JIS B 0254 管用平行ねじゲージ|日本産業規格|最新情報 更新 改正制定
JIS B 0254 管用平行ねじゲージの日本産業規格 JISB0254の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!
JIS B0254:2011の規格は,JIS B 0202に規定する管用平行ねじ(G)の寸法検査に用いるねじ用限界ゲージ及びその点検用ゲージについて規定。
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管用平行ねじゲージ 規格 一覧表

管用平行ねじゲージの一覧
最新 JIS B0254 規格の詳細 更新日 情報
JIS B 0254:2011の最新の詳細や改正,更新日の情報!
JIS 改正 最新情報
JIS規格番号 | JIS B0254 | JIS改正 最新・更新日 | 2011年03月22日 |
---|---|---|---|
規格名称 | 管用平行ねじゲージ | ||
英語訳 | Limit Gauges for Parallel Pipe Threads | ||
対応国際規格 ISO | ISO 228-2:1987,Pipe threads where pressure-tight joints are not made on the threads-Part 2: Verification by means of limit gauges(MOD) | ||
主務大臣 | 経済産業 | 制定 年月日 | 1958年03月03日 |
略語・記号 | No | JIS B0254:2011 | |
ICS | 17.040.30,21.040.30 | JISハンドブック | ねじI:2019,機械計測:2019,配管I:2019 |
改訂 履歴 | 1958-03-03 (制定),1958-12-18 (改正),1959-03-30 (改正),1962-03-30 (確認),1962-11-01 (改正),1966-08-01 (改正),1969-12-01 (確認),1972-12-01 (確認),1975-12-01 (確認),1978-11-01 (確認),1985-03-01 (改正),1990-01-01 (確認),1995-03-01 (確認),2000-06-20 (確認),2006-03-25 (確認),2011-03-22 (改正),2015-10-20 (確認) |
JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。
JIS B0254:2011 目次
- 序文
- 1 適用範囲
- 2 引用規格
- 3 量記号
- 4 ゲージの種類
- 4.1 ねじ用限界ゲージの種類とゲージ記号
- 4.2 点検用ゲージの種類とゲージ記号
- 5 ゲージの機能,管理と使い方
- 5.1 おねじ用限界ゲージと点検用ゲージ
- 5.2 めねじ用限界ゲージ
- 6 不完全ねじ山のねじ山払いと面取り
- 7 おねじ用ゲージ
- 7.1 有効径の公差域の位置関係
- 7.2 山形
- 7.3 諸数値
- 8 めねじ用ゲージ
- 8.1 有効径の公差域の位置関係
- 8.2 山形
- 8.3 諸数値
- 9 標準温度
- 10 ゲージの寸法,許容差と公差
- 11 硬さと表面粗さ
- 12 測定方法
- 13 検査
- 14 表示
- 附属書JA(規定)ゲージの寸法,許容差と公差
- 附属書JB(規定)JIS B 0202の附属書に規定するねじに用いる管用平行ねじゲージ
- 附属書JC(参考)JISと対応国際規格との対比表
適用範囲 [1]
この規格は,JIS B 0202 に規定する管用平行ねじ(G)の寸法検査に用いるねじ用限界ゲージとその点検用ゲージについて規定する。
なお,ねじ用限界ゲージと点検用ゲージを総称して,単に,ゲージという。
JIS B 0202 の附属書に規定する管用平行ねじ(PF)に適用するゲージは,附属書JBに規定する。
工作物ねじの用途によって,このゲージ以外の測定機器による検査を行ってもよい。
ゲージの機能は,次による。
- a) 通り側ねじゲージは,工作物ねじの山形がJIS B 0202 で定義された山形の最大実体限界を超えないことを保証しなければならない。
- b) 止り側ねじゲージは,工作物ねじのフランクの最小実体限界を決定する。
注記 この規格の対応国際規格とその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 228-2:1987,Pipe threads where pressure-tight joints are not made on the threads — Part 2: Verification by means of limit gauges
なお,対応の程度を表す記号「MOD」は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,「修正している」ことを示す。
引用規格 [2]
次に掲げる規格は,この規格で引用することによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0202管用平行ねじ
注記 対応国際規格:ISO 228-1,Pipe threads where pressure-tight joints are not made on the threads-Part 1: Dimensions, tolerances and designation(MOD)
JIS B 0261 平行ねじゲージ-測定方法
JIS B 0680 製品の幾何特性仕様(GPS)-製品の幾何特性仕様と検証に用いる標準温度
JIS G 4404 合金工具鋼鋼材
量記号 [3]
この規格で用いる量記号は,表1による。
量記号 | 意味 |
---|---|
b3 | 切り取ったフランクをもつゲージの谷底の逃げの幅 |
d,D | おねじ外径の基準寸法とめねじ谷底の径の基準寸法【JIS B 0202 参照】 |
d1,D1 | おねじ谷底の径の基準寸法とめねじ内径の基準寸法(d1=D1=d-1.280,654 P) |
d2,D2 | おねじ有効径の基準寸法とめねじ有効径の基準寸法(d2=D2=d-0.640,327 P) |
m | ねじリングゲージの有効径の公差域の中心から,通り側点検プラグの有効径の公差域の中心までの距離 |
r1 | 完全なフランクをもつ山形のゲージのフランクの直線部分と接する山の頂と谷底の丸みの半径 |
r2 | 切り取ったフランクをもつ山形のゲージのフランクの直線部分と接する山の頂と谷底の丸みの半径 |
P a) | ピッチ(P=25.4/ねじ山数) |
X | 切り取ったフランクをもつ谷底の逃げの偏りの量 |
S | b3の許容差 |
TCP | 点検用ゲージの有効径公差 |
Td2 | おねじの有効径公差 |
TD2 | めねじの有効径公差 |
TPL | 通り側と止り側ねじプラグゲージの有効径公差 |
TR | 通り側と止り側ねじリングゲージの有効径公差 |
u b) | ねじの山の頂と谷底の丸み部高さを2倍した値 (u=0.147 84 P) |
WGO | 通り側ねじプラグゲージ又は通り側ねじリングゲージの有効径の公差域の中心から摩耗限界までの距離 |
WNG | 止り側ねじプラグゲージ又は止り側ねじリングゲージの有効径の公差域の中心から摩耗限界までの距離 |
ZPL | 通り側ねじプラグゲージの有効径の公差域の中心からめねじの有効径の最小許容寸法までの距離 |
ZR | 通り側ねじリングゲージの有効径の公差域の中心寸法からおねじの有効径の最大許容寸法までの距離 |
注 a) 数式による計算値よりもJIS B 0202に規定する値を優先する。 b) 数式による計算値よりも表5と表7の値を優先する。 |
ゲージの種類 [4]
ねじ用限界ゲージの種類とゲージ記号 [4.1]
ねじ用限界ゲージの種類とゲージ記号は,表2による。
検査されるねじ | 検査される箇所 | ねじ用限界ゲージの種類 | ゲージ記号 |
---|---|---|---|
おねじ | 有効径 | 通り側ねじリングゲージ | GR |
止り側ねじリングゲージ | NR | ||
めねじ | 有効径 | 通り側ねじプラグゲージ | GP |
止り側ねじプラグゲージ | NP | ||
注記 ゲージ記号は,ISO 228-2に規定されていないが,使用の便を考え従来から使用している記号を示した。 |
ゲージ 関連 主なJIS規格 一覧
規格番号 | 規格名称 | 規格番号 | 規格名称 |
---|---|---|---|
JIS A 1129-2 | モルタルとコンクリートの長さ変化測定方法-第2部:コンタクトゲージ方法 | JIS A 1129-3 | モルタルとコンクリートの長さ変化測定方法-第3部:ダイヤルゲージ方法 |
JIS B 0251 | メートルねじ用限界ゲージ | JIS B 0253 | 管用テーパねじゲージ |
JIS B 0254 | 管用平行ねじゲージ | JIS B 0255 | ユニファイねじ用限界ゲージ |
JIS B 0261 | 平行ねじゲージ-測定方法 | JIS B 0262 | テーパねじゲージの検査方法 |
JIS B 1013 | 皿頭ねじ-頭部の形状とゲージによる検査 | JIS B 1014 | 皿頭ねじ-第2部 十字穴のゲージ沈み深さ |
JIS B 1016 | 六角穴のゲージ検査 | JIS B 3102 | ねじ用限界ゲージの形状と寸法 |
JIS B 3301 | テーパゲージ-モールステーパとメトリックテーパ | JIS B 7420 | 限界プレーンゲージ |
JIS B 7433 | ニュートンゲージ | JIS B 7503 | ダイヤルゲージ |
JIS B 7506 | ブロックゲージ | JIS B 7515 | シリンダゲージ |
JIS B 7517 | ハイトゲージ | JIS B 7518 | デプスゲージ |
JIS B 7524 | すきまゲージ | JIS B 7533 | てこ式ダイヤルゲージ |
JIS C 5402-16-5 | 電子機器用コネクタ-試験と測定-第16-5部:コンタクトとターミネーションの機械的試験-試験16e:ゲージ保持力(弾性コンタクト) | JIS C 61300-3-33 | 光ファイバ接続デバイスと光受動部品-基本試験と測定手順-第3-33部:ピンゲージを用いた割りスリーブのフェルール引抜力測定 |
JIS C 7709-0 | 電球類の口金・受金とそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第0部 電球類の口金・受金とそれらのゲージ類の総括的事項 | JIS C 7709-1 | 電球類の口金・受金とそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第1部 口金 |
JIS C 7709-2 | 電球類の口金・受金とそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第2部 受金 | JIS C 7709-3 | 電球類の口金・受金とそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第3部 ゲージ |
JIS C 8283-3 | 家庭用とこれに類する用途の機器用カプラ-第3部:スタンダードシートとゲージ | JIS D 5603 | 自動車用オイルプレッシャゲージ |
JIS D 5605 | 自動車用テンパレチャゲージ | JIS D 5606 | 自動車用フューエルゲージ |
JIS D 8201 | 自動車用タイヤゲージ | JIS E 1507 | 軌道用ゲージ |
JIS Z 2340 | 目視基準ゲージを用いた浸透探傷試験と磁粉探傷試験の目視観察条件の確認方法 |