病 | 遺伝子病とは,DNAの塩基配列の変化による遺伝子の欠陥又は異常に起因する遺伝性疾患 | genetic disease,genopathy |
| 1111 | 温度感受性突然変異 | 温度感受性突然変異とは,ある温度範囲でだけ野生型と異なる表現型を示す突然変異 | temperature sensitivemutation |
| 1112 | 温度感受性突然変異体 | 温度感受性突然変異体とは,一定温度(許容温度)以下ではほぼ正常な形質を示すが,それ以上では変異形質を発現する突然変異体 | temperature sensitive mutant |
| 1113 | 核小体 | 核小体とは,真核細胞の核内にあり,リボソームRNAの合成とリボソームの組立てを行う小器官 | nucleolus |
| 1114 | 完全ホモ2倍体 | 完全ホモ2倍体とは,すべての遺伝子が同型接合体となった生物個体 | complete homozygousdiploid |
| 1115 | キメラ | キメラとは,二対以上の異なった両親に由来する,2種類以上の異なった遺伝子型の細胞から構成される個体 | chimera |
| 1116 | 共生 | 共生とは,異なる種類の生物個体が位置的・生理的に密接な関係を保って生活している現象 | symbiosis |
| 1117 | 極体 | 極体とは,卵母細胞の成熟過程での不等分裂で生じる少量の細胞質を含む娘細胞 | polar body |
| 1118 | 形態形成 | 形態形成とは,生物の発生の過程で新しい形態的特徴が形成される現象 | morphogenesis |
| 1119 | 系統樹 | 系統樹とは,生物の進化による種の相互の系統関係図 | genealogical tree, evolutionary tree |
| 1120 | ゴースト, 細胞形がい(骸) | ゴースト,細胞形がいとは,ファージ,細菌又は細胞に処理を施し,内容物を除去した外被膜又は細胞膜 | ghost |
| 1121 | サイトプラスト, 細胞質体 | サイトプラスト,細胞質体とは,生細胞から核を除去した細胞膜で包まれた細胞質体 | cytoplast |
| 1122 | サイブリッド, 細胞質雑種 | サイブリッド,細胞質雑種とは,無核の細胞質体(サイトプラスト)と性質の異なる細胞との融合による細胞質雑種 | cybrid |
| 1123 | 細胞周期 | 細胞周期とは,細胞の分裂と成長の周期 | cell cycle |
| 1124 | 細胞内輸送 | 細胞内輸送とは,広義には細胞器官を含めて,細胞内で起こるあらゆる輸送現象。狭義には(粗面)小胞体で合成された分泌たん白質が,ゴルジ体を経由して細胞膜に輸送される過程 | intracellular transport |
| 1125 | 雑種細胞 | 雑種細胞とは,異なった種又は由来の細胞が融合し,核も融合して形成され,部分的にでも両者の遺伝子が機能している細胞 | hybrid cell |
| 1126 | サルベージ合成経路 | サルベージ合成経路とは,生体物質を完全に分解しないで分解途中の物質を回収して再利用する反応経路 | salvage synthetic pathway |
| 1127 | 真核細胞 | 真核細胞とは,核膜に包まれた核をもった細胞 | eukaryotic cell |
| 1128 | 浸透圧調節剤 | 浸透圧調節剤とは,細胞内浸透圧又は体液浸透圧を調節する薬剤 | osmoregulating chemical |
| 1129 | スフェロプラスト | スフェロプラストとは,細菌又は植物細胞の細胞壁を酵素処理によって部分的に取り除いた球形の原形質体 | spheroplast |
| 1130 | 制限, 宿主支配性 | 制限,宿主支配性とは,外来性のDNAが,宿主の酵素によって分解される現象 | restriction, host controlled |
| 1131 | 性転換 | 性転換とは,個体の性が発生の途中で,遺伝的に決められた性とは逆の性に転換する現象 | sex reversal |
| 1132 | 性判別 | 性判別とは,動物個体の発生初期段階,特に着床前期卵の,組織学的・分子生物学的手法による雌雄の判別 | sexing |
| 1133 | 生物応答調節剤 | 生物応答調節剤とは,免疫系などの生物機能を増強・調節する機能をもつ物質 | BRM(biological response modifiers) |
| 1134 | 世代時間 | 世代時間とは,細胞レベルでは,細胞が分裂してから次に分裂するまでの時間。個体レベルでは,個体の誕生から次の世代を生むまでの時間 | generation time |
| 1135 | 前核 | 前核とは,受精直後の卵にみられる卵細胞の核(雌性前核)と,卵子に侵入した精子が形成する核(雄性前核) | pronucleus |
| 1136 | 染色体異常 | 染色体異常とは,染色体の数,組合せ又は構造についての異常 | chromosomal aberration (abnormality) |
| 1137 | 選択マーカー | 選択マーカーとは,保有細胞を適切な条件下で特異的に選択できるような遺伝子 | selectable markers |
| 1138 | セントロメア | セントロメアとは,染色体の動原体系の結合部で,対をなす娘染色体が互いに付着している部位 | centromere |
| 1139 | 全能性 | 全能性とは,一つの細胞が種々の組織器官に分化して,完全な個体を再生させることができる潜在的な能力 | totipotency |
| 1140 | 走化性 | 走化性とは,細胞又は個体が化学物質のある方へ移動したり,化学物質から遠ざかる性質 | chemotaxis |
| 1141 | 組織特異的発現 | 組織特異的発現とは,生物個体の特定の組織に限定された遺伝子発現 | tissue specific expression |
| 1142 | 体細胞変異 | 体細胞変異とは,体細胞に生じた突然変異 | somatic mutation |
| 1143 | TCA回路 | TCA回路とは,クエン酸を介して有機物の完全酸化を行う代謝回路 | TCA cycle |
| 1144 | 脱分化 | 脱分化とは,(1) 器官,組織などの機能分化・形態分化している細胞が分裂を開始して,カルス化する現象と分化組織の反復培養によって分化のレベルが低下する現象。(植物細胞のとき) (2) 一度分化した細胞が特徴を失って未分化な状態に戻る過程。(動物細胞のとき) | dedifferentiation |
| 1145 | 多分化能 | 多分化能とは,適切な環境に応じて,あらゆる種類の細胞に分化する未分化細胞のもつ潜在能力 | pluripotency |
| 1146 | 単為発生 | 単為発生とは,卵が精子なしに物理的刺激などで新個体を発生する生殖法 | parthenogenesis |
| 1147 | 致死突然変異 | 致死突然変異とは,生物個体が成長の途中で死ぬような突然変異 | lethal mutation |
| 1148 | DNA再構成 | DNA再構成とは,リンパ球の分化のために,複数のエキソンが組換えを起こし発現型遺伝子をつくる再配列過程 | DNA rearrangement |
| 1149 | テロメア | テロメアとは,真核細胞での,染色体の複製や安定化に必要な特殊な構造をもつ染色体の末端部分 | telomere |
| 1150 | 転写 | 転写とは,遺伝情報の発現される過程で,ゲノム上の塩基配列がRNAの塩基配列に写しとられる核酸合成反応 | transcription |
| 1151 | 転写調節 | 転写調節とは,遺伝情報の発現過程において,転写段階に働く調節 | transcriptional control |
| 1152 | パイロジェン | パイロジェンとは,体内に投与すると微量で発熱を引き起こす物質 | pyrogen |
| 1153 | 発現 | 発現とは,DNAの塩基配列情報に基づく遺伝子の転写による機能発現 | expression |
| 1154 | 発生時期特異的発現 | 発生時期特異的発現とは,生物個体の特定の発生時期に限定された遺伝子発現 | stage speciffc expression |
| 1155 | 微小核 | 微小核とは,ゲノムの一部だけを含む核 | micronucleus |
| 1156 | ヒストン | ヒストンとは,核内DNAと複合体を形成している塩基性たん白質 | histone |
| 1157 | 封入体 | 封入体とは,細胞内で増殖したウイルス粒子などの集合体,又はウイルスなどの感染,先天性代謝異常若しくは外部からの人為的な遺伝子の導入の結果によって細胞内に蓄積した反応生成物 | inclusion body |
| 1158 | 不和合性 | 不和合性とは,2種類のプラスミドが同一細胞に導入されたとき,細胞増殖の過程で同一細胞内に安定に共存できない現象 | incompatibility |
| 1159 | 分化 | 分化とは,受精卵が分裂を重ねてはい(胚)を形成し,発生が進行する過程で等価の細胞から形態学的・機能的に特殊化した細胞になり,組織・器官を形成する現象 | differentiation |
| 1160 | ヘテロクロマチン | ヘテロクロマチンとは,細胞分裂間期から次の分裂前期に持続する転写不活性な染色体又は染色体部分。異質染色質 | heterochromatin |
| 1161 | 変異原物質 | 変異原物質とは,化学的メカニズムによって,生物に自然に起こる変異よりも高い割合で変異を誘発する物質。突然変異誘発物質 | mutagen |
| 1162 | ホメオスタシス, 恒常性 | ホメオスタシス,恒常性とは,生体内の組成・物理的状態を一定に維持する機能 | homeostasis |
| 1163 | ポリソーム | ポリソームとは,mRNA上にリボソームが一定の間隔をもって結合したmRNA-リボソーム複合体 | polysome |
| 1164 | マイトジェン | マイトジェンとは,細胞の分裂を誘起させる物質 | mitogen |
| 1165 | ワクチン | ワクチンとは,感染症予防の目的で,ヒトや動物を能動免疫するための抗原 | vaccine |
遺伝情報(1.2)
| 番号 | 用語 | 詳細・説明 | 英語(参考) |
|---|---|---|---|
| 1201 | Alu(ありゅ)配列 | Alu配列とは,ヒトゲノム中に散在し制限酵素Alu Iで切断される部位 (AGCT) をもつ約300bpの高頻度反復塩基配列 | Alu sequence |
| 1202 | アンチセンスDNA | アンチセンスDNAとは,mRNAと相補的で遺伝子発現の抑制機能をもつDNA | antisense DNA |
| 1203 | 遺伝子座活性化部位 | 遺伝子座活性化部位とは,染色体上の特定遺伝子座を活性化するシス作用性のDNAの構造 | locus activating region dominant control region |
| 1204 | 遺伝的相補(細胞レベルでの) | 遺伝的相補とは,異なった機能に遺伝的欠陥のある細胞間で細胞融合させると,雑種細胞では機能が相補ってその欠陥が消失する現象 | genetic complementation at cellular level |
| 1205 | SOS遺伝子群 | SOS遺伝子群とは,大腸菌のDNA損傷の際に生存のためにLexAたん白質によって発現が制御されている15種類の遺伝子 | - |
| 1206 | エピソーム | エピソームとは,宿主染色体と独立に増殖する状態と宿主染色体に組み込まれ,宿主染色体とともに複製が行われる状態をとり得る遺伝物質。プラスミドと同概念 | episome |
| 1207 | オープンリーディングフレーム | オープンリーディングフレームとは,mRNA上の開始コドンで始まり終結コドンで終わる部分で,たん白質のアミノ酸配列を決定する情報をもっている領域,又はたん白質合成の情報をもっているDNA上の領域 | open reading frame |
| 1208 | オペレーター | オペレーターとは,DNA上にコードされた遺伝情報の発現を調節する遺伝子の一つで,負の制御因子であるレプレッサーの結合部位 | operator |
| 1209 | CAAT(かーと)ボックス | CAATボックスとは,真核細胞での,転写を調節しているであろうと推定されている,転写開始点から上流約80~100塩基離れた領域に存在するCAATという共通の塩基配列 | CAAT box |
| 1210 | がん(癌)遺伝子 | がん遺伝子とは,細胞のがん(癌)化に不可欠の遺伝子又は細胞のがん化を誘導する活性をもつ遺伝子 | oncogene |
| 1211 | 偽遺伝子 | 偽遺伝子とは,塩基配列において,機能する遺伝子と極めて相同であるが,点変異や小さな欠失,挿入などの変異を受けているために発現の認められない不活性の遺伝子 | pseudogene |
| 1212 | 逆位 | 逆位とは,染色体のDNAの配列が部分的に逆になっている構造変異現象 | inversion |
| 1213 | 逆位反復配列 | 逆位反復配列とは,逆向きで相補的な反復塩基配列で,遺伝子内を動くことのできる遺伝因子がもつ一般的特徴 | inverted repeat sequence |
| 1214 | キャップ形成 | キャップ形成とは,細胞表層のたん白質と脂質が抗体などで架橋して会合し,パッチを形成し,この会合体が細胞表面に移動して一極に集中する再分布現象 | cap formation |
| 1215 | キャップ構造 | キャップ構造とは,ほとんどの真核細胞とそのウイルスmRNAにおいてみられる5’末端構造。5’末端への7-メチルグアノシンの付加と5’末端の最大2塩基までのリボースの2’OHのメチル化によって生じる構造 | cap structure |
| 1216 | 組換え修復 | 組換え修復とは,複製後に起きるDNA間の組換えによるDNA損傷回復機構 | recombination repair |
| 1217 | 欠失 | 欠失とは,突然変異の一つで染色体又はDNAの一部が欠け失なわれる現象 | deletion |
| 1218 | 校正機構 | 校正機構とは,DNAの複製時に誤って取り込まれた塩基を,DNAポリメラーゼの5’→3’エキソヌクレアーゼ活性によって取り除いたり,リボゾーム上で翻訳時に結合するアミノ酸の誤りを修正したりする機能 | proof reading function |
| 1219 | サイトエフェクト, 位置効果 | サイトエフェクト,位置効果とは,染色体上の位置によって遺伝子の発現が阻害されたり,その発現特異性が変化する現象 | site effect, position effect |
| 1220 | 再配列 | 再配列とは,リンパ細胞の分化に伴う抗体の多様性発現の機構で,免疫グロブリン遺伝子の組換えが起こる現象 | rearrangement |
| 1221 | サテライトDNA | サテライトDNAとは,真核細胞のDNAを塩化セシウム中で平衡密度こう(勾)配遠心を行うと,主要な核DNAバンドと分かれて小さなバンドを形成するDNA | satellite DNA |
| 1222 | サテライトRNA | サテライトRNAとは,RNAウイルス粒子中に存在するRNA断片 | satellite RNA |
| 1223 | サプレッサー | サプレッサーとは,抑制,抑圧などの負の調節を受け持つ生理活性物質 | suppressor |
| 1224 | サプレッサー遺伝子 | サプレッサー遺伝子とは,他の遺伝子に起きた突然変異を抑制(サプレス)する遺伝子 | suppressor gene |
| 1225 | シス作用性DNA因子 | シス作用性DNA因子とは,ある遺伝子と同一DNA分子上に位置して作用する遺伝子発現制御因子 | cis acting DNA element |
| 1226 | 修復過程 | 修復過程とは,高電圧パルスの印加によって一時的膜破壊を起こした細胞膜が最配列し,修復する過程 | resealing process |
| 1227 | 人工染色体 | 人工染色体とは,複製開始領域 (ARS),セントロメアとテロメアを配して構築された酵母染色体 | artificial chromosme |
| 1228 | 相同組換え | 相同組換えとは,同じような塩基配列をもった二組のDNA間の交さ(叉)や遺伝子組換え | homologous recombination |
| 1229 | 挿入 | 挿入とは,DNAの塩基配列上の一点を切断し,他のDNA断片を割り込ませた後に再び結合して新たな配列のDNAを生成させる遺伝子操作 | insertion |
| 1230 | 挿入配列 | 挿入配列とは,染色体,プラスミド又はファージDNA上を移動する最も小さく簡単な構造をもつ塩基配列。(移動性DNA) | insertion sequence, insertion element |
| 1231 | 相補性 | 相補性とは,二つの突然変異が同じ細胞内にあるとき,各突然変異の作用以上に機能の促進又は形質の発現がみられる現象 | complementation |
| 1232 | ターゲティング | ターゲティングとは,染色体上の遺伝子と外来DNAとの間で相同的遺伝子組換えによって目的の遺伝子だけを任意に改変する方法 | targeting |
| 1233 | タンデム | タンデムとは,同一DNA分子中に含まれる縦列反復配列 | tandem |
| 1234 | 電気ブロッティング | 電気ブロッティングとは,電気泳動によって分画したDNA,たん白質などをゲルから膜構造に電気的に転移する方法 | electro-blotting |
| 1235 | 同時形質転換 | 同時形質転換とは,二つ以上の遺伝子(形質)による同時的形質転換 | co-transformation |
| 1236 | 同時トランスフェクション | 同時トランスフェクションとは,二つ以上の遺伝子(形質)による同時的形質導入 | co-transfection |
| 1237 | 導入遺伝子 | 導入遺伝子とは,染色体の一部に組み込まれた外来遺伝子 | transgene |
| 1238 | トランスポゾン変異 | トランスポゾン変異とは,トランスポゾンを導入して誘発した遺伝子変異 | transposon mutagenesis |
| 1239 | ナンセンス変異 | ナンセンス変異とは,塩基が置換して,あるアミノ酸の遺伝子暗号(コドン)が終止コドンに変化した突然変異 | nonsense mutation |
| 1240 | ハウスキーピング遺伝子 | ハウスキーピング遺伝子とは,エネルギー代謝,複製など細胞の生存に必要な基本的なたん白質をコードしている遺伝子 | housekeeping gene |
| 1241 | パリンドローム | パリンドロームとは,2重鎖構造の核酸において,相補鎖をそれぞれ同じ方向 (5’→3′) から見ると同一の塩基配列をもつ部位。(自己相補的配列) | palindrome |
| 1242 | P因子 | P因子とは,ショウジョウバエのバクテリア型トランスポゾンで任意の遺伝子を個体に導入できる転移因子 | P element |
| 1243 | 複製開始点 | 複製開始点とは,染色体やプラスミドのようなレプリコン上にあって複製開始反応が起こる特定のDNA領域 | replication origin |
| 1244 | 不死化遺伝子 | 不死化遺伝子とは,動物細胞に,個体外で無限に増殖し続ける能力を付与する遺伝子 | immortalizing gene |
| 1245 | プリブノーボックス | プリブノーボックスとは,原核生物のプロモーター部位の上流10塩基対程に存在し,RNAポリメラーゼの結合する共通の塩基配列 | Pribnow box |
| 1246 | ホメオティック遺伝子 | ホメオティック遺伝子とは,体節の特性化を規定する遺伝子 | homeotic gene |
| 1247 | ホメオボックス | ホメオボックスとは,各種の生物の形態形成をつかさどる遺伝子に共通な塩基配列。(ホメオティック遺伝子) | homeobox |
| 1248 | マーカー遺伝子 | マーカー遺伝子とは,遺伝学的解析に役立つ表現型のはっきりした遺伝子 | marker gene |
| 1249 | ミューテーター | ミューテーターとは,他の遺伝子の自然突然変異率を増加させる作用をする遺伝子。突然変異誘発遺伝子 | mutator |
| 1250 | メチル化(DNAの) | メチル化とは,DNAの塩基の特定部位がメチル化される酵素反応。(DNA塩基の修飾) | methylation |
| 1251 | メッセンジャーRNA | メッセンジャーRNAとは,たん白質に翻訳されるべき情報を担うRNA | messenger RNA |
| 1252 | 免疫応答遺伝子 | 免疫応答遺伝子とは,免疫応答において,遺伝的拘束性を発揮する遺伝子 | immune response gene |
| 1253 | 薬剤耐性遺伝子 | 薬剤耐性遺伝子とは,野生株の細胞が生育できない薬剤濃度において抵抗性を示す株の耐性に関する遺伝情報をもつ遺伝子 | drug resistance gene |
| 1254 | レプレッサー | レプレッサーとは,オペレーター遺伝子と特異的に結合して,それに続く遺伝子の発現を抑制するたん白質 | repressor |
| 1255 | レプリコン | レプリコンとは,物理的に独立して増殖することができ,複製起点と複製開始たん白質遺伝子をもつ最小の複製単位 | replicon |
生体 関連 主なJIS規格 一覧
| 規格番号 | 規格名称 | 規格番号 | 規格名称 |
|---|---|---|---|
| JIS K 3610 | 生体工学用語(生体化学部門) | JIS K 3611 | 生体工学用語(生体システム部門) |
| JIS T 0302 | 金属系生体材料のアノード分極試験による耐食性の評価方法 | JIS T 0304 | 金属系生体材料の溶出試験方法 |
| JIS T 0306 | 金属系生体材料の不動態皮膜のX線光電子分光法(XPS)による状態分析 | JIS T 0309 | 金属系生体材料の疲労試験方法 |
| JIS T 0310 | 金属系生体材料の切欠き効果と疲労き裂進展特性の試験方法 | JIS T 0330-1 | 生体活性バイオセラミックス-第1部:多孔質バイオセラミックスの気孔構造の分析方法 |
| JIS T 0330-2 | 生体活性バイオセラミックス-第2部:多孔質バイオセラミックスの強度試験方法 | JIS T 0330-3 | 生体活性バイオセラミックス-第3部:溶解速度試験方法 |
| JIS T 0330-4 | 生体活性バイオセラミックス-第4部:りん酸カルシウム骨ペーストの物理化学的特性の測定方法 | JIS T 3228 | 生体組織採取用生検針 |
| JIS T 6001 | 歯科用医療機器の生体適合性の評価 |
