JIS Z 2911 かび抵抗性試験方法|日本産業規格|最新情報 更新 改正制定

JIS Z 2911 かび抵抗性試験方法の日本産業規格 JISZ2911の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!

JIS Z2911:2018の規格は,特にかび抵抗性を必要とする工業製品又は工業材料のかびに対する抵抗性の試験方法について規定。

かび抵抗性試験方法 規格 一覧表

JIS Z 2911

かび抵抗性試験方法の一覧

最新 JIS Z2911 規格の詳細 更新日 情報

JIS Z 2911:2018の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS Z2911 JIS改正 最新・更新日 2018年02月20日
規格名称 かび抵抗性試験方法
英語訳 Methods of test for fungus resistance
対応国際規格 ISO ISO 846:1997,Plastics-Evaluation of the action of microorganisms
ISO 9022-11:2015,Optics and photonics-Environmental test methods-Part 11: Mould growth IEC 60068-2-10:2005,Environmental testing-Part 2-10: Tests-Test J and guidance: Mould growth(全体評価:MOD)
IEC 60068-2-10:2005(MOD)
主務大臣 経済産業 制定 年月日 1957年03月29日
略語・記号 No JIS Z2911:2018
ICS 07.100.10,11.100,19.040JISハンドブック 建築II:2019
改訂 履歴 1957-03-29 (制定),1960-03-01 (改正),1963-03-01 (確認),1966-03-01 (確認),1969-03-01 (確認),1971-10-01 (確認),1976-03-01 (改正),1979-03-01 (確認),1981-03-01 (改正),1986-08-01 (確認),1992-03-01 (改正),2000-02-20 (改正),2005-03-20 (確認),2006-11-20 (改正),2010-02-22 (改正),2014-10-20 (確認),2018-02-20 (改正)

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

JIS Z2911:2018 目次

  • 序文
  • 1 適用範囲
  • 2 引用規格
  • 3 試験に用いるかびの種類
  • 4 試験の準備
  •  4.1 薬品と材料
  •  4.2 装置と器具
  •  4.3 滅菌方法
  •  4.4 培地
  •  4.5 かびの保存と使用
  •  4.6 胞子懸濁液
  • 5 試験の通則
  •  5.1 試料・器具・材料の取扱い方法
  •  5.2 試料の清浄化
  •  5.3 培養試験
  •  5.4 かび発育状態の判定
  • 6 一般工業製品の試験
  • 7 繊維製品の試験
  • 8 塗料の試験
  • 9 皮革と皮革製品の試験
  • 附属書A(規定)プラスチック製品の試験
  • 附属書B(規定)電気製品・電子製品の試験
  • 附属書C(規定)光学機器・光通信機器の試験
  • 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表

適用範囲 [1]

この規格は,特にかび抵抗性を必要とする工業製品又は工業材料のかびに対する抵抗性の試験方法について規定する。

なお,プラスチック製品,電気製品・電子製品,と光学機器・光通信機器の試験については,それぞれ附属書A,附属書Bと附属書Cに規定する。

注記 この規格の対応国際規格とその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 846:1997,Plastics-Evaluation of the action of microorganisms

ISO 846:2019,Plastics — Evaluation of the action of microorganisms

ISO 9022-11:2015,Optics and photonics — Environmental test methods — Part 11: Mould growth

なお,対応の程度を表す記号「MOD」は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,「修正している」ことを示す。

引用規格 [2]

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS K 0557用水・排水の試験に用いる水

JIS K 8121 塩化カリウム(試薬)

JIS K 8180 塩酸(試薬)

JIS K 8545 硝酸アンモニウム(試薬)

JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)

JIS K 8978 硫酸鉄(II)七水和物(試薬)

JIS K 8995 硫酸マグネシウム七水和物(試薬)

JIS K 9006 りん酸二水素アンモニウム(試薬)

JIS K 9007 りん酸二水素カリウム(試薬)

試験に用いるかびの種類 [3]

試験に用いるかび(以下,試験用のかびという。)の種類は,表1による。

これら試験用のかびの菌株は,独立行政法人製品評価技術基盤機構が分譲している菌株とする。ただし,世界微生物株保存連盟【WFCC】又は日本微生物資源学会に加盟している機関において保存されている同一系統の菌株を使用することができる【表1参照】。

【 表 1 】 試験用のかびとこれらと同一系統の菌株一覧
番号 試験用のかびの菌株 同一系統のかびの菌株
1アスペルギルス ニゲル NBRC 105649(Aspergillus niger NBRC 105649)ATCC 6275,CBS 769.97,IMI 45551,JCM 16264,NRRL 334
2ユーロチウム トノヒルム NBRC 8157(Eurotium tonophilum NBRC 8157)ATCC 16440,IMI 108299ii
3ペニシリウム シトリナム NBRC 6352(Penicillium citrinum NBRC 6352)ATCC 9849,CBS 342.61,IMI 61272,JCM 22607,NRRL 756
4ペニシリウム ピノヒルム NBRC 6345(Penicillium pinophilum NBRC 6345)ATCC 9644,CBS 170.60,IMI 87160,JCM 5593,NRRL 3503
5リゾープス オリゼ NBRC 31005(Rhizopus oryzae NBRC 31005)ATCC 10404,IMI 61269,JCM 14556
6クラドスポリウム スファエロスペルマムNBRC 6348(Cladosporium sphaerospermum NBRC 6348)JCM 22444
7オーレオバシジウム プルランスNBRC 6353(Aureobasidium pullulans NBRC 6353)JCM 22445
8トリコデルマ ビレンス NBRC 6355(Trichoderma virens NBRC 6355)ATCC 9645,CBS 430.54,IMI 45553ii,JCM 22446
9ケトミウム グロボスム NBRC 6347(Chaetomium globosum NBRC 6347)ATCC 6205,CBS 148.51,IMI 45550iii,JCM 22615,NRRL 1870
10ミロテシウム ベルカリア NBRC 6113(Myrothecium verrucaria NBRC 6113)ATCC 9095,CBS 328.52,JCM 22448,NRRL 2003
微生物保存機関の略号の説明
NBRC 独立行政法人製品評価技術基盤機構バイオテクノロジーセンター,千葉県木更津市
ATCC American Type Culture Collection, Rockville, Maryland, U.S.A
CBS Westerdijk Fungal Biodiversity Institute, the Netherlands
IMI CABI Genetic Resource Collection, Egham, Surrey, U.K.
JCM 国立研究開発法人理化学研究所バイオリソースセンター,茨城県つくば市
NRRL Agricultural Research Service, U.S. Department of Agriculture, Peoria, Illinois, U.S.A.

試験の準備 [4]

薬品と材料 [4.1]

この規格で用いる薬品と材料は,特に指定がない限り,次による。

  • 塩化カリウム :JIS K 8121に規定するもの
  • 塩酸 :JIS K 8180に規定するもの
  • 水酸化ナトリウム :JIS K 8576に規定するもの
  • 硝酸アンモニウム :JIS K 8545に規定するもの
  • 精製水 :JIS K 0557に規定するA2~A4の水
  • 硫酸鉄(II)七水和物 :JIS K 8978に規定するもの
  • 硫酸マグネシウム七水和物 :JIS K 8995に規定するもの
  • りん酸二水素アンモニウム :JIS K 9006に規定するもの
  • りん酸二水素カリウム :JIS K 9007に規定するもの
  • 寒天 :微生物試験用
  • 酵母エキス :微生物試験用
  • スクロース :微生物試験用
  • 麦芽エキス :微生物試験用
  • グルコース :微生物試験用
  • ペプトン :微生物試験用

装置と器具 [4.2]

この規格で用いる装置と器具は,次による。

  • オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器) :温度を121±2 °C(圧力103±5 kPa)に保てるもの
  • 乾燥器 :温度を80~85 °Cに保てるもの
  • 乾熱滅菌器 :温度を160~170 °Cに保てるもの
  • 恒温器 :温度を設定温度±2 °Cに保てるもの
  • 冷蔵庫 :温度を2~8 °Cに保てるもの
  • シャーレ :ガラス製又は樹脂製で微生物試験用のもの
  • 綿栓 :青梅綿を使用した栓又は通気性のあるシリコーン樹脂製栓など

滅菌方法 [4.3]

[4.3.1] 一般

器具,培地などの滅菌対象物の滅菌方法は,4.3.2~4.3.5のいずれか一つの方法又は複数の方法によって行う。

[4.3.2] 乾熱滅菌

滅菌対象物を乾熱滅菌器に入れ,160 °Cの場合は120分間以上加熱し,170 °Cの場合は60分間以上加熱する。

[4.3.3] 高圧蒸気滅菌

滅菌対象物をオートクレーブに入れ,121±2 °C(103±5 kPaと同等)で15~20分間加熱する。

[4.3.4] 火炎滅菌

滅菌対象物をガス又はアルコールの火炎に当てる。白金線又は白金耳の場合は,十分に赤熱させ,試験管の場合は,回しながら試験管口の全体を2~3秒間火炎に当てる。

[4.3.5] 薬液消毒

滅菌対象物を消毒用エタノール,塩化ベンザルコニウム溶液 (1~10 g/L)などの薬液を用いて消毒する。

かび 関連 主なJIS規格 一覧

規格番号 規格名称 規格番号 規格名称
JIS C 5402-11-5電子機器用コネクタ-試験と測定-第11-5部:耐候性試験-試験11e:かびの成長JIS L 1921繊維製品の抗かび性試験方法と抗かび効果
JIS R 1705ファインセラミックス-光照射下での光触媒抗かび加工製品の抗かび性試験方法JIS Z 2911かび抵抗性試験方法

設計・計画・一般、試験・測定〔コンクリート試験/セメント・混和剤試験/ガラス試験/金属試験/木材試験/シーリング材試験/パネル・ボード試験/浴槽試験/建具試験/防火・耐火試験/建築材料の基礎物性測定/室内空気のサンプリング及び分析/遮音・吸音測定/耐候性試験/省エネルギー/その他〕

日本産業規格の一覧

日本産業規格のアルファベット分類一覧を参照

用語、一般、材料・容器〔木材/加工紙/段ボール・板紙/紙袋/プラスチック/金属/緩衝材料/結束・封かん材料/防せい材料/その他〕、包装仕様、試験方法〔材料・容器/包装・貨物〕、その他

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