JIS Z 2343-1 非破壊試験 浸透探傷試験 第1部:一般通則:浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類|日本産業規格|最新情報 更新 改正制定

JIS Z 2343-1 非破壊試験-浸透探傷試験-第1部:一般通則:浸透探傷試験方法と浸透指示模様の分類の日本産業規格 JISZ2343-1の一覧・基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!

JIS Z2343-1:2017の規格は,製造中,供用中の材料及び製品の表面に開口しているきず,例えば,亀裂,重なり,しわ,ポロシティ,融合不良などを検出するために用いる浸透探傷試験方法並びにきずによる浸透探傷指示模様の分類方法について規定。プロセス管理試験を含む。

非破壊試験-浸透探傷試験-第1部:一般通則:浸透探傷試験方法と浸透指示模様の分類 規格 一覧表

JIS Z 2343-1

非破壊試験-浸透探傷試験-第1部:一般通則:浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類の一覧

最新 JIS Z2343-1 規格の詳細 更新日 情報

JIS Z 2343-1:2017の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS Z2343-1 JIS改正 最新・更新日 2017年03月21日
規格名称 非破壊試験-浸透探傷試験-第1部:一般通則:浸透探傷試験方法と浸透指示模様の分類
英語訳 Non-destructive testing – Penetrant testing – Part 1: General principles – Method for liquid penetrant testing and classification of the penetrant indication
対応国際規格 ISO ISO 3452-1:2013,Non-destructive testing-Penetrant testing-Part 1: General principles(MOD)
主務大臣 経済産業 制定 年月日 2001年04月20日
略語・記号 No JIS Z2343-1:2017
ICS 19.100JISハンドブック 鉄鋼I:2019,非鉄:2019,溶接I:2019,熱処理:2019,非破壊検査:2019
改訂 履歴 2001-04-20 (制定),2006-01-20 (確認),2010-10-01 (確認),2015-10-20 (確認),2017-03-21 (改正)

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

JIS Z2343-1:2017 目次

  • 序文
  • 1 適用範囲
  • 2 引用規格
  • 3 用語と定義
  • 4 安全上の予防措置
  • 5 一般事項
  •  5.1 一般
  •  5.2 方法概要
  •  5.3 試験順序
  •  5.4 装置
  •  5.5 有効性
  • 6 探傷剤の組合せ,感度と分類
  •  6.1 探傷剤の組合せ
  •  6.2 探傷剤の分類
  •  6.3 感度
  •  6.4 探傷剤の組合せの呼称
  • 7 探傷剤と試験体との適合性
  •  7.1 一般事項
  •  7.2 探傷剤の適合性
  •  7.3 試験体への探傷剤の適合性
  • 8 試験手順
  •  8.1 試験手順書
  •  8.2 準備と前処理
  •  8.3 温度
  •  8.4 浸透液の適用
  •  8.5 余剰浸透液の除去
  •  8.6 現像剤の適用
  •  8.7 観察
  •  8.8 後処理と保護処理
  •  8.9 再試験
  • 9 試験報告書と様式
  •  9.1 試験報告書
  •  9.2 試験報告書の様式
  • 10 浸透指示模様ときずの分類
  •  10.1 浸透指示模様の分類の手順
  •  10.2 指示模様の分類
  •  10.3 きずの分類の手順
  •  10.4 きずの分類
  • 11 表示
  • 附属書A(規定)浸透探傷試験の主要工程
  • 附属書B(規定)プロセス管理試験
  • 附属書C(参考)試験報告書例
  • 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表

適用範囲 [1]

この規格は,製造中,供用中の材料と製品(以下,試験体という。)の表面に開口しているきず,例えば,亀裂,重なり,しわ,ポロシティ,融合不良などを検出するために用いる浸透探傷試験方法(以下,試験という。)並びにきずによる浸透探傷指示模様の分類方法について規定する。試験は主として金属材料に適用されるが,探傷試験用材料に侵されず,あまり多孔質(ポーラス)でなければ他の材料にも適用できる。適用材料の例としては,鋳造品,鍛造品,溶接部,セラミックスなどがある。

この規格は,プロセス管理試験を含む。

この規格は,合格基準のために用いることを意図したものではなく,また,特殊な試験方法に対する個々の試験システムの妥当性又は試験装置に対する要求事項に関する情報を提供するものでもない。

注記1 使用する浸透探傷試験用の製品(以下,探傷剤という。)の基本的な性質を判断し監視する方法は,JIS Z 2343-2とJIS Z 2343-3に規定する。

注記2 この規格で用いる技術用語の「きず」の意味には,合格又は不合格に関する評価は含まないものとする。

注記3 この規格の対応国際規格とその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 3452-1:2013,Non-destructive testing — Penetrant testing — Part 1: General principles

なお,対応の程度を表す記号「MOD」は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,「修正している」ことを示す。

引用規格 [2]

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS G 0431 鉄鋼製品の雇用主による非破壊試験技術者の資格付与

注記 対応国際規格:ISO 11484:2009,Steel products-Employer’s qualification system for non-destructive testing (NDT) personnel(MOD)

JIS Z 2300 非破壊試験用語

JIS Z 2305非破壊試験技術者の資格と認証

注記 対応国際規格:ISO 9712:2012,Non-destructive testing-Qualification and certification of NDT personnel(MOD)

JIS Z 2323 非破壊試験-浸透探傷試験と磁粉探傷試験-観察条件

注記 対応国際規格:ISO 3059,Non-destructive testing-Penetrant testing and magnetic particle testing-Viewing conditions(IDT)

JIS Z 2343-2 非破壊試験-浸透探傷試験-第2部:浸透探傷剤の試験

注記 対応国際規格:ISO 3452-2,Non-destructive testing-Penetrant testing-Part 2: Testing of penetrant materials(IDT)

JIS Z 2343-3 非破壊試験-浸透探傷試験-第3部:対比試験片

注記 対応国際規格:ISO 3452-3:2013,Non-destructive testing-Penetrant testing-Part 3: Reference test blocks(MOD)

JIS Z 2343-4 非破壊試験-浸透探傷試験-第4部:装置

注記 対応国際規格:ISO 3452-4,Non-destructive testing-Penetrant testing-Part 4: Equipment(IDT)

JIS Z 2343-5 非破壊試験-浸透探傷試験-第5部:50 °Cを超える温度での浸透探傷試験

注記 対応国際規格:ISO 3452-5,Non-destructive testing-Penetrant testing-Part 5: Penetrant testing at temperatures higher than 50 °C(IDT)

JIS Z 2343-6 非破壊試験-浸透探傷試験-第6部:10 °Cより低い温度での浸透探傷試験

注記 対応国際規格:ISO 3452-6,Non-destructive testing-Penetrant testing-Part 6: Penetrant testing at temperatures lower than 10 °C(IDT)

用語と定義 [3]

この規格で用いる主な用語と定義は,JIS Z 2300によるほか,次による。

ワイプオフ法(Wipe-off technique) [3.1]

試験によって得られた指示模様がきずに起因するものか,疑似指示によるものかの判断に役立つ情報を得るため,指示模様を除去した後,その部分に再度速乾式現像剤を薄く塗布する方法。

安全上の予防措置 [4]

探傷剤は,引火性又は揮発性の材料を用いており,ときには有害となるため,何らかの予防措置を行わなければならない。

これらの探傷剤は,皮膚又は粘膜に対して長期間にわたる接触又は繰返し接触することを避けなければならない。試験区域は,労働安全衛生法,消防法などの法的規制に従って適正に換気しなければならない。

また,熱源,火花と火炎から離れた場所に設置しなければならない。

探傷剤と装置は,注意して取り扱わなければならない。また,常に探傷剤製造業者によって提供された使用説明書に従わなければならない。

紫外線照射灯(以下,ブラックライトという。)を用いる場合は,紫外線が試験員の眼に直接入らないように注意しなければならない。紫外線透過フィルタはブラックライトに組み込まれている又は単独であっても,常に良好な状態に維持しなければならない。

ブラックライトについては,健康上と安全上に関しての法的規制を受ける。

一般事項 [5]

一般 [5.1]

一般事項を次に示す。

  • a) 試験方法の選定試験を実施するに当たっては,あらかじめ試験体に予測されるきずの種類,大きさ,試験体の用途,表面粗さ,寸法,数量,探傷剤の性質などを考慮して,表1の分類のうちから適用する探傷剤を選定し同時に箇条8の要領を基にして,操作の細目を定めておくものとする。
  • b) 試験は熟練者で適切な教育を受け,かつ,資格をもつ技術者が実施しなければならない。可能であれば,雇用者又は雇用者の委任者が指名した有能な技術者,又は試験を担当する検査会社の監督の下で実施しなければならない。適切な資格をもつことを示すために,技術者はJIS Z 2305 又はJIS G 0431と同等の資格システムで認証又は資格付けされた技術者が望ましい。技術者の作業許可は,手順書にのっとり雇用者によって発行しなければならない。別段の合意がない限り,試験は雇用者が認めた有能で資格をもち監督のできる技術者(レベル3又は同等の者)が認可しなければならない。
  • c) 探傷剤を組み合わせて試験を行う場合は,製造業者が推奨する組合せで使用する。それ以外の組合せで試験を行う場合は,その組合せが適用可能であることを確認してから使用しなければならない。
  • d) 特に受渡当事者間で合意されていない場合は,一般に染色浸透探傷試験の後に蛍光浸透探傷試験を適用してはならない。

方法概要 [5.2]

浸透探傷試験に先立って,試験面は清浄かつ乾燥していなければならない。次に浸透液を試験体に適用し,表面に開口したきずに浸透させる。浸透時間経過後,余剰の浸透液を表面から除去し現像剤を適用する。現像剤はきずに浸透し残留した浸透液を吸収し,可視的に明瞭に強調されたきずによる浸透指示模様を示す。

他の非破壊試験が必要な場合で,受渡当事者間に合意がなければ,開口きずを汚染させないために,最初に浸透探傷試験を行わなければならない。もし,浸透探傷試験が他の非破壊試験の後に行う場合は,試験表面は浸透液適用前に汚染物を取り除くための処理を十分に行わなければならない。

試験順序 [5.3]

一般的に,試験は,次の順序で行う。

  • a) 準備と前処理【8.2参照】
  • b) 浸透液の適用【8.4参照】
  • c) 余剰浸透液の除去【8.5参照】
  • d) 現像剤の適用【8.6参照】
  • e) 観察【8.7参照】
  • f) 記録【8.7.4参照】
  • g) 後処理【8.8.1参照】

主要工程の手順は,附属書Aによる。

装置 [5.4]

試験を実施するための装置は,試験体の数量,寸法と形状によって決まる。

装置に関する要求事項については,JIS Z 2343-4による。

有効性 [5.5]

試験の有効性は,次による。

  • a) 探傷剤と試験装置の種類
  • b) 表面仕上げと表面条件
  • c) 試験体と予想されるきずの種類
  • d) 試験体表面の温度
  • e) 浸透時間と現像時間
  • f) 観察条件

適切な試験条件で実施されていることを確認するため,プロセス管理試験を行わなければならない。プロセス管理試験は,附属書Bによる。

探傷剤の組合せ,感度と分類 [6]

探傷剤の組合せ [6.1]

探傷剤の組合せを表1に示す。組合せは浸透液,余剰浸透液除去剤(方法Aは除く。)と現像剤で構成する。溶剤除去性浸透探傷試験において形式試験がJIS Z 2343-2に基づく場合は,浸透液と除去剤は,同一製造業者の製品でなければならない。認定された探傷剤の組合せだけを使用しなければならない。

非破壊試験 関連 主なJIS規格 一覧

規格番号 規格名称 規格番号 規格名称
JIS G 0431鉄鋼製品の雇用主による非破壊試験技術者の資格付与JIS Z 2300非破壊試験用語
JIS Z 2305非破壊試験技術者の資格と認証JIS Z 2316-1非破壊試験-渦電流試験-第1部:一般通則
JIS Z 2316-2非破壊試験-渦電流試験-第2部:渦電流試験器の特性と検証JIS Z 2316-3非破壊試験-渦電流試験-第3部:プローブの特性と検証
JIS Z 2316-4非破壊試験-渦電流試験-第4部:システムの特性と検証JIS Z 2320-1非破壊試験-磁粉探傷試験-第1部:一般通則
JIS Z 2320-2非破壊試験-磁粉探傷試験-第2部:検出媒体JIS Z 2320-3非破壊試験-磁粉探傷試験-第3部:装置
JIS Z 2323非破壊試験-浸透探傷試験と磁粉探傷試験-観察条件JIS Z 2324-1非破壊試験-加工穴内径面自動検査装置-第1部:標準試験片
JIS Z 2329非破壊試験-発泡漏れ試験方法JIS Z 2330非破壊試験-漏れ試験方法の種類とその選択
JIS Z 2343-1非破壊試験-浸透探傷試験-第1部:一般通則:浸透探傷試験方法と浸透指示模様の分類JIS Z 2343-2非破壊試験-浸透探傷試験-第2部:浸透探傷剤の試験
JIS Z 2343-3非破壊試験-浸透探傷試験-第3部:対比試験片JIS Z 2343-4非破壊試験-浸透探傷試験-第4部:装置
JIS Z 2343-5非破壊試験-浸透探傷試験-第5部:50℃を超える温度での浸透探傷試験JIS Z 2343-6非破壊試験-浸透探傷試験-第6部:10℃より低い温度での浸透探傷試験
JIS Z 2355-1非破壊試験-超音波厚さ測定-第1部:測定方法JIS Z 2355-2非破壊試験-超音波厚さ測定-第2部:厚さ計の性能測定方法
JIS Z 3050パイプライン溶接部の非破壊試験方法

用語、資格及び認証、金属材料の試験、鉄鋼材料の試験、原材料、機械構造用炭素鋼・合金鋼、特殊用途鋼〔ステンレス鋼・耐熱鋼・超合金/工具鋼/ばね鋼/快削鋼/軸受鋼〕、クラッド鋼、鋳鍛造品〔鍛鋼品/鋳鋼品/鋳鉄品〕、電気用材料

金属材料の試験、非鉄金属材料の試験・検査、原材料、伸銅品、アルミニウム及びアルミニウム合金の展伸材、マグネシウム合金の展伸材、鉛及び鉛合金の展伸材、チタン及びチタン合金の展伸材、その他の展伸材、粉末や金、鋳物、その他

用語・記号、施工・管理、試験・検査〔破壊試験(硬さ・引張・衝撃・疲れ他)/非破壊試験/ろう・はんだ試験/化学分析〕、技術検定・認証、安全・衛生・環境

用語・記号、加工方法、試験・測定方法、試験機・測定器、加工材料〔炭素鋼・合金鋼/ステンレス鋼・耐熱鋼/工具鋼/ばね鋼/軸受鋼/鍛鋼品/鋳鋼品/鋳鉄品/伸銅品・アルミニウム・アルミニウム合金〕、関連規格

用語・記号、資格・認証・適合性評価、放射線透過試験、超音波探傷試験、浸透探傷試験、磁気探傷試験、渦電流探傷試験、漏れ試験、外観試験・目視観察、共通

日本産業規格の一覧

日本産業規格のアルファベット分類一覧を参照

製品認証、製品規格、試験方法、試験器、関連規格

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