JIS W 0108 最新規格 航空用語(機体構造)|JIS規格 一覧|改正 更新情報|制定

JIS W 0108 航空用語(機体構造)の規格 JISW0108の基本・名称・用語・知識・JIS最新改正更新情報に関して解説!翼・胴体・発動,着陸機装着・構造の形式,要素,基準など

JIS W0108:1976の規格は,航空機の機体構造に用いる用語について規定。

航空用語(機体構造) 規格 一覧表

JIS W 0108

航空用語(機体構造)の一覧

最新 JIS W0108 規格の詳細 更新日 情報

JIS W 0108:1976の最新の詳細や改正,更新日の情報!

JIS 改正 最新情報

JIS規格番号 JIS W0108 JIS改正 最新・更新日
規格名称 航空用語(機体構造)
英語訳 Glossary of terms for aircraft (Structure)
対応国際規格 ISO
主務大臣 経済産業 制定 年月日 1976年03月01日
略語・記号 No JIS W0108:1976

JIS規格「日本工業規格」は、2019年7月1日の法改正により名称が「日本産業規格」に変わりました。

適用範囲 [1]

この規格は,航空機の機体構造に用いる主な用語について規定する。

分類 [2]

分類は,次のとおりとする。

(1) 翼に関する用語

(2) 胴体に関する用語

(3) 発動機装着に関する用語

(4) 着陸装置に関する用語

(5) 構造の形式,要素,基準などに関する用語

番号,用語,読み方と意味 [3]

番号,用語,読み方と意味は,次のとおりとする。

なお,対応英語を参考として示す。

翼に関する用語(1)

【 表 1 】
番号用語読み方意味・説明英語(参考)
101 主翼 しゅよく 主翼とは,航空機の重量を支持するための揚力の大部分を発生する翼。 main wing
102 中央翼 ちゅうおうよく 中央翼とは,分割構造になっている主翼の機体中心線を含む部分。 centre wing
103 外翼 がいよく 外翼とは,分割構造になっている主翼の外側の部分。 outer wing
104 尾翼 びよく 尾翼とは,航空機のつり合い,安定と操縦を受け持つために航空機の尾部に取り付けられた翼の総称。 tail unit,empennage
105 水平尾翼 すいへいびよく 水平尾翼とは,縦のつり合い,安定と操縦を受け持つ尾翼。 horizontal tail, tail plane
106 垂直尾翼 すいちょくびよく 垂直尾翼とは,方向の安定と操縦とを受け持つ尾翼。 備考 通常,機体の対称面に又は対称面に平行に取り付けられる。 vertical tail
107 T形尾翼 ていがたびよく T形尾翼とは,垂直尾翼の上端に水平尾翼が取り付けられた尾翼。 T-type tail
108 V形尾翼 ぶいがたびよく V形尾翼とは,水平尾翼と垂直尾翼とを兼ねるV形の尾翼。 V-type tail
109 全可動尾翼 ぜんかどうびよく 全可動尾翼とは,安定板とだ(舵)面とが一体として作動し又は連動する尾翼。 flying tail, moving tail
110 水平安定板 すいへいあんていばん 水平安定板とは,航空機の縦の安定のため水平尾翼の前部の固定した部分。 horizontal stabilizer
111 垂直安定板 すいちょくあんていばん 垂直安定板とは,航空機の方向の安定のため垂直尾翼の前部の固定した部分。 vertical stabilizer,fin
112 操縦翼面 そうじゅうよくめん 操縦翼面とは,航空機の姿勢と飛行方向を制御するために使用される可動翼面。 備考 操縦だ(舵)面又はだ(舵)面ともいう。 control surface
113 補助翼 ほじょよく 補助翼とは,操だ(舵)によって航空機の前後軸まわりに回転運動(横揺れ)を起こさせるため,主翼の後部に取り付けられた可動翼面。 aileron
114 昇降だ(舵) しょうこうだ 昇降だとは,操だ(舵)によって航空機の左右軸まわりの回転運動(縦揺れ)を起こさせるため,水平安定板の後部に取り付けられた可動翼面。 elevator
115 方向だ(舵) ほうこうだ 方向だとは,操だ(舵)によって航空機の上下軸まわりの回転運動(偏揺)を起こさせるため,垂直安定板の後部に取り付けられた可動翼面。 rudder
116 タブ タブとは,補助翼,方向だ(舵),昇降だ(舵)などの主操縦翼面の後部に取り付けられた小さい翼面。 備考 操だ(舵)力の調整又はトリムをとるのに用いられる。 tab
117 マス バランス マスバランスとは,フラッタの発生を防止する目的で,だ(舵)面の質量と重心位置を調整するため,操縦翼面に取り付けられた付加質量。 mass-balance
118 高揚力装置 こうようりょくそうち 高揚力装置とは,離着陸速度を低減させ又は空中操作を容易にするため,最大揚力係数を大きくする装置。 high-lift device
119 フラップ フラップとは,主翼の後縁又は前縁に取り付けられ,翼面積若しくは翼のそり又は両方を増して,主として最大揚力係数を大きくする働きを持つ装置。 備考 高揚力装置の一種。 flap
120 フラップ トラック フラップトラックとは,フラップを支持し,かつフラップを出し入れするときこれに沿って動かす部材。 flap guide, flap track
121 フラップ ベーンフラップベーンとは,フラップを下げたときの効果を高めるため,すきまフラップの前方に取り付けられた小翼。 flap vane
122 スラット スラットとは,翼の前縁に取り付けられ,迎え角が大きいときの気流のはがれを遅らせて最大揚力係数を大きくする固定式又は可動式の小翼。 備考 高揚力装置の一種。 slat
123 スロット スロットとは,気流のはがれを防ぐために翼の一部に設けられた固定式又は可動式のすきま。 slot
124 スポイラ スポイラとは,主翼上面に取り付けられ,これを気流中に出すことによって気流を乱し揚力を減殺すると同時に,抗力を増加させる装置。 spoiler
125 スピード ブレーキ スピードブレーキとは,航空機の翼,胴体などの構造物に取り付けられ,これを気流中に出すことによって抗力を増加させる装置。 air brake, speed brake
126 前縁 ぜんえん 前縁とは,翼又は翼形の前端。 備考 構造上は前けたより前方の翼の部分をいう。 leading edge
127 後縁 こうえん 後縁とは,翼又は翼形の後端。 備考 構造上は後けたより後方の翼の部分をいう。 trailing edge
128 けた けたとは,翼幅方向に設けられたはり状の主要構造部材。 spar
129 主けた しゅけた 主けたとは,翼に加わる荷重の大部分を受け持つけた。 main spar
130 前けた まえけた 前けたとは,多けたと二本けた構造の最も前方のけた。 front spar
131 中央けた ちゅうおうけた 中央けたとは,3本のけたを持つ翼構造の中央のけた。 mid-spar, centre spar
132 後けた うしろけた 後けたとは,多けたと二本けた構造の最も後方のけた。 rear spar
133 補助けた ほじょけた 補助けたとは,フラップ,着陸装置などの局部的な荷重を伝えるために設けられた主けた以外のけた。 auxiliary spar
134 けたフランジ けたフランジとは,主として曲げ荷重を受け持つためにけたの上下部に設けられた部材。 spar flange, spar cap
135 けたウェブ けたウェブとは,主として上下方向のせん断力を受け持つためにけたフランジの間に設けられた板部材。 spar web
136 小骨 こぼね 小骨とは,翼の断面形を保ち,一般に翼外板に加わる荷重を翼けたに伝えるために翼の内部に設けられた構造部材。 rib
137 フェアリング フェアリングとは,空気抵抗を減らすため,形状を整える覆い。 fairing
138 フィレット フィレットとは,気流の干渉による抵抗の増加を防ぐための構造の結合部の覆い。 fillet
139 インテグラル タンク インテグラルタンクとは,主翼又は胴体構造の一部となっている作り付けの燃料タンク。 integral tank
151 回転翼 かいてんよく 回転翼とは,翼形断面を持つ羽根を回転させて揚力を得る装置。 rotor
152 主回転翼 しゅかいてんよく 主回転翼とは,単回転翼機で,主として揚力を得るために使用される回転翼。 main rotor
153 尾部回転翼 びぶかいてんよく 尾部回転翼とは,単回転翼機の尾部に取り付けられ,主回転翼のトルクの平衡に使われ,方向の操縦などにも用いられる回転翼。 tail rotor
154 ロータ ブレードロータブレードとは,翼形断面を持った羽根で,揚力を発生する回転翼の構成部分。 rotor blade
155 ロータ ハブ ロータハブとは,ロータブレードを結合し,回転軸上に支持する回転翼の構成部分。 rotor hub
156 ドラグ ヒンジ ドラグヒンジとは,ロータブレードをロータハブに対して回転面内で角変位できるように取り付けるヒンジ。 drag hinge
157 フラッピング ヒンジ フラッピングヒンジとは,ロータブレードをロータハブに対して回転翼軸と羽根を含む平面内で上下方向の角変位ができるように取り付けるヒンジ。 flapping hinge
158 フェザリング ヒンジ フェザリングヒンジとは,ロータブレードをロータハブに対して羽根の取付け角を変えられるように取り付けるヒンジ。 feathering hinge

胴体に関する用語(2)

【 表 2 】
番号用語読み方意味・説明英語(参考)
201 胴体 どうたい 胴体とは,乗員,乗客,貨物その他のとう載物と主要な装備を収容する航空機の部分。 body,fuselage
202 艇体 ていたい 艇体とは,水上で航空機を支持し,離着水に適した形状を持った飛行艇の胴体。 hull
203 機首 きしゅ 機首とは,胴体の前端部。 nose
204 ノーズ コーン ノーズコーンとは,胴体前端の円すい状に整形された部分。 nose cone
205 テール コーン 胴体後端の円すい状に整形された部分。 tail cone
206 尾部支材 びぶしざい 尾部支材とは,尾翼又は尾部を,主翼,胴体などに結合するために後方に突き出された構造物。 tail boom
207 フレーム フレームとは,胴体などの横断面にあって,断面形を保つためのわく状の構造部材。 frame
208 隔壁 かくへき 隔壁とは,胴体などを横に仕切る壁状の構造部材。bulkhead
209 耐圧壁 たいあつへき 耐圧壁とは,与圧室端部の隔壁。 pressure bulkhead
210 キール キールとは,胴体,艇体又はフロートで底部中央の長さ方向の主要構造部材。 keel
211 ゆか 床とは,機室,貨物室などの床。 floor
212 シート トラックシートトラックとは,床などに設ける座席取付け用の軌道状の部材。 seat track
213 バルジ バルジとは,胴体の側面に張り出された部分。 bulge
214 レードーム レードームとは,レーダのアンテナの覆い。 radome
215 背びれ せびれ 背びれとは,胴体上面と垂直尾翼前縁をつないで取り付けられたひれ。 dorsal fin
216 腹びれ はらびれ 腹びれとは,胴体下面に取り付けられたもの。 ventral fin
217 機室 きしつ 機室とは,直接外気に接触しないように閉じられた操縦室と客室の総称。 cabin
218 与圧室 よあつしつ 与圧室とは,圧力が調整できるように作られた機室。 pressurized cabin
219 操縦室 そうじゅうしつ 操縦室とは,操縦者が航空機を操縦するところで,操縦装置,操作装置,計器などが集中的に取り付けられている機室。 control cabin, cockpit, flight compartment
220 客室 きゃくしつ 客室とは,乗客を乗せるように設備された機室。 passenger cabin, passenger compartment
221 貨物室 かもつしつ 貨物室とは,貨物と手荷物を積むように設けられた機体内の区画。 cargo compartment
222 装置室 そうちしつ 装置室とは,各種の装置・系統が取り付けられた機体の区画の総称。 accessory compartment
223 爆弾倉 ばくだんそう 爆弾倉とは,爆弾その他投下する武器を積むように設けられた機体内の区画 bomb bay, weapons bay
224 とびら口 とびらぐち とびら口とは,機体にあけられた,とびら付きの開孔部の総称。 door,hatch
225 出入口 でいりぐち 出入口とは,主に人の乗降に使われるとびら口 entrance door, entry door
226 貨物口 かもつぐち 貨物口とは,主に貨物と手荷物の積み降ろしに使われるとびら口。 cargo door
227 非常口 ひじょうぐち 非常口とは,非常脱出用のとびら口。 emergency exit
228 点検口 てんけんぐち 点検口とは,点検と整備のためのとびら口。 access door, inspection door
229 エアステア エアステアとは,機体に組み込まれた乗降用の階段。 airstair, integral stair
230 キャノピー キャノピーとは,操縦席の透明な覆い。 canopy, cockpit canopy
231 風防 ふうぼう 風防とは,操縦者を風からしゃへいし,前方の視野を確保するため,操縦室の前側に取り付けられた透明な部分。 windshield
232 射出座席 しゃしゅつざせき 射出座席とは,脱出のとき機外に射出できる仕掛けを持った座席。 ejection seat
233 脱出カプセル だっしゅつかぷせる 脱出カプセルとは,脱出のとき機体から分離できる仕掛けを持った機室。 escape capsule

発動機装着に関する用語(3)

【 表 3 】
番号用語読み方意味・説明英語(参考)
301 ナセル ナセルとは,主として発動機,それに付随する補機などを収め,又は保護するためのフェアリング。 nacelle
302 パイロン パイロンとは,動力装置,回転翼,機外とう載物などを支持するために,航空機の胴体,翼などから突き出された構造物。 pylon
303 エンジン ポッドエンジンポッドとは,発動機を収めるために翼又は胴体から張り出して取り付けられるナセル。 engine pod
304 空気取入口 くうきとりいれぐち 空気取入口とは,発動機,冷却器,空気調和装置その他空気を必要とする装置,機器などに,機外から空気を取り入れるための取り入口。 air intake
305 カウリング カウリングとは,発動機,冷却器などを覆って抵抗を減らすとともに,内部の気流を整えるための覆い。 cowling
306 カウル フラップカウルフラップとは,カウリング内を流れる冷却空気の流量を調節するため,カウリングの後縁部にヒンジで取り付けられた可動式のフラップ。 cowl flap
307 発動機架 はつどうきか 発動機架とは,発動機を機体構造に取り付けるための架構。 engine mount
308 ショック マウント ショックマウントとは,発動機の振動を吸収し,機体構造に伝達しないよう発動機の取付部に装着された緩衝装置。 備考 発動機ショックマウント engine shock mount
309 発動機防火壁 はつどうきぼうかへき 発動機防火壁とは,発動機部から発生した火災を他の構造部分から隔離するために設けられた,耐火材料でできた隔壁。 engine fire wall

着陸装置に関する用語(4)

【 表 4 】
番号用語読み方意味・説明英語(参考)
401 着陸装置 ちゃくりくそうち 着陸装置とは,航空機を地上又は水上で支持し,離着陸又は離着水のときに使用される装置の総称。 備考 車輪式,フロート式,そり式,スキー式着陸装置などがある。 landing gear, alighting gear,undercarriage
402 主脚 しゅきゃく 主脚とは,地上で機体重量の大部分を支持する脚装置。 main landing gear
403 前脚 ぜんきゃく 前脚とは,前輪式着陸装置で,機首に設けられた脚装置。 nose landing gear
404 尾脚 びきゃく 尾脚とは,尾輪式着陸装置で,胴体後部に設けられた脚装置。 tail gear
405 脚室 きゃくしつ 脚室とは,引込式着陸装置を格納するために機体に設けられた区画。 landing gear well, wheel well
406 脚とびら きゃくとびら 脚とびらとは,脚室のとびら。 landing gear door
407 引込装置 ひきこみそうち 引込装置とは,着陸装置を機体内に引き込み又は引き出すための装置。 retracting system, retracting mechanism
408 アップ ロック アップロックとは,引込式の着陸装置を上げ位置に固定する金具。 up lock
409 ダウン ロック ダウンロックとは,引込式の着陸装置を下げ位置に固定する金具。 down lock
410 抗力支柱 こうりょくしちゅう 抗力支柱とは,前後方向の荷重を受け持つ脚支柱。 備考 着陸装置の抗力支柱 drag strut
411 緩衝支柱 かんしょうしちゅう 緩衝支柱とは,上下方向の荷重を受け持ち,かつ衝撃を緩和するための機構を持つ脚支柱。 shock strut
412 横支柱 よこしちゅう 横支柱とは,側方荷重を受け持つ脚支柱。 side strut
413 トルク リンク トルクリンクとは,ピストン式の緩衝支柱を持つ脚で,ピストンの回転を拘束する結合リンク。 torque link
414 シミー ダンパ シミーダンパとは,シミーの発生を防止する装置。 shimmy damper
415 主車輪 しゅしゃりん 主車輪とは,車輪式着陸装置の主脚に用いられる車輪。 main wheel
416 前車輪 ぜんしゃりん 前車輪とは,前輪式着陸装置の前脚に用いられる車輪。 nose wheel
417 尾輪 びりん 尾輪とは,尾輪式着陸装置の尾脚に用いられる車輪。 tail wheel
418 ブレーキ ブレーキとは,航空機の離着陸と地上走行のとき,車輪を制動する装置。 brake
419 スキー スキーとは,航空機が雪上又は氷上に離着陸できるように考慮されたスキー状の着陸装置。 ski
420 スキッド スキッドとは,航空機を地上で支持し不整地でも離着陸できるように考慮されたそり状の着陸装置。 skid
421 テール スキッドテールスキッドとは,前輪式着陸装置を持つ航空機で,離着陸のとき,胴体尾部の保護のため,胴体尾部下面に取り付けられたそり状の装置。 tail skid
422 フロート フロートとは,航空機を水上で支持し,離着水時に使用される舟形又は円筒状の着陸装置。 float
423 ステップ ステップとは,艇体又はフロートの底面に機体軸にほぼ直角に付けられた段。 step
424 チャイン チャインとは,艇体又はフロートの底面と側面とが交わるりょう線。chine

構造の形式・要素・基準などに関する用語(5)

【 表 5 】
番号用語読み方意味・説明英語(参考)
501 わく組構造 わくぐみこうぞう トラス,ラーメンなどのようにわく組でわく組構造とは,荷重を受け持つ構造。 frame structure
502 応力外皮構造 おうりょくがいひこうぞう 応力外皮構造とは,外板が荷重を受け持つ構造。 stressed-skin structure
503 モノコック構造 ものこっくこうぞう モノコック構造とは,縦通材がなく,外板とフレームだけからなる応力外皮構造。 monocoque structure
504 セミモノコック構造 せみものこっくこうぞう セミモノコック構造とは,外板,フレームと縦通材からなる応力外皮構造。 semi-monocoque structure
505 組立構造 くみたてこうぞう 組立構造とは,別々のいくつかの構造要素をリベット,接着,溶接などで結合して組み立てた構造。 built-up structure
506 インテグラル構造 いんてぐらるこうぞう インテグラル構造とは,インテグラルスキンなどのように,リベット,接着,溶接などによる結合を持たない一体化された構造。 integral structure
507 接着構造 せっちゃくこうぞう 接着構造とは,接着剤を用いて結合して作られた構造。 bonded structure
508 サンドイッチ構造 さんどいっちこうぞう サンドイッチ構造とは,2枚のフェース プレートの間にコアをはさんでフェース プレートとコアとを接着,ろう付け又は溶接により結合した構造。 sandwich structure
509 ハニカム ハニカムとは,サンドイッチ構造のコアその他に用いられるはちの巣状の構造。 honeycomb
510 コア コアとは,サンドイッチ構造のフェース プレート間の心材。 備考 サンドイッチ構造のコア core
511 フェース プレート フェースプレートとは,サンドイッチ構造の両面の板。 備考 サンドイッチ構造のフェース プレート face plate, facing,faces
512 外板 がいはん 外板とは,機体の外形を形成するためにその表面に取り付けられた板材。 skin
513 インテグラル スキン インテグラルスキンとは,厚板から削り出し又は押し出し形材を用いてストリンガの機能をも含め一体に製作された外板。 integrally stiffened skin
514 羽布 はふ 羽布とは,トラス構造などの機体の外形を形成するためその表面に張られた布。 fabric
515 縦通材 じゅうつうざい 縦通材とは,長さ方向の部材。 longitudinal member
516 ロンジロン ロンジロンとは,胴体構造などで,一般縦通材より大きな断面積を持ち集中的な軸力を分担する縦通材。 longeron
517 ストリンガ ストリンガとは,板を区切ることによってせん断強度を向上させるとともに,長さ方向の軸力をも受け持てるようにしたスティフナ。 stringer
518 インターコスタルインターコスタルとは,板の座屈強度の向上又は横荷重の支持のため小骨,フレームなどの間に取り付けられた短い部材。 intercostal
519 スティフナ スティフナとは,板の面に垂直な変位を拘束し,座屈強度の向上,変形の防止などのため取り付けられた部材。 stiffener
520 結合金具 けつごうかなぐ 結合金具とは,部材の結合,取付けなどのとき,荷重を伝達するために使われる金具。 備考 機体の結合金具 fitting
521 継手 つぎて 継手とは,二つ以上の部材を結合し,荷重を伝達する構造。 coupling,joint
522 ヒンジ金具 ひんじかなぐ ヒンジ金具とは,動翼,とびらなど可動部のヒンジに使われる金具。 hinge fitting
523 かく(殻) かくとは,荷重を受け持つ曲面の薄板構造。 shell
524 パネル パネルとは,平面又は曲面の板状構造。 panel
525 片持翼 かたもちよく 片持翼とは,付け根だけで胴体と結合されて荷重の伝達を行う形式の翼。 cantilever wing
526 箱形はり はこがたはり 箱形はりとは,箱形のはり。 box beam
527 トーション ボックス トーションボックスとは,ねじりモーメントを伝達させる閉断面の箱形の構造。 torsion box
528 単けた構造 たんけたこうぞう単けた構造とは,1本の主けたを持つ構造。 monospar structure
529 二本けた構造 にほんけたこうぞう 二本けた構造とは,2本のけたを持つ構造。 two-spar structure
530 多けた構造 たけたこうぞう 多けた構造とは,3本以上のけたを持つ構造。 multispar structure
531 支柱 しちゅう 支柱とは,軸力を受け持つ柱状の部材。 strut
532 クリップ クリップとは,部材間の荷重の伝達又は部材相互の変位の拘束のため取り付けられた小結合材。 clip
533 フォーマ フォーマとは,板の形状を保持するための部材。 former
534 ビード ビードとは,薄板に剛性増加の目的で付けられた型押しによるみぞ。 bead
535 軽減孔 けいげんこう 軽減孔とは,強度に余裕のある部材にあけられた重量を軽減するための穴。 lightening hole
536 ダブラ ダブラとは,板構造に局部的応力増加,剛性の不足などを防ぐため部分的に追加された補強のための板。 doubler
537 シヤタイ シヤタイとは,外板と,小骨又はフレームとの間を結合してせん断力を伝達させるための部材。 shear tie
538 クラック ストッパ クラックストッパとは,き裂の成長を防ぐために設けた部材とストップホール。 crack stopper, crack arrester
539 シーリング シーリングとは,与圧胴体の空気漏れ,インテグラル タンクの燃料漏れ,外部からの水の侵入などを防ぐ処置。 sealing
540 アライメント点 アライメント点とは,機体組み立て後の寸法と角度を測るために機体に設けられた基準点。 alignment point
541 水平標点 すいへいひょうてん 水平標点とは,機体の水平方向を表すために,機体に設けられた基準点。 leveling point
542 つり上げ点 つりあげてん つり上げ点とは,つり上げ具を掛けるために機体に設けられた箇所。 hoist point, sling point
543 ジャッキ点 じゃっきてん ジャッキ点とは,ジャッキを当てるために機体に設けられた箇所。 jack point
544 係留点 けいりゅうてん 係留点とは,機体を地上に係留するとき,索などを掛けるために機体に設けられた箇所。 moornig point
545 空力弾性 くうりきだんせい空力弾性とは, 空気力と構造の弾性力,慣性力などとの相互作用による諸現象とその性質。 aeroelasticity
546 空力熱弾性 くうりきねつだんせい 空力熱弾性とは,特に空力加熱の影響をも考慮した空力弾性。 aerothermoelasticity
547 フラッタ フラッタとは,空気力と構造の弾性力,慣性力などとの相互作用によって起こる自励振動。 flutter
548 ダイバージェンスダイバージェンスとは,外力が,弾性復元力より大きくなったときに起こる静的不安定現象。 divergence
549 補助翼バズ ほじょよくばず 補助翼バズとは,高亜音速と遷音速域で,気流のはく離,衝撃波の移動などが原因で補助翼のヒンジまわりに起こる振動 aileron buzz
550 バフェッティングバフェッティングとは,航空機の一部が,かく乱気流によって起こす不規則な振動。 buffeting
551 構造減衰 こうぞうげんすい 構造減衰とは,結合部の摩擦と材料の内部減衰に起因する構造の振動減衰性。 structural damping
552 疲労寿命 ひろうじゅみょう 疲労寿命とは,繰返し荷重を受ける部材や構造が破壊するまでの荷重の繰返し数又は時間。 fatigue life
553 熱疲労 ねつひろう 熱疲労とは,温度の変動の繰返しに起因する部材や構造の疲労。 thermal fatigue
554 音響疲労 おんきょうひろう 音響疲労とは,音波によって生じる繰返し荷重に起因する部材や構造の疲労。 acoustic fatigue, sonic fatigue
555 フェール セーフ構造 ふぇーる せーふこうぞう フェールセーフ構造とは,一部の部材が壊れても構造全体は安全で,その設計荷重の特定の比率の荷重を一定の期間受け持つことができる構造。 fail-safe structure
556 制限荷重 せいげんかじゅう 制限荷重とは,常用運用状態で,航空機又はその構造部分に働くと予想される最大の荷重。 limit load
557 終極荷重 しゅうきょくかじゅう 終極荷重とは,制限荷重に安全率を乗じた荷重。 ultimate load
558 荷重倍数 かじゅうばいすう 荷重倍数とは,航空機に働く荷重と航空機重量との比。load factor
559 安全率 あんぜんりつ 安全率とは,制限荷重より大きな荷重が生じる可能性,材料,製造と使用中の劣化を含めた構造強さの変動並びに設計の不確かさに備えて用いる設計係数。factor of safety

航空 関連 主なJIS規格 一覧

規格番号 規格名称 規格番号 規格名称
JIS G 3535航空機用ワイヤロープJIS W 0106航空用語(航空機一般)
JIS K 2206航空ガソリンJIS W 0107航空用語(航空機用電気と灯火系統)
JIS K 2209航空タービン燃料油JIS W 0108航空用語(機体構造)
JIS K 2261石油製品-自動車ガソリンと航空燃料油-実在ガム試験方法-噴射蒸発法JIS W 0109航空用語(エンジン)
JIS K 2276石油製品-航空燃料油試験方法JIS W 0110航空用語(航空機の環境制御)
JIS K 2503航空潤滑油試験方法JIS W 0131航空用語-機材運用
JIS Q 9100品質マネジメントシステム-航空,宇宙と防衛分野の組織に対する要求事項JIS W 0141無人航空機-用語
JIS W 0105航空用語(油圧と空気圧系統)JIS W 8301航空標識の色

用語、表示・記号、試験方法〔染色堅ろう度試験/繊維混用率試験〕、試験方法〔特性試験〕、衣料のサイズ、衣料品・その他

DIY設計図をダウンロードできますよ!

図面のダウンロード
数多くの「pdf」や「Dxf、Dwg」設計図面ファイルがフリーでダウンロードでき、
3D図面でわかりやすい寸法図になっています。
ご覧ください。